2015年7月8日水曜日

【スクープ最前線】習主席“暗殺テロ”情報 ウイグル周辺で不穏な動き…「イスラム国」と連動か ―【私の論評】迫る第二イスラム国の脅威!株価下落の中国にさらに追い打ちをかける悲報(゚д゚)!


習近平は第二イスラム国の脅威を跳ね除けることができるだろうか?

 中国で異常事態が続発している。上海株式市場は3週間で約30%と大暴落し、民主活動家や外国人の監視を強化する「国家安全法」が今月初めに採択された。こうしたなか、欧米や日本の情報当局には先月末、習近平国家主席の「暗殺テロ」情報が流れ、新疆ウイグル自治区周辺で「アジア版イスラム国」が建国される可能性まで指摘されている。ジャーナリストの加賀孝英氏が緊急リポートした。

 「中国の軍事力の発展に対し、日本が四の五のいう権利はない」「非難は(日本の国会で審議中の)戦後の安保政策を転換させるための口実だ」

 中国外務省の華春瑩報道官は3日の記者会見で、こうブチまけた。

 日本の2015年版『防衛白書』の概要が、今月初めに報じられた。白書は、中国の軍事費が1989年に比べて、実に41倍も膨張していることを指摘。南シナ海の岩礁を埋め立てて軍事基地化や、わが国固有の領土である沖縄県・尖閣諸島への侵入などを、「高圧的ともいえる対応を継続している」と批判し、国際社会の懸念を記した。

 華報道官の発言は、防衛白書に逆ギレしたものだが、笑止千万だ。とんでもない言い草というしかない。

 ドイツ南部エルマウで先月初めに開催された主要7カ国首脳会議(G7サミット)では、中国の国際法を無視した一連の暴挙に対して、「強く反対する」と明記した首脳宣言を採択した。日米両国のみならず、世界の主要国が中国を批判したのだ。天に恥じない中国の行為は断固許されるものではない。

 だが、驚かないでいただきたい。その中国で、尋常ならざる事態が発生している。以下、複数の日米情報当局関係者から得た情報だ。

 「6月25日午前、『習氏に何かあった』という緊急連絡が入り、情報当局が慌てた。現地協力者が調べると、習氏はその時間、移動中だった。翌26日、中国軍幹部の間で『習氏への暗殺未遂テロがあった』という情報が流れた」

 その26日が興味深い。何があったか。フランスとチュニジア、クウェートで、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の関係者の犯行とみられるテロ事件が相次いで発生したのだ。爆破や銃撃戦で約70人が犠牲となった。

 そして、情報当局者らは次のような驚愕すべき分析を行っている。

 「習氏は5回以上、命を狙われた。犯人は、敵対する軍や公安勢力といわれるが、今回は違う。イスラム国と連動した可能性がある。なぜなら、イスラム教徒が多く住み、中国当局が弾圧を加える新疆ウイグル自治区周辺で近々、『アジア版イスラム国』建国が本格化しているからだ」

 「情報では、イスラム国で戦闘訓練を受けて帰国したウイグル族の若者数百人が中核となって動いている。武器や弾薬、自爆テロ要員など、戦闘態勢も整っている。今後、習氏を狙ったテロが多発するのは間違いない。航空機ハイジャックによる自爆テロも否定できない」

 ■加賀孝英(かが・こうえい) 
この記事の詳細はこちらから(゚д゚)!

【私の論評】迫る第二イスラム国の脅威!株価下落の中国にさらに追い打ちをかける悲報(゚д゚)!

株価が下落する中国にさらに追い打ちをかけるような、第二イスラム国の脅威についてはこのブログでも以前掲載したばかりです。本日の上の記事を除いて今のところ、いずれのメディアもこれについては取り上げてはいません。

マスコミは、またまた中国で大きな事件が起こってからはじめて、情報不足・知識不足による頓珍漢な報道をするのだと思います。そもそも、イスラム国の人質事件がそうでした。私の見た限りでは、日本のメディアではNHKのBS放送のみが、かなりまともな報道をしていました。おそらく、まともな中東問題の専門家が存在していると思われます。

さて、このブログでは少し前に中国に迫る第二イスラム国の脅威を掲載したことがあります。その記事のリンクを以下に掲載します。
【佐藤優】中国はこれから深刻な国家的危機に陥る!!!―【私の論評】日本の安全保障は、第二イスラム国の脅威が中国西端に迫っていることも考慮に入れよ(゚д゚)!
詳細はこの記事をご覧いただくものとして、以下に一部分のみ掲載させていただきます。


"
テロリスト組織である、現状のいわゆるイスラム国のある地域は、イラクとシリアにまたがっており、直接的に支配しているのはこの地域ですが、その他間接的に影響力を与えることのできる地域はかなり広大な地域になっています。

これらの地域は、古くから独裁者の圧政に苦しんできた地域であり、昔から激しい民族対立のあった地域です。というより、そのこと自体が、ISISを生み出す土壌となっていました。まさに、現在の新疆ウィグル自治区は、同じような状況下にあります。

イラクとシリアにまたがるISISが支配する地域
ちなみに、ISISが自分たちの版図であると主張するのは以下です。ISISが掲げる理想の領土は過去のイスラム国家の最大版図(ウマイヤ朝など)を目指しているので、スペインや、中央アジアもしっかり奪還対象地域となっています。無論現在の中国領である新疆ウィグル自治地区も対象です。


