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2011年9月20日火曜日

八ッ場ダムはやっぱり再開?民主党政権2年間の無策―【私の論評】民主党政権の基本はすべて劇場型政治の小粒なSMショー!!

八ッ場ダムはやっぱり再開?民主党政権2年間の無策

八ッ場ダムを訪れた当時の前原国土交通相、宣言は勇ましかったが尻つぼみも早かった

民主党政権が示したマニフェストの中でも、目玉的存在だった八ッ場ダム(群馬県長野原町)建設中止が、2年の時を経て頓挫しそうだ。

9月13日、国土交通省関東地方整備局は八ッ場ダム計画を再検証した結果、「ダムを建設することが最善」とする結論を群馬県をはじめとする関係6都県の知事らに示した。

事の発端は2年前、前原誠司国土交通大臣(当時)が八ッ場ダム建設中止を打ち出したことだった。

当初こそ、「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」を設置して、中止に向かって走り出す姿勢を見せようとしたものの、「国交省の役人が選任した、ダム推進派学者で構成された」(関係者)といわれ、船出から迷走した。

前原氏の後を継いで国土交通大臣に就任した馬淵澄夫氏も昨年秋、地元自治体との意見交換会で「『中止の方向』という言葉は今後使わない」と話すなど、徐々に腰折れしていった。それ以降、民主党からの強い働きかけもなく、淡々とダム再開の結論に至った格好だ。

前原氏は現在、民主党政調会長の要職に就いており、このまま八ッ場ダム再開を民主党が決定するかどうかは未定だが、これまでの民主党の動きを見る限り、指導力を発揮できるとは思えない。

八ッ場ダムはそもそも、ダム本体こそ未着工だが、周辺工事は8割方終了しているプロジェクト。本気で中止にするなら、地方自治体への工事負担金の返還や、地元住民対応など、さまざまな作業が必要なはずだが、この2年間、民主党が熱心に取り組んだ形跡は見えず、ほったらかしだった。

また一つ、マニフェストを反故にした責任は重い。

【私の論評】民主党政権の基本はすべて劇場型政治の小粒なSMショー!!


民主党は、政権の座についたときから、日本国のことが全然理解できていなかったのだと思います。そりゃ、そうですね、もともと、日本国解体を目論む政党ですから、日本国のことなんか、最初から、知るつもりもないし、どうでもいいことなんです。

もう、これは、鳩山の普天間、菅の尖閣問題、野田のこれから間違いなく、半年以内に発生するであろう、大不手際、それに三人というか、民主党のほぼ全員と、自民党の一部にまで、蔓延する、ハイパーマクロ経済音痴といっても良いほどの経済音痴、それに、民主党特有の国家観の喪失といい、もうだめですね。

八ッ場ダムについては、このブログにも書きましたが、あれだけ工事をやって、しかも、あの頃から続いていて、今でもデフレ基調なわけですから、デフレ対応のためにも、実施するべきでした。八ッ場ダム程度では、日本の経済は大きいですから、日本レベルでものを考えた場合は、焼け石に水程度ですが、少なくとも地元にはかなり良い影響を及ぼしたはずです。

それに、世界の二大政党の国では、たとえ、政権交代したとしても、前政権の施策は、政治の継続性の原則から、よほどのことがない限り、6~7割は、前政権の施策を引き継ぐのが当たり前の常識です。特に、八ッ場ダムに限らず、普天間なども、普通は、そのまま引き継ぐべきものだったと思います。

特に、八ッ場ダムは、国内問題ですが、普天間に関しては、アメリカとの約束もあったことですから、前政権の施策を引き継ぐべきでした。

八ッ場も普天間も、結局のところ、民主党のパフォーマンスにすぎなかったということです。民主党は、やることなすこと、ほとんどが、無思慮な、あの事業仕分けのような、劇場型政治の小粒なSMショーのそのもののようです。

もう、政権を担うことなど、あきらめて、はやく、総選挙をして、政権の座からおりたほうが良いと思います。民主党は、大連立など狙っていたようですが、そんなことをしても、全く無意味です。自民党も、民主党も、所詮選挙互助会にすぎません。それに、民主党のほうが、互助会的性格がはるかに強いです。これが、大連立すれば、さらに、互助会的性格が増幅されるだけで無意味と思います。もう、国民も、あの八ッ場ダム周辺の住民のようにこれ以上引っ掻き回されるのは御免です。

こんな状況で、野田政権の支持率があがったり、最近、地方選挙で、民主党の後援した候補者が当選したりしています。こんなことがおこるというのは、やはり、国民も、熱しやすく冷めやすいし、それに、喉元すぎれば熱さを忘れというところでしょうか?でも、こうした民主党の本質からいって、これも長続きしないでしょう。半年もしないうちに、野田政権の支持率も、10%台に落ちていると思います。

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