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2017年9月14日木曜日

「電波オークション 政府が導入検討」のニュースを産経新聞以外は見事なほどに黙殺 「電波既得権益」を守ろうとする既存メディアの新たな「安倍政権打倒キャンペーン」が始まるか―【私の論評】放送法より電波オークションのほうがはるかに効果的(゚д゚)!

「電波オークション 政府が導入検討」のニュースを産経新聞以外は見事なほどに黙殺 「電波既得権益」を守ろうとする既存メディアの新たな「安倍政権打倒キャンペーン」が始まるか 

anonymous postより

9月12日に産経新聞が報じた「電波オークション 政府が導入検討」のニュースを産経新聞以外は予想通り見事なまでに黙殺した。
2017.9.12 01:11
電波オークション 政府が導入検討
産経新聞 
http://www.sankei.com/politics/news/170912/plt1709120003-n1.html 
産経の翌日の記事にも
2017.9.13 19:20
菅義偉官房長官、電波オークション導入に前向き 「有効利用が極めて重要」 
http://www.sankei.com/politics/news/170913/plt1709130037-n1.html
菅官房長官の記者会見で、ニコニコ動画の七尾氏が多くのメディアの前で質問し、菅長官がそれに対して答えているにもかかわらずだ。

参考動画



読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、日本経済新聞のHPで検索しても一切出てこない。

もちろんテレビでも一切報道せず。

加計問題の異常なまでの偏向報道は、既得権益を潰す安倍政権が悪者に仕立てられ、加戸前愛媛県知事、国家戦略特区会議のメンバー等の存在は既存メディアからほぼ黙殺された。

一方、既得権益を守る側の文科省役人前川喜平を善人のように仕立て上げ、既得権益者である獣医師会から利益を得ていた民進党・玉木雄一郎や自民党・石破茂などはテレビでの露出度が格段に上がった。

「既存メディアの安倍政権打倒キャンペーンは、憲法改正を阻止するため」という保守論陣からの論調をよく目にする。

もちろんそれもあるかもしれないが、果たしてそれだけだろうか。

以前にも書いたが…

【電波利権】マスコミの異常なまでの前川喜平と文科省擁護は「50年ぶりの既得権益打破で獣医学部新設」の文言に神経質になっているのではないのか【アノニマスポスト コラム】

やはりこの「既得権益打破」の火の粉が、自分達に降りかかるのを既存メディアは阻止しようとしているのではないのかと思えてしまう。

おそらく、この「電波オークション」の話が出た以上、これからはこれまで以上に安倍政権へのネガティブキャンペーンをしてくるだろうと推察する。

次の衆院選での自民党惨敗のシナリオを描き、安倍総理の続投を阻むための印象操作、加計問題のように「無から有を生む」お得意のフェイクニュースで攻めてくるかもしれない。

ネットが世論に与える影響はまだまだ小さい。

この「電波利権」と「電波オークション」の文言が、まずはネット上で多く飛び交うようにすることから始めていかなければならない。

この電波オークションのニュースに関して、池田信夫が以下のようにツイートしている。


今朝の朝刊では、やはり「電波オークション」はどこも書かなかった。私は「報道しない自由」は認めるが、これが「透明な規制改革」を主張するマスコミの正体だということは知っておいたほうがいい。

民進党は、民主党政権時代に「オークションを導入する」という閣議決定までしたのを電波官僚に巻き戻されたんだから、今度は超党派で進めるべきだ。1兆円の歳入が入る規制改革なんて他にない。

池田氏は「1兆円の歳入が入る規制改革」としているが、俺はそんなものでは済まない、数兆円には及ぶと考えている。

異論はあると思うが、俺はこの数兆円の使い道として、国民の毎月の携帯電話通話料金にあてればよいと考えている。

国民に等しい共有の財産である電波で得た金を、今では国民の重要なインフラとなった携帯電話の料金にあてればよい。

テクニカルな難題もあろうかと思うが、この「電波オークションの金で毎月の携帯電話代を安くしよう」のロジックでいけば、多くの国民に浸透し共感をえることができる。

これから規制改革会議で「電波利権」「電波オークション」について話が進められると思うが、多くの国民を味方につけるなら、「電波オークションの金で毎月の携帯電話代を安くしよう」をスローガンにして進めてもらいたいと切に思う。

【私の論評】放送法より電波オークションのほうがはるかに効果的(゚д゚)!

