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2015年5月31日日曜日

タマキ フジエが東京都観光ボランティアのユニフォームをデザイン―【私の論評】未来の日本人のライフ・スタイルを予感させ、海外からも賞賛され、共感を得られる野心的なものにして欲しい(゚д゚)!



タマキ フジエ(TAMAKI FUJIE)」のデザイナー藤江珠希が、東京都観光ボランティアのユニフォームをデザインした。今日東京都庁で行われた「舛添知事 定例記者会見」で「おもてなし東京」というロゴが入ったメンズ、ウィメンズの2種類を初披露。外国語で観光案内等を行う「街なか観光案内」のボランティアスタッフが着用する。

東京都は、2020年東京オリンピック・パラリンピック大会に向け、観光ボランティア活動を通じて外国人旅行者に東京の魅力を紹介する「街なか観光案内」をスタート。2020年までに新宿、浅草等10地域で展開される予定で、今回の会見では藤江珠希がデザインした観光ボランティアスタッフのユニフォームが発表された。舛添知事は「色々なデザインを出してもらい、分かりやすいということからこのユニフォームを選びました。ユニフォームを活用して、観光客の方に向けたサービスを展開していきたい」とコメントしている。

タマキ フジエは、立教大学卒業後、アントワープ王立芸術アカデミーを経て、セントラルセントマーティンズ美術大学ファッションプリント科に入学した藤江珠希が手がけるブランド。2014年には「Tokyo 新人デザイナーファッション大賞」のアマチュア部門最終審査会とプロ部門のジョイントショーで、自身初のファッションショーを行ない注目を集めた。

【私の論評】未来の日本人のライフ・スタイルを予感させ、海外からも賞賛され、共感を得られる野心的なものにして欲しい(゚д゚)!

それにしても、このユニフォームはあまりにダサすぎるのではないかと思います。とてもじゃないですが、一流デザイナーがデザインしたものとは思えません。

気になったので、まずは「街なか観光案内」の内容を調べてみました。東京都のサイトに説明に掲載されていたので、それをそのまま以下に掲載します。

「おもてなし東京」が始動!街なか観光案内を新宿、上野で開始します
-東京都観光ボランティアのチーム名・ユニフォーム決定!-
平成27年5月29日 
産業労働局
観光ボランティアが街なかで外国人旅行者に積極的に声を掛け、外国語で観光案内等を行う「街なか観光案内」を6月19日から新宿、上野を皮切りに実施します。今後、外国人旅行者が多く訪れる地域で順次展開していきます。 
 また、これにあわせて、観光ボランティアがチームとして一体感を感じられるよう、チーム名及びユニフォームを決定しましたので、お知らせします。今後の観光ボランティアの活躍にご期待ください。 
1 街なか観光案内
(1) 活動開始日
平成27年6月19日(金曜)より
(2) 活動日
毎週金曜日・土曜日・日曜日(週3日)
(3) 活動時間
11時00分~17時00分
※開始日はイベントを開催予定のため、活動時間は異なる。
(4) 実施場所
新宿駅西口周辺、上野駅周辺(27年度)
※28年度以降、外国人旅行者が多く訪れる地域で順次展開予定
(5) 活動内容
ボランティアが2人1組となり、街なかを巡りながら外国人旅行者に声をかけ、観光案内や道案内を行うほか、各種情報を多言語で提供。
2 チーム名及びユニフォーム
(1) チーム名
「おもてなし東京(OMOTENASHI TOKYO)」
一般応募の中から決定(応募総数882件)
(2) ユニフォーム
都がビジネスを支援している有望な若手デザイナーの中からコンペにより選ばれた藤江珠希氏がポロシャツ、帽子、カバンをデザイン
画像
<ユニフォーム>

画像
<チーム名のロゴマーク>

  
それから、このユニフォームをデザインしたデザイナーの写真を以下掲載します。

藤江珠希さん
今年のFashionsnap.comの1月3日の記事に、『2015年に注目したい期待の若手国内ブランドベスト9』という記事が掲載されており、藤江玉希さんは、6位になっていましたので、その部分のみ以下に掲載させていただきます。

"6番・ライト:「タマキ フジエ(TAMAKI FUJIE)

tamaki_fujie20141022-20141022_019-thumb-660x990-328631.jpg
初のショー開催、アレキサンダー・マックイーンの下で経験を積んだ実力者

立教大学卒業後、アントワープ王立芸術アカデミーを経て、セントラルセントマーティンズ美術大学ファッションプリント科に入学したデザイナーの藤江珠希氏。在学中にアレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)の下で研修し、2013年春夏からタマキ フジエを展開しています。色の置き方や異素材を組み合わせた服作りに定評があり、「2014 Tokyo 新人デザイナーファッション大賞」のアマチュア部門最終審査会とプロ部門のジョイントショーで初めてランウェイショーを経験。ショー後には「ショーはもういいかなと思いましたね(笑)」と語った藤江氏。そんな同氏の控えめなところから6番・ライトにしました。
"


なにやら、新進気鋭のすごいデザイナーのようですが、それにしては、ブログ冒頭のデザインはあまりにいただけないと思うのですが、それにはわけがありそうです。Twitterでみているとそれを匂わせるような記事も掲載されていましたので、そのTweetを以下に引用させていただきます。
確かに、ユニフォームのデザインとグラフィックのデザインとは異なる人の手によるということで、その面のチグハグ感もあります。

そのあたりについては、以下のようなTweetもあります。
このような見方もありますが、そもそも、制服のデザインそのものがダサいし、何やらこの色使いなどみると、何やら想起されるものがあります。それは、何かといえば大韓民国の国旗太極旗の色使いです。

