24時間耐久レースで水素を充填(じゅうてん)するトヨタ自動車のエンジン車 |
参戦したのは静岡県小山町の「富士スピードウェイ」で22日にスタートした「富士SUPER TEC 24時間レース」。カローラスポーツを改造した水素エンジン車を、トヨタの豊田章男社長がオーナーとドライバーを務めるチームが走らせた。福島県浪江町の太陽光発電で製造した水素を使用した。
約4・5キロのコースを358周し、1周のタイムで通常のエンジン車を上回る場面もあった。自らもハンドルを握った豊田氏はレース後の記者会見で「未来の社会に向けて選択肢を広げることの第一歩を示すことができた」と強調した。
【私の論評】昨年は第二次世界大戦後、最もCO2排出量が減ったが、夏は暑く世界中で異常気象が発生していた(゚д゚)!
水素といえば燃料電池車(FCV)が想起されますが、いま話題になっているのは水素を燃料として使う水素エンジン車です。上の記事の24時間耐久レースで競われたのも水素エンジン車です。
ここでは、詳細は述べませんが、FCVにしても、水素エンジンにしてもまだまだ技術的ハードルが高いです。詳細は是非以下のサイトをご覧になってください。
しかし、社会全体として水素を生かそうという動きは活発になる一方です。菅内閣の描く「2050年カーボンニュートラル」では水素が重要な役割を担います。ざっくり説明すると、目指す方向性は需要の電化と電源の低炭素化です。需要の電化とは、いまはガスやガソリン、灯油などを使用場面に応じて選択しているのですが、基本は電気に置き換えるということです。
そうして、こうしたことの背景には、ある前提があります。それは、CO2等が増えることによって、地球温暖化が引き起こされるというものです。地球温暖化CO2説です。
そうして、こうしたことの背景には、ある前提があります。それは、CO2等が増えることによって、地球温暖化が引き起こされるというものです。地球温暖化CO2説です。
一方新型コロナウイルスの感染症COVID-19のパンデミックに対する世界的な取り組みにより、世界の2020年の年間の二酸化炭素(CO2)排出量は第2次世界大戦以来で最も減少したことが明らかになっています。研究結果は科学ジャーナル「Earth System Science Data」に昨年12月11日に掲載されました。
この研究によると、昨年のCO2排出量は7%減少したとされています。最も大きく減少したのはフランスとイギリスで、感染の第2波に対応するための厳格な経済活動の停止が主な要因だそうです。
世界の炭素収支を報告している「グローバル・カーボン・プロジェクト(GCP)」によると、昨年の炭素排出量は24億トン減少したそうです。
一方で、2009年の世界的な景気後退の最中の減少量はわずか5億トン。第2次世界大戦末期の減少量は10億トン弱だったそうです。昨年と今年あたりには、温暖化に関しては、どのようなことがおこっていたのか、あるいはおこるのか、注目すべきかもしれません。とにかくCO2を減らすことが何やら、至上命題のようになっていますが、実際にCO2が減っているのですから、これが環境に良い影響を及ぼしたのか、あるいは悪い影響を及ぼしたのかを精査すべきと思います。
どちらにしても、さらにこの状況が長く続いたとしたら、どうなるのか、これから先CO2が減り続けていけばどうなるのかシミレーションすべきと思います。日本でも富嶽のようなスーパーコンピューターがあるので、このようなこともできるはずです。
とはいいながら、期間が短いので、それが可能かどうなのかまでわからないのかもしれないですが、それにしても今でもわかっていることがあります。
気象庁は昨年に昨夏を「東日本は観測史上、最も暑い夏」と認定しています。最高気温が40度に達する観測点が続出し、西日本も記録的暑さに。熱中症とみられる症状での救急搬送、死亡者が相次ぎ、2020年夏の東京五輪・パラリンピック開催に影を落としたとしています。
2020年の世界と日本の平均気温が、観測が始まった19世紀末以降、最高となる見込みであることが今年1月の気象庁の調査で分かっています。気温上昇に伴い、各地で30年に一度の規模の高温や大雨などが頻発。国内も九州で豪雨災害が発生するなどしました。
これには、地球温暖化も寄与したとみられ、2020年は新型コロナウイルスだけでなく、気象も人類に牙を向いた年として記憶されそうだとしています。一方、今年はこうした傾向がやや緩和されるとの見方もあるそうです。
今年は皆さんもご存知のように、桜の開花がかなり早まりました、これも温暖化の影響といえるのでしょうか。ワクチン接種が進んだとはいえ、4月はまだコロナの流行は深刻で、CO2もどちらかといえば、通常の年よりは排出量が少なめだったと思います。
どちらにしても、さらにこの状況が長く続いたとしたら、どうなるのか、これから先CO2が減り続けていけばどうなるのかシミレーションすべきと思います。日本でも富嶽のようなスーパーコンピューターがあるので、このようなこともできるはずです。
とはいいながら、期間が短いので、それが可能かどうなのかまでわからないのかもしれないですが、それにしても今でもわかっていることがあります。
気象庁は昨年に昨夏を「東日本は観測史上、最も暑い夏」と認定しています。最高気温が40度に達する観測点が続出し、西日本も記録的暑さに。熱中症とみられる症状での救急搬送、死亡者が相次ぎ、2020年夏の東京五輪・パラリンピック開催に影を落としたとしています。
2020年の世界と日本の平均気温が、観測が始まった19世紀末以降、最高となる見込みであることが今年1月の気象庁の調査で分かっています。気温上昇に伴い、各地で30年に一度の規模の高温や大雨などが頻発。国内も九州で豪雨災害が発生するなどしました。
これには、地球温暖化も寄与したとみられ、2020年は新型コロナウイルスだけでなく、気象も人類に牙を向いた年として記憶されそうだとしています。一方、今年はこうした傾向がやや緩和されるとの見方もあるそうです。
今年は皆さんもご存知のように、桜の開花がかなり早まりました、これも温暖化の影響といえるのでしょうか。ワクチン接種が進んだとはいえ、4月はまだコロナの流行は深刻で、CO2もどちらかといえば、通常の年よりは排出量が少なめだったと思います。
昨年はCO2排出量が7%減少していても、気温が上昇したり、異常気象が起こっているわけですから、あまりCO2など関係ないようにも見えます。
これは、短期だからなのでしょうか、それにしても、昨年のCO2排出量が第二次世界大戦後最低だったというのですから、少なくとも短期間でCO2排出量を7%減少させても、短期間ではあまり目立った効果はみられないということはいえそうです。
そうして、科学者らはこの機会を見逃すべきではないと思います。第二次世界大戦後最大のCO2減少がどのような影響を及ぼしたのか検証すべきです。このようなことが全く日本でも、世界でもほとんど報道されていないことが、本当に不思議です。都合の悪いことでもあるのでしょうか?
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