確かに、電波オークションに関しては、政府が導入検討しているというニュースはほとんど流されませんでした。

導入の検討はもとより、電波オークションがないことが、いかに既存メデイアにとって巨大な既得権益となっているかまで、報道はされていません。

それに関しては、このブロクでは過去に掲載したことがあります。その記事のリンクを以下に掲載します。
【突破する日本】「偏った」放送を繰り返すテレビ局に電波を独占させる必要はない―【私の論評】遅れた電波行政を正し、無線事業者の競争を促し新産業を興せ(゚д゚)!

この記事から、少し長いですが、電波オークションに関連する部分を引用します。

"
テレビやラジオなどの放送局が、国から周波数を割り当てられて行っている許認可事業であることは知られています。しかし、放送局が国に対して「電波利用料」を支払っているということを知っている人は、意外に少ないかもしれないです。また、電波利用料の存在を知っていても、それがどのくらいの額なのか知っている人はもっと少ないでしょう。

総務省は2013年2月末、この電波利用料の詳細を発表していました。その前に公開したのは2008年というのですから、ほとんどの人が知らないのも無理はありません。自民党の河野太郎衆議院議員は総務省に「テレビ局ごとの電波利用料の負担金額を出してほしい」と要求したところ、総務省の担当課長は「個別の負担金額は開示しておりません」と答えていしまた。

さらに河野氏が「どうして出さないのか」と尋ねると、その課長は「テレビ局のプライバシー」だと答えました。その後、自民党が総務省に強く要請し公開が決まったのですが、当時のの発表でわかったこては、テレビ局がボロ儲けしている実態でした。

2013年に発表さた、電波使用料の詳細を以下に掲載します。

テレビ局全体の電波利用料負担は、総計で34億4700万円にしかならないのに対し、営業収益は3兆1150億8200万円もありました。電波の“仕入れコスト”は、営業収益のわずか0.1%に過ぎないということが暴露されてしまいました。

河野太郎氏
これは、とてつもなく低いです。民間企業において、小売業で仕入原価が0.1%とか製造業で原材料費が0.1%などということにでもなれば、それこそ、タダ同然です。これでは、放送局など、よほどバカな真似をしないかぎり、安泰で、潰れようもないです。これでは、競争の原理など働きようもないですし、テレビ局等がなぜ、旧態依然としてしまうのか、納得できます。

電波法や総務省の資料によると、「電波利用共益費用」、つまり「電波の適正な利用の確保に関し無線局全体の受益を直接の目的として行う事務の処理に要する費用」の財源に充てるため、テレビ局やラジオ局、携帯電話会社など無線を利用する者が支払うものとなっています。

要するに、違法電波による混信障害などから電波環境を守るための経費を徴収するという名目でつくられた制度でする。

しかし、電波利用料を支払っているのはテレビ局などの放送局だけではありません。電波を使っている携帯電話会社も支払っていて、全額通話料として携帯電話ユーザーに転嫁されています。具体的には、携帯電話1台につき年200円ですが、携帯の支払い明細書に「電波利用料」という記載がないので、利用者が知らないのも無理はありません。

12年度の電波利用料収入は約715億円でしたが、内訳は携帯電話事業者が72.3%なのに対し、放送事業者はたったの7.2%に過ぎませんでした。NHKは電波利用料を受信料に転嫁していますし、民放は企業が支払うCM料に転嫁しています。つまり、電波利用料のほとんどは、携帯電話を使っている消費者が負担しているといってよいのです。

2011年の地上アナログテレビジョン放送の放送終了
テレビのデジタル化の財源はなんだったのか?

では、その電波利用料を、国は具体的に何に使っていたのでしょうか。

主な内訳は、次のようになっていました。

・地上デジタル放送総合対策:45.0%
・研究開発:18.0%
・総合無線局管理システム:9.8%
・電波監視:8.3%

支出の半分近くを占める地デジ対策費は、実質的には放送局などへの補助金であり、とくに地デジ化の資金繰りに苦しむ地方テレビ局を救済するかたちになっていました。

つまり、携帯電話利用者が支払っている電波利用料で、テレビ局を支えている構図になります。そのテレビ局はといえば、社員の給料が高いのは誰でも知っており、民法キー局の平均年収は軒並み1200万円以上です。公共放送たるNHKの平均年収も1185万円であることが 2013年2月に発表されていました。許認可事業のため事実上新規参入のないテレビ業界が濡れ手で粟というのには、かなりの違和感を感じざるを得ません。

