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2009年1月6日火曜日

低価格ミニノートの爆発的なヒットを受けて、ついにメーカーが普及に本腰へ-ネットブックは大社会変革と未曾有の経済発展の一翼を担うかもしれない

低価格ミニノートの爆発的なヒットを受けて、ついにメーカーが普及に本腰へ(この内容すでにご存知の方は、この項は読み飛ばしてください)

2009年01月06日 11時26分00秒(Gigazine)




ASUSの「EeePC」シリーズを皮切りに、AcerやDELL、Lenovo、東芝、NECなどが次々と参入した「Netbook(ネットブック)」と呼ばれる低価格ミニノートパソコンですが、2008年の年末商戦において爆発的なヒットを記録したそうです。

このヒットを受けて、メーカーは普及に本腰を入れる模様。

詳細は以下の通り。

Acer and Asustek looking at booming netbook sales in 2009

この記事によると、「Aspire One」を販売しているAcerや「EeePC」シリーズを手がけるASUSは、低価格ノートパソコンを本格的に大量販売する意向だそうです。

これは2008年のアメリカの年末商戦でAcerの「Aspire One」が50万台を売り上げたほか、ASUSの「EeePC」シリーズも8.9インチ液晶搭載モデル、10.2インチ液晶搭載モデルともに高い売り上げを記録したからとのこと。

Acerは8.9インチ液晶を搭載した「Aspire One」が好評を博したことから、今後も高い売り上げが期待できると見込んでおり、2009年中に全世界で低価格ノートパソコンが1200~1300万台 売れると推測しているほか、ASUSも2009年中に710~730万台の「EeePC」シリーズを販売できると推測しているそうです。

次世代モデルも見えてきた低価格ノートパソコンですが、はたして今年はどのような新モデルが登場するのでしょうか。新たなCPUの搭載による処理速度の向上、SSDの容量増加などに期待したいところです。

ネットブックは大社会変革と未曾有の経済発展の一翼を担うかもしれない
OLPCの100ドルパソコン
確か、2006年あたりに、OLPCの100ドルパソコンがあったと思います。これは、その後どうなったのでしょうか?誰かご存知の方いらっしゃいましたら是非教えてください。


上は、そのプロトタイプの写真で、電力が乏しい環境でも使いやすくするため、発電装置もついていて、右のハンドルを回すと電気が発生し、電池に蓄えられるようになっていたと思います。この玩具のような、パソコンがとてつもないパワーを秘めているかもしれない。

このパソコン、国連が仲介して開発途上国の子供たちに大量にばら撒く予定だったようですが、最近まったく噂を聞きません。考え方としては、すばらしいものだと思います。

これが普及すれば、開発途上国であったとしても、少なくともこれを手にした子供たちは、いわゆるデジタル・デバイド状態からは開放されることと、将来は知識労働者の仲間入りがしやすいと思います。最近は知識社会ともいわれ、富の主たる源泉が従来は、武力であり、それから、お金、情報、知識と移ってきました。そのため、このプロジェクトは大変有意義だし、大きな社会の基盤形成にもつながると思って期待していました。

ネットブックが社会変革を引き起こす?
上のプロジェクトは、どうなったかわかりませんが、最近のネットブックの興隆は、上のプロジェクトとも似た効果をもたらすと思います。ノートパソコンとインターネットの黎明期に、ある評論家が「パソコンが5~6万円台にならなければ、全世界的に普及して、社会のインフラとなる時代はなかなかこないだろう。また、インターネットの接続料金もまだまだ安くなり、アメリカなみにならないと意味ある変化をひきおこせないだろう。これらが実現されれば、全世界的に爆発的なイノベーションがおこるだろう」と、予言していました。まさに今、この予言は全世界的規模で的中しそうです。

多くの人は、このネットブックに関して、低価格のパソコンができたという認識でしょうが、私はそれ以上にもっと大きな可能性があると思います。HP(ヒューレット・パッカード)も来年は、ネットブックが1200万台は売れるだろうとしています。

現在は、まだ製造している会社が少ないですが、多くの会社がネットブックの製造を開始したとしたら、すごいことになるでしょう。いずれ、世界の半数以上の人が自らのパソコンを持つ時代もくるかもしれません。これらが、ネットワークでつながつたとしたら、途方もないことになるかもしれません。お金持ちは無論のこと、貧乏な人が、子供まで、今の日本の携帯電話のように普及する可能性がでてきました。

何か、大きな社会変革のうねりが聞こえてくるような気がします。ネットでつながる人が多くなれば、現在のガザ地区へのイスラエル軍の侵攻に関しても、攻められる側、攻める側から無数の情報が入ってくることになるでしょう。今まで以上に生の情報がそのまま入る機会が増えていくでしょう。マスコミなどを経由しない生の情報が入ってくるし、こちら側から質問することさえ可能になります。

書籍「ネクスト・マーケット」で語られた貧困層ビジネスとネットブックの結合がとてつもないパワーを持つ?
それから、以前「ネクスト・マーケット」という書籍が発売され、読みましたが、このネットブックの普及を機会に本当に貧困層ビジネスがさらに促進されると思います。世界には、1日2ドル未満で生活する貧困層が40億人います。本書は、経済ピラミッドの底辺に位置するこの貧困層(Bottom of the Pyramid=BOP)こそ、今後急速に成長する魅力的な市場だと指摘しています。企業は彼らを、慈善や援助の相手としてはなく、ビジネスの対象として重視すべき と主張しています。

