芸能リポーターの草分けの一人で、「恐縮です」と突撃インタビューする姿で知られた梨元勝(なしもと・まさる)さんが21日午前5時19分、肺がんのため入院先の東京都内の病院で死去した。65歳だった。所属事務所が23日発表した。東京都出身。5月末から都内の病院に入院していた。告別式は近親者で行い、後日お別れの会を開く。喪主は妻玲子(れいこ)さん。
法政大卒業後、講談社の女性週刊誌記者を経て、芸能リポーターに転身。テレビ朝日系「アフタヌーンショー」をはじめ、テレビやラジオの情報番組、新聞、雑誌で幅広く活躍した。歯に衣(きぬ)着せぬ発言で知られ、病床でもインターネットを通じて闘病生活などの報告を続けていた。
良くも悪くも世相を反映した人だった!
梨元さん、良くも、悪くも現代日本の世相を反映した人だったと思います。まずは、ご冥福をお祈りさせていただきます。
以下に梨元さんのオフィシャル・ブログのURLを貼りつけておきます。最後の書き込みは、今年の5月1日のものでした。
http://ameblo.jp/nassy/entry-10032304288.html
さて、下に略歴を掲載させていただきます。
略歴
1967年、法政大学社会学部社会学科卒業。教授・芝田進午のゼミにて学ぶ。その後は講談社に入社し、「ヤングレディ」の取材記者を務める。
1975年(昭和50年)1月27日 - 福田玲子と結婚
1976年(昭和51年)3月 - 「ヤングレディ」の取材記者を辞めて芸能リポーターに転身。テレビ朝日「アフタヌーンショー」を始め、数多くのテレビ番組で活躍。
1980年7月 - 株式会社オフィス梨元を設立する。
1988年4月 - 「やじうまワイド」「スーパーモーニング」(テレビ朝日)のリポーター・コメンテーターを担当。
2000年4月 - 芸能リポーターとしては初めての客員教授として、北海道の函館大学に就任。
2006年8月 - 「恐縮です!梨元勝のマスコミ面接」(ホットエンターテイメント)でAV監督デビューする。
2006年9月29日 - きょう発プラス!終了に伴い、ワイドショー番組の仕事が東京において無くなった。
2010年 - 肺癌を患っていることを公表。肺がんを患っておられること、報道されていましたが、まさかこんなにはやく、お亡くなりになるなどとは思ってもみませんでした。
こちら、函館からですが、函館大学の客員教授もされていました。 これは、函館大学の先生から、おはなしをうかがったことがありましたので、知っていました。
梨元さんが、病気になる前のエピソードで次のような話をはっきり覚えています。
テレビ局の多くが梨元さんの番組での発言に期待しているものの、梨元さんはテレビ局として扱いたくない内容についても番組内で発言してしまうことがありました。それで、テレビ局側は梨元さんに扱ってはいけない内容について相談することがあったそうです。内容と相談によっては梨元さんから番組出演を断ることが増えていたそうです。
また、降板した静岡朝日テレビ「とびっきり!しずおか」には降板した翌週2006年6月16日の放送も当初は出演する予定でした。しかし放送前日の6月15日、同局の担当者から「ジャニーズ事務所に関する話題を取り上げるな」と求められたことに激怒して即時降板を決意しました。そうして梨元さんは、16日からの出演を自ら打ち切りました。梨元はこれについて、「視聴者が最も興味あることを局の自主規制で止めようとすることに納得できないので降板を決意した。」と述べていました。
最近のマスコミでは、このような事良くあるようで、あの大前研一さんも似たようなことを語っていました。まず、テレビについては、現在のテレビでは、討論会の形式をとっていたとしても、実はディレクターなどが、最初からストーリーを決めてあって、いかにも討論をしているような体裁はととのえていても、結局はほとんど出来レースのようになっているそうです。だから、それが嫌で、大前さんは、テレビの討論番組などに一切でないそうです。
それから、新聞記者に意見を求められても、一切応じないないそうです。なぜなら、彼らのほとんどは、識者の意見を求めるというよりは、自分の考えで記事を書いて、それに合致したり、強化したりする意味合いで、識者の話から都合の良いところだけピックアップして記事に掲載するからだそうです。
無論、自らの署名つきで、論評する場合は例外ですが、そんなことがたびたび重なったので、今では、新聞記者に意見を求められても、応えないそうです。
しかし、日本のマスコミ、特に芸能関係でも、病理が相当進行しているということです。梨元さんは、それに関しては、断固として反対したという事だと思います。
私は、大前さんや、梨元さんのような反応が正しいのであって、今の日本のマスメディアかなり狂っていると思います。もうそろそ、Google TVや、アップルのiTVなどが世の中にでてきます。このようなメディアが今までとは全く異なるコンセプトで報道に関わるようになれば、相当病の進行したマスコミでは太刀打ちができなくなり、消えていくことになるでしょう。
芸能関係のレポーターということでは、これを軽く見るむきもあるかもしれませんが、私は、そうは思いません。やはり、芸能レポーターという存在も、世の中には必要な存在だと思います。ドラッカー氏は、企業など自らの担当する分野に集中し使命を達成しようとするからこそ、成果をあげられるとしていました。まさに、梨元さんも、芸能という分野に集中したからこそ、成果をあげられたのだと思います。
愚かな芸能人の中には、ほとんど知識もないにもかかわらず政治や経済に口をはさんだり、オピニオン・リーダー的な発言をしたりするものいもいます。しかし、梨元さんはこれとは対照的でした。梨元さんはスタンスが一貫していたので、彼の話を聴いていると、世の中の変化が読み取れ、それこそ、世相の変化を察知することができました。しかし、先のオピニオンリーダー的芸能人や、今のマスコミ、スタンスがはっきりしていないので、単なる即物的な出来事の理解はできても、世相まではみえてきません。
先の、エピソードといい、今回の肺がんという病にありながらも、最後の最後まで、病をおしながら、病室からレポートをするなど、まさに、レポーター魂を最後まで貫いたと思います。
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