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2013年8月20日火曜日

「はだしのゲン」閲覧制限は事務局決定―【私の論評】はだしのゲンは、有害図書!!その本質は、残虐描写ではなく、自虐的歴史観の植え付け!!アメリカには、日本に原発を8個落とされても文句のつけようがない借りがある(゚д゚)!


はだしのゲンから
中沢啓治さんの漫画「はだしのゲン」を、松江市教育委員会が市内の小・中学校の図書室で子どもが自由に読むことができなくするよう学校側に求めていた問題で、要請は事務局が決定し、教育委員を交えた会議には報告されていなかったことが分かりました。

教育委員会は22日に開かれる会議で制限を続けるか協議することにしています。

漫画「はだしのゲン」は、去年12月亡くなった被爆者で漫画家の中沢啓治さんが、原爆の被害を受けた広島で力強く生きていく少年の姿を描いた作品です。

この「はだしのゲン」について松江市教育委員会は去年12月、一部に過激な描写があるとして、子どもが図書室などで自由に読むことができなくなる「閉架」の措置を小・中学校に要請していました。

この要請は口頭で行われていましたが、教育委員会の事務局が決定し、5人の教育委員が出席して毎月行われている定例の会議には報告されていなかったことが教育委員会への取材で分かりました。

清水伸夫教育長は、「要請に関して教育委員を交えて議論する義務はないが、反応の大きさを考えると報告するべきだった」と話しています。

松江市教育委員会では、22日開かれる定例の会議で、教育委員に各学校の現状についてアンケート結果を説明し、制限を続けるか協議することにしています。

【私の論評】はだしのゲンは、有害図書!!その本質は、残虐描写ではなく、自虐的歴史観の植え付け!!アメリカには、日本に原爆を8個落とされても文句のつけようがない借りがある(゚д゚)!

あの漫画、随分前に少年ジャンプという週刊誌に掲載されていたものです。私は、子供の頃にリアルタイムで読んだ記憶があります。少年ジャンプに掲載されていたので、特に読みたいとも思わなかったのですが読んでしまいました。私の当時の友人は、「この漫画気持ちわるい」と言って、全く読んでいませんでした。私も、最初はそう思ったのですが、なぜか惹かれるところがあって、少年ジャンプは、毎週購読していたので、最初から最後まで全部読んでしまいました。

「はだしのゲン」については、つい最近NHKクローズアップ現代でその特集が放映されたばかりです。ご覧になっていない方のために、以下にその動画を掲載させていただきます。


世界をかける“はだしのゲン” 投稿者 tvpickup

この番組が放映されて以来、「はだしのゲン」が注目されたのでしょうか、松江市には閲覧できるように要望する声が寄せられています。また、この閲覧禁止措置に賛成する声も寄せられているそうです。

そうして、本日は上の記事の他に、ニコニコニュースで以下のような報道もされていました。
はだしのゲン、鳥取でも閲覧制限 図書館の事務室に移す 
 【村井七緒子】戦争や原爆の悲惨さを描いた漫画「はだしのゲン」について、鳥取市立中央図書館が約2年前から児童書コーナーから事務室内に移し、自由に手に取れない状態になっていることが分かった。来館者から指摘を受けたためといい、閲覧や貸し出しには応じているという。 
 この作品をめぐっては、松江市教育委員会が残虐な描写があるとして市立小中学校の図書室での閲覧制限を指示、子どもたちが自由に読めなくなっている。
私自身は、子供の頃にこれを読んだときには、その時には気づきませんでしたが、いわゆる自虐的歴史感をある程度植え付けられたと思います。はだしのゲンは、確かに実際に被害に直接あったものでないとわからない原爆の悲惨さを余すところなく伝えているのですが、その一方で、自虐的歴史観を否応なく植え付けるというカットも数多くありました。こんなとき、一昔前だと、話をするしかなかったのですが、現在は、インターネットという便利なものがあり、検索すれば、実際にどのようなカットなのか皆さんにお見せすることができます。

