上は、アメリカの女の子がスープを飲んでいる動画です。もちろんマナー違反です。
正式なスープのいただきかた-まずは、音を立てて飲まない事です。パンをスープに浸したりすることもタブーです。さて、スープパスタが出て来た場合どうしますか?この場合、必ず右手でフォークを持ち、クルクルとさせて食べ終わってから右手でスプーンに持ち替えて、スープを頂きます。
スプーンの使い方は、普段皆様がレストラン等でスープを飲む時、お皿の手前からスプーンを入れて外側に向かってスープをすくいますが、これがイギリス式です。フランス式は、お皿の横から真ん中に向かってスプーンを入れてスープをすくいます。そうして飲む時は、スプーンの先を自分に対して直角にします。つまり、手首を45度回転させてスプーンの先からスープを飲みます。
飲み終わったスプーンはお皿の上に(自分に対して平行にして)上向きで置いておきます。ティーカップのように取っ手が付いているスープ皿の場合は、紅茶のマナーと同様スプーンをカップの向こう側に上向きにして置きます。スープが残りわずかになった場合、スープ皿の手前を持って向こう側によったスープをすくう行為、正式の場ではタブーです。スプーンですくえない量になったら、そこで終わりです。
フィンガーボウルの使い方-フィンガーボウルは、小さな器にお水が入って運ばれて来ます。これは、指を洗う為に出て来るのです。たまにお花が浮いていたり、小さな葉が浮いていたりします。美しさを演出するお店の配慮です。
どんなお料理の時に運ばれてくるかと言うと、『手を使って食べて良いですよ』というお料理で、オマール海老や蟹など甲殻類の殻付き料理や、殻付きの牡蠣、また、お肉でもしっかりと骨が付いているものなどに良く一緒に出て来ます。
フィンガーボウルは、必ず使わなくてはいけないものではありません。基本はナイフとフォークで頂きます。『どうしても食べにくいと思った時に手を使う』と思っていて間違いありません。 料理で両手を使ってしまった場合は、片手ずつ指先(第2関節まで。親指と人さし指、中指までです。5本の指を使わなくても食べられます。)をボウルの水で洗います。洗うと言っても、ジャボジャボ洗うのではなく、さりげなく指先同士を擦り合わせる程度が綺麗です。 濡れた手は、膝にしいているナプキンで拭きます。