電波オークションについて報じた当時の週刊誌
過去においては、自民党時代から、国民の公共財産ともいうべき電波の周波数を競争入札にかける「電波オークション」を導入しようという話が進んでいました。民主党政権では次回の電波割り当てから入札を実施することを閣議決定し、2012年の国会に電波法改正案を提出していました。

しかし、安倍政権に交代するや、当時の新藤義孝総務相は「今国会に(オークション導入の)法案を提出することはない」と言明し、電波オークションを葬り去ってしまいました。

当時も総務省が裁量で放送局や通信事業者に電波を割り当てて電波利用料を取っているのですが、その当時から利用が進む第4世代携帯電話向け電波などを入札にかければ、数千億円の収入になるとみられていました。

また、民主党政権下で電波オークション導入を提言した大阪大学の鬼木甫名誉教授によれば、当時テレビが占拠していた帯域も含めてすべてをオークションにかけたとすれば、30兆円近くの価値があるとのことでした。

安倍政権は国庫に入るはずだった数千億円に上るオークション収入をフイにしてまで、テレビ局などによるタダ同然の電波使用という利権を維持させることにしたのです。安倍政権がオークションを取りやめた理由として、「大メディアに恩を売りたかった」との見方もありましたが、真相はわかりません。

放送局と通信事業者にすれば、オークションが導入されれば外資など新規業者がライバルとして参入し、新たな脅威になっていたでしょう。それに対抗するには、現在支払っている電波料に加えて、オークションで競り勝つ高額な費用が必要になったはずです。特にテレビ局は、なんとしてもオークションを阻止したかったはずです。

総務省も実は、本音ではオークションをやりたくなかったと言われています。電波利用料は税金ではないため、財務省による再分配の対象とはならず、形の上では一般会計の総務省予算になっています。


ただ、電波法によって使い道が決められている特定財源であり、全額が総務省によって使われることになります。総務省の「隠れ特別会計」との指摘もあり、総務省が自分たちの裁量で使える予算でもあります。もし、オークションが導入されていたら、総務省はこの貯金箱を失い、財源を財務省に取られていたとの声もあります。

先ほど、電波利用料の使途内訳で「研究開発:18%」と掲載しましたが、これなどは天下り先である特殊法人へのばらまきとの指摘もあります。これまでのように電波利用料を握っておくことが、総務省にとってもおいしい話なのです。

電波オークションは世界の常識になりつつあります。OECD加盟国の約3分の2はすでに電波オークションを導入していて、欧米諸国はほぼすべての国で導入しています。アジアでも一般化しつつあり、導入していないのは、モンゴル、北朝鮮、そして日本などだけです。

安倍政権は首相就任後の「ハネムーン期間」と呼ばれる、まだ支持率が高いうちに、電波オークション廃止を打ち出すことで大メディアに大きな恩を売ったのかもしれないのですが、テレビ局側は、その恩を仇で返したわけです。
"
この記事にもあるように、安倍政権は電波オークション廃止を打ち出すことで大メディアに大きな恩を打ち出したにもかかわらず、テレビ局側は、その恩を仇でかえしたのです。

それどころか、今年に入ってからは、森友・加計問題で「無から有を生む」お得意のフェイクニュースで安倍政権を攻めたてました。

これでは、政府が電波オークションの導入を検討するのも当然といえば、当然です。

務省の認可を受けた場合にしかテレビ放送事業はできません。「放送法」によって免許制度になっているわけですが、このことがテレビ局を既得権まみれにしている最大の原因です。

日本では電波オークションが行われないために、電波の権利のほとんどを、既存のメディアが取ってしまっています。たとえば、地上波のテレビ局が、CS放送でもBS放送でも3つも4つチャンネルを持ってしまっているのもそのためです。

電波オークションをしないために利権がそのままになり、テレビ局はその恩典に与っているのです。しかも、テレビ局の電波利用料は上でも述べたように、数十億円程度といったところです。もしオークションにかければ、現在のテレビ局が支払うべき電波利用料は2000億円から3000億円は下らないでしょう。現在のテレビ局は、100分の1、数十分の1の費用で特権を手にしているのです。