自虐的歴史観のカットとはどのようなものか以下に掲載します。


天皇陛下に戦争責任がないことは明白なのですが、中沢啓治氏は、天皇陛下を「最高の殺人者」呼ばわりです。


中沢啓治氏は、「原爆投下がなければ日本人は戦争を続け、日本民族は滅亡した」。原爆が、「天皇はじめ戦争狂の指導者をふるえ上がらせ戦争は終わった。」と語り、「日本人は広島長崎の犠牲に感謝しろ!」と自虐的歴史観を展開しました。

実際には、日本は米国に対して、かなり以前から和平の意思を伝え、米国も承知していました。しかし、米国は、懲罰と人体実験、更にはソ連などに力を誇示するため、日本の市民の上に原爆を投下ました。それも、ドイツ、イタリアには投下せず、日本にだけ投下したというのは、明らかに人種的偏見も見られます。


中沢啓治氏は、「はだしのゲン」の中で、食事をしながら母親に、強制連行されてきた朝鮮人や支那人の悲惨な境遇について誤った事実を語らせています。


支那人が通州事件などで行った支那特有の残虐行為を日本軍が行ったかのように描く中沢啓治氏は、自虐的歴史観を信じて疑ってないようです。


以上念のために、以上漫画の文字起こしを下に掲載しておきます。
「あの貧相な つらをした、じいさんの 天皇 今上裕仁を 神様として ありがたがり デタラメの 皇国史観を 信じきった女も大バカ なんよ…」  
「首をおもしろ半分に切り落としたり、銃剣術の的にしたり、妊婦の腹を切りさいて、中の赤ん坊を引っ張り出したり、女性の性器の中に一升ビンがどれだけ入るかたたきこんで骨盤をくだいて殺したり」 
「わしゃ日本が三光作戦という 殺しつくし 奪いつくし 焼きつくすで ありとあらゆる残酷なことを同じアジア人にやっていた事実を知ったときはヘドが出たわい」  
「その数千万人の人間の命を平気でとることを許した天皇をわしゃ許さんわい」「いまだに戦争責任をとらずに ふんぞりかえっとる天皇を わしゃ許さんわいっ」  
「君が代なんかだれが歌うもんかクソクラエじゃ」「君が代なんかっ 国歌じゃないわいっ」 
この罵詈雑言、どう考えても戦中や終戦直後の一広島の少年が聞き及んだり、体験したものを超えています。漫画が実際に掲載されたのは、1972年ですから、原爆の被害や悲惨さは、 中沢啓治氏自身が体験したことかもしれませんが、それ以外は、戦後しばらくたってからの、左翼などによる自虐的歴史観により事実を歪めたものではないかと思います。

私は、一地方の広島の少年ならば、単純にアメリカ憎しと思うのが当たり前だと思います。私自身は、このブログにも以前掲載したように、アメリカは日本に原爆を8個落とされるだけの借りがあると思っています。そのブログのURLを以下に掲載します。
【変わるか日本 参院選 教育改革】自虐史観脱却、教育委制度是非、費用負担減…多様な焦点―【私の論評】日本人なら、アメリカには広島型原爆8個を落とされるくらいの借りがあると腹の中で思うくらいが妥当だ(゚д゚)!
詳細は、このブログを読んでいただくものとして、以下に何をいいたいのか判る部分のみコピペしておきます。
どういうことかといえば、非道に対処するのは、無論倍返しというのが原則であるから、アメリカは4個の原爆を落とされるだけの借りがあるということです。そうして、人口をみてみると、当時からアメリカの人口は日本倍以上あることから、比例原則からいって、アメリカは日本に原爆を八個落とされるだけの借りがあるというのです。
私は、このくらいの歴史観を持つのが日本人として当然のことと思います。無論、私は、アメリカに対して原爆を八発落とせなどと主張しているわけではありません。そうではなくて、アメリカはそれだけ非道なことをしたと言いたいだけです。どう考えてもあれは正当化されるものではありません。

