ラベル 高蛋白・高エネルギー食、老化、若死に、明治、統計、日本人、チーズ、平均寿命、38歳、テンフォー、ピザ、元気、若々しさ、細木数子 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2007年9月22日土曜日

ピザの効用?!-多くの必須アミノ酸を一度に吸収できる

上は、スペシャルピザ、チーズ、ウィンナー、鳥空揚げ、えびと高蛋白質・高エネルギーの典型的な食品だ。

最近、柏木町の居酒屋さんに行って、ご主人と話しをしていたら、「自分の若い大昔は、肉を食べろといわれたものだが、その次は肉を食べるなといわれ、最近ではまた、肉を食べろと言われている」という話しをしていたので、結局に何を言っているのか判らなかったので良く聴いてみたら、その時々でマスコミなどで取り上げられている栄養の問題や、後ほど述べる90歳を過ぎてもなお元気なおばあちゃんについてでした。

確かに終戦直後は、栄養不良の人が多かったので、「肉・卵などの高蛋白質のものを取る」ことが強調されたのだと思います。日本が豊になると、「栄養過多になる人が増えてきたので」お肉などの高蛋白なものは控えるようにとなり、今度はそれが行きすぎて「高蛋白のものも食べるように」というように報道されるようになったのだと思います。しかし、問題の本質はバランスです。しかも、この問題個々の人にとって全く異なるので厄介です。飽食の時代に皆が栄養過多になっているとかと思えば、あっさりした食事を好み栄養不良になっている人、ダイエットのしすぎの人など、様々です。

少なからずの人達が、高蛋白食・高エネルギー食は絶対にだめだと頭から思い込んでいるようです。しかし、それは違います。あくまで、食べすぎがいけないので、逆にいつも低蛋白食、低エネルギー食を食べていたら、体がおかしくなってしまいます。老化が早まり、若死にします。明治時代にはじめて統計をとったときの、日本人の平均寿命は何と38歳でした。このころの日本人の食事は典型的な低蛋白質、低カロリーでした。

最近ではNHKのクローズアップ現代(4月17日放送分)で「粗食は大敵」という特集が放映され、栄養失調が原因で寝たきりや病気になる老人が意外に多いことがわかっててきたことを放映していました。粗食も行き過ぎれば、大敵になってしまいます。しかし、この粗食という言い方も的確ではない場合もあります。有機野菜や、京野菜など、最近高価な野菜がありますから、こうした高価な野菜を多く食べている人は、お金がかかっているだけに、粗食をしているという感覚はないかもしれません。

上の例は高齢者の例ですが、若い人でも年がら年中、
いつもあっさりした低蛋白、低エネルギー食ばかり食べていたら、老化が促進されます。肌が痛みます、シワだらけになります。骨もおかしくなります、骨粗鬆症になりやすくなります。頭も老化し、ボケ易く物忘れがひどくなります。若死にします。糖尿病にはなりにくいでしょうが、若いうちに腰が曲がり、クタクタな老人になり老いさらばえてしまいます。それだけではありません、大脳生理学的にもかなり悪影響(脳は大部分が脂質でできている。脳の栄養源は糖質)があるようです。 糖分と脂肪を目の敵にし、肉より野菜という「ヘルシーな食生活」がかえって糖尿病をまねいてしまったり、うつや能力低下をもたらしたりすることがあるそうです。うつや能力低下は、いわゆる脳の栄養失調状態によってもたらされる場合もあるそうです。最近の若者の切れやすさは、これが原因という説もあります。

先ほど述べた居酒屋さんの親戚で、私の知り合いでもある90歳を超えても元気なおばあちゃんは、今でも家族と一緒に山菜取りに山に行きます。そんなおばあちゃんが、「何を食べたい?」と聞かれて、
月に1、2度は「そうだね、豚カツが食べたい」というそうです、本当にそのくらいのペースで食べているそうです。でも、普段は魚や野菜など典型的な和食を食べています。本当にバランスの良い食事だと思います。

やはり体が欲するからでしょうか?だからこそ、今でも普通に会話ができ、身の回りのこともでき、筋肉も衰えず、腰も曲がらずに元気で暮らせるのだと思います。一番驚かされるのは、意思がはっきりしていて、嫌な事は嫌とはっきり言えることです。しかも単に情緒的にではなく、理詰めで言えることです。私は、今でも時たまそのおばあちゃんに叱られることがあります。何ていったらいいのか、細木数子さんをもっと優しくした感じとでもいえば、近いかもしれません。

豚カツのような、高蛋白、高エネルギーのものでも、たまに食べるのは、体に悪いどころか、体に良いことです。特に、高蛋白食は、体に必要な必須アミノ酸を豊富に摂取することができます。また、油も皮膚を滑らかにします。これらを摂取しなかったり、摂取しても少なかったりすれば、骨格・筋肉、神経を作る材料がないということですから、体に良いはすがありません。


蛋白質を構成している単位をアミノ酸といいます。約20種類あり、そのうち、トリプトファン、メチオニン、リジン、フェニルアラニン、ロイシン、イソロイシン、バリン、スレオニンの8種は私たちの体内では合成されません。他のアミノ酸は、これら必須アミノ酸などから人体の中で合成することができます。

従って、この種類のアミノ酸だけは外の生物を食べて補うしかなく、また1種類でも欠けると重大な栄養障害を起こすところから、必須アミノ酸、または不可欠アミノ酸と呼ばれます。さらに、ヒスチジンは体内で作られますが、急速な発育をする幼児の食事に欠かせないことから、1985年からこれも必要なアミノ酸として加わるようになり、合計9種類が必須アミノ酸と呼ばれています。

なお、この必須アミノ酸に対して、体内で合成されるアミノ酸は非必須(可欠)アミノ酸と呼ばれます。
さて、この必須アミノ酸はもとより、非必須アミノ酸まで含めて豊富に含まれている食品は何でしょうか?それは、チーズです。

リジンは米や麦に不足している必須アミノ酸で、トリプトファンも魚や豚肉に少ない必須アミノ酸です。チーズは栄養価が高く、これらを含めて、ほとんどすべての栄養素が含まれています。栄養素の中でチーズに全く含まれていないのはビタミンCくらいなものです。いわゆるベジタリアンといわれる人々でも、チーズを摂取しているという例は多いです。だからこそ、健康を維持できるのです。チーズを食べない、ベジタリアンも、蛋白質の多い大豆を大目にとるなどの工夫をしています。本当に野菜だけ食べていたら、すぐに老いさらばえて若死にするでしょう。

ピザを時折食べることにより、これら必須アミノ酸を十二分に補うことができます。もし、同等のアミノ酸をお肉や、魚で摂取することになったら、それこそかなりの量を摂取しなければならなくなります。チーズだけ食べるのも大変です。たまには、美味しいピザを食べて楽にこれらのアミノ酸を摂取し、老化を防ぎましょう。


ところで、先ほど話したおばあちゃん、テンフォーのピザも3月に1度くらいは家族と一緒に食べるそうです。やはり、チーズの中のアミノ酸も、このおばあちゃんの若々しさを保っているのでしょうか?みなさんも、
ピザを美味しく食べて、バランスの良い食事を心掛け元気と若々しさを保ちつづけましょう!

ただし、何事も「過ぎたるは及ばざるがごとし」という格言もあります。あまり、高蛋白質・高エネルギー食ばかり食べるようなことをすれば、高血圧・脳溢血・心臓病・糖尿病・動脈硬化などのメタボリック・シンドロームになってしまう危険性があります。どちらも程々にして、バランスを取ることが大切です。しかも、バランスのとり方は個々人によって全く違うということをお忘れなく!

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