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2010年7月16日金曜日

日本赤軍・重信被告の懲役20年判決確定へ―妄想60歳台?少数派妄想老人の野望を阻もう!!

日本赤軍・重信被告の懲役20年判決確定へ(この内容すでに、ご存じの方はこの項は読み飛ばしてください)


36年前、日本赤軍がオランダのハーグのフランス大使館を占拠した事件などをめぐり、最高裁は無罪を主張していた元最高幹部・重信房子被告(64)の上告を退けました。懲役20年とした1、2審判決が確定します。

重信被告は1974年、ハーグのフランス大使館で大使ら11人を人質に取り、警察官に発砲して重傷を負わせた殺人未遂などの罪で起訴されました。重信被告は無罪を主張したものの1、2審は懲役20年の実刑判決でした。判決を不服として弁護側が上告しましたが、最高裁は16日までにこれを退ける決定をしました。1、2審判決が確定することになります。重信被告は、1971年にレバノンに出国し、日本赤軍を結成して中東を拠点に活動していましたが、2000年に潜伏先の大阪で逮捕されました。

さて、重信房子は、60歳台であり、いわゆる団塊の世代にあたります。この世代は、若い時にはじめて、ヤングといわれるようになった世代です。この世代、若い時は、学生運動にどっぷりつかり、中堅時代は、高度成長で頭をつかわずともそれなりに給料は右肩あがりであがっていき、終身雇用制の制度があったため、企業内でも、それなりに扱われ、資産もそれなりに形成し、年金などもまともにもらえている状況でした。

私は、従来から:現在の60歳台は旧来の老人のイメージはあてはまらなくなっているのではないかと思っています。しかも、それ以前の70歳台以上や、50歳台とも異なる存在なのではないかと思っています。これと比較すると、現在の30歳台は、ものこごころついて、そうして特に社会人になってからは、景気の面では一度も恵まれたことがなく、おそらく、一度も右肩上がりの経済など体験したことがないと思います。厳しい時代をくぐり抜けてきています。自分の実力を嫌が上にも見せ付けられるような機会に何度も遭遇していると思います。おそらく、現在の60歳台は、現在の30歳台などと比較しても、精神的には成熟していないのではないかとさえ思われることがしばしばあります。

昔から、若者に対しては、KYであるとか、いろいろ負のイメージがあり、高齢者は、世間がわかっていて、温厚、保守的などのイメージがありましたが、それが崩れてきているのは事実のようです。

特に公務執行妨害の検挙件数などみているとその傾向がすでに2年ほど前から、みられていました。以下に、神戸新聞の2008年7月29日の記事を掲載しておきます。



警察官や自治体職員らへの公務執行妨害容疑で、兵庫県警に逮捕されたり任意で取り調べを受けたりした高齢者の割合が2008年、未成年者と逆転したことが分かった。感情を制御できない少年らが手を出すイメージが強かったが、人生経験豊富な高齢者にも“切れる”傾向が強まっていることがうかがえる。
今年も同様の傾向といい、今後団塊世代が高齢者層に加わるため、県警は警戒を強めている。
公務執行妨害罪は、警察官や市職員のほか、民間の駐車監視員ら「みなし公務員」の業務を、脅迫や暴行によって妨害した場合に適用される。06年5月の刑法改正で罰金刑が新たに設けられた。
県警によると、06年以降、取り調べを受けた人数は200人前後で高止まり。08年は212人で、10年前のほぼ6倍だった。大半は20~64歳の成人。
このうち65歳以上の割合は9%(19人)で、10年間で最多だった。70歳以上も10人(4・7%)いた。トラブルの仲裁に入った警察官に手を出すケースのほか、神戸市の男(76)は駐車監視員に暴行して逮捕された。1998、99年の高齢者はゼロで、急増ぶりが分かる。
一方、未成年者(14~19歳)は全体の8%(17人)で、10年間で初めて10%を下回った。全体ではここ数年、30、40代の割合が増えている。
09年に入ってもこうした傾向が続き、上半期(1~6月)に逮捕するなどした95人のうち、高齢者は10人(10・5%)で、未成年者の7人(7・4%)を上回っている。
県警は「年齢に関係なく毅然(きぜん)と対応するとともに、受傷事故防止のため資機材も活用したい」としている。

妄想60歳台?少数派妄想老人の野望を阻もう!!


