2021年5月8日土曜日

池江璃花子“五輪辞退”求める声受け長文ツイート「選手個人に当てるのはとても苦しいです」―【私の論評】東京五輪開催は、コロナ後の世界の希望となる(゚д゚)!

池江璃花子“五輪辞退”求める声受け長文ツイート「選手個人に当てるのはとても苦しいです」

最近の池江璃花子さん

 競泳の東京五輪代表に内定した池江璃花子(20=ルネサンス)が7日、自身のツイッターを更新。新型コロナウイルス感染拡大の収束が見えない状況の中、自身のSNSに五輪出場辞退や五輪開催反対に賛同を求める声が寄せられていることについて、意見を述べた。

 池江は「いつも応援ありがとうございます」と書き出し、「Instagramのダイレクトメッセージ、Twitterのリプライに『辞退してほしい』『反対に声をあげてほしい』などのコメントが寄せられている事を知りました」と様々な意見がSNSに寄せられていることを明かした。

   そして「もちろん、私たちアスリートオリンピックに出るため、ずっと頑張ってきました」と前置きし、「ですが、今このコロナ禍でオリンピックの中止を求める声が多いことは仕方なく、当然の事だと思っています」と五輪中止を求める声に理解も。「私も、他の選手もきっとオリンピックがあってもなくても、決まったことは受け入れ、やるならもちろん全力で、ないなら次に向けて、頑張るだけだと思っています」とアスリートとして率直な気持ちを記した。

池江は2019年2月に白血病を公表。闘病生活を経て、20年8月に実戦復帰すると、今年4月の日本選手権では4冠を達成し、16年リオデジャネイロ五輪に続く2大会連続の五輪切符を手にした。五輪本番では、女子400メートルリレーと女子400メートルメドレーリレーに出場予定で、女子100メートル自由形など個人種目に出場する可能性もある。

闘病中の池江璃花子さん

  「1年延期されたオリンピックは私のような選手であれば、ラッキーでもあり、逆に絶望してしまう選手もいます。持病を持ってる私も、開催され無くても今、目の前にある重症化リスクに日々不安な生活も送っています」と自身も不安と隣り合わせの日々を送っていることを明かした池江。そして「私に反対の声を求めても、私は何も変えることができません。ただ今やるべき事を全うし、応援していただいてる方達の期待に応えたい一心で日々の練習をしています。オリンピックについて、良いメッセージもあれば、正直、今日は非常に心を痛めたメッセージもありました。この暗い世の中をいち早く変えたい、そんな気持ちは皆さんと同じように強く持っています。ですが、それを選手個人に当てるのはとても苦しいです」と思いを吐露した。
 
 そして「長くなってしまいましたが、わたしに限らず、頑張っている選手をどんな状況になっても暖かく見守っていてほしいなと思います」とつづり、5連続投稿による長文のメッセージを締めくくった。

【私の論評】東京五輪開催は、コロナ後の世界の希望となる(゚д゚)!

このブログでは、つい最近「オリンピックの政治利用は厳に慎むべき」という内容を掲載しました。なぜそのよう内容を掲載したかといえば、最近のマスコミはまるで、五輪中止が規定路線でもあるかのような報道していたからです。

現在東京オリンピック不参加を申し入れてきている国は、北朝鮮だけです。北朝鮮は、医療がかなり遅れていて、重症患者が出れば実質対応できません。この国が不参加を申し入れるのは当然のことです。

ただ、北朝鮮以外の多くの国々が、オリンピック不参加を申し入れてきているとか、多くの国々の選手が不参加表明をしているというのなら別ですが、そうではないのに、オリンピック開催中止を叫ぶのは、政治利用以外には考えられないからです。

以下に池江璃花子さんのツイートを掲載します。


池江璃花子選手に対する、「反対の声をあげてほしい」というツイートはこうした政治利用の流れから来ているのではないかと思います。無論、政治利用する主体が直接ツイートしているとは限りませんが、そうした流れに感化された人がツイートしているということは十分に考えられることと思います。

池江さんご本人に「五輪辞退を求める」といった趣旨の投稿をした人たちは、有名アスリートを自分の政治的要求の広告塔にしようとしたか、あるいは無意識にその流れに乗った時点で、見下げ果てた下衆の極みだと思います。

大病を患っても東京五輪を見据えて諦めずに努力してきた池江璃花子選手に五輪辞退しろだの反対しろだのと迫る連中には人面獣心という言葉を送りたいです。

五輪開催の有無について意見があれば決定権のあるIOCや、また開催国、開催都市である国や東京都に向けるべきです。最もやってはいけないのはアスリートにその矛先を向けることです。