テレビ局からすると、絶対に電波オークションは避けたいでしょう。そのために、放送法・放送政策を管轄する総務省に働きかけることになります。

その総務省も、実際は電波オークションを実施したら、その分収入があるのは分かっているはずです。それをしないのは、テレビ局は新規参入を防いで既得権を守るため、総務省は「ある目的」のために、互いに協力関係を結んでいるからです。

そこで出てくるのが「放送法」です。昨今、政治によるメディアへの介入を問題視するニュースがよく流れているので、ご存じの方も多いでしょう。話題の中心になるのが、放送法の4条。放送法4条とは以下の様な条文です。
放送事業者は、国内放送及び内外放送(以下「国内放送等」という。)の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。 
一  公安及び善良な風俗を害しないこと。
二  政治的に公平であること。
三  報道は事実をまげないですること。
四  意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。
これを根拠に、政府側は「放送法を守り、政治的に公平な報道を心がけよ」と言い、さらに電波法76条に基づく「停波」もあり得るというわけです。

一方で左巻きの人々は、放送法4条は「倫理規範だ」とする。つまり、単なる道徳上の努力義務しかない、と反論をしています。

しかし、これほど無意味な議論もありません。そもそも、世界ではそんな議論をしている国はありません。「放送法を守れ」「これは倫理規範だ」なんてつまらない議論をするのではなく、「市場原理に任せ、自由競争をすればいい」だけの話です。

電波オークションによって放送局が自由に参入して競争が起これば、質の高い報道や番組が生まれるはずです。おかしなことを言っていたら人気がなくなるし、人気があれば視聴者を獲得しスポンサーも付きます。そうやって放送局が淘汰されれば、放送法など必要ないはずです。

繰り返しますが、電波オークションをやると一番困るのは既存の放送局です。だから、必死になって電波オークションが行われないように世論を誘導しているのです。特に電波オークションを政府が検討し始めた今日、ますます、世論誘導はひどくなることが予想されます。

そうして、実際に、政府が電波オークションを検討していることを報道したのは、産経新聞のみという現在の状況なのです。

総務省はその事情を知っていますから、「放送法」をチラつかせます。「テレビの利権を守ってやっているのだから、放送法を守れよ」というわけです。それはテレビ局も重々承知。言ってしまえば、マスコミは役所と持ちつ持たれつの関係になっているのです。

最近では右派の人たちが、左巻きのメディアに対して「放送法を守れ」と息巻いています。しかし、それはあまり良いやり方ではないように思います。言葉は悪いですが、もし偏向マスコミを「潰したい」のなら、電波オークションで新規参入させるよう促せばいいのです。

「放送法は守らなくてもいいから、電波オークションにして誰でも意見を発信できるようにしろ」と言えばいいのです。しかし、そうなるのが、テレビ局にとっては一番痛いです。

この電波オークションの問題は、当然ながらテレビ界ではタブーとされています。電波オークションについて必要性を語る論者は、テレビ局にとっては要注意人物です。だから、テレビ局は報道しない自由を最大限に発揮して、政府が電波オークションを検討しても、それに関して何も報道せず、これに関する世論など沸き起こることを避けているのです。

もし地上波で「実は電波利用料は数十億しか払ってないけど、本当は3000億円払わなければいけないですよね」などと言おうものなら、テレビ局の人間はみんな真っ青になって、番組はその場で終わってしまうでしょう。テレビでコメンテーターをしているジャーナリストも、その利権の恩恵に与っているので大きな声で指摘しません。

電波オークションをすれば、もちろん巨大な資本が参入してくるでしょう。ソフトバンクなどの国内企業をはじめ、外国資本にも新規参入したいという企業はたくさんあります。

既存のテレビ局は巨大な社屋やスタジオを所有していますが、これだけ映像技術が進歩している現在では、放送のための費用はそこまでかからないです。今では、インターネット上で自由に放送しているメディアがたくさんあるのだからそれは明らかです。

既存の放送局の権利を電波オークションで競り落とすと考えれば費用は膨大に思えますが、電波だけではなくインターネットを含めて考えれば、放送局そのものは何百局あってもかまわないのですから、新規参入するのに費用は数百億円もかかるものではないです。

資本力がある企業が有利ではあるかもしれないですが、技術が進歩しているために放送をする費用そのものはたいしたものでなないのだから、誰にでも門は開かれています。

多様な放送が可能になれば、どんな局が入ってきても関係がないです。今は地上波キー局の数局だけが支配していますから、それぞれのテレビ局が異常なまでに影響力を強めています。影響力が強いから放送法を守れという議論にもなります。しかし放送局が何百もの数になれば影響力も分散され、全体で公平になります。そのほうが、健全な報道が期待できるでしょう。

