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2016年7月28日木曜日

【都知事選 私ならこれで投票する】外国人参政権の賛成論者は想像力が足りない 某党は政党名を思い出せ K・ギルバート氏―【私の論評】外国人地方参政権は、東京都の問題ではない日本の問題だ(゚д゚)! 


ケント・ギルバート氏 写真はブログ管理人挿入 以下同じ
東京都知事選の投開票日である31日が近づいてきた。在日米国人の私に投票権はないが、36年来の東京都民としていくつか意見を述べたい。

まず、私のような在日外国人への地方参政権付与に肯定的な候補者への投票はお勧めしない。日本の根本的な問題点を理解していないからだ。

長年、民族間の争いや宗教対立と無縁で、専制や圧政もなかった日本は、法律や条例などが「性善説」を前提にできている。国も国民も、権利の乱用や悪用に無防備なのだ。

2010年、日本の少子化対策として民主党政権下で子ども手当が導入されたが、なぜか海外に子供を持つ在日外国人も申請できた。収入制限や人数制限もなかった。

兵庫県尼崎市では、妻の母国であるタイ王国に養子縁組した子供がいるからと、554人分の子ども手当(年間8642万4000円)の申請を試みた韓国人男性がいた。申請は却下されたが、もしこれが5人分なら問題なく受理され、年間78万円が支給されたはずだ。

支給総額10億円には不正受給も相当あっただろう。そもそも、子供が海外にいる在日外国人への支給は、日本の少子化対策につながらない。起案者は「日本の少子化と無関係な外国人は受給を遠慮する」とでも考えたのか。

だが、権利があれば堂々と行使するのが世界の常識だ。だから、権利の内容や付与する対象を安易に拡大すべきではない。

外国人の地方参政権に話を戻すと、特定の地域に言葉も常識も通じない異民族が大量に住み着けば、密入国者や不法滞在者も集まってきて無法地帯になる。実際、米国や欧州諸国には警察官ですら危なくて立ち入れない地域が存在する。

彼らに地方参政権まで与えたら、その地域は外国人自治区も同然だ。外国人参政権付与の賛成論者は、想像力不足の愚か者か、日本を壊したい勢力の回し者ではないか。

中華人民共和国(PRC)の大量の密漁船が小笠原の赤サンゴを壊滅させたことは記憶に新しい。また、PRCは沖ノ鳥島を「島」ではなく「岩礁」だと主張している。いずれも東京都なので「PRCや北朝鮮は日本の脅威ではない」と、目を開けたまま寝言を言うような人物に、都知事は務まらない。

首長経験者の実務能力に期待を寄せるのは、実際に残した結果をよく調べてからでも遅くない。

某政党の党員締め付けが話題だ。この方針を決めた責任者は、自身の所属政党の名前を思い出すべきだ。矛盾を感じないなら、某候補者並みの思考力なので、一度、脳の精密検査を受けた方がいい。

■ケント・ギルバート

【私の論評】外国人地方参政権は、東京都の問題ではない日本の問題だ(゚д゚)! 

東京における外国人地方参政権の問題は、東京に導入されるかされないかという事自体が全国の自治体にかなり大きな影響を及ぼすものと考えられます。東京が落ちれば、ドミノ倒しのように全国の自治体に導入されるおそれもあります。