新疆ウィグル地区では、今のところは中国が人民解放軍などを送り込み、暴動など鎮圧していますが、それでもとんでもない状況になっています。

それは、以前このブログにも掲載しました。その記事のリンクを以下に掲載します。
中国のチベット族やウイグル族 3人集まると即懲罰の対象に―【私の論評】中国領琉球島速報!!在琉球小日本人三人以上集合懲罰対象的行為厳禁!!小日本軍国主義打倒!!中華思想勝利!!敵的小市民日本人抹殺是正義!!てなことになったら手遅れですよ(゚д゚)!
支那人によるウイグル人虐殺
詳細は、この記事をご覧いただくものとして、この記事は2013年のものですが、この当時から新疆ウィグル自治区ではとんでもないことになっていました。その部分を以下に引用します。
 ウイグルでは毎年、14歳から25歳前後のウイグル人女性数万人が、故郷から遠く離れた大都市に連れて行かれます。彼女たちは寮生活をしながら不当に安い賃金で働かされます。その上、ウイグル語を禁じられ、生活習慣も変えられて、挙げ句の果てに漢民族の男と無理やり結婚させられるのです。ウイグル人男性は結婚相手を奪われることになります。ウイグルの血を先細りさせ、やがて途絶えさせるのが共産党の狙いだと見ていいでしょう。 
 チベットやウイグルでは、3人を超える集まりは、それがどれほど他愛のない平和的な集まりであっても罰せられます。学校の教室にはカメラが設置され、教師が民族の言語や文化について子供たちに教えないよう監視されています。新疆ウイグル自治区では街中の至るところに6万台もの監視カメラが設置されています。 
 さらにウイグルの人たちは核実験でも苦しめられてきました。2008年に『中国の核実験』(医療科学社)を出版した札幌医科大学教授の高田純氏によれば、1996年までの約30年間にウイグル自治区のロプノルで46回の核実験が行なわれ、その影響で少なくとも19万人以上が死亡しました。
古来いわゆる大帝国は、侵略した土地においては、最初は地元民を弾圧したようですが、それだけでは統治が不可能なので、地元民の自治や宗教を認めたり、宥和策をとるのが普通でした。ローマ帝国もそうでし、かつてのイギリス帝国によるインド統治もそうでした。しかし、中国はそうではありません。これでは、地元民が納得するはずはありません。

 それとウィグル人は基本的には、イスラム原理主義です。無論、元々ISISに親和的という意味ではなく、元々のイスラムの教えを守る気風が強いということです。
"
 いずれにせよ、ISISを正当化するつもりも支持するつもりもありませんが、中国はいままでウィグル族を徹底的に弾圧してきたことのつけを払うことになりそうです。今まで、版図を拡張する一方で、最近では陸地から海洋に進出していましたが、これからは、海洋進出どころではなくなりそうです。

広大な中央アジアには、テロリストにとって格好の隠れ場所が豊富です。これから、心境ウィグル自治区の国境付近が紛争の火種を生むことになりそうです。

中国が、これを防ぐにはウイグル自治区がいずれ独立することを認め、その前段階として今のような弾圧ばかり繰り返すのではなく、自治権を大幅に拡大したその上で、ISISを共通の敵として、ウイグル族と共同でISISに対峙して、その勢力を削ぐことです。

ウイグル族の女の子
しかし、習近平をはじめとする中国の共産党幹部は、そのような柔軟な考え方ができないと思います。そうなれば、かなり長い紛争に突入することになると思います。

この紛争の規模は、今まで中国が国内で経験したものや、周囲の国々との国境紛争などとは桁違いの、幅も奥行き大きなとんでもない規模になることが予想されます。

そうして、中国としては、第二ISISに単独で対峙するしかなく、苦しい戦いを余儀なくされると思います。

そうして、それは当然のことながら、チベットなどにも飛び火して収拾がつかなくなることも十分考えられます。そうなると、中国はかなり疲弊することになります。

そうして、習近平は現中国のラスト・エンペラーになることになるかもしれません。

私は、そう思います。

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2015年7月7日火曜日

安倍首相、自ら安保法案をネット番組で解説 5夜にわたって配信―【私の論評】「戦争したくなくて震える」若者に朗報!小川教授と安部総理の動画は震え止めの特効薬だ(゚д゚)!


国会審議中の「平和安全法制」について、安倍晋三首相自らが解説するネット生放送番組が5夜にわたって放送される。
[ITmedia]

自民党は7月6日夜から、現在国会で審議中の安全保障関連法案について、安倍晋三首相が出演して解説するネット番組を13日まで5夜にわたってニコニコ生放送YouTubeで配信する。


番組は「安倍さんがわかりやすくお答えします! 平和安全法制のナゼ? ナニ? ドウシテ?」。5月14日に閣議決定した安保法案について「国民のみなさんの疑問や不安」に首相自らが答える形。全5回それぞれで異なるテーマを設け、首相へのインタビュー形式で進められるようだ。
放送日時と、各回のテーマは以下の通り。
第1夜 7月6日午後9時~「平和安全法制はなぜ必要なの? なぜ急ぐの?」(インタビュアー:大沼みずほ参議院議員)
第2夜 7月7日午後9時半~「集団的自衛権って何? アメリカの言いなりに戦争するの?」(インタビュアー:牧島かれん衆議院議員)
第3夜 7月8日午後8時半~「自衛隊員は危険にさらされる?」(インタビュアー:大沼みずほ参議院議員)
第4夜 7月10日午後8時~「平和安全法制は憲法違反なの?」(インタビュアー:牧島かれん衆議院議員)
第5夜 7月13日午後9時~「やっぱり心配。徴兵制。」(インタビュアー:丸川珠代参議院議員)

【私の論評】「戦争したくなくて震える」若者に朗報!小川教授と安部総理の動画は震え止めの特効薬だ(゚д゚)!

