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2014年4月15日火曜日

第五福竜丸事件の真相 売血輸血による肝炎ウイルス感染だった―【私の論評】これは、マスコミの情報操作が昔から行なわれていたことの査証! 何でも鵜呑みにしていると過敏になりパニックに陥るだけ(゚д゚)!


高田純 マーシャル諸島を2回調査

売血輸血による治療を受けた第五福竜丸船員23人のほとんどが急性肝炎になり、無線長の久保山愛吉さんが亡くなりました。私の現地マーシャル調査では、最も危険な線量を受けたロンゲラップ島民に急性肝炎はありません。

第五福竜丸の医療担当を継続した放射線医学総合研究所でも、死因は売血輸血による肝炎ウイルス感染にあったことを認めています。2004年放医研明石真言博士らの報告によれば、船員22人中、肝がん6人、肝硬変2人、肝線維症1人と肝臓の病気で計9人が亡くなっています。
【私の論評】これは、マスコミの情報操作が昔から行なわれていたことの査証! 何でも鵜呑みにしていると過敏になりパニックに陥るだけ(゚д゚)!

上の記事は、札幌医科大学の高田先生のサイトからの引用です。

高田純

第五福竜丸事件そのものが、風化していますので、その内容を以下にwikipediaから引用させていただきます。
第五福竜丸(第五福龍丸、だいごふくりゅうまる)は、1954年3月1日に、アメリカ軍の水素爆弾実験によって発生した多量の放射性降下物(いわゆる死の灰)を浴びた、遠洋マグロ漁船の船名である。無線長だった久保山愛吉 (くぼやま あいきち、1914年6月21日生まれ)がこの半年後の9月23日に死亡した。
これが事件の概要ですが、wikipediaも死因に関して掲載してあったので、それも以下に掲載しておきます。
米公文書が放射能が直接の原因ではないとの見解を出している理由は、そもそも、久保山無線長の死因の直接原因は重度の急性肝機能障害であること、日本医師団が診断した放射能症(放射線障害)の主な症状は白血球や血小板と言った血球数の減少、小腸からの出血、脱毛等で、肝機能障害は放射線障害特有の特徴的症状ではないこと、被曝が原因で肝機能障害が起きたなら、同様に被曝したはずのマーシャルの被曝者にも多数の肝機能障害を起こした被曝患者が居るはずであるが、実際はマーシャルの被爆者に重度の肝機能障害の患者は全く発生せず、第五福竜丸の被災者17名でのみ発生し、治療中の死亡に至っては久保山無線長のみだからである。 
重度の肝機能障害を起こす肝炎、肝癌、肝硬変の原因因子はそのほとんどが肝炎ウイルスの感染であり、アルコールやNASHは肝癌、肝硬変の原因としては全体から見れば少数派であり、放射線被曝での発症率はアルコールよりも低く放射線被曝が原因での肝炎肝癌発症の症例ほぼ皆無である。また、事件当時は医療器具、特に注射針に関してはディスポは殆ど行われず、消毒して使い回しされることもしばしばであり、各種法定予防ワクチンの集団接種で使い回しされた注射針が原因でB型肝炎ウィルス感染が引き起こされ集団訴訟になったのは周知の事実である。第五福竜丸乗組員17名が重度の肝機能障害を引き起こした原因は、ウィルス感染した売血による輸血であるという指摘も存在する。
キャッスル作戦・ブラボー(ビキニ環礁)での水爆実験
確かに、第五福竜丸事件に関しては日本では、過去何度も報道されていますが、死亡の原因までは報道されず、ほとんどの方は放射能による死亡であると思い込んているのではないでしょうか。

この、事件が起きてから、60年です。人々の記憶からこの事件の記憶そのものが薄れつつあります。もう一度、この事実を多くの人々に知ってもらうべきであると思い、この記事を掲載させていただきました。

60年も前から、マスコミが真実の報道をしてこなかったことに、改ためて驚かされます。放射能に関しては、放射能そのものが目に見えるものではないため、その実体が実際には多くの人々に知られておらず、今でも様々誤解があります。そのような誤解から、放射能に対して過度に過敏になったり、パニックに陥る人も多いです。

こうした誤解を解くために、高田純先生は日々活動されています。その一端として、以下に高田先生の動画を掲載させていたたぎます。


この動画は、平成25年4月5日衆議院予算委員会、山田宏議員の参考人として、現行の放射線基準は­科学を逸脱していると、高田純が証言し、安倍総理が答えています。

高田 純(たかだ じゅん、昭和29年/1954年4月 - )氏は、日本の物理学者です。専門は放射線防護学です。現在、札幌医科大学医療人育成センター教養教育研究部門教授をされています。

