災害のときには情報が重要なのだが従来は、なかなか得られなかったのだが |
詳細は、wiredの元の記事をご覧いただくものとして、以下にこの動画を掲載します。
【私の論評】災害時のtwitterはこう使え!!
昨年は、東日本大震災があり、最近では、東京の地下直下型地震の予想被害の見直しがあり、さらには、地震以外にも台風の多い日本では、災害時の正しい情報などは、いままでにも増して重要になりつつあると思います。下に首都直下型地震の動画を掲載しておきます。
昨年東日本大震災があったときには、まずは、携帯電話そのものがつながりませんでした。うちの会社でも、被災地に多数の店を出店していました。そのうち、仙台空港近辺に出していた店の社員とは、地震から1週間ほども連絡がつかず、やきもきしたものでした。結局、携帯電話は、まずは、地震直後には、すぐに電波が途切れてつながらなくなったそうです。そうして、何日かして、電波が回復したと思えば、今度はおそらく輻輳(多くの人が電話を一斉にかけるためつながらくなる現象)のため、どこにかけてもつながらない状況に陥ったそうです。そうこうしているうちに、今度は、携帯電話の電源が切れてしまったそうです。結局、連絡をつけたのは、避難所の公衆電話からだったそうです。
こんなことは、被災すれば、多いにありそうなことです。ただし、この社員は、Twitterは使ってはいなかっそうです。Twitterがあれば、もっと、早く連絡がついたのでしょうか?それから、地震直後には、停電で、テレビをみたり、ラジオを聴いたりもできなかったので、店から脱出したのは、結構たってからだったそうで、後からわかったのですが、本当にぎりぎりのタイミングだったそうです。
本当に必要なときに、本当に重要で、必要な情報が入ってこなかつたということです。しかし、以前このブログでも、掲載したように、携帯電話各社が、地震など起こったときには、電波発信機能のついた車をすぐにでも派遣して、電波を発信できるようにすると言っていますから、今後は、電波が長時間途切れるなどのことはなくなることが予想できます。
そうなれば、それこそ、twitterがかなり役にたちそうです。無論、連絡はもとより、緊急時の情報収集にも役立つと思います。昨年など石巻の擁護施設で、おきざりになっていた、収容者が多数いたにもかかわらず、救援がこないし、被災後発生した火災が近くまで迫っている内容をツイッターのメッセージで送信したところ、それにロンドンにいる息子が受けし、息子が、さらにツイートしたところ、それが、東京都の職員が見て、石原知事の判断により、消防のヘリを派遣し、救助されたという出来事がありました。今後災害時は、さらに、かなり役立つツールとなりそうです。
さて、上のようなツール、いまのところ、外国語によって運営されているようで、日本語化されるかどうかもわからないです。あれば、良いにこしたことはないですが、以下に災害時のtwitterの使い方を掲載しておきます。ただし、以下の画像は、以前自分用にとっておいた画像であるため、リニューアルされた今は、少し内容が違います。しかし、本質的には同じなので十分参照できるものと思います。
http://twitter.com/
災害の情報をつぶやく公的なアカウントなどを目にしたら、アカウント名をクリックします。そのアカウントのツイート一覧が表示されるので、参考になる情報があると思ったら、すかさずアカウントをフォローするようにします。
特定ユーザーの発言だけをタイムラインに表示させる「リスト」機能も活用したいものです。災害情報をまとめたリストを作っておくと便利です。リストの作り方はこちら<http://twitter-m.com/list>を参照してください。他人の作ったリストをそのまま登録するという方法もあります。
■まとめサイト「togetter」を利用する
Twitterのつぶやきをテーマ別にまとめて共有する「togetter」というサイトもあります。Twitter登録とは無関係に閲覧できます。多少のタイムラグがありますが、「いまこの瞬間」という情報でなければ、十分に役立ちます。
●togetter
http://togetter.com/
togetterのトップページでは、「注目のまとめ」「今週人気のまとめ」「新着のまとめ」というタブをクリックするのが本来的なつかいかたですが、現在はタブ別ではなく「地震関連まとめ」がトップページに表示されている。知りたい情報のありそうな項目をクリックしてみてください。
たとえばトップページの上位にある「地震マニュアルまとめ」をクリックした画面を示す。誰しも読んでおくとよい地震対策がまとめられているのが分かります。
まとめられた情報の中でも、本当に有用な正しい情報を見分けることが重要です。
■ハッシュタグや公開リストを探す
Twitterでは、特定のテーマについての情報を見つけやすくする手段として、「ハッシュタグ」が使われています。ハッシュタグとは、同じテーマでつぶやくときに文章中に入れておく、「#」から始まる文字列です。「#jisin」など、タイムラインで気になるハッシュタグの入ったつぶやきを見かけたら、そのタグ部分をクリックしてください。すると、同じタグの付いたつぶやきの一覧を読むことができます。タグでの最新の検索結果を繰り返しチェックしたい場合は、「この検索を保存」リンクで保存しておきます。
「#NHK」というハッシュタグで検索した結果
適切なハッシュタグが見当たらないときは、ハッシュタグを検索できるサイトを利用しましょう。「hashtagsjp」というサイトが便利です。多用されているハッシュタグがたくさん並んでいるので、気になったタグはすぐにクリックするとよいです。検索窓では「地震」「NHK」「津波」などのキーワードで関連するハッシュタグを探せます。キーワードは日本語(漢字など)でOKです。
●hashtagsjp
http://hashtagsjp.appspot.com/
ハッシュタグ検索サイト「hashtagsjp」のトップページ
hashtagsjpの検索窓の下にある「人気タグ」「新着タグ」「地域タグ」「イベントタグ」などのリンクは手っ取り早く役に立ちます。例えば「人気タグ」をクリックすると、その時点で人気のタグが出てきます。並んだタグをクリックすると、そのタグでのつぶやきが一覧できます。
■Twitterで上手につぶやくには
Twitterはたくさんの情報であふれ返っています。有用な情報をRT(リツイート、同じ内容を再発信すること)するのも良いですが、それがかえって混乱を招いたり、多すぎるとトラフィックをさらに増してしまったりすることになります。ですから、RTする場合は、信頼できる元のツイートを公式RTするよう心がけましょう。
自分で有用なツイートをしても、通常は自分をフォローしている人にしか表示されません。そのため、hashtagsjpなどで、有効なハッシュタグを探しておくと効果的です。
被災時には、混乱をさけるため、有効で正しい情報を見分けることと、さまざまな情報を信じ過ぎないこと、踊らされないことが重要です。緊急時は混乱するので、不正確な情報も流れます。古い情報が最新情報のように現れることもあります。情報発信でも、チェーンメール転送のように、良かれと思った行為が仇になる可能性があります。緊急時だからこそ、良識ある態度でTwitterの情報共有を活用しましょう。
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