米ニューヨークタイムズ(New York Times)は20日、書籍をデジタル化して検索や販売ができるようにするグーグル(Google)の「グーグルブック検索(Google Book Search)」に反対する団体に、アマゾン(Amazon)、マイクロソフト(Microsoft)、ヤフー(Yahoo)の3社が参加する計画だと報じた。
同紙によれば、この団体は米国の図書館関連団体や非営利団体などが組織する「オープンブックアライアンス(Open Book Alliance)」。マイクロソフトはAFPの取材に対し、この団体に参加することで合意したことを認めた。来週、正式発表するという。
米作家協会(Authors Guild)と米国出版社協会(Association of American Publishers、AAP)は2005年、グーグルブック検索は著作権を侵害するとしてグーグルを訴えていた。この裁判は前年10月和解し、グーグルはデジタル化した書籍の著作権管理などを行う独立機関「Book Rights Registry」の設立費用などとして1億2500万ドル(約118億円)を支払うことに合意した。
著作のデジタル化に同意し、Book Rights Registryに登録した作家および出版社には将来、デジタル化した書籍の販売と広告による収益が分配される。販売価格は作家が決め、分配率は著作権所有者が63%、グーグルが37%となっている。
グーグルブック検索についてはプライバシー侵害を懸念する声も上がっている。
本が怖い?
このグーグル・ブックは日本国内でも波紋を呼んでいて、中小出版社98社で構成する出版流通対策協議会(流対協)は今年の5月18日、「Googleブック検索」の和解案から離脱することを表明した文書を、米 Googleおよび同社日本法人と、ニューヨーク地裁連邦判事宛てに送付したと発表しました。絶版本をデジタル化して公開するといううたい文句とは異なり、和解案のリストには、まだ市販されている書籍が大量に含まれていると指摘していました。
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/05/18/23475.html
現在は、時代の変わり目なのだと思います。20年くらい前に、インターネットで書籍を注文するサイトがでて、大ヒットするなどと言おうものなら、きっと馬鹿にされたと思います。しかし、現実には、amzon.comがそれを実現して今ではなくてはならない、サービスになっています。
しかし、これも状況がだんだん変わってきました。その当のamazonが、kindleという電子ブックを発売していることはこのブログにも以前掲載しました。
確かに、パソコンだと、特にタワー型や、ノートでも大きめのものだと、書籍と同等の扱いはできませんが、kindleやネット・ブックなどのパソコンなら、小さいので、書籍をデジタル化したものを書籍と同等に扱えると思います。
私自身は、書籍のデジタル化をどんどん進めていただきたいものだと思います。それに、新刊もできれば、デジタルでそれも廉価でどんどん配信していただきたいです。本当は、世の中に電子ブックがもっと広まり、本当に廉価で誰もが手に入るようになったときに、知識社会に突入したといえるのだと思います。
インターネットが普及した今でも、役に立つ知識を手に入れようとすると、まだまだいろいろ障害があります。まず、インターネットで得られる情報は、まだまだ、ジャンク情報が多く系統だっていません。やはり、書籍が一番なのですが、書籍を大量に購入するとなれば、まだまだ、お金が追いつきませんし、それに、場所をどうするかという問題が発生します。
私は、ある学者の家を訪問して、驚いたことがありますが、総二階建てで、日本人の感覚からいえば、決して狭いお宅ではないのですが、一回の大きな部屋(十数畳ほど)が本で埋まっていました。まず、壁の四方は、全部床から天井まで全部書庫になっていて、そこは当然全部書籍で埋まっています。それらか、床にも書籍が50センチくらい積まれていて、なにやら50センくらいの通路が四方に走っており、そこだけが床が見えるという有様でした。おそらく、この部屋は、書籍を入れるため、床が抜けないようにかなり丈夫に作ってあるのだと思います。
それに、子供のころは、引越しが結構あったのですが、そのたびに頭を悩ませたのが書籍でした。特に父は医者で、文学好きだったので大変でした。医学書も相当ありましたし、それに、講談社の日本文学全集も数百冊ありました。荷づくするだけでも大変ですし、重いです。だから、私は本が怖いのです。本恐怖症です。
私は、これからの人生本で悩まされるようなことは、したくありません。といいつつ、半分なりかけているのですが、書籍に関しては、一度購入して、これからも何回か読みそうだ思うようなもののみとっておくようにしています。しかし、書籍をデジタル化してしまえば、現在だと1テラにも達するパソコンだと、この程度の書籍もらくらくどころか、ごく一部を占拠するだけで終わってしまうのだと思います。きっと、一生分の書籍をとっておけるようになると思います。それこそ、みたければ、小学校の教科書や、ドリルなども見ることができるようになると思います。デジタル化するだけではなく、クラウド化してしまえば、アドレスさえ控えておけば、記憶装置など最初からいらず、しかもあっという間に探せるのだと思います。
書籍のデジタル化に関して、何も思わない、思えない人は、おそらく私のような体験をしたことがない人なのだと思います。やはり、私のような経験をすれば、書籍のデジタル化は当然の動きであり、それに対応できいなというなら、できない人が悪いのではないか思ってしまいます。書籍を扱っている人も、扱っているなら、今となってはあれだけ非効率なものはないとわかっていると思います。今となっては、ごくわずかの情報しか運べない非効率なメディアということになってしまいます。
将来的には、大部分の書籍はデジタル化して、本当に希少本とか、ノーベル文学賞や日本国内であれば、芥川賞、直木賞などを受賞した作品の書籍を主にすべきだと思います。どうしても書籍にしたい人は、書籍用の器具・材料など販売するようにして、自分で印刷し製本するという方法もあると思います。
だから、私は、書籍デジタル派の急先鋒ともいえると思います。Google頑張れ!!Google何があってもくじけるな!!
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