もっといえば、テレビが今より格段に面白くなるはずです。考えても見て下さい、巨大な既得権益に塗れた人々によるテレビ局が面白い番組を提供できるでしょうか。まともな競争があれば、テレビ番組も面白くなるはずです。電波オークションはテレビ番組の質も向上させることになるはです。

今度こそ、政府は圧力に負けず、電波オークションを導入して欲しいです。

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2015年1月13日火曜日

「朴大統領」年頭会見に「産経」抽選で選ばれるも、出入り禁止…日本メディアは「質問機会」与えられず―【私の論評】朴槿恵の年頭記者会見では、今年も昨年に引き続き露骨な日本虐め!この国は、もう構うな、捨て置け(@_@;)

「朴大統領」年頭会見に「産経」抽選で選ばれるも、出入り禁止…日本メディアは「質問機会」与えられず

パク・クネ

韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は12日、大統領府で年頭記者会見を行い、今年、国交正常化50年を迎える日本との「新しい関係」を模索する考えを示した。ただ、安倍晋三首相との首脳会談開催については、「日本側の姿勢の変化が重要だ」と注文を付けた。

産経新聞の加藤達也前ソウル支局長が名誉毀損(きそん)で在宅起訴された問題での質問はなく、朴大統領も言及しなかった。

朴大統領単独の正式な記者会見は2013年2月の就任後2回目。

朴大統領は会見で、日本が対応すべき課題として慰安婦問題を挙げ、早期に解決しなければ「韓日関係だけでなく、日本の歴史にも重荷になる」と主張。解決策については、韓国国民が納得するものでなければならないとの考えを示した。

北朝鮮に対しては、南北離散家族の再会事業を2月19日の旧正月前後に行うよう提案した。

また、内部文書が流出するなどの問題で批判を浴びる大統領府に関しては、「新しく組織改編する」と約束した。

記者会見には、韓国の外国メディアで構成する「ソウル外信記者クラブ」を通じて抽選で選ばれた外国の記者約20人も出席、そのうち日本メディアが約半分を占めた。質疑応答で韓国メディア15人、外国メディア1人(米紙ウォールストリート・ジャーナル記者)が質問できたが、昨年同様、日本メディアは質問する機会を与えられなかった。

産経新聞は当初、抽選で選ばれたものの、大統領府側から「大統領府への出入り記者として登録されていない」として出席を拒否された。産経新聞は昨年7月、人事に関する報道をめぐり、大統領府の規則に違反したとして1年間の出入り禁止措置を受けている。

【私の論評】朴槿恵の年頭記者会見では、今年も昨年に引き続き露骨な日本虐め!この国は、もう構うな、捨て置け(@_@;)

今回の不祥事に関して石平氏は以下のようなツイートをしています。
全く、石平のツイートの通りです。それにしても、日本の記者には、昨年も質問機会が与えられていませんでした。

この記者会見で、言論の自由についての質問が出たが、直接的な回答は避けました。

朴大統領は、「各国ごとに、事情が全く同じではない。国家の脆弱(ぜいじゃく)な部分に対しては、
その国にあう法が存在する」と述べました。会見の質疑応答の中で、アメリカメディアから、産経新聞の前のソウル支局長が在宅起訴された問題などを念頭に、韓国では今、言論の自由が制限されているのではないかとの質問が出たが、朴大統領は、「各国ごとに事情は異なる」と述べるにとどまりました。

以下にそのテレビ報道のキャプチャ画像を掲載します。



このブログでは、以前から韓国については、冠婚葬祭程度の付き合いにとどめ、あとは一切タッチするべきではないと主張してきましたが、まさにこの対応が正しいことを印象付ける今回の韓国の対応ぶりだったと思います。

日本側の対処としては、マスコミもそもそも、韓国大統領の年頭の記者会見におよばず、すべての会見などに、記者を送らないようにしてはいかがでしょうか。

韓国とえば、GDPが東京都と同じ程度の国であり、対韓国の輸出も輸入も微々たるものですし、輸出も輸入も韓国でないと駄目というようなものもなく、すべて他国のもので代替えできます。実質的に国交がなくても、ほんど影響はありません。