最近の国会での安保論議を視聴していると本当にうんざりして、聴くに耐えないのですぐにチャンネルをかえてしまいます。特に、民主党などの野党の質問等がひどいです。一般論ばかり話ていて、何やら井戸端会議を無理やり聴かされているような感じで、不愉快になってしまいます。それは、メデイアの論調も同じことです。

安保に関する論議は、まずはさておき以下の動画の内容くらいは認識していなければ、話にも何にもならないです。



この動画は、平和安全特別委員会 平成27年7月1日に行われた、小川和久参考人による集団的自衛権についての質疑の内容です。小川氏は、 個別的自衛権だけで国を守るのはかなり困難であることを主張しています。全くの正論で、素晴らしい内容で、是非多くの方々にこれをご覧いただきたいです。

この動画を視聴した後に、上の記事で紹介している安部総理の安保に関する動画をご覧いただければ、かなり理解が深まると思います。

メディアや、野党の国会議員もこれくらいの知識は持った上で論議をしてほしいものです。今のままでは、給料泥棒との謗りを受けたとしても致し方ないと思います。

安倍晋三首相は6日の自民党役員会で、安全保障関連法案に対する国民の理解が進まない現状について「(説明のため)テレビ番組に出たいが、どこも呼んでくれない」とぼやいていました。

夜には上記でも紹介している党のインターネット番組に出演して同法案の必要性を訴えましたが「戦争法案だとか、怖い法案だというイメージが残念ながら広がってしまった」と語っていました。

さらに、首相は集団的自衛権行使を可能にする安全保障関連法案について

「一般家庭でも戸締まりをしっかりしていれば泥棒や強盗が入らない。 町内会でお互いに協力し、隣のお宅にもし泥棒が入ったらすぐに警察に連絡する、 そういう助け合いができている町内は犯罪が少ない。これが抑止力だ」。 
 
「いざというときのための法律だが、つくっておけば安心だ。それは抑止力になる」と強調、 町内会を例に挙げ、平易な言葉を使って必要性を訴えました。

野党の「戦争法案」との批判に対しては、 

「自民党で戦争をしたいなんて誰も思っていない。前の(衆院)選挙で 『戦争したい』と思って自民党に票を入れた人は一人もいないと思う」と反論しました。

本当に日本のメディアはどこか狂っています。特に日本の安全保障に関しては重要で、それこそテレビ局などがこぞって安部総理に出演してもらい、安保法制などにコメンテーターが質問するような番組を放映すれば良いと思うのですが、そうではありません。

そういう意味では「報道しない自由」を笠に着る、情報統制のような気がします。

このような統制のバリアを破るためにも、小川教授の上の動画や、安部総理の動画など広く拡散して、多くの人々に安全保障への理解を深めていただきたいものです。

戦争したくなくて体が震える人たち
特に「戦争したくなくて体震える」若者たちなど、これらの動画を視聴すれば即座に体の震えが止まると思います。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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【関連図書】

戦後左翼、リベラルは、結局終戦直後から何も変わっておらず、デジャブーのようです。そうして、それがまともな安保論議の妨げになっています。それを実感していただける書籍を以下にチョイスしました。

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2015年7月6日月曜日

世界遺産ゴリ押しで不可避な“反韓” 室谷克実氏「日韓関係は修復不可能」―【私の論評】反日国家韓国には、すべからく「ノータッチ」で臨め(゚д゚)!


「明治遺産」の登録が決まった後もスピーチでクギを刺した韓国代表=5日、ドイツ・ボン

日本政府が推薦した「明治日本の産業革命遺産」(福岡県など8県計23施設)は5日、世界文化遺産への登録が決まったが、韓国への不信感が募る結果となった。6月の日韓外相会談で日韓両国の推薦遺産登録に合意しておきながら、土壇場になって「強制労働」という表現をゴリ押してきたのだ。日本人の反韓感情はさらに高まりそうだ。

「遺産群の果たした世界的な役割が広く世界に知られる契機になることを期待する」

岸田文雄外相は5日夜、外務省内で記者団にこう語ったが、とても手放しで喜べるような話ではない。

韓国が推薦した「百済の歴史地区」については、4日の世界遺産委員会の審査で、日本も全面支持して登録が決まった。だが、韓国は「明治日本の産業革命遺産」への意見陳述で、徴用工の歴史に言及する際、「強制労働」という表現を使おうとした。このため、日本が反発したのだ。

 登録審査が丸1日持ち越されたことに、登録決定の連絡を待っていた各候補地では「韓国は一体何がしたいのか、理解に苦しむ。もし妨害しているのであれば、許されないことだ」(静岡県伊豆の国市の『韮山反射炉の世界遺産登録を支援する会』の関係者)などと、批判や怒りが噴出した。

戦時下での労働力不足を補う「徴用」は、米国や英国でも行われており、当然、給与も支払われていた。「強制労働」という事実は確認されていない。ところが、韓国側は「軍艦島」の通称で知られる端島炭坑(長崎市)を、ナチス・ドイツによるアウシュビッツ強制収容所と比較して、他国にアピールした。

