上はいくつもの資格を取得した人の画像
日本通訳協会が閉鎖発表 9日実施の通検試験は中止
通訳の能力の指針として通訳技能検定試験(通検)などを実施してきた株式会社の日本通訳協会(東京都新宿区)が、自社ホームページで「閉鎖せざるを得なくなった」と発表した。これに伴い、9日に予定していた各種の検定試験を中止するとしている。
通検は英語と日本語の通訳能力を証明する試験。1973年に設けられ、これまでに延べ約13万人が受験、約3万8千人が合格しているという。
ホームページの報告は4日付で、向鎌治郎代表名で「今般の経済不況の中で必要な金融支援も受けられなかった」と説明。9日の通検1次試験とボランティア 通訳検定試験、12月14日の通検2次試験、09年2月1日の3次試験を中止するとし、「業界の各社と協議中で、皆様方の受験料がむだにならないように努 力する」と述べている。
同社によると、今回の通検は札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、那覇の各会場で予定されていた。受験料は1級が1万7千円、2級が1万2千円。
資格は本当に役に立つのか?資格には、おおまかに言って、二つあると思います。
一つは、医師、弁護士、公認会計士、税理士などの資格のように、その資格がなければ当該業務に携わってはいけいないという資格です。医師免許を持っていない人が、医療に携わるのは違法行為です。
もう一つは、資格があってもなくても、当該業務に携わることができるというものです。上の記事の通訳の資格などこれに当てはまりす。英検などもその分野に入ると思います。別に資格がなくても、英語を用いる業務携わることができます。中小企業診断士などの資格もこの部類だと思います。別にこの資格がなくても企業のコンサルティングはできます。著名なコンサルタントは、若くして大企業の部長クラスくらいになってその後コンサルタントをしているという人が多いです。中小企業診断士の資格を持っているだけの人でコンサルタントをしている人は少ないです。
私は、最初の医師、弁護士などの資格に関しては、資格がなければもともと医師、弁護士にはなれないわけですから、絶対に必要だし、本当に役に立つ資格だと思います。
しかし、もう一つの方の資格に関してはあまり役に立つとは思いません。しかし、だからといってその価値を全く認めないということもありません。特に社会人になってから何か自分で勉強をしようとしたとき、何か目標がないとまずはモノになりません。その目標の第一段階として資格は有効だと思います。ある分野に関して資格がとれれば、少なくとも基礎知識は身についたということです。ある分野に関して、資格を取得できなければ、基礎知識も何も身についていないということです。
しかし、資格を持ったからといって、その資格によって仕事がすぐできるようになるとは思いません。たとえば、中小企業診断士の資格を取得したからといって、すぐにコンサルティングができるとは思いません。資格得てから、もっともっといろいろと研鑽していかなければ到底無理だと思います。
一番よくないのは、一番上の写真の人(ちょっと気の毒ですが)のように資格マニアになることだと思います。現在の社会は知識社会になっています。知識社会の中での知識は、より専門的にならなければ効力を発揮しません。普通にサラリーマンをやっている人でも、資格など何も持たなくても長年同じ職種についている人は驚くほどの専門性を身につけています。専門性という言葉からも判るように、天才などと呼ばれる人別として、普通の人は深い専門性を身につけられるのは一つです、多くても関連した資格で二つから三つだと思います。それ以上になればもう専門とはいえないと思います。
自分がある組織に所属していたとして、その組織の中でどのような専門性を身につけたらよいのか良く考えてからそれに役立つものがあるなら資格を取得するべきだと思います。それに、いわゆる資格というものの中には、知識だけを検定するというものもあります。これだけでは、片手落ちだと思います。たとえば、上記の通訳という資格でも、知識だけではほとんど用を成さないと思います。実際には、相当の訓練が必要だと思います。
最後に、このような記事を読んだ後で思ったのは、もう日本の教育システムは現在の知識社会には対応していないということです。未だに日本では、大学・大学院教育が若年の人のためのものだということです。もちろん、大学院などでは社会人コースもありますが、まだまだ少数です。
日本で広く行われいる社会人のための職業訓練などは、未だ技能訓練の域をでていません。しかし、社会はどんどん進歩しています。現在医師は大学に習った知識など5年もたてば陳腐化してしまうので、自ら新しい知識を得ていくのが普通です。それは、他の分野の社会人も同じことだと思います。より深い専門性が必要とされています。
そこで、大学、大学院などもすでに卒業した人、若い頃にはいけなかった人にも広く門を開くべきです。私も最近の大学や大学院を訪れると驚くことがあります。それは、人数の多さです。何と数十人もいます。私の頃には、ゼミなどという呼称は存在しませんでした。何しろ、私の学生のときの学課では大学教授から学生を含めて15人くらいしかいませんでした。学部の学生の頃は何と、担当の助教授と私だけで他に学生は存在せず、まさにマンツーマンでした。その当時30歳台の新進気鋭の方でした。今思えば、その当時は何とも思ってはいませんでしたが、なんと贅沢な教育を受けたものか思います。おっと、今は準教授というのですね。時代の流れを感じます。先日大学を訪れたときは、教授も助教授も私よりも年下でした。二人とも教授、助教授として若手の方でした。講師の方は、まるで大学院生のような感じでした。彼らからすれば、私の方が先輩ということになるからでしょうか、とても丁寧に対応していただけました。何か立場が逆転したような感じがしてしまいました。
今の大学院生の中には、特に目的もなく、社会に出るのを遅らせるために来ている人も多いと聞きます。それでは、勿体ないです。このような人の数は減らして本当に必要性を感じている社会人を数多く受け入れるべきだと思います。また今は呑気にしている学生も、社会にでたら、学ぶことの本当の重要性を知ると思います。そのときこそ、大学や大学院に来てもらうようにすれば良いのです。そうして、それができるように教育のシステムを根本的に変えるべきです。大学側だけではなく、企業の側、そうして社会もそうしたことに協力できる体制にすべきです。それが、大学の活性化だけでなく一般社会の活性化にもつながっていくと思います。
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