韓国側の姿勢の変化が、なければ、今後も永遠に首脳会談はなしで良いです。あとは、韓国側が歴史のねつ造や、歪曲を行った場合、それに対して反論して、水掛け論にもっていけはそれで良いと思います。そこから先まで、深追いして、わざわざ韓国を相手にする必要はないと思います。

国際舞台では、ある国が他国に対して、イチャモンをつけたとして、イチャモンをつけられた国が反論して、水掛け論になったら、言い出したほうが負けという暗黙の了解がありますから、韓国がおかしなことを言い出したら、その都度水掛け論にもっていけばそれで良いです。

日本政府も、民間レベルでも、これ以上韓国にお金と、時間と手間をかける必要はありません。そのようなことは、もっと新日的で、お金と時間と手間をかけただけ、見返りがあるとか、そうではなくても、心から感謝される国に対して行えば良いことです。

無駄なことに時間や、コストをかけても意味がないと思います。

私は、そう思います。皆さんはどう思われますか?

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2012年12月9日日曜日

【週末経済講座】影薄くなる「日銀短観」 デフレ不況下で“景気の悪さの証明書”―【私の論評】金融引き締めを続ける一方で、短観で引き締め度合いを調査してきた罪深い日銀には、鉄槌をくだすべき!!

【週末経済講座】影薄くなる「日銀短観」 デフレ不況下で“景気の悪さの証明書”:

日本は統計王国、総務省のHPをみるとありとあらゆる省庁の統計が公開されている

日本は「調査統計王国」だ。とくに経済統計はあふれんばかりにある。中央官庁の各種調査統計から始まって、政府系機関や独立行政法人、地方公共団体、業界団体、民間調査会社、新聞社など大小それこそ山ほどある。そのなかで、歴史もあり即時性や調査規模の大きさなどで経済統計調査の“王者”ともいえるのが「日銀短観」だろう。

中央銀行である日銀が四半期(3、6、9、12月の4回)ごとに調査する「全国企業短期経済観測調査」のことで、1957年から実施している格式のある企業アンケート統計だ。27業種から中堅・中小企業を含む約1万社を選んで、調査票を送り、返答をもらう。

・・・・・・・・・・・<中略>・・・・・・・・・・・・・

日銀は「お金の量や場所への流れ」など資金の動きを調べることが基本的な仕事だ。だが、短観づくりも補助的に重要な仕事。だから「精度向上」にも改善努力をしている。3年に1度は調査対象企業を見直すことや、インターネット企業の対象化などだ。今度は調査項目に「中長期の企業物価見通し」も新設するという。

もっとも、日銀は本来、調査機関ではない。景気反転、不況脱出のための金融政策に挑戦していくことが役目だ。

日本の景気は再び後退局面に入ったとされるが、さて、来週にも発表される12月短観はいかに。 (産経新聞編集委員・小林隆太郎)

この記事の詳細はこちらから!!

【私の論評】金融引き締めを続ける一方で、短観で引き締め度合いを調査してきた罪深い日銀には、鉄槌をくだすべき!!

日銀短観といえば、確かいまでも、会社に短観用のアンケートがきていて、そのアンケートに応えているはずです。そうして、10年前あたりは、経営企画室という部署を担当していたことがあるので、最初は、自分で応えていてしばらくしてから、部下にまかせたという記憶があります。これなど、実際アンケートを答えるとなると、様々な資料などみて、客観的に判断して応えなければならないので、最初は結構手間取りました。しかし、何回かやっているうちに、普段からこのアンケート用に資料を用意しておくことで、30分もあれば、楽に応えられるようになりました。

そんなことも思い出したので、本日はこの記事を掲載させていただきました。それにしても、上の産経新聞の記者、ツッコミが足りないですね。日銀の金融政策は、完璧に失敗しています。何も遠慮することはないと思います。かわりに、私が以下でツッコミを入れてみます。


それにしても、上の記事の最後のほうで、"特にデフレ不況になってからは、「景気の悪さの証明書」みたいなもので、日銀自身が金融政策に生かすうえでの内部議論の材料性も希薄になり、調査統計としての存在感があまり感じられなくなった"とありましたが、私などあの頃すでに"失われた10年"ともいわれていましたので、実際そうなったどうかは、別にして当時もあまり業績がよくなるようなな材料は、とぼしく、確かほぼ毎回のように業績はこれから悪化するであろうというようにアンケートに応えていました。

