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2009年7月16日木曜日

東国原知事:「自民党からの出馬はお受けできない」 会見の主な一問一答―このまま座して死を待つのか自民党?

Adds by Yutakarlson

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東国原知事:「自民党からの出馬はお受けできない」 会見の主な一問一答
(この内容、ご存知の方は、この項は読み飛ばしてください)
 宮崎県の東国原英夫知事(写真左)は16日、県庁で会見し、次期衆院選へ出馬しないことを明らかにした。知事は、自民党の古賀誠選対委員長から「全国知事会のマニフェストを100%のむことは厳しい」などとした書簡が届いたことを明らかにし、「自民党からの出馬はお受けできない」と述べた。また、引き続き知事職にとどまることを明言するとともに、一連の騒動を謝罪した。(毎日新聞)

 主な一問一答は次の通り。【高橋克哉】

Q:古賀選対委員長からマニフェストのどの部分がのめないと言われたのか。

A:マニフェスト公表前なので具体的には言えないが「100%は厳しい」と。

Q:自民党総裁の条件には。

A:文言では(言及は)なかった。

Q:知事の職を任期満了まで務めるのか。

A:知事の立場から地方分権を実行していけるよう行動したい。

Q:古賀選対委員長からの連絡は何時ごろ来たか。

A:午後2時半ごろ、ある自民党議員の秘書が直接来て手紙でいただいた。

Q:衆院選出馬要請を「命がけで受ける」と言っていたが、いかほどの覚悟だったのか。

A:マニフェストに(全国知事会の提言の全部を)盛り込んでもらうという条件がかなわなかったのでこういう(不出馬の)結論になった。 しかし「提言を重要視する」という姿勢は伝わってきているので、地方分権はかなり進むと期待している。

Q:政界再編を見据えて、他党や別会派、無所属での出馬もないのか。

A:先のことは分からない。次期総選挙で(自民、民主)両党のマニフェストに(地方分権を)盛り込み、実行してもらうのが今回の行動の目的だった。

Q:古賀委員長が出馬要請を断念した際に「浅はかな考えだった」と言っていたが。

A:古賀委員長は「自民党を変えたいが自浄能力がない。外の力が必要だ」と言っていた。(知事への出馬要請に対して)党内合意が得られなかった事を残念がっていたし、反発があったことについても「対案を出してくれ」とおっしゃっていたので、それが真意だと思う。また「地方分権をやる」「知事会の意見を尊重する」という姿勢を貫き通されたことに敬意を表したい。

Q:出馬要請に対して総裁ポストを要求したのは計画的だったのか。

A:古賀さんと事前に打ち合わせをしたことはない。マニフェストを確実に実行するために責任ある立場に置いてほしいという意味で要求した。

Q:知事として今後どうやって地方分権を進めていくのか。

A:今回、自民党も民主党も高い確率で地方分権についてマニフェストに盛り込むと思うので、スタートラインにつけたと思う。地方と国が対等な立場で話し合える「協議の場」の設置の法制化を一番に求めていきたい。

Q:知事は「条件を受け入れることが硬直化した自民党を変えることになる」と言っていたが。今回は受け入れられなかった。

A:自民党は「最大限尊重したい」と言っているので、変わろうとしていると思う。

Q:知事側に妥協の余地はなかったのか。

A:条件は高いハードルだと思ったが、譲歩するつもりは一切無かった。

Q:石原伸晃氏が都議選の自民党の敗因の一つに「知事の出馬をめぐるゴタゴタも影響した」と言っているが。

A:自民党内のことを私が発言するのは筋違いだと思う。私は地方分権を進めようと行動したわけで、都議選について何かを意図したことはない。

Q:知事の国政転出を巡る騒動は2回目。県民の間に生まれている不信感の払しょくに自信はあるか。

A:今回は宮崎県の存在価値、立ち位置を得るために動いた。そのことを理解していただけるよう、場所場所で説明したい。

 この件に関して、国政転身騒動にうんざりした様子の県民は「責任を取って辞職すべきだ」などと厳しく批判した。

 民主党県連の井上紀代子代表は「県民を混乱させたけじめとして辞めるのが普通」と憤慨。自民党県連の緒嶋雅晃会長は「地方分権のアピールにはなった」と評価したが、米良政美幹事長は「人気絶頂で過信し、高望みしすぎた。大いに反省して残りの任期は県政に打ち込み、償いを」と注文をつけた。

 中堅の男性職員(56)は、東国原氏が国政転身の意欲を失っていないとの見方を示し、「職員のモチベーションは下がり、知事の求心力も低下しているのが実情だ」と指摘。宮崎市の自営業伊地知弘さん(73)は「党総裁ポストを条件とするなんて、無責任な行動で情けない。お笑いは大事だが、時と場所を選んでほしかった」と切り捨てた。

