2軸回転式のディスプレイ搭載Androidスマートフォン「AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH」を写真で紹介
http://journal.mycom.co.jp/articles/2011/05/20/007sh/index.html
【私の論評】日本語入力ツールとして、フリック入力は欠かせないと思うのですが?
この手の携帯いずれはでてくるのではないかと、思っていましたが、とうとう実現しました。技術的には、最初から不可能ではなかったと思いますが、やはり、Androidででてきましたね。
この機種の最大のメリットは、Android携帯なのに、従来の携帯電話と同様に入力もできるし、普通のスマートフォンのように、フルタッチの入力もできるという事だと思います。
私自身は、iPhoneを使っています。そうして、iPhoneには、入力方式として、明らかに、おおかたのAndroid端末よりも使いやすい機能があります。それが、フリック入力です。これは、日本語特有の入力方式であり、日本語を使う私たちだけができる方式です。これができるということで、おそらく、日本人が世界で一番素早くこのようなデバイスに入力出来るようになったのではないかと思います。
フリック入力とは、テンキー風に配置された各行のあ段(あかさたなはまやらわ)の周囲に、十字型や扇形に他の4段(い段、う段、え段、お段)が(潜在的に)配置されており、あ段のキーを押しつつ目的の文字の方向に指をスライドさせる(弾く)ことで、文字を入力します。
また、タブレットPCやタッチパネル式の液晶ディスプレイでのスライド操作のことを、単にフリックとも呼びます。
「フリック」(flick)とは、「素早く動かす、弾く」という意味であり、この場合、指のスライド(弾き)のことを表しており、「フリック入力」に限らず、タッチスクリーン操作全般に用いられる表現です。
従来の「あ段→い段→う段→え段→お段」とキーのプッシュを繰り返して表示・入力する方式(トグル入力)に比べ、素早い入力が可能になるだけでなく、指への負担も少ないとさています。
アップルのPDAニュートン・メッセージパッド用に開発された入力システム「Hanabi」が草分けで、2008年、iPhoneに採用されたことで、急速に広まりました。無論、iPadでもできます。ちなみに、MOTOROLA XOOMでも、フリック入力ができます。下の動画は、その様子です。ただし、入力する人があまり慣れてないようで、速くありませんね。まあ、フリック入力ができるということをデモしているだけという感じてす。
私自身は、最近ではフリック入力をしています。これに慣れてしまうと、もう、もとの携帯電話の入力には戻れません。今のところ、パソコンの入力の速さには、及びませんが、それでも、以前と比較すれば確実に早く入力できます。
iPhone4を持つ女性 |
こんなことは、従来は考えられなかったことです。今でも、普通の携帯電話で、入力する人で、入力の速い人より、さらに速いと思います。これから、1年くらいもしたら、おそらく、パソコンの入力とかわらないほど速くなるのではないかと、期待しています。そうなれば、いろいろなことに、iPhoneの入力が活用できるのではないかと思います。
この入力が身につけば、一生ものだと思います。どこでも、パソコン入力と同程度で、文章が打てます。これは、画期的です。パソコンだと、どうしても、大きいですから、素早く入力できるスマートフォンに手軽さでまさる事は出来ないと思います。
そんなことから、私は、やはり、次の携帯電話を買うときには、フリック入力できるかどうかを優先すると思います。そうして、タブレットPCも同じことだと思います。
しかし、電子デバイスの入力など、どうしても、欧米の言語と比較すると、日本語入力は不便でしたが、日本語しかできないフリック入力で、この面でも、追いつけるのではないかと思います。
このフリック入力、Androidでは、Xperiaのみができるようです。他機種でも、できるように配慮してもらいたいものです。
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