 日本は最終的に5日の委員会発言で、徴用工について「forced to work(働かされた)」という表現を使用した。譲歩だった。

 岸田氏は「『強制労働』を意味するものでない」と説明し、財産請求権の問題は完全に解決済みとする従来の日本政府の立場に変わりがないと強調。外務省筋も、委員会での日本側の発言を裁判で使わないという確約を韓国政府に何度も確認したというが、とても信用できない。

 1965年の日韓請求権・経済協力協定で「解決済み」である慰安婦問題を、国家ぐるみで蒸し返しているのが韓国だからだ。現に、韓国メディアは5日、「日本、強制労働を認定」(聯合ニュース)などと、勝ち誇るような報道を続けている。

 韓国情勢に詳しいジャーナリストの室谷克

実氏は「これで日韓関係はさらに悪くなるだろう。安倍晋三政権にとって『最大の失敗』ではないか」といい、続けた。

 「韓国は『日本は世界遺産に登録したくて仕方ないはずだ』と足元を見て、土壇場でゴネた。日韓外相会談で、交渉の余地を残したことがアダとなった。日本の外務省は『韓国の確約を取った』というが、韓国は後々、要求してくるだろう。歴史的事実を突き付けて、世界遺産登録の返上も覚悟して交渉すべきだった。慰安婦問題に続き、徴用工問題という禍根を残した。日韓関係はもはや修復不可能だ」

【私の論評】反日国家韓国には、すべからく「ノータッチ」で臨め(゚д゚)!

これは、確かに安倍政権にとっての『最大の失敗』になったかもしれません。今後韓国は、必ずことあるごとに『強制労働』を主張してくるようになるでしょう。この『強制労働』に関しては、以前このブログでも掲載したことがありす。

その記事のリンクを以下に掲載します。
【西村幸祐氏ツイート】まるで戦時中の徴用に強制的という言葉をつけるのが正しいように報道する劣悪なNHK長野の報道―【私の論評】歴史的事実常識を知らなさすぎのマスコミ、このような報道ばかりするというのなら存在価値はない(゚д゚)!
詳細は、この記事をご覧いただくものとして、この記事では下の西村幸祐氏のツイートに関して、解説しました。

以下に、この記事から、いわゆる「強制労働」の真の意味について記載してある部分のみをコピペさせていただきます。

"
アメリカの戦時徴用のポスター、日本でいえば女子挺身隊のポスター

なにやら、本当に酷い報道です。そもそも、徴用という言葉も知らないのでしょう。

戦争中といえば、朝鮮人は日本国民でした、それを強制的に労働させれば、法律違反です。日本は、戦中も法治国家でした。こんなこと、NHK長野の、記者、デスク、デイレクターは知らないのでしょう。

徴用(ちょうよう)とは、戦争中などに、政府が国民や占領地住民を強制的に動員して、兵役を含まない一般業務につかせることです。

これも、当時のアメリカの女性徴用に関するポスター

日本では、1939年(昭和14年)に国民徴用令が制定され、第二次世界大戦の終結まで行われました。また物品や施設、船舶等を徴発することも徴用と呼びます。占領地住民に対する徴用・徴発についてはハーグ陸戦条約に規定があり、正当な対価のない徴用・徴発は禁じられています。

戦時中の日本では、1944年8月8日、国民徴用令の適用を免除されていた朝鮮人にも適用するとした閣議決定がなされました。その後、1944年9月より朝鮮人にも適用され、1945年8月の終戦までの11ヶ月間実施されました。

日本本土への朝鮮人徴用労務者の派遣は1945年3月までの7ヵ月間でした。戦後、賃金の一部が未払いであったことが問題とされましたが、1965年に締結された財産及び請求権に関する問題の解決並びに経済協力に関する日本国と大韓民国との間の協定によって未払い賃金を含めた経済支援が韓国に行われ、完全かつ最終的に解決されました。

当時徴用された朝鮮人の名簿「半島労務者」、「給与係」と書かれ
ている所に注目 これは今でいえば、賃金台帳のようなものです。

強制労働とは、賃金も対価も何もない労働のことで、この典型例は、終戦後も長きにわたって当時のソビエトのシベリアで、旧日本兵が食料も満足に与えられず、極寒の地で強制労働させられ、大量に死亡したという事実があります。

徴用とは、戦時中にアメリカなど含むどこの国でも実施されたことであり、従事する人には給料が支払われました。日本をはじめとする、アメリカを含む文明国の徴用を強制労働と称するのはは完全な間違いです。

戦時徴用され航空機づくりの作業に従事しているアメリカ人女性
強制労働というに相応しいのは、旧ソビエトの日本兵に対する強制労働です。これは、当時も現在に至るも給料など一銭も支払われておらず、完璧なハーグ陸戦条約違反でした。日本の徴用を強制労働とするのは完璧な間違いであり、認識不足です。