さて、重信房子は、上の動画でもわかるように、いわゆる、マルクス・レーニン主義の立場から、世界のすべての国で、いずれ階級闘争が生じ、共産主義革命がおこり、いわゆる、資本主義国はすべて瓦解するであろうとの妄想をいだいていました。

事実は、その反対でした。重信が潜伏しているうちに、ソビエト連邦は崩壊し、中国も改革により、実質的には、厳密には資本主義とはいいがたいですが、共産主義ではなく国家資本主義ともいえる政体に変化しています。こんな人本来ならば死刑になって当然と思います。

以前のブログでも、重信らが、日本赤軍でテロ活動などを盛んに実施していたころの、日本は、規制が網の目のように張り巡らされ、今の自由主義経済・社会に近い状況とはまったく異なっていました。これが、日本の経済の進歩に寄与してきたのも事実ですが、1980年代の終わりに至って、これがかえって、日本経済などに悪影響を及ぼすようになり、いわゆる、規制緩和が行われるようになり、今日に至っています。

この時代を称して、はっきり日本版共産主義の自体と呼ぶ人もいるくらいです。これに関しては、もう時代が随分過ぎ去っているため、当時の時代も知らない人がいるためと、日本では現代史がほとんど教えられていないため、あの時代の日本版共産主義といっても、ほとんどピンこないひとが増えてしまいました。

多分これに関して、40歳未満の人で言っている意味が判る人は、良い悪いは別にして、おそらく、あの堀江貴文さんではないかと思います。堀江さん、日本ではどうだったか記憶にはないですが、確か、逮捕直前のイギリスでのインタビューで、「日本は共産主義だ」と語っていたのをはっきり覚えています。

あの当時は、従来から比較すれば、日本の規制も随分緩んではいましたが、まだ、名残があったので、あのような発言になったのだと思いす。

この時代でもそうなのですから、重信が活躍した時代など、今から振り返れば、規制は激しく、平等主義的で共産主義といってもいいくらいの時代だったと思います。

実際、1991年のソビエト崩壊の直前に、ロシアの学者が、「われわれの共産主義は失敗したが、世界の中でそれに成功した国がひとつだけある。それは、日本である。われわれの目指した、理想の共産主義は、本来は、日本のような経済・社会であったはずである」と述べています。

まさに、重信房子の活躍していた時代は、日本共産主義といってもいいくらい、政府による規制が網の目のように張り巡らされ、社会も平等的で、1億総中流などといわれ、殆どの人が「あなたは、どの層に属していると思われますか」と質問されると、迷いもなく「中流」と答えていたような時代でした。おそらく、賃金的に比較しても、他の共産主義国などよりもはるかに平等であったといえます。

そんな共産主義真っ只中の日本の中に生活していて、まわりをみようとせず、現実を認識せず、今にも日本で共産主義革命が本当におこるし、おこさなければならないと固く信じていたのです。

これは、妄想以外の何モノでもないではありませんか?しかし、このような妄想は、何も重信房子に限ったことではありません。当時、学生運動に参加していた若者たち、現在の60歳台の人々の多くは、学生運動に参加していたか、参加していなくてもシンパであったことは間違いのないことです。


そうでない人は、例外的でした。いわゆる、ノンポリと呼ばれる少数派の人々や、右派、右翼とよばれる人たちでした。上の動画は、2009年4月のもので、チャンネル桜が、北朝鮮の弾道ミサイルに対応するために展開されたパトリオットミサイルに反対する市民団体の抗議活動の模様をお伝えすると共に、一般市民の方にもインタビューした内容です。抗議活動をしている市民団体の人々には、高齢者それも、60歳台とおぼしき人が多いことが見て取れると思います。それに比較して、一般市民の人たちは、意図的かたまたまなのかわかりませんが、30歳台の人が多く、双方の話にはある一定の隔たりがあることが見て取れます。