発言切り取りで森喜朗氏を辞任させ、コロナワクチンで執拗に危機を煽り、五輪中止を執拗に迫り、池江璃花子選手にまで辞退を迫る人々が存在するのは、実に嘆かわしいことです。

最近では、人としての情や常識が欠如した勢力が仕掛ける#付きのツイデモ等の異常な“煽り運動”は珍しくもなくなりました。こういう流れに簡単に乗って、碌でもないことをしでかす人たちは、自分が政治利用されているという考えなど一つもないのかもしれません。早く気づいて欲しいものです。

都内で行われる東京オリンピック・パラリンピックのテスト大会は緊急事態宣言が延長される今月末までに7つの大会が予定されていて、大会組織委員会によりますと、いずれの大会も無観客で予定どおり実施するということです。

具体的には、新体操、陸上、パラ陸上、スケートボード、バスケットボールの3x3、自転車BMXフリースタイル、射撃の7つで、このうち、9日に国立競技場で行われる陸上のテスト大会は当初、観客を入れる計画でしたが、無観客とすることがすでに決まっています。

それ以外の6つの大会は、もともと観客を入れずに行われる計画で、組織委員会によりますと、いずれも感染対策を取ったうえで予定どおり実施するということです。

このブログにも掲載したように、先日は札幌で東京オリンピックのテストとしてハーフマラソンが実施されました。何の混乱もなく、実施されました。オリンピックに一歩近づいたといえます。

「札幌チャレンジハーフマラソン」の女子で、1時間8分28秒をマークして優勝した一山麻緒

都内で行われる東京オリンピック・パラリンビックのテスト大会が成功すれば、さらに一歩近づくわけです。

竹田恒泰氏は以下のようなツイートしています。
そうしてChamge.orgで署名活動を行っています。竹田氏は、Change.orgで以下のように語っています。
 昨年の1月や2月は、世界的な警戒状態にあったにもかかわらず、政府の対策が後手に回ったため、毎月200万人を越える外国人を受け入れ、しかも、その筆頭が、コロナの震源地である中国からの観光客でした。中国人観光客から多少の感染は見られましたが、その後も日本では米国、欧州、インドに見られるような規模の感染爆発は回避しました。これだけ対策が万全な状態で最大9万人程度の選手と関係者を短期間受け入れたところで、感染爆発が起きるとは到底考えられません。

 そもそも、東京五輪中止を要求する意見は、科学的根拠に基づいていません。むしろ、三蜜を避けることで、クラスターを回避できることは科学的根拠により明らかになっていることです。テニスやゴルフなどは、コロナ禍でも世界大会が開催されています。必要な対策を講じれば東京五輪も開催可能なのです。

こうも述べています。

 東京五輪が開催されれば、きっと多くの日本人の心に乗る名場面が生まれることでしょう。ひきこもり生活が長引き、多くの日本人が疲れを感じています。自殺者数が高止まりしていることも見過ごすことはできません。ともすれば、芸術やスポーツは「不要不急」でくくられてしまいがちですが、テレビを通じた東京五輪の観戦は、多くの日本人に希望と勇気を与えるでしょう。それは、必ず、コロナ禍を乗り切る一助になるはずです。そしてそれは、日本だけでなく、東京五輪を楽しみにしている世界中の人々にとっても同じことなのです。

私も、そう思います。昨年の1月や2月は、世界的な警戒状態にあったにもかかわらず、毎月200万人を越える外国人を受け入れてしまったことは、確かに政府の不手際でした。このときに、速やかに外国人をシャットアウトしていれば、現在の日本の感染状況は台湾並になったと考えられます。

ちなみに、台湾は自ら早めにシャットアウトしたということと、一昨年の8月から、中国が中国人の台湾旅行を禁じたという幸運も重なっています。これは、意外と知られていません。

しかし、その後の感染状況を他国と比較すると、日本は桁違いに少ないですし、死者数もかなり少ないです。

このブログに過去にも掲載しましたが、今回の第4波も他国との比較においては、さざなみ程度です。

そのような中で、五輪中止を規定事実であるかのように語るのは間違いだと思います。ましてや、アスリートに個人攻撃するなど考えられません。このような方々は、マスコミなどのコロナ禍報道などで煽られて、脅威を抱いているのでしょう。

しかし、一時の感情や脅威で、何事にもネガティブに対応するようになってしまえば、それは長く尾を引くことになりかねません。

私自身は、コロナ禍の収束は目前にせまっており、昨日も述べたように、今回の新型コロナウイルスによる病も、既存のコロナウイルスによる風邪症状に近いものになる可能性も大きいです。そうして、五輪開催で、日本の閉塞感に満ちた現状が大きく変わると期待しています。

そうして、これは世界中の人々を勇気づけることになるでしょう。

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