なお、当時のソビエトに抑留されて、強制労働によって亡くなった旧日本軍将兵の慰霊塔が日本各地に建立されています。その一つの写真を碑文を以下に掲載します。

忠霊園 高知県高岡郡東津野村 「シベリア虜囚の叫び」
碑文 
ソ連スターリンは全面的降伏をした我が日本軍を、戦争中の捕虜として流刑の地シベリアに強制連行して酷使し飢えと寒さに耐えられず八万人の将兵が惨めたらしく死んでいきました。 
これは国際法・人道上赦されぬ行為であります。 
この像は疲労困憊した兵が虱の猛威にたまりかね、伐採山で裸になり痩せ衰えた我が身体を見て落胆しながらも「俺は生きて帰り、この凍土の下に無念に眠る数多くの同胞の霊を浮かばせてやらねばならない」と故国の空に叫ぶ姿を描いた銅像です。 
世界のそれぞれの国がその人権を守り、永久の平和と戦友の冥福を祈るため、慰霊の像を建立するものです。 
平成十一年十月二十日之建  高知県シベリア強制抑留者慰霊銅像建立委員会
これが、強制労働というものです。これでも、徴用と強制労働は同じといえるのでしょうか。NHK長野の報道には、こうした常識に欠けています。"

このように、当時日本国民であった朝鮮人に対して給料を支払って、徴用したことを「強制労働」と呼ばないことははっきりしています。確かに、一部給料の未払いもあったことは事実ですが、これは戦後の日韓両政府の話し合いにより、上にも記載のある通り、日本政府により、未払い賃金を含めた経済支援が韓国になされ、これについては韓国政府が補償することになっていました。

それ今更韓国は蒸し返し、日本は譲歩してしまったのですから、一体どうなってしまったのかと言いたいです。

これに関しては、ジャーナリストの西村幸祐氏はFBで以下のようなコメントをしています。
西村幸祐氏
裏切られた歴史遺産  
杉山審議官
責任は官邸と国民を欺いた外務省です。杉山審議官の責任は極めて大きい。河野談話と全く同じ構造です。河野談話でさえ、「強制連行」の文言はありません。(※冒頭段落を追記:7/6 1:00AM) 
結果的に登録されても裏切られたことは同じです。多くの旧島民と始めとする地元の人々、日本人の心を踏みにじったことに変わりありません。 
《【世界遺産登録問題】決着一転…韓国、土壇場で「強制労働」に固執か 「軍艦島」をナチス収容所と比較も》という記事が産経に掲載された。さすがに、いくら何でも、韓国がロビー活動でナチスの強制収容所を持ち出す(http://www.sankei.com/wor…/news/150705/wor1507050025-n1.html )とは思えなかった。 
まぁ「慰安婦強制連行20万人」という大嘘民族だから、そこまで想定しなければいけなかった。外務省交渉が裏切られるという河野談話と同じ構造になった。 
そもそも、ペテン師の話に乗った外務省杉山審議官の大失態です。杉山審議官は北朝鮮との拉致問題交渉にも大失敗。もし拉致を斉木外務次官の責任にするなら言語道断。特に韓国との交渉に日本は何一つ譲る所はないのに、杉山審議官にそういう認識はあったのか! 
全世界に明らかになったのは、負の意味で「韓国そのものが世界遺産」だということです。一体、何の遺産なのか? 華夷秩序の中で、進歩、文明を忌避した中世暗黒社会、李朝朝鮮の遺産です。 
そして、多くの旧島民と始めとする日本人の心を踏みにじったのは、韓国の異常な反日原理主義と、それにいつまでも対応できない無能な外務省ということを付け加えます。結果的に登録されても、裏切られたことに変わりありません。
それにしても、このような形での世界遺産登録であれば、しないほうが良かったかもしれません。何も登録しなくても、遺産としての価値が下がるわけではありません。登録などとは別に、日本が国内でアピールし、世界に向かってアピールし、それによって多くの人々にその価値を知ってもらえば、それで良かったと思います。

しかし、韓国に譲歩したうえでもう登録してしまったのですから、これ以上は傷口を広げないため、韓国のメディアや政府に対しては徹底的に釘を打つべきです。

特に日本政府は、決して戦時徴用を「強制労働」として認めたわけではないことをはっきり主張すべきです。

実際日本側としては、一定の譲歩はしたものの、「戦時徴用」が「強制労働」と認めたわけではありません。それは、以下を見ても明らかです。


それから、最も大事なことは、このブログでも何度か主張してきたように、韓国との付き合いは冠婚葬祭程度に留めるべきです。一切「ノータッチ」を決めこむのが最上です。無視という「タッチ」を決めこんで、しばらくはそこから一歩も出ないようにすべきです。

今回の世界遺産登録も、本来は韓国が反対するというのなら、取り下げれば良かったのです。このようなことを何度も繰り返せば、韓国側としても日本がノータッチを決めこんでいることをはっきり認識することになると思います。そうなれば、しめたものです。もう日本は韓国側が何を言ってものってこないのだと悟り諦めることになります。

もう、韓国の経済は破綻寸前です。放置しておけば、自滅するだけです。そうして、日本では当然のことながら、「嫌韓ブーム」は終わることになります。それに変わって「反韓」が当たり前になると思います。

しかし、日本の「反韓」は韓国の「反日」のように、憎悪をむき出しのヘイトスピーチをしたり、歴史の改ざんをするのではなく、「ノータッチ」というスマートな手法によって実施すべきと思います。

私はそう思います。皆さん、どう思われますか?

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2015年7月5日日曜日

乙武洋匡氏 大島美幸の出産を放送することへの非難を一蹴―【私の論評】当たり前の営みを、できない人たちに配慮するなどという名目で排除したり、言葉狩りをしていてはまともなコミュニケーションが成り立たない(゚д゚)!


