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2009年2月22日日曜日

中川前財務相、バチカンでも騒動=G7後、博物館で柵越え警報-ますます納得がいかないバチカン報道?

中川前財務相、G7会見後のバチカン博物館見学時に展示物に触るなどマナー違反数回犯す


中川前財務相、バチカンでも騒動=G7後、博物館で柵越え警報
 中川昭一前財務・金融相が先にローマで開かれた先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)の記者会見で醜態を演じた後、視察したバチカン博物館で美術品の周囲にあった柵を乗り越え、警報を鳴らす騒動を起こしていたことが21日、関係者の話で分かった。

 中川氏は会見終了後、現地時間で14日午後4時すぎから約1時間半、バチカン博物館などを見学。財務省の玉木林太郎国際局長や、案内役を務めた在バチカン日本大使、博物館側の職員ら約10人が同行した。博物館側が特別な見学コースを用意していたという。

 美術品を鑑賞する際、周囲に柵があり、立ち入り禁止になっていたにもかかわらず、中に入って美術品に近づき、警報機が作動した。会見でのもうろうとした状態が続いていたとみられる。 
 中川氏の事務所は「体調が悪かった。関係者に迷惑を掛けることになり、申し訳ない」としている。(2009/02/21-17:07)

ますます納得がいかないバチカン騒動?

最初上の記事を読んだとき、何か割り切れないものを感じたので、目を皿のようにして、5~6回程度読んでみました。そうして、ある事実に気がつきました。さて、皆様、上の文章の中で赤字の部分に注目していただきたい。14日午後4時すぎとあります。バチカン博物館を一度でも、訪れた人ならわかるはずですが、ここの博物館は、朝9時にオープンして、昼12時までで閉館してしまいます。しかも、時間が設定されおり、9時に入館した人は10時まで、10時に入館した人は11時まで、11時に入館した人は12時までとなっています。出るのは、この時間の範囲ならいつもでも出られますが、入るときは自分の好きな時間に入館できるわけではありません。

バチカン博物館(私が撮影した写真ですが、博物館しか掲載されていない写真はこれしかなかったので掲載します。ちょっとフレーミングがおかしく、下の方が少し切れています。というより、人の姿が写っていたのでカットしました。すみません。)

しかし、中川元大臣が見学した時間は、14日午後4時過ぎです。これは、私の当て推量ですが、おそらく、前もって、博物館側に本来開館していない時間帯だか、何とか見学させていただきたいとの打診をしていて、博物館側も了解して、この見学が成り立ったのだと思います。

だから、中川元大臣が訪れたときには、一般入館者は誰もいなかったことになります。しかし、上の記事などみていたら、そのようなことは何も触れられていません。上の記事や、下の朝日新聞の記事をただ読んでいると、まるで、中川大臣が一般の入館者にも見られて、大恥をかいたかのような印象を受けます。

朝日新聞は、ここぞとばかり詳細に触れています。以下朝日新聞より部分引用

「到着時から中川氏の足取りはフラフラとおぼつかなく、言葉もはっきりしなかったという。案内役の説明を聞かずに歩き回ったほか、入ってはいけないエリアに足を踏み入れたり、触ってはいけない展示品を素手で複数回触ったりした。そのため警備室の警報が少なくとも1回鳴ったという。

バチカン博物館でも特に有名な、「八角形の中庭」の「ラオコーン」像を見学した際には、観光客が近づき過ぎないようにするための高さ約30センチのさくを乗り越えて石像の台座に触るなど、非常識な行動をとったという。」

以上、引用終了

これが、中川元大臣が触れたとされる。ラオコーン像。この写真には、柵は写ってはいないが、柵は本当に低いものだ。この写真は無論私の撮影ではありません。博物館内では写真は撮影できません。

それでは、一体この朝日新聞の記事は、記者自身がそこにいたということでしょうか?それとも、誰かから聞いたのでしょうか?どうやら、バチカンの人間が話したようです。しかし、バチカンではこの事に関して公式見解は一切出していないところからみると、バチカンの人間も聞かれたから仕方なく非公式に答えたというのが実情だと思います。