さて、私が、子供の頃この漫画を読んで、どうなったかといえば、無論自虐的歴史観を植え付けられました。しかし、それは、あるとき完璧に払拭されることになりました。それは、上のブログ記事にも書いてありますが、あるとき、父が原爆の番組をみていて、アメリカ側の識者が原爆を落としたことを正当化しているところに酷く憤っていたことがあります。そうして、その憤りの理由を訪ねたところ「原発八発の借り」について語ったのです。このときに、完璧に払拭されました。

これに関しては、日下公人先生も似たようなことをおっしゃっていました。さすがに日下先生は、「原発8個」ではなく、倍返しの「4個」です。日下先生は、親しいアメリカ人などには、「アメリカは、日本に原爆を4個おとされるくらいの借りがある」と平気で話されるそうです。それを聴いたアメリカ人は、「そうなんだろうなあ。日本人は、腹の中では皆そうおもっているのだろうな」という反応を示すそうです。アメリカ人だって、まともな人なら、逆の立場であれば、そう思うのが当然と考えるのです。
はだしのゲンの作者中沢啓治氏
私は、親しくなったアメリカ人には、「原爆8発の借り」の話を話したことがありましたが、私の場合も、日下先生の例のごとく、誰もあからさまに反論するものはいませんでした。誰もがやはり、逆の立場であれば、そう考えるのが当然という反応でした。

私自身、「はだしのゲン」は違和感を覚えながらも、全部読みました。それは、やはり、現実に体験してものではないと表現しようのない、真実が含まれていたからだと思います。こうした真実ほど、人々を魅了するものはありません。しかし、真実の他にも、自虐的歴史観がいたるところに、ちりばめられていたということです。

私自身は、中沢啓治氏は、戦後しばらくしてからの日本を熱病のように覆っていた、左翼系の考え方に多大に影響を受け、自虐的歴史観を信じこむようになり、「はだしのゲン)の中にも、そうした歴史観を盛り込むことになったのだと思います。

私は、中沢氏には、「はだしゲン」を生きているうちに、自虐的歴史観など抜きにして、本当に当時の広島の一少年の考えにたちかえって、その時の自分の原爆体験の悲惨さをそのまま描いて欲しかったです。そうすれば、「はだしのゲン」は人類の歴史にも残る不朽の名作になったと思います。

もう少し長生きされて、自虐的歴史観が薄れつつある現在、再度挑戦されたら、本当にそうなったかもしれないと思い残念です。「原爆4発の借り」程度の考え方で書いていれば、また違った作品になったものと思い残念です。

ただし、「はだしのゲン」は、後世になってから、自虐的歴史観が付け加えられた部分もあると納得して読めば、現在でも、素晴らしい資料の一つだと思います。ただし、高校以下の人たちには、自虐的歴史観の描写が数多くあることと、描写内容があまりにも残酷であることことから、自由に読むことができないようする措置は妥当だと思います。どうしても読みたければ、教師などの立会のもと、自虐的歴史観が入っていること、描写が残酷であることなどの意味を説明しながら、慎重に扱うべきものと思います。

それから、一般の人々にとっても、「はだしのゲン」の中に、ある程度説明書きをする必要もあると思います。これは、何も図書でなくても、古い映画などの冒頭に「この映画の中には、不適切な表現もありますが、これはこの当時の社会慣習にもとづき作成されていることを予めご承知おき下さい」などと、テロッフがついていることがあります。この程度のことをしても良いではないかと思います。そういうことを予め知ってから、「はだしゲン」を読めば、現代史的な資料として歴史的な価値を持つことになると思います。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

最後に、広島、長崎で原子爆弾投下によって、命を奪われた方々、その後の被曝で亡くなられた方々に、謹んでご冥福をお祈りさせていたたぎます。

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