各地方自治体も、東京の出方にかなり左右されるものと思います。少し前に、これに危機感を持った、女性たちの反乱がありました。
外国人参政権反対の小池百合子氏に援軍 杉田水脈氏が党の「増田支持」を拒否
この記事は、今月17日のものです。以下に内容を掲載します。
 東京都知事選の組織選挙に、女性政治家らが“反乱”を起こした。日本のこころを大切にする党の杉田水脈(みお)元衆院議員は、同党が推薦した増田寛也元総務相(64)への支持を拒否し、政策的に一致する小池百合子元防衛相(64)への共感・支持を公言しているのだ。 
 「私は、増田氏の外国人地方参政権への姿勢が納得できません。政治家として支持できません」 
 杉田氏は断言した。 
 都知事選の焦点の1つに浮上しているのが外国人参政権だ。14日夜のBSフジで、小池氏は国防上の観点から「明確に反対だ」といい、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)は「賛成」の意向を示した。
日本のこころを大切にする党の杉田水脈(みお)元衆院議員 写真はブログ管理人挿入 
 これに対し、増田氏は岩手県知事時代には賛成していたが、番組では「地域の意向を重視していくべきだ。都民の意見を聞くと、反対の意見の方が大変多い。そういった意見に従うべきだと思う」と語った。そこに増田氏の政治的信念は感じられない。 
 実は、自民党は総合政策集Jファイル2012に「国のかたちを壊す『外国人地方参政権』導入に反対」と明記している。都知事選で、自民党の支持を得るために“修正・変節”したのか。 
 杉田氏は「国の中に国をつくるようなことは、あってはならない」と主張、外国人参政権は国家システムの基礎を揺るがすものなので、絶対に認められないとしている。

日本のこころを大切にする党は、早々と増田氏の推薦を決めたが、杉田氏は「増田氏側から推薦依頼も来ていないのに総務会が勝手に推薦を決めた」と不信感を募らせる。さらに「私は東京都民ではないので投票権はありませんが、1票を投じるなら増田氏ではなく、外国人参政権に明確に反対している小池氏に投じたい」とも語った。 
 杉田氏だけではない。先の参院選で、同党から東京選挙区に出馬して落選した鈴木麻理子氏も、小池氏支持を表明した。 
鈴木麻理子氏
 鈴木氏はフェイスブックに「世界的に自分の言葉で発言でき、クールビズなどを一般に広め、外国人参政権法案を潰した実績は素晴らしい」「この決断によって党から除名されることも考えられますが、私は自分が信じた道を進む事が支持者を裏切らない事だと考えます」と記している。 
 圧倒的な組織力をバックにした増田、鳥越両氏に対し、小池氏は政党の支援を受けずに戦っている。オンナたちの“反乱”が、都知事選の戦況を変えるか。 
さて、この"オンナたちの"の反乱が、都知事選の戦況を変える程の影響力を持っているかどうかは、別にして、当人たちはかなり危機感を感じたのでしょう。

このような状況を招くかもしれない、候補者である増田氏を党として推薦する、「日本のこころを大切にする党」は一体どうしてしまったのでしょうか。自民党との協調関係に配慮したのでしょうか。そんなことよりも、「日本のこころを大切」に考えていただきたかったものです。

もし、東京都知事が鳥越氏や増田氏になれば、東京に外国人地方参政権が導入されるというとんでもない事態も発生しかねません。

外国人に地方参政権まで与えたら、外国人が多数住む地域は外国人自治区も同然になってしまいます。

実際、カナダは2000年代初頭からそのような状況になっています。それに関しては、このブログにも以前も掲載したことがあります。その記事のリンクを以下に掲載します。
中国人に飲み込まれる…奄美・サンゴ礁の海 中国人向け巨大リゾート白紙に―【私の論評】油断すれば、リゾートから中国化する日本(゚д゚)!
奄美大島
詳細は、この記事をご覧いただくものとして、以下に一部を引用します。
 鹿児島・奄美大島に浮上していた中国人クルーズ客向けリゾートパーク構想が、地元住民の強い反対で白紙に戻った。人口の少ない離島に中国人が大挙して押し寄せることで、治安や環境の悪化に対する懸念が高まっていた。離島の多い九州では、同様の打診が寄せられた自治体もあり、首長や住民が判断を迫られている。
この記事では、カナダの中国移民の弊害についても掲載しました。

カナダで中国からの移民が増えた、背景には「投資家移民」と呼ばれる制度がありました。カナダ政府は、日本円でおよそ1億5,000万円の資産を持ち、かつ、カナダ国内でおよそ7,500万円の投資を行った外国人を対象に永住権を与えてきました。外国の富裕層を呼び込むことで国内の経済を活性化させるねらいです
そのため、カナダには中国人の移民がかなり増えましたが、中国人は、現地の人に対する敬意はなく、願わくばカナダ全土を中国色に塗り替えたいと願っているのは間違いないようです。これが俗に言う中華思想だと私は思います。このまま行けば、半世紀を待たない内にカナダ人の主要人種は中国人となり、その時に中国共産党の一声でカナダが乗っ取られるような事が起きてしまうかもしれません。 