ライブドア・ニュース

乙武洋匡(おとたけ ひろただ)氏 

4日、作家の乙武洋匡氏が自身のTwitter上で、森三中・大島美幸の出産シーンが放送されることに対する非難を一蹴した。

事の発端は、大島が先月22日に長男を出産したことにある。夫の放送作家・鈴木おさむ氏がブログで、大島が自らカメラ付きヘルメットをかぶって撮影した出産シーンを5日放送の「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)で放送する意向だと明かしているのだ。

大島は「子供が大きくなった時に、それを見せたい」と希望を語り、病院側もその意向を十分に汲んでくれたそうだ。

しかし、一部のネット記事が「出産まで芸にするのは気持ち悪い」「産みたくても子供を産めない多くの女性に対して何も配慮がない」というネットユーザーの厳しい声を紹介している。

乙武氏は、そうした非難を伝えるネット記事のリンクとともに、「すごい言いがかりだな」とコメント。

さらに、「『健常者をテレビに映し出すなんて、手足のない人に対して配慮がない!』とか言う人が出てきたらどうするんだ(笑)」と、生まれながらに両腕と両脚がない自身の障害を引き合いに出しながら、一連の騒動を痛烈に皮肉っている。

【私の論評】当たり前の営みを、できない人たちに配慮するという名目で排除したり、言葉狩りをしていてはまともなコミュニケーションが成り立たない(゚д゚)!

乙武 洋匡氏は、上のライブドアのニュースに以下のようにツイートしています。
本当に、徹底しています。確かに、一蹴といえば足のある人にしかできないです。出産シーンが子供の産めない人に配慮がないとすれば、この記事も足のない人に対して配慮がないことになります。

本当に痛烈な批判であり、胸がすくような素晴らしいものだと思います。

乙武 洋匡氏は、最近以下のようなツイートもしていました。
このカメラパーソンという言葉も何やら、考えてしまいます。camera personという言葉は英語にありますが、日本語でカメラ・パーソンは不自然です。

遣うのだったら、フォトグラファーのほうがまだ良かったのではないかと思います。しかし、女性カメラマンという言い方も、日本語ならありだと思います。一番良いのは、『写真家』などという日本語で呼ぶのが最も良いような気がします。

この雑誌も名所変更しなければならないのか?

それにしても、この手の話題は昔からありました。ビジネスマンは女性差別だ、ビジネスパーソンと言い直せ、カメラマンはカメラパーソンだ、と絶叫してた人たちが昔からいました。

それにしても、スパイダーマン、ウルトラマン、スーパーマンをスパイダーパーソン、ウルトラパーソン、スーパーパーソンと呼ぶのでしょうか。
camera person?

このような呼び方を変えたりしても、実体は何も変わりません。妊娠できない女性に配慮して、テレビで一切出産シーンを放映しなくしたとしても、妊娠できない女性が急に妊娠するようになるわけでもありません。

何やら、面倒な時代になってきました。集団的自衛権は、日米安保条約締結時に当然のこととして、容認されていたものです。もし、集団的自衛権を一切認めないというのなら、米国の基地は日本に設置できませんでした。

朝鮮戦争でもベトナム戦争でも、日本の米軍基地は、兵站として重要な働きをしました。にもかかわらず、日本は朝鮮戦争にも、ベトナム戦争にも関係ありませんという人たちは、本質的に、言葉狩りや、出産シーンに難癖をつける人々と何もかわりありません。

違憲などとう言葉が最近は気軽に遣われますが、合憲・違憲の判断をするのは本来司法の役割であるにもかかわらず、憲法学者やマスコミは気軽にこの言葉を遣います、本来ならば「違憲の疑いがある」程度に留めるべきだったでしょう。

また、以前からマスコミなどが、強制連行などという言葉を無頓着に遣うのを目にしますが、徴用は強制ではありません。これは、義務教育を強制教育と言うのと同じです。言葉の遣い方が間違っています。

私たちは、言葉の本来の意味をよく知ってから遣うべきですし、言葉を政治利用したり、無理やり差別用語にしてしまうことや、普通の人々の当たり前の営みを、それをできない人たちに配慮するなどという名目で排除すべきでもありません。

こんなことが、平然とまかり通っていては、人々がまともなコミュニケーションがとれなくなってしまいます。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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2015年7月4日土曜日

民主、安保法案反対のパンフ配布 子育て世代狙い―【私の論評】ああ!やれやれ!またやっちまったぁ!このいい加減さ、無責任さ(゚д゚)!

朝日新聞 デジタル 2015年7月3日23時09分

障関連法案に反対する民主党のパンフレット。徴兵制導入の可能性にも言及している

民主党が安全保障関連法案に反対するパンフレット50万部を作成し、3日から全国で配布した。タイトルは「ママたちへ 子どもたちの未来のために…。」とし、母子を中心とした柔らかいタッチの絵をちりばめ、子育て世代を中心に党の政策を訴える狙いがある。

パンフレットでは、「安保法案によって子どもたちの将来が大きな危険にさらされようとしているのを、見過ごすわけにはいきません」と、法案に反対する党の立場を紹介。また今回、憲法解釈を変更し、集団的自衛権の行使を認めたことを引き合いに、徴兵制の導入について「時々の政権によって解釈が変更される可能性も論理的には否定できない」などと訴えた。

【私の論評】ああ!やれやれ!またやっちまったぁ!このいい加減さ、無責任さ(゚д゚)!

