2010年8月10日火曜日

陳腐すぎるアカ攻撃 菅や仙谷などタダの政権亡者―共産主義は良い思想ですか?

陳腐すぎるアカ攻撃 菅や仙谷などタダの政権亡者(この内容、すでにご存知の方は、この項は読み飛ばしてください)


このところ、やたらと目に付くのが菅首相や仙谷官房長官が「アカだ」という論評や批判だ。社会民主連合出身の菅、社会党代議士だった仙谷。彼らの外国人参政権や歴史問題、日の丸君が代への発言などを取り上げ、一部雑誌や自民党が“憂えて”いるのだが、その心配には及ばない。

菅や仙谷が「アカ」だとしたら、本当の左翼が怒る。右だ左だという以前に、中身空っぽが菅と仙谷なのである。

土井たか子・元社民党党首のブレーン的存在だった九大名誉教授の斎藤文男氏はこう言う。
「菅首相は市民派の活動家というが、首相になってから何をやりたいのかがさっぱり分からない。言うことはクルクル変わるし、自分たちがやりたいことをやるための政治機構改革の柱である国家戦略局すら引っ込めてしまった。彼を見ていると、たまたま首相になってしまって、今はその地位にしがみつくことしか頭にないように見えます」

思想信条なき権力亡者ということだ。

元参院議員の平野貞夫氏は菅のことを「似非市民運動型無思想性人格免疫不全症候群」と名づける。平野氏は政権交代に備えて、アドバイザー的な役割を担ってきたが、菅にはガックリしたらしい。

「菅首相は理念や基本政策の話はほとんど受け入れなかった。それより、いかにして民主党内の現実的イニシアチブを握るか。こちらに関心が強かった」

そして、平野氏は「一般論だけど」と断ってこう続けるのだ。

「右でも左でも本物と亜流がいる。本物は思想信条に命を懸けるが、亜流は名誉欲が先行する」
菅には耳が痛いだろう。

仙谷も国会答弁を聞く限りひどいものだ。弁護士出身だから、シロでもクロと言いくるめる。それを国会でやるのである。アカではなくて、コンニャクだ。

骨抜きになった国家戦略局について、仙谷は「まったくブレていない」「ブレているように見えるのは、国家戦略局に対するイメージがそれぞれ違うからだろう」とか言った。継続審議になっている国家戦略局の設置法案には国家戦略局が「予算編成の基本方針の企画立案をやる」と書いてある。

自民党議員が「本当にやらせるのか、やらせないのか」と迫ると「中期的ビジョンで首相に提言する」などという詭弁(きべん)を弄し、アイマイ答弁に終始するのだ。

国家戦略局は民主党マニフェストの一丁目一番地だったのに仙谷にかかると、似て非なるものに変わってしまう。この男も融通無碍(むげ)の現実論者で、右も左もないのである。

こんな2人が政権にいると、権力維持のために何をやらかすか分からない。右の論客が驚くようなムチャをやる可能性だってあるから怖い。

共産主義は良い思想ですか?
九大名誉教授の斎藤文男とは、どういう人なのか経歴を調べてみた。
略歴 
1961年から1996年までの間、九州大学教養学部と法学部の教授として教鞭を取った後、名誉教授となる。
また教鞭を取る傍ら、情報公開条例や政治倫理条例作成をはじめとする地方自治実務関連の市民運動にも数多く携わる。
1995年より2009年3月27日まで福岡放送「めんたいワイド4:55→めんたいワイド」のコメンテーターとして出演。辛口のコメントと、それに相反するようなお茶目な一面が視聴者の好感を呼んだ。(但し番組のリニューアルに伴い2005年からは18:17からのローカルニュースのみの出演となった)。ちなみに番組スタートの際、自ら大学に出演許可を貰いに行ったという。
番組降板は竹村健一のケースと同様、斎藤自身が高齢になったことに加え、FBS全体で非社員出演者の削減が行わうえれたことによる。最大の原因はテレビデジタル化による投資額がかさんだことで、民放全体共通の課題であった。
経歴を見ている限りにおいては、この人は別に日本などで、思想的に大きな影響を与えてはいないようです。マスコミなど、大前研一さんなど、「自分の言ったことのほんの一部を取り出して、それをマスコミの正当性を主張するために使われてしまうことが、たびたびあった、だから、私はテレビなどにも出演しないし、新聞にも意見をのべない。ただし、私の言った内容をすべてとりあげ、私の署名つきで出るものなら、やぶさかではない」という趣旨の発言をされていて、私もその通りと思います。

だから、そういった目で、上の記事を読んでみると、別に本人の署名があるわけではないし、本人の語ったことをそのまま掲載しているとも思われません。だから、軽率な批判などは避けたいとは思います。

でも、菅や仙谷などタダの政権亡者、本流ではないということを述べています。しかし、私自身は、ソビエトが崩壊したこと、それにともない、東欧諸国がすべからく、共産主義を標榜することやめたこと、それに、中国が、実質的に共産主義をやめ、実質的に国家資本主義の道を歩んでいることなどから、もうすでに、共産主義は終焉したものとみなしています。