はっきりいえば、当時の若者は、かなり多くの人が妄想をいだいていたということです。当時学生というと未だエリートで、同世代の人々のうち大学まで進学した人々は全体30%程度です。だから、実際に学生運動をした人たちは、少数派ではあったものの、影響力は大きく、実際に行動は起こさなくても、シンパであった人々はかなり多いと思います。

ちなみに、あの経営学の大家である、ドラッカー氏は、あの当時の世界中で興隆した学生運動に関して、「数が多かったため」として、いわゆる人口統計学上の問題であるとしています。まあ、はっきりいえば、その価値など認めていないということです。

学生運動をしていた人たちも、その多くが就職する時期がくれば、その多くは民間企業に就職しました。そうして、その後共産主義革命などからは縁遠い存在となりました。やはり、企業に入つて現実に対峙せざるをえず、現実を見据えることになったからでしょう。

しかし、この年代思い出すことはありませんか?そうです、現在の政治の指導層です。民主党でいえば、鳩山さん、小沢さん、菅さんはすべて60歳台ではありませんか?それに、彼らは無論大卒です。まあ、日本では、政治家というと、ある一定以上の年代でないと指導層にはなかなかなれないというところがありますが、それにしても、現在の与党の指導層、60歳台の人多いですね。

この60歳台の人、特に大学まで行けた人たちは裕福な人たちです。民主党の指導層も結局そうです。菅さんなど、市民運動家で庶民をきっどっていますが、父親は医者です。大金持ちとはいえないかもしれませんが、決して貧乏ではありません。他党でも、革新政党は似たようなものです。公明党も今は違いますが、前の代表太田昭宏氏は、60歳台です。鳩山さんにしても、菅さんにしても、従来だったらあり得ないような、振る舞い、やっぱり、妄想60台ということでしょうか?

これら、独特のメンタリティーをもった人たち、青春の頃の妄想を今になって現実のものとしようとしているのかもしれません。かつての大学生が妄想で、日本で今にも共産主義革命が起こると信じて学生運動を展開していたのと変わらず、マルクス・レーニン主義により、日本国解体法案などを通じて、日本を解体したいと考えてるのだと思います。そんなことをしても、結局はソ連のように崩壊したり、ユーゴスラビアのようになり、紛争が絶えなくなるだけです。それよりも、何もよりも、実質上、中国の一つの自治区や、省になってしまうでしょう。そんなことは絶対にさせるべきではありません。

最近の選挙の結果で、民主党は惨敗しました。マスコミは未だに、今回の選挙の争点が、消費税や財政再建などとしています。しかし、皆さんもご存じのように、多くの国民は、あの民主党の強行採決の連発にノーを出したのです。そうして、そのノーの中には、いわゆる日本国解体法案の強行採決をノーとする声も相当含まれているものと思います。

現在、惨敗した民主党について、連立の話が言われています。その中でも、公明党との連立がかなり危険だと思います。なぜなら、公明党は、日本国解体法案に賛成だからです。これらが、連立を組めば、日本国解体法案などいとも簡単に強行採決で通されしまいます。

いずれにせよ、これからの日本は、現代の若者の日本ということになります。老人でも、正常な老人ならいいでが、重信房子ばりの、大妄想で、新しいの世代の日本を失うことさせてはいけません。当時は多数派であったかもしれませんが、現在では、少数派となった妄想老人の暴走をゆるすべきではありません!!すべての世代の良識派は、これに反対しましょう!!

民主党と、公明党の連立には大反対しましょう!!

日本国解体法案は真っ平御免です!!


少数派妄想老人の野望を阻もう!!

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