この朝日新聞の記事に関して、民主党の長島氏は以下のようにTweetしています。
長島氏が、朝日新聞が面白おかしく取り上げたとTweetしていますが、その記事とはブログ冒頭の記事です。これは、デジタル版をそのままコピーして掲載しました。

長島氏は、民主党のパンフの徴兵制について、朝日新聞が面白おかしく取り上げたとしていますが、ブログ冒頭の記事の内容を見ている限り、面白おかしくではなく、淡々と事実を報道しているだけに見えます。

百歩譲って、たとえ朝日新聞の報道が面白おかしいかったとしても、このパンフは「民主党広報委員会」で作成したものである以上、責任は全て民主党が背負うべきものだと思います。

民主党公式ページの言及は消えたようですが、ダウンロード用のパンプのPDFファイルはまだ残っています。 http://www.dpj.or.jp/download/22075.pdf 

これは、削除される可能性が高いので、Googleドライブに保存しました。そのリンク先を以下に掲載します。


このパンフを読むと、やはり、民主党の独自の安全保証に関する考え方は全く書かれておらず、とにかく自民党の安全保障関連法案に反対であることと、将来的に徴兵制になるかもしれないことが記載されており、特に子育て世代の不安を煽る内容になっています。

徴兵制とは基本的に総力戦争で必要になる制度です。海外派兵程度では必要ありません。それに、現在の自衛隊では徴兵制にすることの自体の意味はほとんどありません。これは、現在だけではなく未来においても同じです。

それについては、このブログでも以前解説したことがあります。その記事のリンクを以下に掲載します。
民主党が吹聴する「徴兵制復活」 “ヒゲの隊長”が一刀両断―【私の論評】憲法を会社の規程におきかえて考えればわかる!金科玉条と考える輩は危険(゚д゚)!
佐藤正久氏
詳細は、この記事をご覧いただくものとして、現代では徴兵制がほとんど意味を持たない理由に関する部分のみ以下にコピペします。
「現代戦において、シロウトが突然加わって部隊で機能を果たすというのは、ほぼ無理な話だ」 
佐藤氏はこう断言する。「民主党が主張しているのは『集団的自衛権の行使を認めれば自衛隊の任務をやりたがる人が減る。だから徴兵制が必要になる』という、極めて粗い論理だ」と指摘し、続ける。 
「穴を掘って近接戦闘で小銃を撃つ、という時代ならいざ知らず、現代戦では、高性能の兵器やシステムを使いこなすことが求められる。高校や大学を出て入隊した若者がこうした域に達するには、大体10年かかる。日本人の価値観に照らしても、徴兵制が受け入れられる土壌はない。徴兵制の導入は非現実的というほかない」
現在では、先進国ではほとんどの国が徴兵制ではありません。それは、佐藤氏の上の主張でもおわかりになると思います。さらに、補うと、現代では高度な知識社会になっていて、それは自衛隊も例外ではなく、高度な兵器やシステムを使いこなすためには、隊員が高度な技能・知識を持っていなければ勤まりません。

そのため、従来と比較すれば、教育・訓練の期間も長いし、ベテランでもさらなる再教育・訓練が必要です。ほとんど教育訓練も受けず、知識もなくて、塹壕を掘って小銃を構えることのできる人だけが徴兵制によって、増えたとしても 現場が混乱するだけです。

現在では、普通の会社でもそうだと思います。新人が一挙に増えたら、現場が混乱するだけです。現在は、知識社会になっていますから、たとえ体を使って仕事をするにしても、それは知識に裏打ちされたものでなければなりません。ただの反復作業だけしかできない人には、何もできません。

こんなことは、今や常識であり、このようなパンフを作成してしまったこと自体が、民主党の時代錯誤的な安全保障に関する認識、社会認識を暴露したとものと受け取られても致し方ないと思います。

このような、民主党の姿勢に関しては、あの橋下徹氏も厳しく批判しています。その記事を以下に掲載します。
橋下氏、審議拒否に「国会から追放しよう…税金泥棒」と猛批判
橋下市長 中央
 維新の党の橋下徹最高顧問(大阪市長)は2日、同党が正式に決定した安全保障関連法案の対案について「合憲の範囲で、他国の軍への配慮を示しチームワーク防衛力を強化するものだ」と絶賛した。同日夜に自身のツイッターに投稿した。 
 橋下氏はツイッターで「民主党のように反対ばかり唱え、挙句(あげく)の果てには採決を拒否して政府与党を正すなんて旧(ふる)すぎる政治」として、対案を示さない民主党を批判。15日の衆院特別委員会での法案採決を検討している政府・与党に対しては「維新案を徹底的に審議すべき」と牽制(けんせい)した。 
 対案の国会提出に慎重な維新の松野頼久代表は2日午後の記者会見で、「乱暴な国会運営や国民の理解が得られないようなことをすれば、当然審議拒否という選択肢もある」と語っていた。だが、橋下氏はこれを真っ向から否定。審議拒否について「下らない。何も生まない」「国会から追放しよう。こんな無駄なことはない」「税金泥棒以外の何物でもない」「民主主義のルール違反だ」と連続して批判した。(産経新聞)
民主党は、対案を出さないばかりか、民主党の安全保障に関する基本的な考え方や、方向性など今まで示したことはありません。

だからこそ、ブログ冒頭で示した、パンフも自民党の安保法制の反対のための反対と、徴兵制の不安を煽るだけに終始してしまっているのです。

このスタンス、昨日も選挙の候補者集めのHPのキャッチについても、ほとんど同じようなことを指摘しました。HPキャッチも、本日のパンフをみても、いかに民主党がいい加減な政党であるか、はっきりと暴露されてしまったと思います。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われまますか?