公式見解を出さないということは、中川元大臣の奇異な行動は公式にはなかったということです。ここで、公式見解というと、日本人には公式、非公式の区別はあまり重要なことではないので、ピンとこないでしょうが、バチカンでは大きな意味を持ちます。詳細は忘れましたが、たとえば、昨年も250年も前の人々の名誉が公式に回復されたという公式見解が発表されています。また、昨年の2月には、死後360年もたってから、ガリレオ・ガリレイの名誉が回復されたというのも記憶に新しいところです。何百年も前の人々の咎を、公式に回復しなければならないほど、バチカンの公式見解は大きな意味を持つということです。だから、軽々しく、出すこともできません。だから、バチカン博物館の人や、バチカンの人が、最初から軽々しくこの事件のことにつき、話すということは考えられません。もう、他のメディアで流れていて、その内容を具体的に聞かれたら、特定のスポークスマンのような人が、渋々話すということは考えられます。

では、この朝日新聞の記者もしくは、その情報源になった人は、バチカンの人間でないとすると、いったい最初は誰から聞いたのでしょうか?財務省の玉木林太郎国際局長や、案内役を務めた在バチカン日本大使のいずれかになると思います。それとも、他に誰かいるのでしょうか?もしそのような人がいなかったとしたら、この二人のどちらかは、全くの馬鹿か、裏切り者か、あるいは陰謀か何かの共謀者としか考えられません。玉木国際局長は、他の記事などでは、中川元大臣が素手で展示品に触っていたのは見ていないと語っています。

本当に他には、随行員はいなかっのでしょうか?玉木国際局長は、すでに前の記者会見などで、飲酒が原因か、それとも風邪か、あるいは両方なのかは別にして、相当具合が悪いのを知っていたと思います。にもかかわらず、見学を中止することなく、のこのこついてくるとはどういうことなのでしょうか? それに、仮に中川元大臣がすっかり酒におぼれて、多少のご乱行があったとしても、オフレコにするのが普通だと思います。現実に、博物館側の職員も、バチカンの人間も第一報は、もらしていないと思います。中川元大臣が器物損壊をしたとかなら別ですが、そんなことはしていなければ、バチカンが公式見解も出していないものに関しては、口をつぐむというのがまともな大人の礼儀というものだと思います。

イタリア人にはそれくらいの道徳心はあったということです。おっと失礼、バチカンですから、博物館とはいえども、神に仕える人々でしたね。失礼しました。神に仕えるひとがそんな恥知らずのことをするはずはありませんね。

それに、バチカンは小さくても国です。博物館の警報機が鳴ったとしても、イタリアの警察に連絡がすぐいくわけではありません。バチカン市国には、軍隊も警察組織もありません。警護にあたる衛兵隊はいます。ただし、現在この組織の上部組織はイタリア警察になっています。しかし、何かあった場合には、この衛兵隊に連絡がいき、出動すると思います。

これは、今から500年ほど前に結成されたスイス人の部隊です。一昨年設立500周年を祝ったばかりです。このときのお祝いの晩餐会のときに、アンチ・エージングピザが、法王に献上されたという話はこのブログにも掲載したことがあります。このスイス人護衛部隊は、雇用のときに徹底的に調べられるため、口の軽い者は誰もいません。私としては、どのメディアをみても、衛兵隊がどうのこうのという記載はないため、もしかすると警報は伝わっているかもしれませんが、実際に出動はしなかったと思います。博物館側でも、事を荒立てたくなかったと思います。仮に出動したとしても、メディアなどにぺらぺらいきさつを語る馬鹿者は誰もいないと思います。そんなことをすれば、スイス、イタリア、日本を巻き込む、国際問題にまで発展するかもしれません。

バチカン市国のスイス人警護隊

朝日新聞はマキャベリズムのお国柄のイタリア人もできなかった、日本の恥を厚顔無恥にも大喜びで伝えています。この国のマスコミは一体どうなっているのでしょうか?日本の威信を地に貶めたいのでしょうか?それに、玉木国際局長は、どうなっているんでしょう?もし、この一連の事件に関して、背後に陰謀があったとしたら、このバチカン件も考え合わせると、背後で糸をひいているのは誰であれ、玉木国際局長が実行犯ということになりそうだと思います。先にこのブログても書いた、ホテルでの昼食に同伴した、女子アナたちは、実行するための誘い水として利用されたのかもしれません。

仮に、アメリカなどの陰謀がなかったとしても、日本人のこのような行動、アメリカの3S政策がかなり功を奏しているということだと思います。本当に今の政局はや、マスコミの報道ぶりはアメリカの思う壺です。日本の政治家、マスコミ、そうして国民よ!!覚醒せよ!!

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