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2011年3月15日火曜日

胡錦濤国家主席、天皇陛下に見舞い電報「早期復興を祈ります」―【私の論評】胡錦濤にも見放された菅?!!


今回の地震に関して哀悼の意をご表明された、天皇皇后両陛下

胡錦濤国家主席、天皇陛下に見舞い電報「早期復興を祈ります」

14日付新華社通信電によると、中国の胡錦濤国家主席が同日、天皇陛下に対して、東北地方太平洋沖地震における被災地への哀悼の意や、日本の早期復興への願いを記した電報を送っていたことが分かった。

胡錦濤主席
電報には、「中国政府と中国人民は、日本の東北地方で発生した大地震に心からお見舞いを申し上げるす。また、被災者の皆様におかれましては、深い哀悼の意を示すとともに、日本国民の皆様が1日も早く困難を克服し、再建が出来るようお祈り申し上げます」と記されており、中国政府による支援継続の方針を示した。

【私の論評】胡錦濤にも見放された菅?!!
菅首相
胡錦濤氏による、天皇陛下へのお見舞い電報は、四川地震のときに、日本から中国主席に対してお見舞いのメッセージを発信したのが、当時の福田首相であることを考えると、異例のことだと思います。現在の日本の対外的な代表は、菅総理です。その菅総理をさしおいて、天皇陛下への電報とは一体どのように解釈すれば良いのでしょうか?

それは、すでに胡錦濤氏としては、菅はもう総理としては命脈が絶たれたものと判断していることを意味していると思います。すぐに、総理ではなくなる人間に発信するよりも、陛下に発信したほうが良いという判断だったと思います。

ただし、面子を著しく、重んじる国柄ですから、中国の温家宝総理も同日、菅直人首相に慰問電報を打ち、中国政府を代表して日本政府および国民にお見舞いを述べたほか、日本側に支援を提供する意向を示ししました。同日、中国の楊潔チ外相も松本剛明外相に慰問電報を打ちました。

胡錦濤氏の頭の中には、あのAPEC日中首脳会談の記憶が残っていることと思います。これも、電報を菅総理ではなく、天皇陛下に発信したことの遠因ともなっていると思います。

この会談では、下の動画をみてもわかるように、菅総理は、メモから目を離さずに話しをしています。通常このような会談においてメモを見ながらということはあり得ません。メモを見るのは、実務者同士の会談に限られます。これは、大失態といえると思います。さすがの胡錦濤氏も、「何を考えているのか?」という面持ちで、凍りついたようになっています。


私は、以前このブログの日本酒に関する記事の中で、「人が人として認められる条件を以下のように掲載したことがあります。
人が、人としてまともに扱われるということは、どういうことなのでしょうか?それは、その人が育った文化的背景を背負っているということを相手にさとってもらえか否かで決まるものです。背負っていることを認めてもらうことができれば、その人は世界中のどんな人からも、うとんじられることはありません。なぜなら、その人は、その人だけの存在ではなくなるからです、その人が、その文化を担っているというということは、もうすでに、その人だけのことではなく、その文化を背負っている人の文化圏に属する人全体を代表するものとして、相手に受け取られるからです。それどころか、すでになくなったご先祖様の考えをも代表するものとして受け取られからです。 
そんな文化的背景のない人間に関しては、そのような背景を持たないサル同様の扱いしかされないのは当然のことです。 
私は、菅さんが海外の会議に行っても、先進主要国のリーダーたちからまともに相手にされないのは、決して言葉だけの問題ではないと思います。いくら、お遍路に行ったとしても、彼は、おそらく、日本の伝統文化の背景からは程遠い存在なのだと思います。こうしたことは、いくら、外見を整えてみても、すぐに相手に悟られるものです。それは、思想や、イデオロギーなどとは無縁なものです。どんなイデオロギーがあったにしても、自分の属する文化を知らないものは、そうではない人々には、見透かされてしまいます。 
これはとりもなおさず、日本人であれば、日本の伝統文化を背負った人間と、他の国の人から認められない限り、まともな扱いはされないということです。今は、こんな簡単な理屈のわからない人があまりにも増えていると思います。
菅さんや、民主党の面々が何もできないようにみえるのは、知識や情報がないとか、経験がない、国際感覚がない、国家観がないなどという前に、こうした伝統を背負っていないからです。いや、それどころか、それを壊そうとしているからです。

菅さんや、民主党の面々は、ひよっとしたら、胡錦濤氏に、総理や、議員などという前に、まともな人として認められていないのかもしれません。建国から60年しかない現代中国で、伝統などあまりない国の胡錦濤氏からみれば、いつも一つの中国として統合することに四苦八苦しており、統合の象徴としての天皇陛下がいらっしゃるが我が国は、うらやましくもあり、光輝いても見えることでしょう。無論そんなことは、立場上おくびもだせませんが・・・・・・・・。

菅さんは、親中派であり、民主党も親中派です。胡錦濤氏としても、こうした菅さんや、民主党は、本来中国にとって、益になるはずであって、より親交を深めたいと考えていたに違いないと思います。しかし、菅さんの態度や、民主党のあり方などみて、もうすでに菅総理の命脈は尽きているし、民主党は長いことはないと悟ったに違いありません。

中国と日本は現在、非常に悪い関係にあります。だかこそ、中国の主席としても、対決姿勢を明確にしなければならないという立場にあります。しかし、菅氏や、民主党には、明確な態度を示してもどうせ、近いうちに政権の座からおりるに違いないと踏んでいるに違いありません。もう、交渉の相手としてもみていないということだと思います。

だからこそ、今回は万世一系の天皇陛下に対して発信したのだと思います。それに、これは、菅首相や、民主党などとうに見限っているという意思表示も含んでいるのだと思います。

一部評論家などは、この地震の復興のため、与野党が手を組み一致協力してあたるべきなどと論評しています。確かに、それが筋だと思います。しかし、これだけ大きな国難にあたるのに、菅さんや民主党では難しいのではと思うのは私だけでしょうか?地震の救難などを最優先する今は、政権交代などしていれば、混乱するだけですが、救難作業が落ち着いたら、菅さん自身が自ら、退き民主党も再度国民の審判を受け、その後に与野党関係なく、復興に一丸となって進むべきではないでしょうか?

最後に、多くの人は、普段は天皇陛下のことは忘れているのでしょうが、今回のような地震による大災害や、その直前の政局による混乱などがあっても、他国のようには混乱しない日本の強みは、やはり、他国にはない天皇を要とする日本固有の伝統文化があるからだと思います。こうした伝統文化がなければ、大地震に被災した日本、今頃風前の灯のようになっていたかもしれません。

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