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2011年6月8日水曜日

「暑い、暑い」と思っているから暑くなる!? 体感よりも脳で暑さを感じているという不思議―【私の論評】【私の論評】函館はかなり涼しいのに、暑がる人が多い不思議?!

「暑い、暑い」と思っているから暑くなる!? 体感よりも脳で暑さを感じているという不思議

鋼の女性が自転車に
自転車にのる鋼の女性
真夏にうだるような汗をかくと、当然ながら異常に暑いと感じますよね。これは実は脳のせいなのだそうです。

「Wired」の記事によると、ヨーロッパ応用生理学ジャーナル(European Journal of Applied Physiology)が、被験者のお尻に体温計を挿し、そのまましばらく自転車に乗ってもらい、様々な気温でどのように体温が変化するのかを実験したそうです(スゴイことをするものですね...)。
コントロールテストでは、室内の温度は71.2°F(約22℃)に設定。その次のテストでは、室温は88.5°F(約32℃)に設定。最後の「ニセの」テストでは、温度計は78.8°F(約26℃)を表示させておき、実際の室温は88.8°F(約32℃)と、これまでで一番高い温度に設定しました。 
テストはランダムに行われ、7人すべての被験者が3つすべてのテストを受けました(お尻の中の体温計で被験者の体温を測ると、実際の気温よりもちょっと低いです)。
結果はいかに?

2回目のテストの88.5°F(約32℃)よりも、最初のテストの71.2°F(約22℃)の方が、自転車をこぐパフォーマンスは良かったそうです。ところが、78.8°F(約26℃)だと思い込まされていて、実際は88.8°F(約32℃)だった時が、一番パフォーマンスは良かったとのこと。基本的に暑くない方がパフォーマンスは良くなると、被験者のほとんどが思い込んでいたようです。

今度すごく暑い日が来たら、実際の気温は調べず、体温を測ってみましょう。本当の気温を知ってからよりもちょっと低いはずです。頭で考えているより、実際の気温の方が低いと、それだけで、ほんの少しだけ涼しくなったような気がしませんか?

lifehackerより

【私の論評】函館はかなり涼しいのに、暑がる人が多い不思議?!
このことについては、私はかなり自ら、体感・実感している方ではないかと思います。私は、今は、函館に住んでいますが、もともとは、函館の人間ではありません。といいながら、函館も随分ながくなってしまいましたが、始めてきたときに、この暑さのことで想い出いがあります。本日はそのことについて、記載したいと思います。

私が、函館に来る前には、1年くらい札幌にいました、その前は、仙台、その前は東京でした。まあ、大体東京以北にいたわけですが、それにしても、ここ函館よりは、暑いところばかりです。札幌は、函館より北にありますが、内陸にあるせいでしょうか、夏は函館よりは暑くなります。

函館に来たばかりの時は、夏で8月でした。函館にきてから始めての休みの日に、髪が伸びたので、始めて近所の床屋さんにいきました。床屋は近所だったので、歩いて行ったのですが、その時の気温は、29.3度くらいだったと思います。

いつも、夏のこのころは、30度以上が当たり前の高温多湿の中で過ごしてきたので、この時は、29度を超えているとはいいながら、湿度が低いためか、涼しい風が緩やかに吹いていたので、とても涼しいと思いました。そうして、床屋までは、本当に爽快な気分でした。

そうして、床屋についたとたん、床屋のご主人が、「今日は暑いですね」と挨拶されたので非常にびっくりしました。そうして、素直に、「最近函館に来たばかりなので、いつも暑いところにいたので、このくらいは涼しいとおもいますが・・・・・・」という返事をすると、ご主人が真顔で「ええ。本当ですか?}と答えたので、これまた、びっくりという感じでした。

私自身は、このご主人が格別暑く感じているだけなのかと思ったのですが、次の日に会社に行ってみて、またびっくりでした。前の日と同じくらいの気温なのに、会社の人達が異口同音に「暑い、暑い」というのです。その頃の会社の事務所は4階にあるので、窓という窓を開け放すと、涼しい風が入ってきて、黙って座っていても、汗がにじむこともなく、クーラーも必要もなく、まさに、爽快という感じでした。そうは思ったのですが、まわりの人があまりに暑い暑いというので、私も適当にあわせて「暑いですね」といってしまいました。

しかし、この感覚は、今でも変わっていません。長く暮らしてしまえば、私も、たいして暑くなくても、「暑い、暑い」と言ってしまうのだろうかと思っていましたが、この感覚だけは、函館に何年住んでも変わりません。子供の頃から、関西で育ち、薄味になれた人でも、10年も東京に住んでいれば、恋味に慣れてしまうという話を聴いたことがありますが、私も、いずれ涼しさに慣れてしまうのかと思っていますが、未だにそのようなことはありません。

やはり、私の脳には、あの床屋での会話や、次の日の会社の人との会話などの記憶が、はっきりと刻み込まれているのかもしれません。私の感覚からすると、函館だと、本当に暑いと感じる日は、4年に一度くらい、それも、一日、二日くらいというところです。普通の年だと、30度を超えるのは、ほんの数えるほどです。暑い都市でも、30度を超える日が一週間以上も続くなどということはありません。

今年は、暑くなりそうですし、しかも、電気の節約が求められていますから、大変だと思います。上で書いたように、暑さというのも、考え方次第というとこもあるのかもしれません。ただし、東京などの暑さは、やはり特別ですね。東京や、大阪などで、本当に暑くなったら、是非函館にいらしてください。本当に涼しくてびっくりされると思いますよ!!

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