ツイッターを楽しんでるみなさん! 「ツイートクリエーター」という言葉を御存知でしょうか。
知らない人の方が多いと思います。というのも、昨日、Twitter上で話題になった言葉だからです。
ちなみに「ツイートクリエーター」という言葉が生まれたきっかけは、以下の通りです。
あるユーザー(以下Aさん)のツイートが、IDを削除されて、リツイートされました。つまり、ツイートした人の名前がわからないままツイートされたことになります。これは、引用のルールを破ったものです。
だからAさんは、怒って以下のようにツイートしました。
「ツイートクリエーターとして命を懸けてつぶやいている。だからIDを伏せて非公式RTをするのはやめて欲しい。それはツイートクリエーターに対する最大の侮辱だし、若いツイートクリエーターの芽をつぶすことになる。」
なんと「ツイートクリエーター」という言葉を3回も使っています。Aさんの明確な意図を感じるのは私だけでしょうか。
そして、このツイートを読んだ多くの人が、この発言を笑っていました。同時に、リツイートもしました。笑う人達のリツイートによって「ツイートクリエーター」という言葉がどんどん広がっていきます。
その状況を、「Togetter - 「ツイートクリエーターなる職業が存在したようです」は伝えています。どのようなリアクションがあったのでしょうか。引用しています。
「ほんま笑わせてくれるでこいつはw」
「これはドン引きですね」
「ウンコ製造機と似たり寄ったりな需要だな」
「えっ?ツイートクリエイターってただのオナニストの間違いじゃ?」
「ツイートクリエイター ていうその言葉に既に噴飯」
「ツイートクリエーター? なにそれ就職に有利なの?」
「ツイートクリエイター、いわゆるつぶやきシローか」
「中二病の香りがする、ツイートクリエイター」
「そのツイートクリエーターってのは高度で複雑な笑いの一種と思えばいいの?」
つまり、「ツイートクリエーター」という言葉には伝播力があったということになります。まさに、「ツイートクリエーター」という言葉を作ったAさんは、伝播する言葉をクリエイトする力があったということになります。
嘲り笑った人達は、言葉をせっせと運びました。情報は、人をバカにする人達によって運ばれることが証明されたというと言いすぎでしょうか。彼等はAさんに利用されたと見ることもできます。人をバカにする人がバカとはよく言ったものです。
この状況を意図して作り出したとしたならば、まさにAさんは「ツイートクリエーター」なのかもしれません。
また、これらの状況から、「ツイートクリエーター」になる、以下の条件が浮かび上がってきます。
・「まず、人からバカにされよ」
一見、驚くべき条件ですが、これは戦略として素晴らしいのではないでしょうか。
例えば、商人や芸人は、尊敬される存在になるより、媚を売って見下されるようになった方が都合がよいのです。人は、見下した相手が商人の場合は注文をつけやすくなるし、芸人の場合は、笑いやすくなる。愚者を演じられる芸人こそが笑いをおこし、笑っている人々は、芸人の計算には気づくことはありません。芸能ジャーナリズムの礎をつくった梨本勝さんも、タレントにうまくこびを売ることで本音を聞き出しています。ちなみに炎上マーケティングも、愚者の立場にたって、炎上を起こし叩かれアクセスを集める手法と言えそうです。
ツイッター上では賢く見せたがる人が多い中、愚者という立場に自分の身を置くAさんの戦略は、素晴らしいの一言といえましょう。まさに「ツイートクリエーター」です。がんばってください。
※画像:(http://twitter.com/YANA1945/status/31228576762167297)
(メガネ王@非モテタイムズ編集長)
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ネタりかより引用。
【私の論評】SNSは気楽に楽しむものだが、少なくとも外食のマナー程度のマナーは必要か?