 大阪府の橋下徹知事は16日、宮崎県の東国原英夫知事が総選挙の立候補断念を表明したことについて「東国原知事としては首尾一貫している。手法には賛否 両論があると思うが、地方分権がクローズアップされ、全国知事会に光があたったのは、すべて東国原知事のおかげ」と報道陣に語った。そのうえで、「宮崎県 民や職員に迷惑がかかったかもしれないが、メリットの方がはるかに大きかったと思う。お疲れさまでしたと声をかけたい」と述べた。

このまま座して死を待つのか自民党?
私は、このブログに7対3の割合で、東国原知事は、今回の衆議院議員選挙には出馬しないとこのブログで書きました。よほどのことがない限り、出馬はありえない旨を書きました。その予想はあたったようです。彼が狙っているのは、まずは、地方分権であり、これのために自らトリックスターの役割をかって出ているということも掲載しました。マニフェスト公表前なので具体的には言えないが「100%は厳しい」とことが、出馬断念の主な理由というところから、やはり東国原知事の一連の行動は、地方分権のためのトリックであったということがはっきりしました。

東国原知事のことに関しては、あたりましたが、ここにきて、自民党の慌てぶりは、少し予想を超えていました。かなりの慌てぶりにみえますが、これが、そもそも一つの戦術だということも考えられなくもないと思います。

両院総会は、100%おそらく見送りとなると思います。両院総会で擁立した、総理大臣を、また両院総会で罷免することになれば、自民党の信用はがた落ちになることはわかりきっています。ここいらへんで、自民党内の結束を固めるため、一騒動たくらんでいる策士がいるのだ思います。森さんなどは、小泉総理のとき例のチーズと缶ビールで、「こんな干からびたチーズと缶ビールしか出なかった」と語った事件があって、小泉さんと対立しているような素振りを見せたこともあり、それに関しては、後から森さん自身も、小泉さんもいわゆるヤラセであったことを認めています。

実は、レストランをやっていたこともあるので、例のチーズ見たとたんにわかりましが、ミモレットという高級ナチュラル・チーズでした。それに、最近では、記者に声をかけて、「宮崎産のマンゴーキャラメル」をあげようかなどと声をかけているのがテレビで報道されていました。左のピラミッドをみてみると、なぜか森さんの名前が見当たりませんね・・・・・・。

最近のテレビ報道では、民主党はすっかり霞んでしまい、良くも、悪くも、自民党の話題が圧倒的です

確かに都議選では、自民党が歴史的な大敗北をしましたが、これに関しては、冷静に判断してみると、まずは、都議選は、新生銀行の件もあり、やはり国政とはまた違った面があることも確かですし、都議会議員レベルでは、はっきりいわしていただければ、政治家ではありません。まともな、政策論など持っている人はほとんどいません。ましてや、次世代のパラダイムなどからは程遠い人たちばかりです。自分たち自身も国政を担っているなどという自負や矜持を持っている人はいない思います。世話役のようなものです。これは、皆さんの身の回りの市議などみてもお判りだと思います。

私は、今回の都議選の自民党の大敗北は、きっと、浮動票で動いた人々、あるいは、本当は自民党に投票しようとしていた人々の自民党に対する警告ではないかと思います。都議会議員は、民主党になっても全く影響はないと考えた人々による警告である可能性も捨てきれないと思っています。無論、警告が警告だけに終わらず、自民党見限るという可能性も高いです。

自民党の人たちの中には、このことに思いをめぐらせている人もいるのでしょうか?最近、自民党の動きはかなり変です。これは、単なるコマが回り終えるときに、激しく揺れるのと同じ現象なのか、それとも何か戦術・戦略があるのか?もう少し様子をみていく必要があると思います。

確かに、今の動きは、見苦しくもありますが、逆にいうと、自民党派の有権者に対しては、かなりの揺さぶりになると思います。もう自民党は駄目かというような、危機感を煽る戦略なのかもしれません。それをうらずけるように、全国ネットでは、ほとんど報道されていませんが、自民党の議員団が、北海道室蘭市の民主党鳩山市の自宅など見学し、自民党北海道連などと会合を持っています。これから、寄付金問題が、浮上してくると思います。

多くの人が、今自民党が絶対不利とみていると思います。ことさら、内部分裂の様子をみせたり、両院議員総会などを開催したりするそぶりを見せたり、自民党の破局のような状況を演出している可能性があります。

さて、いずれにせよ、自民党のこれから衆議院選をどう戦っていくのか、もう一度注意深く見ていく必要があると思いす。何か、我々が予期しない奥の手を出してくるかもしれません。私としては、このブログでも以前から掲載しているように、単なるマニフェストをだすのではなく、わかりやすく、しかも、効果のありそうな次世代パラダイムを打ち出すことが鍵になると思います。それとともに、民主党対策も怠りなく実施していく必要があると思います。どんな起死回生の策を打ち出してくるのか、興味のあるところです。このまま、マスコミなどの予想のまま終わってしまっては、ありまりにも情けないですね。衆議院議員選挙後も視野に入れた、大胆な戦略を打って欲しいものです。

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