にもかからず、何か、化石のように、日本にだけ残っていて、亜流であろうが、なんであろうが、政権政党において、総理大臣や、官房長官とい重要ポストについているとか、民主党の事務局の大多数が、旧社会党から横滑りで入っていることなど非常に不可思議でなりません。

それに、思想信条なき権力亡者ということを言ってしまえば、かの、スターリンだって、毛沢東だってそうだったではありませんか?その他にも、多くのそうした人間がいました。共産主義とこのような権力亡者には、不可分の関係があるようです。

世の中には、この名誉教授のように簡単なことをこむずかしく言う人も多いですが、私は、もともとは、カール・マルクスが考えた、共産主義の間違いは、当時のドイツのそれもごく一部の地域で、しかも、ほんのわずかの期間だけ、ぴったりと当てはまった理論なり思想を、全世界、全時代に普遍的にあてはまるものとしたことだと思っています。簡単に言ってしまえば、そういうことです。ここでは、本質ではないし、今更蒸し返したからといつて、何の益もないので、共産主義の思想について、細まかく、たちいることはしません。

しかし、私は、共産主義あるい、共産主義的な考え方については、本質的に過去のものであり、それが、本流であろうと、亜流であろうと、全く関係ないことだと思います。一言でいえば、旧いということです。それこそ、共産主義そのものが陳腐だと思います。

だから、上の主張全くわかりません。なぜ、菅さんや、仙石さんのことを「赤=共産主義」と批判することが、陳腐なのか全くわかりません。今は、この世に存在しない、ただし、政府レベルで、日本にだけ残っている思想に関して批判することが陳腐だというのかその意味が理解できません。

それから、私たちは、共産主義といった場合、決して忘れてはならないことがあります。何か良い資料がないかとさがしていましたら、「ほそかわ・かずひこの<オピニオン・サイト>」というサイトで、共産主義に関する総括がされていましたので、ここにそれを引用します。

20世紀は「戦争と革命の世紀」だったということができます。そして、革命はもちろん多くの戦争に関わって、多数の犠牲者を出したのが、共産主義でした。この共産主義の総括をすることなくして、21世紀の世界を語ることはできません。 
◆犠牲者は1億人
平成9年(1997)にフランスで『共産主義黒書』が刊行されました。本書は、共産主義の犯罪を厳しく検証しています。編者ステファン・クルトワによると、共産主義による犠牲者は、8,000万人から1億人にのぼるとされます。この数字は、ヒトラーのナチズムによる犠牲者数とされる2,500万人を軽く上回ります。(恵雅堂出版から一部翻訳あり)
クルトワは同書において、共産主義体制により殺害された犠牲者数の国・地域別の一覧を提示しています。それによると、
ソ連       2,000万人
中国       6,500万人
ベトナム       100万人
北朝鮮        200万人
カンボジア      200万人
東欧         100万人
ラテンアメリカ     15万人
アフリカ       170万人
アフガニスタン     150万人
コミンテルンと権力を握っていない共産党   約1万人
-----------------------------------------------------
総計         約1億人
となっています。
ソ連と中国における犠牲者が圧倒的に多いわけですが、ソ連に関してはかなり控えめの数字です。次に書くように、6,200万人という数字も出されているからです。
◆ソ連の場合 
兵本達吉氏(元共産党代議士秘書)によると、平成9年(1997)11月6日、モスクワ放送は「10月革命の起きた1917年から旧ソ連時代の87年の間に6,200万人が殺害され、そのうち4,000万が強制収容所で死んだ。レーニンは、社会主義建設のため国内で400万の命を奪い、スターリンは1,260万の命を奪った」と放送しました。 
このうちスターリン時代に関しては、マーティン・メイリア教授(カリフォルニア大学バークレイ校)が、最低2,000万人という数字を提示しています。内訳は、強制労働収容所の死者1,200万人、1937~39年の処刑者100万人、農業集団化の犠牲者600万人~1,100万人などです。
なお、第2次世界大戦でのソ連の死傷者数は、平凡社『世界大百科事典』によると、1,200~1,500万とされます。戦争よりも共産主義の方が、ソ連の人々に大きな犠牲を生み出したようです。
◆中国の場合
  毛沢東は、昭和32年(1957)2月27日、「49年から54年までの間に80万人を処刑した」と自ら述べています。(ザ・ワールド・アルマナック1975年版)。周恩来は、同年6月、全国人民代表大会報告で、1949年以来「反革命」の罪で逮捕された者のうち、16%にあたる83万人を処刑したと報告しています。また、42%が労働改造所(労改、強制収容所)に送られ、32%が監視下に置かれたと述べています。
毛沢東は、その後もさまざまな権力闘争や失政を続けましたが、丁抒らの研究によると、大躍進運動と文化大革命によって、2,000万人が死に追いやられたとされています。 
『共産主義黒書』では、ジャン・ルイ・マルゴランが、ほぼ信頼できる数値として、内戦期を除いた犠牲者の数を、次のように総括的に提示しています。 
・体制によって暴力的に死に至らしめられた人
700万~1,000万人(うち数十万人はチベット人)
・「反革命派」としてラーゲリに収容され、そこで死亡した人
約2,000万人
・昭和34~36年(1959~61)の「大躍進期」に餓死した人
2,000ないし4,300万人
◆日本の場合
日本の場合、最大の犠牲者は、ソ連によるシベリア抑留による犠牲者です。
大東亜戦争の末期、共産主義ソ連は日ソ中立条約を一方的に破棄して、満州・樺太等を侵攻しました。さらに、スターリンは国際法を無視し、日本人を俘虜として抑留し、シベリア等の各地で強制労働を課しました。
わが国の厚生省援護局の資料によると、抑留者は約57万5,000人、うち死亡者は、約5万5,000人とされています。また、ロシア側の研究報告によると、抑留者は約54万6,000人、うち死亡者は約6万2,000人とされています。(『はるかなシベリア・戦後50年の証言』北海道新聞社)
しかし、実態はさらに大規模だった可能性があり、ロシア人ジャーナリストで、元イズベスチア編集長のアルハンゲリスキー氏は、著書『シベリアの原爆』(邦題『プリンス近衛殺人事件』新潮社)にて、日本人の抑留は軍人・民間人合わせて200万人以上に達し、そのうち40万人が虐殺されたと推計しています。酷寒の地で食糧も防寒具もろくに与えられず、重労働を課せられて虐殺された日本人の数は原爆での死者より多かったために、著者は「シベリアの原爆」と名づけたのです。
  以上によって明らかなように、共産主義は、20世紀の人類に対し、途方もない災厄をもたらしたのです。しかし、未だに、共産主義に憧れを持ち、共産主義に新たな可能性を求めている人たちがいます。21世紀を共存調和の世紀とするためには、共産主義の誤りを明らかにし、徹底的に総括する必要があるのです。
上の数字の信ぴょう性は、個人の力で確認することはできないですが、それにしても、おびただしい、数の人が物の考え方一つで犠牲になっているということです。この数字を見て、コンニャクなどと呑気なことを言っているその考えが理解できません。本日は、長崎原爆記念日でもありますが、原爆による被害者よりも、はるかに多いです。