毎回似たようなことを書かなければならないので、面倒になったので、部下にまかせるようになったことを覚えています。そうして、経済情勢は、今になっても基本的にはあまり変わっていません。景気判断指数によれば、9月から景気判断指数が落ち込んでいましたが、10月にも落ち込んだことが、つい最近ニュースで報道されていました。現在でも、10年前の私と同じような気持ちでアンケートに応えている方々が多くいらっしゃるのだと思います。

犬にツッコミを入れる大胆な猫
そうして上の記事では、"もっとも、日銀は本来、調査機関ではない。景気反転、不況脱出のための金融政策に挑戦していくことが役目だ"と掲載されているように、このような調査をして、景気がかなり落ち込んでいたのを十分に知りながら、これを長きにわたって結局放置し見殺しにしてきたということです。そういう意味では、日銀は、本当に罪深い存在だと思います。

無論、先日もこのブログにも掲載したように、四季報などみていると、日本の上場会社でも、半分は成長企業であることも真実です。ですから、逆境であっても頑張って成長するとなどのことが大事なことだと思います。景気が悪くなったからといって、努力もせずに、すぐに政府のせいだ日銀のせいだと責任転嫁をすることは良くないことだと思います。やはり、経営者でも、従業員でも、努力してこれに対処していくべきと思います。



しかし、対処にも限界があります、たとえば、デフレになって、業績が悪化した飲食業界にあっても、あのマクドナルドは、長年にわたって、業績を維持するどころか、伸ばしてきました。これは、本当に頭の下がることで、素晴らしいことだと思います。

しかし、このマクドナルドですら、今年度下期に入ってから業績を落としています。このブログでも、以前掲載したように、日経ビジネスのインタビューに応えてマックの会長は、カウンターメニューを廃止したことがお客様の不興をかったことや、新商品の幅を広げすぎたことを業績悪化の原因としてあげていましたが、私は、これは真の原因ではないと思っています。マックはあくまで、デフレ対策の一貫として、カウンターメニューの廃止したり、新商品の幅を増やさざるをえなかったのでそうしたのであり、デフレでなければ、あんなに新商品の幅を増やすことはなかったと思います。

日本のマックのCMに登場した、ドナルドの妹とされる女性
要するに、原材料海外から調達するマックにとっては、デフレは悪いことばかりですが、円高は追い風になっていたと思います。しかし、いくら円高の追い風があったとしても、国内がこれほどの酷いデフレになれば、さすがのマックも打つ手がなくなってきたということだと思います。私自身は、マックが比較的高い商品を出すかと思えば、安い商品も残したり、あるいは安い商品を新しく開発したりで、従来のやり方からみると、一見ちぐはぐに見えたのですが、それにしても、そうすることによって、このデフレを克服して業績を伸ばしてきたので、素晴らしいことだと思っていました。おそらく、一見ちぐはぐであるように見えても、その時々きで、それなりに根拠や理論的背景があってやってきたことなのだと思います。

そのマックが業績を落としたのですから、これは、もう他の企業などなかなか太刀打ちできない深刻なデフレ状況に落ち込んだのだと思います。これは、結局民主党政権などによる、復興税も含む緊縮政策や、日銀短観による、実質的な金融引き締め政策によるもの以外に考えらません。特に、昨年地震があった次の年にもう景気が落ち込むなどのことは通常は考えられません。



通常まともな国で、大規模な自然災害や、戦災があったときに、災害や戦災が収まった場合には、復興プログラムにより、多少の浮き沈みはあったにしても、お金は普段よりもふんだんにで出回るし、復興のため通常よりもかなり仕事が増え、雇用も増えるため、多少の浮き沈みはあったにしても、右肩上がりで景気が良くなります。そうして、インフレ傾向になります。数年たった場合は、いきすぎたインフレになる場合がおうおうにしてあり、そんな場合は、政府が緊縮財政をしたり、中央銀行が金融引き締めをしたりして、景気が落ち込み多少悪くなることもありますが、翌年というレベルで悪くなることは皆無といって良いほど稀有なことです。

かつての、日本経済破壊三羽烏。残るは白川総裁のみ!!
そうして、このような事例は、多くの人たちは、歴史上の事実として、そうして、一部年配の方々は実体験で十分に知っているはずです。それは、何かといえば、大東亜戦争に敗北した日本が戦災から立ち直り復興するまでの過程がまさにそうでした。この間はインフレ傾向で、右肩上がりで経済が伸びて行き、復興から成長期に入り、あれよあれよというまに、日本は高度成長をとげ、世界第二の経済大国にまで上り詰めました。それも、中国のように、国全体で、世界第二位というだけではなく、国民一人当たりのGDPでも世界第二位でした。それに、あの阪神淡路大震災大震災でも、震災があった翌年に景気後退局面に陥ったということはありませんでした。