先生は、いわば放射能の専門家と言っても良い方で、この方の語っていることはかなり信頼できます。

以下に関連サイト、twitteなど掲載させていただきます。
以下は、放射線防護情報センターのURLです。
http://rpic.jp/

以下は、高田先生のツイートです。

放射能に関しては、目に見えるものではないため、多くの人が知らないことを幸いにマスコミは、恐怖を煽るような報道ばかりします。こんな報道に踊らされて、不安感や閉塞感に悩まされるようなことはありません。

ビキニでも、こちらのほうが平和的でよろしいようで・・・・・

高田先生のような専門家の信頼できる意見を参考にして、自ら対策などをたてるべきです。上のサイトや、先生ツイートなど、情報源として正しい知識を得てまともな対策をたてるべきものと思います。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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2014年3月14日金曜日

本日発売の「週刊新潮」3月20日号に、高田純教授の原稿が掲載されました―【私の論評】平成の強制移住はもうやめよ!放射能で死亡した人が未だ出ていないことをどう説明するのか?

本日発売の「週刊新潮」3月20日号に、高田純教授の原稿が掲載されました
03/13 2014

本日発売の週刊新潮3月20日号42ページに、高田純教授の原稿「原発事故から3年 福島「帰還困難区域」の牛は、孫に食べさせても大丈夫」が掲載されています。どうかお手にとってご覧ください。


http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/newest/

この原稿の中で高田教授は福島県浪江町(現在、帰還困難区域に指定され、厳重な立ち入り制限下にあります)の実態を、自ら現地入りし科学調査により報告しています。同地の牧場では今でも300頭ほどの和牛が元気に暮らしていますが、もちろん、政府はこの牛たちは放射能に汚染しているとみなし、出荷されることはありません。しかし牧場主たちは、今も避難施設から牛の世話をしに毎週訪れて、牧場の復活を待ち望んでいます。

高田純 札幌医大教授

高田教授は牛たちの体内に蓄積されたセシウムを持続的に経過測定し、その結果、浪江町の牛たちの体内セシウムは猛スピードで減衰していること、2012年10月の段階で、早くも日本政府が示す暫定規制値をクリアしていること、牛肉として食べても全く問題ないことを証明しています。「孫に食べさせても大丈夫」という表題は、高田教授がお孫さんを授かったことにもかけていますが、簡単に言えば、今後私たちの次世代において、この福島の牧畜業は必ず復興することを表す文章でもあります。

同時に高田教授は自分自身や、現地で牛たちを見捨てず世話している人たちの人体に及ぼす放射能の影響も調査し、現段階ですでに同地は帰還可能なこと、当会では厳しすぎるという異議も出されているICRP基準に照らしても何ら問題がないことを指摘しています。

福島の牛

高田教授は、放射能は伝染病ではなく減衰していくものであること、福島から住民を「緊急退避」させたことは全く無意味であり、その結果多くの家畜の命が失われ、また入院患者やご老人約70人の「医療弱者」が亡くなった悲劇を怒りを込めて指摘し、今もなお復興の兆しが見えていないことを「異常事態」と告発しています。ぜひ本記事をお手に取り、福島の復興は正しい知識と政策に基づけば可能であることをご理解いただきたいと思います(広報 三浦)

【私の論評】平成の強制移住はもうやめよ!放射能で死亡した人が未だ出ていないことをどう説明するのか?

今月の11日前後には、震災から3年ということもあり、テレビなどでも時間を割いて結構な時間が報道されていました。

放射能は見えない恐怖であるため、おどろおどろしいイメージがあるのも確か

その中で、未だにかなりの数の人が避難生活を余儀なくされており、しかも放射能汚染地区は、未だ除染もすすまず、被災者の方々がいつ帰ることができるかも目処がたっていないということで、まだまだこの問題は続くようです。

ところで放射線の問題については、随分前から様々に学問的な研究がなされており、低線量の放射能の場合従来思われていた程には害が少ないということがわかっていました。それに関しては、以前にもこのブログに掲載したことがあるので、その記事のURLを以下に掲載します。