貧困層を「顧客」や「消費者」に変えるには、先進国向けの製品・サービスに少し手を加えるといった対応では不十分であり、技術、製品・サービス、ビジネスモデルそのもののイノベーションが欠かせないとしています。

BOP市場の基本となるのは、「パッケージ単位が小さく、1単位当たりの利潤も低い。市場規模は大きいが、少ない運転資本でも利益を出せる」ビジネスです。例 えば、米P&Gは低収入で現金不足のBOPに消費力を作り出すため、「使い切りパック」のシャンプーを販売しました。ブラジルの家電チェーンは無理の ない利子とカウンセリングで、BOPにも高品質な家電が買えるようにしまた。その他、医療、金融サービス、農業関連ビジネスなど様々な分野の成功事例も詳し く解説しています。

BOP市場に参入することで得たノウハウ、実現したイノベーションは、先進国市場でも活用でき、企業の成長、発展に大いにつながると説いています。それに、こうした貧困層ビジネスは何も発展途上国に限りません。今回の金融危機に関連して、多くの人がアメリカでもかなりの貧困層が存在すること、もちろん日本でも数多く存在することが知られるようになってきました。

特に日本では、金融危機後にはじめて大掛かりに報道されるなど、貧困層が目立つようになってきたと思います。実は、それまでは貧困層はまるで透明人間のような存在だったのです。なぜかというと、経済的弱者であることから、他者とのつき合いの範囲も狭いことと、互いに孤立する存在であるため、労働組合やその他の互助会のような団体や組織を形成することもできず、さらには、マスコミも積極的にとりあげることもなく、まったく分離された状況で目立つことはなかっのです。

現在金融危機といわれて、いずれ金融危機そのものは収まるにしても、車は売れない、テレビも売れないなど、多くの人が心配をしています。しかし、世界で、そうして、日本でさえも貧困にあえぐ人たちは大勢います。この市場は莫大です。富裕層ビジネスは効率は良い事業ができますが、パイは非常に少ないです。富裕層は、不況であろうが、なかろうが消費を抑えることはないので、非常に良い商売相手になりますが、残念ながら、富裕層ビジネスは昔から存在していて、新規市場開拓も難しいです。

貧困層ビジネスで良く事例に出されるのは、ヤマハの船外機です。この船外機は最初はスリランカに導入されました。スリランカの漁民の意見などを取り入れて、流木にあたっても壊れない、その他厳しい環境でも壊れないものを導入しました。現地の厳しい環境に十分耐えられる船外機の開発に成功したため、日本国内はもとより、世界中でも売れるモデルをつくることが可能になりました。それだけではなく、船外機を買うための分割払いなどの新しい方法も導入しました。現在スリランカの漁民は、従来よりはるかに広い漁場で漁業をできるようになり、以前と比較するとはるかに高い収入を得られています。現地の人たちは、ヤマハの船外機を畏敬の念を込めて「ヤマハ」と呼んでいます。これは、経済改革でもあり、大きな社会改革でもあります。経営学の大家故ドラッカー氏も、「貧困層ビジネス」に関して、イノベーションと起業家精神の中で、同じようなことを述べていました。

貧困層ビジネスが爆発的に成長する

今後このようなことが、ネットブックの普及と、情報の交換の量とスピードの増加で、全世界で爆発的に発生する可能性があります。いままで、遅々として進まなかった貧困層ビジネスが、爆発するかもしれません。先進国に住む私たちは、自国の貧困層、他国の貧困層にまで目を広げ、各地で特有の事情を勘案し、その土地の文化や民族性を配慮しその地にふさわしい、イノベーションを提供したり、逆に提供してもらうようにすべきではないでしょぅか?こうしたことが、ネットブックを通じてよりスムーズに簡単に、誰にでもできるようになります。貧困層自身がネットブックを持つこによって、世の中が変わっていきます。

貧困層に属する人の中にも、かなり有能な人がたくさんいると思います。ただし、貧困そのものが、その知恵を活用できなくしている可能性が高いです。貧困層ビジネスは、従来のようなただの輸出とはまったく様相を変えると思います。従来のように魚を売るだけではなく、魚を取る方法と道具を提供して、自活できるまでにして喜んでもらうという姿勢が必要になります。これは、60年くらい前の、終戦直後の活気ある日本とも似ています。60年前の私たちの父祖は、貧困の中から立ち上がり、今日の日本の原型を築きました。このころ設立された上場会社がたくさんあります。

私たち先進国の人間も、開発途上国や自国の貧困層に優れた技術や、商製品を提供するというよりは、彼らの実情を謙虚に学ばせてもらうという姿勢が重要だと思います。そうすることにより、金融危機の後でも、実体経済はよくなり、貧困層の人たちもより良い生活を送れるようになると思います。それだけではなく、一昔前の日本のような大規模な経済発展の基盤を形成できるかもしれません。

私たちは、ここ最近ずっと、金融・経済にだけ着目して、このような世界があることに目を閉じてきました。アメリカなどその典型です。実体は単なる借金の山にすぎない、住宅バブルの幻想にひたり、貧困層など歯牙にもかけないという風潮だったと思います。少し、目先を変えれば、未曾有の市場が世界至るところに眠っており、従来は探すことが困難だった貧困層の市場の情報がネットブックを通じて大量に入ってきて、人類全体の発展につながっていくかもしれません。



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