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2007年9月12日水曜日

同時多発テロから丸6年-いつも最悪のことを考えて備えを!



上は、同時多発テロ以前につくられた、スパイダーマンの予告編です。ツインタワーの間にくもの巣が張られ、ヘリコプターがとらわれます。ツインタワーが今でもあれば、スパイダーマンをはじめ、様々な映画に使われたことでしょう。今でも古い映画で、ツインタワーがでてくるものがあります。


6年を過ぎたにのに今でも、生々しい、当時の様子です。


真珠湾攻撃をテーマとした、「トラ・トラ・トラ」という映画のクリップです。真珠湾攻撃当時のルーズベルトは予期していたそうです。アメリカ国民をふるいたたせるため、わざと攻撃を甘受したのだという説もありますが、私はこの映画のごとく、結局は必要な情報が末端まで行き渡らなかったので、防ぐことができなかったのだと思います。

同時多発テロ、あれから6年もの歳月が流れたとは驚きです。あの事件があった日私は、たまたま居酒屋さんにいました。テレビを見ていました。まるでハリウッド映画を見ているような心持がして、一瞬何が起こったのか、すぐに把握できませんでした。

でも、ツインタワーの一方が攻撃を受けてから、もう一方が攻撃するまでの間に結構な時間があったことを覚えています。詳しいことは知りませんが、あの時、あの時間を利用して、何とか次の攻撃を防ぐことはできなかったのかと思ってしまいます。

例えば、哨戒機を飛ばして防ぐとか。それから、ペンタゴンについては、大昔、本当に私が子供のときペンタゴンのような軍事的な拠点をすべての人がわかるように公開しても良いのだろうかと無邪気に思ったことがあります。しかも、何の武装もしていないようです。それから、なぜあのような攻撃をするに至ったのか、未だに判りやすくは解説されていないと思います。

アメリカは、今から六十数年前に日本からパールハーバーとフィリピンを同時に攻撃されています。もちろん、パールハーバーの攻撃は、同時多発テロと性格はまるで違うものです。しかし、トラ・トラ・トラの映画などみていると、緊急の場合の備えができていなかったのは間違いないようです。日本に対していわゆるハルノートをつきつけABCD包囲網、日本の活路を絶ったというのは、その当時の判断では正しかったのだと思います

しかし、それだけのことをすれば、相手側がどうでるのか、最悪のシナリオまでは描いていなかったような気がします。後世の歴史家によれば、その頃の先進国と言われる国であれば、ハルノートのような内容を突きつけられたら、どこの国でもほとんど戦争状態になるのは必須であったと語っています。ただし、その当時の常識からいうと、日本は後進国だったという認識があったのかもしれません。その当時の世界の常識では、アメリカに対し日本が戦線を布告し、ましてや、大艦隊を送って、ハワイを空爆するなどということは考えなれないことでした。だから、そこまで気遣う必要はない。もし、攻撃してきたとしても、赤子の手をひねるように簡単に防御できるだろうという、油断があったのだと思います。

まさに、六十数年前の教訓が生かされていなかったのではなかろうか、というのが私の率直な感想です。イスラムに対するアメリカの対応はどうだったのか、本当に防ぐことは不可能だったのか、あるいは軽減すことはできなかったのか。もう一度真剣に冷静に反省するときだと思います。また、私たちも他山の石として、一度真剣に振り返っておくべきものと考えます。

私たちも日々の仕事や、私生活においても常に最悪のシナリオが起ったときに、どうするのか考えておくことは、重要だと思います。もし、会社がつぶれたらとか、道で暴漢のあったらとか、ある程度考えておけば、そのときになれば必ず対応できると思います。本日安部総理が辞意を表明したそうですが、政局でも最悪のシナリオを考えておくことが肝要だと思います。優秀な経営者はいつでも、複数の最悪のシナリオを考えているそうです。私もそうありたいと思います。

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