詳細は、この記事をご覧いただくものとして、上の記事にもでてきた高田教授が中国の核実験による影響などを調査した内容などを掲載しています。その一部を以下にコピペさせていただきます。
中国核実験で19万人急死、被害は129万人に 札幌医科大教授が推計 2009年4月30日19時6分配信 産経新聞  
中国が東トルキスタンで実施した核実験による被害で同地区のウイグル人ら19万人が急死したほか、急性の放射線障害など甚大な影響を受けた被害者は129万人に達するとの調査結果が札幌医科大学の高田純教授(核防護学)によってまとめられた。 
被害はシルクロード周辺を訪れた日本人観光客27万人にも及んでいる恐れがある。 5月1日発売の月刊「正論」6月号掲載の「中国共産党が放置するシルクロード核ハザードの恐怖」と題する論文で明らかにした。高田教授は2002年8月以降、中国の核実験に伴う影響を調査した。高田教授によると、中国の核実験は1996年までに爆発回数で46回。爆発威力や放射線量、気象データや人口密度などをもとに被害を推定した。  
爆発では楼蘭遺跡の近くで実施された3回のメガトン級の核爆発で高エネルギーのガンマ線やベータ線、アルファ線などを放射する「核の砂」が大量に発生した。  
上空に舞い、風下に流れた「核の砂」は東京都の136倍に相当する広範囲に降り、その影響で周辺に居住するウイグル人らの急性死亡は19万人にのぼる。 
実は、この中国による核実験による放射能のほうが、現在の被災地の放射能などよりかなり強く、特に1960年代は酷い汚染状況であり、これに関してあの経済評論家の上念 司氏は、この時代の放射能汚染が最も酷かった時期に、自分は生まれる直前の胎児であり、自分は体内被曝した、被爆者であると語っています。そのような人々は数多くいるため、今後その影響がでてくるかもしれませんが、今のところ全くそのような報道はされていません。

この汚染に比較すると、被災地の放射能問題などかなり低くて、高田順氏が語っているように、危険きわまりないなどということなく、本当に原発の目の前のすぐ近く以外は、人が住めそうなところがいくらでもありそうです。

それにしても、中国による放射能汚染に関しては、全くスルーの日本マスコミは、日本がやったということなると、大騒ぎです。これは、真摯に見直す必要があるでしょう。


これも詳細はこの記事をご覧いただくものとして、この記事は2012年5月の記事ですが、すでに以下のような内容が記載されていました。
MITからマウスで低線量被曝のマウスを用いた研究論文が出され、それと同時に広報からプレスリリースが発表されました。 
自然放射線の400倍というレベルでマウスを5週間飼ってもDNAへの過剰な影響は認められなかったというもの。(追記:外部被曝の実験です) 
同様の研究はこれまでにもありますが、今回の研究は DNAへの影響の最新の評価法を多数用いているという科学的なものに加え、
・米国の環境放射能の8倍という退避基準は疑問・福島での避難は犠牲に見合ったものか疑念を表明と、明確にしていることで反響を呼んでいます。

特に、福島での非難に関しては、以下のように掲載されています。
「興味深いことだが、およそ10万人が避難したにもかかわらず、日本政府はさらなる避難を強制していないことで、批判された。我々の研究からは、避難せずに福島に残った人に過剰なDNA損傷は起こらない、と予言できる。これが、私たちが最近実験室で開発した技術を使って検証できる成果です」
なお、『DNAへの悪影響なし・ダメージ無し』と書いておられる方もいますが、自然放射線レベルでもDNAへの修飾や切断は起こっていますので、『過剰な影響無し・リスクの増加なし』と読みかえてください。 

また、発がん率や寿命についての影響を直接評価した試験ではないことにもご注意ください。
放射線と発がん、日本が知るべき国連の結論―【私の論評】無知と恐怖にとらわれて、人生を棒にふったり、ふらせても良いのか!!

この記事も、詳細はこの記事をご覧いただくものとして、以下の表ともあわせて日本の放射性物質基準値がいかに諸外国などと比較して高いかを掲載しました。


ブログ冒頭の高田教授に関する記事は、無論これらの事実を踏まえた、調査です。すでにわかっている事実のエビデンスを得るための調査です。

現在までのところ、福島原発の放射能で直接なくなった人は未だにいません。無論生活苦でなくなった方や、他の病気で亡くなった方はいます。これからどうなるかは、わかりませんが、過去の調査でも、低線量であればあまり問題になっていないことが明らかにされています。

放射能によって、被災地に戻れなくなった方々、もう3年にもなります。放射能基準がもっと緩ければかなり人がもどることができます。とにかく、戻れることが決まれば、安堵する人たちも多いと思います。

この基準何とかして、まともにしてあげて、被災地での農業や酪農なども再開できるようにして、何よりもこの地に根を張っていた人々の生活再開の目処をたてるのが、今の政府の役割ではないでしょうか。平成の強制移住による被害者がこれ以上でないように、何とかしていただきたいものです。このままだと、移住措置が民主党によるものだったにせよ、後世からみて確実に日本政治史の汚点として残るものと思います。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?



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