私もtwitterをしていますが、このようなことがあったことは、今回のこの非モテタイムズを見てはじめて知りました。Aさんがどのような人であるか知りませんが、このAさんを馬鹿にした人をはっきり馬鹿と呼んでいるわけですから、これは、強烈な批判だと思いますし、実際あたっていると思います。
使っている言葉に違和感を感じるなら、本人にもわかるように表明すべきですし、本人がわからないようにして、馬鹿にするというのは、良くないことです。でも、100人もの人がこうしたことを平気で実行しているわけですから、100人のバカがいたということです。
しかしながら、こうして、ツイッターで伝播しているということは、結局はAさんにこのバカどもよりは、影響力が強かったということです。
本来言葉遣いが奇異に感じたのなら、Aさんに直接DMを発信するとか、少なくとも、その旨、本人にわかるように発信すべきでしょう。
これも、以前このブログに書いたように、日本のネット上の匿名性によるところが大きいと思います。やはり、SNSにおいても、一定の常識とか、モラルが絶対に必要だという事だと思います。
私は、この記事を読んでいて、直接は関係ないのですが、以前このブログに書いた「外食のマナー」を思い起こしてしまいました。SNSは気楽に楽しむものですが、少なくとも外食のマナー程度のマナーは必要だと思います。TwitterをはじめとするSNSを利用する際には、パソコンや、スマートフォンを利用します。大抵の場合は、自宅にいて一人でとか、外出中にまわりの人とは関係なく、スマートフォンで一人で行うことがほとんどです。
しかし、一旦ツイートしたり、SNSに書き込みをすると、そこから先は、多くの人の目に触れるわけですから、ここからは、ある意味ではもう公的空間です。どんなに小さなSNSでも、他の人に見られているのだと自覚する必要があります。その空間には、いろいろな人がいるわけで、ある意味、レストランなどの空間で話をしているのと変わらないと思います。だからこそ、マナーが必要になると思います。以下に、「外食のマナー」の中から、一部を選んで、コピペしておきます。
さて、私のブログでは最近、エコの話から割り箸の話になり、そこから和食のマナーの話になっています。なぜ、マナーの話になったかといえば、マイ箸が良いとか、悪いとかという次元の前に、自然を愛でる古の日本人の叡智の結晶である和食のマナーを身につけ、美しい日本人として振舞うことができれば、環境問題やエコに関してもおのずとわかってくるものと感じたらからです。しかし、同じようなことは、西洋料理でも、中華でもいえるのではないかと思うようになりました 。
外食のマナーとは何でしょうか。外食とは『料理を美味しく頂き、その時を楽しく過ごす、特に食事をともにする人々の間のコミュニケーションを深める』ことが本筋です。あまりマナーばかり考え過ぎて、余計な緊張をし、本来の『食事は楽しく』という事から外れてしまっては、本末転倒です。
しかし、食事を共にする方に対して不快な思いをさせて、せっかくの美味しい料理や楽しい時間が台無しになってしまうようでは、大人の食事とは言ません。
マナーとは、相手を不快にさせないルールだと考えるべきです。 レストランでは、サービスの方が椅子をひき、座る方は椅子の左側に立つというルールがあります。もし、このルールがはっきりしていなければ、ぶつかったり、足を踏んだりのトラブルになってしまいます。だからルールが、決められたのです。マナーとは、相手に余計な気を使わせない、相手を思いやるルールなのです。
相手を思いやる、すなわち人を思いやるという精神がなければ、環境問題、エコ問題は考えられないと思います。なぜなら、環境問題など、人間そのものを全部この世の中から消し去れば、すぐにも解決する問題だからです。しかし、そのようなわけには行きません。なんとか、地球環境と折り合いをつけて、人間と地球環境との共存をはかることが本質だと思います。やはり、人を思いやる気持ちがなければ、環境問題の本質的な解決にはなりません。人を思いやる心が育ったからといって、すぐにエコに結びつくわけではありませんが、人を思いやる気持ちのない人は、エコの問題をなかなか考えにくいだろうし、もし無理やり考えて実行動に移したら、恐ろしい結果を招くと思います。
ツイートクリエーターなる言葉に違和感を覚えたからといって、本人も嫌がっているいるので、IDを伏せて非公式RTをするのは良くないことですね。やはり、こんなことをするのはバカといわれても仕方ないと思います。
これは、一見たいしたことはないように思えるかもしれませんが、これからはじまったばかりのツイッターをはじめとするSNSが世の中のインフラとして、役立つようにするためには、どこかで、一定の規範が必要であることを示していると思います。
現在ネットで、匿名が当たり前であったり、犯罪、騙しが多い状況をみて、ネットに対して偏見を持つ人も増えています。これは、偏見そのものかもしれませんが、ある会社の人事担当者が、ブログを書くような奴は信用できない。会社にいれれば、すぐに守秘義務違反をするだろうと、真顔で言っていたようなケースすらあります。今のネットの中に一部見られる惨状をみれば、いたしかたない面もあると思います。SNSまでが、このような惨状に至ることは何とか避けたいところです。
なお、A氏は、以下のような、ツイートも発信しています。
【料金表】ツイートクリエータービギナー300円/月 ツイートクリエーターゴールド450円/月 ツイートクリエータープラチナ500円/月 ツイートクリエーターエリート700円/月
なお、A氏は、以下のような、ツイートも発信しています。
【料金表】ツイートクリエータービギナー300円/月 ツイートクリエーターゴールド450円/月 ツイートクリエータープラチナ500円/月 ツイートクリエーターエリート700円/月
だから、何かビジネスでも考えておられたのかもしれません。だから、それに対する反発ということもあったのかもしれませんが、それにしても、仮にレストランで誰かがこのような話をしていることを小耳挟んだとしても、受け流すというのがマナーだと思います。
無論、ネット上でのやりとりが、マナーばかり気にして、まともな会話や議論にならないということでは、本末転倒ということになってしまいますが、上の外食のマナーに関する記述にも「あまりマナーばかり考え過ぎて、余計な緊張をし、本来の『食事は楽しく』という事から外れてしまっては、本末転倒です」と記載したように、あまり堅苦しく考える必要はないですが、最低限相手を不愉快にしない程度のマナーは要求されると思います。
あるアンケートで、女性が男性に対して、幻滅するときの一番に「レストランで彼の食事のとりかたがあまりに下品だったとき」というのがあげられていたのを見たことがあります。SNSは、新しいものですから、このような番付にも未だ掲載されることは少ないですが、そのうち、SNSでの発言が下品な人もトップにあげられる時代もくるかもしれません。いずれにせよ、軽いつもりで書いた一言が、多くの人に不快感を与えたり、バカに見えるということもあるということをお忘れなく!!
何だかんだといいながら、こうして、私もAさんに関して、このような文章を書いているのですから、Aさん、結局は影響力が大きいという事だと思います。
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