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民主党は、結局のところ、現在も政権与党のときも、その本質は変わっていません。以下の書籍をご覧いただければ、それをご理解いただけるものと思います。

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2015年7月3日金曜日

<民主党>自民党政権と対決する覚悟ある人公募―【私の論評】キャッチをみれば、民主党の末路が見える(゚д゚)!



民主党は3日、自民党政権と対決する覚悟のある人材に限定して公募を開始した。対象は衆参両院の国政選挙と各種地方選挙。8月31日までの募集で、党に新設した特命人事部(部長・玉木雄一郎衆院議員)が選定する。

3日には「大補強2015 逸材公募」と題した特設ホームページ(HP)も開設。HPでは、デメリットとして、休みはなくなる▽批判にさらされる▽からだはきつい▽収入は減る▽当選の保証なし▽しかも民主党--と列挙。その上で「それでも日本を救う気概があるならぜひ応募を」と呼びかけている。

デメリットをさらけ出すことで、反骨精神のある人材を発掘する狙いがあるという。玉木氏は3日の記者会見で「民主党の状況は今厳しいが、国民のために安全保障問題や財政の膨張、天下りなどの自民1強の弊害と対決する熱い人材に来てほしい」と語った。

【私の論評】キャッチをみれば、民主党の末路が見える(゚д゚)!

上の記事に掲載されている、民主党のHPのページの画像を以下に掲載します。


それにしても、これでは何のことなのか全く理解できません。反骨のエキスパートとは、いつも民主党が国会でやっているように、自らの主張は何もないにもかかわらず、反対のための反対をすることを指しているでしょうか。

これも良く理解できませんが、その後下に出ているキャッチもいただけません。まるで、民主党はブラック企業でもあるかのような表現です。

これで、本当に人が集まるとは思えません。民主党は本気で人を集めようとしているのか、それもまともに政策討論ができる人や、政策立案のできる人などを公募すつもりがあるのか疑わしいです。

政策などどうでも良く、とにかく数を集めて、下手な鉄砲でも数を打てば当たるという考えで、とにかく目の前の選挙で議席を少しでも増やせればそれで良いという気持ちがにじみ出ています。人材募集のツールとしては、最低です。

最近の安全保証論議でも、まるで地に足のつかない、一般論で終始して多くの国民に対して安全保障問題を理解しにくいものにしています。これについては、以下の動画をご覧いただくと、よくご理解いただけるものと思います。


上の動画を見ていると、小川教授と同じく参考人として鳥越が出席していますが、本当に馬鹿面をさらしているとしか見えないです。鳥越の語った意見など、全く参考にも何にもならない戯れ事に過ぎないので、ここには掲載しません。どうしても、知りたい方は、サイトで他の情報源をあたって下さい。

それにもまして、馬鹿面を晒しているのは民主党の面々です。特に幹部連中はそうです。民主党は、集団的自衛権で一般論ばかり論議し、それをもって安倍叩きの材料にしているようですが、彼らが幾ら安倍叩きしても、奇妙なことに、民主党の支持は全く増えず、増えるのは共産党だけです。本当に、民主党の支持率は、微動だにしません。どこのメディアの調査でも、これだけは変わりませんから、実際そうなのでしょう。

あれだけ、マスコミや民主党などから、徹底的に叩かれても、安倍政権の支持率平均がまだ45%超です。長期政権の2年後以後支持率がどうであったかを振り返るとこれは、驚異的です。

佐藤政権は30%前半、中曽根政権は30%後半、小泉政権ですら40%前半です。そうして今の安倍政権程野党や、メディアからぶつ叩かれ続けている政権はさすがにありません。
本年6月29日FNNによる安倍内閣支持率
それに、叩かれる事、支持率急落を全て覚悟の上でなければこんな政治やりません。おそらく、安全保障の問題など後回しにしたことでしょう。それには、それなりの差し迫った事情があるのです。民主党であれば、せっかく支持率が高いときに、このようなことはしないでしょう。しかし、民主党の幹部はこれに気づいていないようです。愚かしいです。

結局自分たちは何をしたいのか、日本という国をどのようにしたいのか、全くそれがみえてきません。だから、先にあげた、人材募集においても、あのような到底理解しがたい、まるでブラック企業のようなキャッチ・コピーしか出来ないのだと思います。
民主党政権の三年間も酷いものでした、結局何も決められず漂流していただけです。

キャッチコピーをつくるのは、おそらく民主党でも、他の党でもその道のプロが作成するのだと思います。そうして、作成するときには、幹部などから民主党をどのようにしたいのかとか、日本をどうしたいのかということをインタビューし、その他要望も聴き出すでしょう。誰が作成するにしても、キャッチコピーをつくるには、この手続きは欠かせません。

しかし、民主党には明確なそれがなかったので、キャッチコピーもあのようなものになってしまったのだと思います。

もう民主党の行く先は、見えてきたようです。結局、安倍総理個人や、自公政権に対してネガティブ・キャンペーンばかり繰り返し、衰退して過去の社会党のようになるのが関の山です。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

【関連記事】

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【関連図書】

民主党は、結局のところ自民党のコピーのような政党であり、コピーした分だけ劣化しています。それは、民主党政権によって、白日のもとにさらされたのですが、喉元すぎれば熱さを忘れの格言の通り、そのことが忘れられています。

そのことを思い出していただくための書籍を以下にチョイスしました。

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