日本人の中には、こうした犠牲があったこと、だからこそ、今ではほとんどの国で、共産主義体制などっていないということを認識してない人もいるようです。上の名誉教授もそのようです。この人もこのこと自体は否定はできないでしょう。

このような誤った考えたや、それを擁護したり、それを物事考えるときの筋道にしたりすること、私は、絶対に許せません。また、現政権がそのような考えを持っている人々に運営されていること自体が、国際的にみても恥ずかしいことだと思います。だから、民主党には、近いうちに何がなんでも、政権の座から降りてもらわなければならないと思います。




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2 件のコメント:

グスタフ@mixi(復旧作業中) さんのコメント...

ここまで大胆に書かれて感動しました。素晴らしいです。わたしもほぼ同感です。

民主党の政策や、閣僚をはじめとする所属議員について、あれこれ取り上げられていますが、民主党への危機意識が足りないような気がします。

終戦直後に、コミンフォルムから日本共産党へ「天皇を殺して革命を起こせ」という指示が来たことに対し、「それは流石に無理だ。できない」と返事したそうです。

いまの民主党を見ていると、本当は革命を起こしたいのだがそれができないだけ、のように見えてなりません。

ただ、それに代わるものとして、粛々と進めているのが先進各国との関係希薄化と、中韓への歩み寄りでしょうか。これも、旧社会党などが進めた全方位外交と同じでしょう。

民主党は、何より、日本人以外による党員をOKにしています。これは市民活動から来ているのでしょうが、裏を返せば「日本人じゃない者も優遇する」ということで、それを考えるだけでも極めて危険です。

贔屓目に民主党を見た場合、政権を取るために中韓に支援を頼み、いま、逆にそれにより雁字搦めになってしまっているような気がします。調べたら色々出てきそうですが、総て闇に葬り去られるでしょうか。

とはいえ、このあたりは自民党も含め、他の政党も十把一絡げですがね。

最近、三国志っぽいアニメをやっていますが、これを見ていたら、このままだと将来の日本がこうなるのではないか、と愕然としてしまいました。なんせ・・・

・各地で黄巾賊がはびこる(黄巾賊は中韓外国人)
・政府は権力争いのみで、賊の討伐軍に資金を出せない(言うまでもないですね)
・黄巾賊は政府軍でなく志を持った者(曹操、孫堅、劉備)により討伐される

ですから。

志を持つものを一人でも増やすのが我々の仕事なのかもしれません。敵は強大で、見返りは殆ど無いでしょうが。

山田 豊 さんのコメント...

グスタフ様 いつも、コメント有難うございます。大方の日本人が、国民国家について、欧米諸国なみの認識を持てば、私と同じ認識を持つと思います。戦後60年以上経て、安全保障などアメリカに任せっきりなって、国民国家意識が希薄になったことが主な原因であり、これを、欧米諸国並にすれば、日本もたちどころに変わると思います。

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