このような感覚は、私だけなのかと思ったら、ジャーナリストの西村幸祐氏も似たような感覚を持たれているようで、以下のようなTweetをされています。
このTweetを見ていて、「まるで半島デザイン」というのは、最初は言い過ぎのような感覚を持ちましたが、色づかいはまさしく太極旗を想起させるものであることと、さらに関連するTweetをみていると、以下のようなものを発見し、そういう感覚を持つ人もけっこういるということに共感を覚えました。

それに、以下のような舛添知事の発言も発見しました。
【舛添知事定例会見録】観光ボランティア「ソウルと同じようなことやりたい」赤いユニホームに対抗?、東京はブルーに
ソウルの観光ボランティアに説明を受ける舛添知事
詳細は、この記事をご覧いただくものとして、以下に一部分のみ引用させていただきます。
 「最後の報告ですが、このたび、観光ボランティアによる『街なか観光案内』を新たに開始しますので、お知らせします。ソウルに行ったときに、『動く観光案内所』ということで、赤いユニホームのボランティアが、例えば私が歩いていると、『日本人の方ですね。何か困ったことはありますか』と日本語でしゃべって、いろいろ案内してくれる。 
 こういうことをやろうということで、これまで東京都を訪ねる外国人旅行者に対し、観光ボランティアによる都庁案内ツアーとか、観光スポットをめぐるガイドサービスを提供してきました」 
 「これに加えて、6月19日から新たに、街の中で『韓国の方ですか』『中国の方ですか』『アメリカの方ですか』と声をかけて外国語で案内を行う『街なか観光案内』を、まず新宿駅、上野駅を皮切りに開始します」 
 「そこで、チーム名とユニホームを決定しました。まずチームの名前は『おもてなし東京』。
ユニホームは、都がビジネスを支援している有望な若手デザイナーの藤江珠希さんにデザインしていただきました。 
(ボランティアには)今回、作成したユニホームを着用してもらい、
『これはおもてなし東京チームだな』とすぐに分かるようにしたい」
このような、舛添知事の発言をみると、やはり韓国風デザインは舛添知事からででいるような気がします。そもそも、最初からデザイナーに、韓国の観光ボランティアの制服など見せていて、そこからデザインを依頼したということも考えられます。

それにしても、このデザインでは、以下の比較写真をみてもわかるように、李朝朝鮮の衛兵の衣装を彷彿させるし、そもそもダサいということで、観光ボランティアをやろうという人もこれを着用しなけばならないということになれば、意欲がそがれる人も多くなるのではないかと思います。

左が李朝朝鮮の衛兵の衣装、右が東京の観光ボランティアの衣装

たかが、制服と言う方もいらっしゃるかもしれませんが、制服がかわいいということで、入学者が増加した女子校などもあります。決して馬鹿にはできません。

制服の着こなしの良い女子高生。これは制服というよりは、マフラーで女子力アップ?
かわいさ2割増し!?いや、もっと?しかし、観光ボランティアの制服では・・・・・
優れたファションとは、人々のスタイルを表現するものです。フランスの有名な、ココ・シャネルは、女性ファションの大改革を行い、女性の新しいライフスタイルを確立しました。それまで、女性とはかくあるものという、スタイルに基づいて創作されていた、窮屈な女性ファションをことごとく破壊し、今では普通になっている新しい女性のライフ・スタイルを確立しました。

ココ・シャネル

東京オリンピックまでには、まだ間があります。着用する人の年齢や、好みや、新しい日本人のライフスタイルも考慮にいれて、これから新たなデザインのものを複数作成するとか、経費を抑えたいなら、服装はボランティアに任せて、そのかわり服装の規定を定めるというような方向性も考えられると思います。

もし、服装をボランティアにまかせたとしても、選考要件として、ファションセンスの良さを入れて、服装は「東京オリンピック後の新しい日本人のライフスタイルを想起させるもの」という規定を設けてはいかがでしょうか。百花繚乱となるでしょうが、その中でも方向性が見えてきた興味深いものになるかもしれません。

ココ・シャネルは「失敗しなくちゃ成功はしないわよ」と語っています。あのダサさは、失敗の域にあると思います。

とにかく、あまりにダサい半島風デザインはいただけないです。これを強制着用ということにでもなれば、ボランティアの数が減るかもしれませんし、それに人権問題にもなるのではないでしょうか。国旗ゃ校歌斉唱を問題にする、左翼の方々がこれを問題にしないのも不思議です(笑)。

東京の観光ボランティアのユニフォームが、もし単なる半島からの移入ということであれば、あまりに志が低すぎます。未来の日本人のライフ・スタイルを予感させ、海外からも賞賛され、共感を得られるものでありながら実用的な野心的なものにして欲しいものです。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?



【関連図書】

ファッションは、その時代の人々のライフ・スタイルも表現するものです。かの有名な、ココ・シャネルは、「私は流行をつくっているのではない。スタイルをつくっているの」という名言を残しています。

ココ・シャネルにより、世界の女性のスタイルは様変わりしました。ファションを見れば、それを着用している人のスタイルがわかります。以下の書籍は、写真集であり、多くの人々のスタイルを表すファションもビジュアルで見ることができます。

そのスタイルから見ても、戦前の日本や、大正・昭和初期の日本が、暗黒ではないことが理解でき、「戦前暗黒史観」などは誤りであることが良く理解できます。それは、日本だけではなく、日本統治下の朝鮮も同じことです。そういう見方をすると、なぜ日本の戦後教育ではこれらの真実を封印してきたのか、憤りを覚えます。

スタイルを見れば、一目瞭然です。是非ご覧になって下さい。

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