なのに、なぜ現在景気後退局面に陥るかというと、はっきりしています。それは、民主党政権による財政政策による失敗と、日銀による金融政策の失敗によるものです。民主党政権は、震災などあった場合には、通常なら、建設国債を大量に発行して、すぐにさま復興にあてて、すぐにも公共工事などを行い、復興につとめるのが当たり前の真ん中であるにもかかわらず、それをしませんでした。関東大震災の復興では、政府は、すぐさま国債を大量発行して、日本国内では消化しきれなかったので、外国にも日本国債購入してもらい、復興を迅速にすすめました。当時の日銀だって、すぐさま金融緩和をしました。今なら、国債を外国に売らなくても、国内で十分に消化できる状況にあるにもかかわらず、民主党は当たり前の真ん中をしませんでした。

関東大震災時に水たまりで体を洗う女性。当時は、おおらかだったんですね!
そうして、震災後日銀は、昔の日銀とは異なり、すぐさま大幅な金融緩和を実施することはありませんでした。だから、震災直後から、当然円が建設建設復興のため、需要か高まったにもかかわらず、金融緩和によって、円を潤沢に供給するどころか、スズメの涙で終わらせたので、強烈な円高を招きました。実際昨年の3月末の統計によれば、その一年前の3月末よりも、マネタリーベース(日銀が、市中に投入した資金の量)が減少していたという信じ難い事実があります。それに、20年にもわたって、政府は緊縮財政、日銀は、金融引き締めを継続してきたという動かし難い事実があります。これでは、どんなに企業や国民が努力をしたとしても、水道の蛇口をあけていて、シンクに水が溢れてるのをコップか何かですくい出しているようなものです。これでは、いくら頑張って、どうしようもありません。原因は元から絶たねばなりません。水道の元栓をひねるしかありません。このまま失われた20年が30年にもなれば、先程指摘した四季報にも掲載されている半分の成長企業の芽も摘み取られてしまうことでしょう。

溢れ出る水を止めるには、水道栓をとめることだ!!
政府・日銀とも、震災後から今日にいたる財政政策、金融政策ともに大失敗しているわけです。しかし、民主党政権は、ご存知のように、次の選挙では、大敗することが、既成事実化していて事実上鉄槌が下されるのと同じことになりますですが、日銀は違います。特に白川総裁は、来年の4月まで任期があります。

考えてみると、このデフレ状況は、麻生総理のとき以前からもずっと続いています。麻生総理は、大規模な財政出動を行い、若干景気が上向きましたか、その後の民主党政権の緊縮財政、それに、日銀の実質的金融引き締めのため、株価は落ち続け、税収も減り続け、デフレスパイラルは進行し続けています。この間、総理大臣は、麻生、鳩山、菅、野田と、くるくる変わりました。これは、財政政策の失敗によるものだけではないですが、とにかく、責任をとってやめてきたし、野田総理だって、任期を全うできず、総選挙に突入し、政権の座から去るわけです。それで、責任がとりきれているのかどうかは別にして、一応責任をとった形にはなります。

日銀貴族の頭目白川は金融政策が失敗しても一切責任を取らない

ところが、金融政策で失敗し続けた白川総裁は、麻生政権の末期にその座について、そこから、変わることなく、来年の4月に任期を終えようとしています。そういわれてみれば、あの、消費税推進派であった、勝栄次郎財務次官もすでに退官しています。大失敗をした組織の長は、責任をとるべきです。政府の長だけが、結局責任をとって、次々とやめているというのに、政府の下部機関でもある、日銀の長だけが、責任を取らずに任期を全うできるなど、全くもって摩訶不思議です。日銀にも、近いうち、鉄槌を下し、総裁に任期を全うする前にやめていただくというのが筋だと思います。それに、その後も金融政策で失敗するなら、白川総裁後の総裁も、任期前に、辞任させるというのが、筋だと思います。日銀だけがそうなっていないのは、不合理どころではなく、理不尽だと思います。そう思うのは、私だけでしょうか? 皆さんは、どう思われますか?


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