東京都に外国人参政権が導入されれば、鳥越氏が選挙演説で、「消費税を5%にします」とした、伊豆大島あたりに中国人が多数移住して、地元民よりもはるかに数がおおくなれば、そこはもはや日本ではなく、外国人の自治区となってしまいます。

こうしたことを積み重ねて、そのうち、他の自治体でも同じようなことをして、しまいには東京都にも移住して、日本全体がカナダのようになってしまうようなことも考えられます。

現在、移民や難民が可哀想だからなどといって、受け入れて、地方参政権まで付与してしまえば、日本もカナダのようになるどころか、中国の自治区のようなことになってしまいます。

これは、現在の時流に遅れているというか、逆らっています。EUでも、従来は移民・難民を受け入れてきましたたが、現在では、受け入れを制限しています。

ムスリム系の外国人が増えたフランスの街角
イギリスでは、移民が大量に押し寄せて、手厚い社会福祉を受けるにおよび多くのイギリス人が危機感を覚え、さらには雇用を奪われたり、極端な住宅不足になったり、外国人がかなり増えて、イギリスの固有の文化の喪失への危機感を抱くようになったため、結局国民投票でEU離脱を決意しました。

これは、ある意味正しい方向だと思います。イギリス国民は、最初は、移民・難民が可哀想だからと受け入れていたのですが、それがあまりにも増えたため、今度は自分たちが可哀想になってはじめて、大量の移民・難民の受け入れが間違いであったことに気づいたのです。

移民・難民を大量に受け入れるということは、余裕があるうちは良いのですが、これがあまりに多くなりすぎれば、結局このような結果を招いてしまうのです。

ロンドンの街角
それに、多くの左翼リベラルの方々は、なぜか日本は難民・移民はほとんど受け入れていないと、のんきに宣っていますが、これは明らかな間違いです。何やら、移民というと、中東とか、アフリカと思ってしまう、日本人が大勢いるようですが、それでは真実を見失っています。

アジア系の移民や難民も、移民・難民です。日本には、旧くから在日朝鮮人や韓国人という形で、移民・難民が大勢います。これを昔日本が、朝鮮半島から強制連行したなどという不可思議なことを語る人もいますが、それは、完璧な間違いです。それは朝日新聞の終戦直後の記事で朝鮮人が数百人しか日本にいなかったという記事がありますが、それをみれば明らかです。

在日朝鮮人・韓国人の多くは、経済難などから、戦後に日本に自分の意思できたものがほとんどです。これらの人たちの多くは、国連の移民・難民の定義に当てはまる人たちです。最近では、在日朝鮮人などにかわつて、在日華人がかなり増えるようになりました。

こういう外国人でも帰化して日本人になった人に対しては、参政権を付与するのは当然ですが、そうでない外国人に参政権を付与するということになれば、これはとんでもないことになります。諸外国にもそのような例はありません。

日本で移民・難民にも日本人と同様の手厚い、社会保障を提供したり、外国人参政権を付与したりすれば、外国人の自治区ができあがり、そこは外国人からみれば、母国と比較すれば天国のようなものです。これは母国にいる親戚縁者にも伝わり、大挙して日本に押し寄せることになります。そうなってからはて遅れです。

こんなことは、少し想像力を働かせれば、わかることなのですが、想像力の欠けた人には認識できないようです。鳥越氏も、増田氏も、想像力に欠けているのです。唯一小池氏だけが、外国人参政権にきっぱりと反対しています。このようなことを考えれば、誰に投票すべきかは、明らかです。

私は現在札幌に住んでいますが、日本の将来を考えた場合、東京都知事選は北海道や、札幌にも大きな影響を与えると思いますので、小池百合子氏を応援します。

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