みなさんはご存知だっただろうか? 普段使っている検索エンジン「Google」が私たちのサイト閲覧履歴から、私たちの年齢と性別を予測していることを。
まずはこのページ(https://www.google.com/settings/ads/onweb/?hl=ja)へ飛び、Googleがあなたの年齢・性別をどう予想しているのかをご覧頂きたい。
いかがだろうか? そこにはあなたの興味・関心を表す「カテゴリ」、そしてGoogleが予想する年齢と性別を記した「ユーザー属性」というものが示されている。
ちなみに当編集部の男性5名・女性2名に、このページを見てもらったところ、「年齢」も「性別」も7人中5人が的中するという結果になった。
それでは一体、なぜGoogleはこういうことをしているのだろうか? その答えは、いたってシンプル。あなたの興味にあった広告を表示するためである。
例えばあなたがガーデニング関連のサイトを多く見ていたら、恐らくGoogleはガーデニング商品の広告を多く画面に表示させるだろう。(ポルノサイトなどの物議をかもす履歴情報は集めていないらしい)
また、女性のユーザーが多く訪れるサイトにアクセスしていたら、Googleはあなたを女性と予想し、女性向けの広告を出してくるだろう。
しかしこういった形で、個人情報が使われることを嫌うユーザーがいるのもまた事実。そういう方は、画面左上にある「オプトアウト」をクリックして設定を行えば、あなたの興味・ユーザー属性に応じた広告は表示されないようになる。
ただしGoogleが、ブラウザ上で広告を出すこと自体はやめさせられないので、そこはあしからず。
(文=田代大一朗)
参照元:Daily Mail(英文)
【私の論評】自分が世の中の中心からかけ離れていないかを見る尺度としても利用できるかも?
本日は、Googleの広告は、自分のどのようなイメージに基づいて出されているのかを、Googleの変わったLOGOの写真(笑)とともに掲載させていただきます!!
私もこのサイトで、自分のものを見てみました。その結果が以下です。
カテゴリGoogle が Cookie に関連付けた興味/関心と推定のユーザー属性を下で確認できます。これらはいつでも削除または編集できます。コンピュータ、電化製品ショッピングニュース - ビジネス ニュースユーザー属性Google では閲覧したウェブサイトに基づいてユーザーの年齢と性別を推定します。これらはいつでも削除または編集できます。年齢: 25~34 歳性別: 男性
ユーザー属性の年齢は、実年齢よりも若くなっていたので、これは喜んでいいのかどうなのか、解釈に苦しむところです。性別は、男性とでていました。これは、男性でありながら、女性と表記される人もいるのでしょうか? とすると、その人は、消費パターンとしては、男性でありながら、女性とみなしても良い消費をしているということでしょうか?他の人の結果も知りたいところです。
それから、ユーザー属性の中には、血液型の予測は入っていません。それは、当たり前のことです。血液型で分類行動などできないからです。日本では、一部の血液型性格診断をお金になるということで、あたかも、それが科学的手法であるかのようにして言う人間もいますが、血液型と性格とは全く関係ありません。無論購買パターンとも全く関係ないので、Googleもこのようなことを実施していません。血液型性格診断は、すでに前世紀に様々な実験や統計から、全く虚偽であることが解明されています。さらに、血液型性格診断を口にするのは、世界では、日本と韓国くらいなものです。海外に行って、これは口にしないほうが良いでしょう。すれば、変人扱いされるだけです。
それから、ユーザー属性の中には、血液型の予測は入っていません。それは、当たり前のことです。血液型で分類行動などできないからです。日本では、一部の血液型性格診断をお金になるということで、あたかも、それが科学的手法であるかのようにして言う人間もいますが、血液型と性格とは全く関係ありません。無論購買パターンとも全く関係ないので、Googleもこのようなことを実施していません。血液型性格診断は、すでに前世紀に様々な実験や統計から、全く虚偽であることが解明されています。さらに、血液型性格診断を口にするのは、世界では、日本と韓国くらいなものです。海外に行って、これは口にしないほうが良いでしょう。すれば、変人扱いされるだけです。
いずれにせよ、これは、広告をする上での消費パターンの分類ということであり、実年齢とか、当該人物の属性、能力などをはかるものではないと思います。
カテゴリでは、コンビュータ、電化製品がトップになるのは、わかるのですが、ショッピングが2位になっているのは、自分でも驚きでした。とはいえ、結構amazonで買い物をしているのも事実なので、ある意味納得です。
Googleとしては、ユーザー属性に関してこのような予測をたてて、それに基づいて広告を掲載するというのも当然のことと思います。Googleだって、営利企業ですから、ユーザーに様々な便益を提供しつつも、どこかで収益をあげなければならないわけです。Googleの収益の9割以上は、未だに広告によるものであることを忘れてはいけないと思います。
このサイト、他にも利用できそうです。自分の考えが、世の中の中心と考える人も多いようですが、それは、自分ではわからないものです。自分の興味/関心に関してどのような偏りがあるのか、あるいは、実年齢は別にして、推定年齢が、50歳以上であるとか、逆に10代以下であれば、どこかずれているのかもしれないとか。そうした、見方もできるのではないかと思います。
無論この結果がどうでたからといって、気にする必要はないとは思いますがも、とはいいながら、もし、女性なのに男性という結果がでたり、年齢が70歳以上などとでた場合には、やはり、自分の感覚は普通とは、かけ離れているかもしれないと考えたほうが良いかもしれません。無論、だからといって、購買行動を変えるなどのことはする必要は全くないですが、たとえば、マーケティングをしていて、ターゲットを絞っているときなど、自分の感覚が他の人とかけ離れていることを意識しなければならないと思います。
でも、これって、プロのマーケッターには、常識だとは思います。自分が好きだからといって、単純に売れると考える人はプロではないですね。自分が好きであることと、当該製品などを市場に出して売れる売れないは別次元の問題ですから。
でも、これって、プロのマーケッターには、常識だとは思います。自分が好きだからといって、単純に売れると考える人はプロではないですね。自分が好きであることと、当該製品などを市場に出して売れる売れないは別次元の問題ですから。
皆さんも、ぜひご覧になってください。