昨年世界一セクシーな女性に選ばれた、スカーレット・ヨハンソン |
昨年世界一セクシーな男性に選ばれた、ライアン・レイノルズ |
ダイヤモンド・オンラインに上記のタイトルの著者によるコラムが掲載されていました。詳細は、以下のURLをご覧になってください。
http://diamond.jp/articles/-/14334
詳細は、上記のURLをご覧いただくこととして、以下に上記のコラムの要約を掲載しておきます。
「こんなに頑張っているのに、どうして会社は私を認めてくれないの!?」
「毎日こんなに忙しく働いているのに、少しも喜びやヤリガイが感じられないんです。私は何か間違っているのでしょうか……?」
実はこれが、キャリアカウンセリングで最も多くご相談いただくテーマです。
残念ながら、このタイプの人たちは、まだ「選ばれる人」の道を進んでいません。むしろ、会社や職場から「都合のいい人」と見られて、状況に流されてしまっているかもしれません。
そのいちばんの原因は、「自分は将来、どのような仕事をしたいのか?」という明確なキャリアプランと、それを手に入れる強い意思を持っていないことにあります。
自分の未来のキャリアや人生の姿を真剣に考えない人は、舵(かじ)も碇(いかり)もない船と同じです。舵がなければ方向をコントロールできないので、潮の流れに乗ってあちこちへ漂流するしかありません。碇がなければ停止もできないので、目の前に不本意な場所が待ち構えていても、そこに流されてしまいます。「こんなはずじゃなかった」と後悔しても、後の祭りです。
では、彼らはなぜ、自分のキャリアプランを明確に描こうとしないのでしょうか?
そこには、「3つの誤解」があるようです。
まず一つ目の誤解が、「いままでと同じことをしていれば、この先もどうにかなるだろう」という思考停止に近い楽観論です。
二つ目が、「みんなと同じにしていれば、大丈夫だろう」という横並び志向。
そして、三つ目が、「いまの仕事で頑張っていれば、そのうち認められる日が来るだろう」という現状肯定思考。
特に、いまの日本人の賃金水準は世界一ですが、能力や生産性の面では決してそれに見合った水準とはいえないのですから、企業にとっては重たい負担です。工場や会社の海外移転や、業務の一部を中国やベトナムなどに安く移管する話は、どのような企業でも話題に上っています。
これでも本当に、この先もずっと安心していられますか?
これから起こる変化の波に流されて、不本意な状況に陥らないためには、まず、しっかりと自分の頭で「自分はどうなりたいのか?」「将来、どのような仕事をしていたいのか?」「どのような働き方が自分に合っているのか?」と真剣に考えて、明確なキャリアプランを描き出しましょう。
別に、いますぐに転職や独立起業をする必要はありませんし、事業計画書や細かいスケジュール表をつくる必要もありません。
まずは、自分らしく自己実現できる方向性や目標を考えるところから始めましょう。それが、自分でコントロールする舵を持って、キャリアの海を航海するスタートになるのです。
舵をしっかり握りしめ海上を進みはじめると、必ず大波小波がやってきます。それは、変化の波です。
これからの時代は、多くの分野で変化が予測されています。
インターネットや携帯電話が普及して、人々の働き方が次々に変化してきたのと同じように、さまざまな分野で技術革新が起これば、私たちの生活も仕事も、これからどんどん大きな変化を迎えていくことになるでしょう。
変化の激しい時代は、変化を好む人にとっては大きなチャンスですが、変化を嫌う安定志向の人にとっては、困難な時代となります。
波を避けようとしても、逃げる場所がないかもしれません。変化を嫌って、いつまでも古いものにしがみついていたら、新しいチャンスの波に乗りおくれ、キャリアは先細りしてしまうでしょう。
できることなら、新しいチャンスの波を事前に察知して、十分な備えをして、うまく波の勢いに乗り、楽しく航海を進めていきたいですよね?
そのためには、いまから準備を始めることをお奨めします。
その準備とは、あなたの「ノビシロ」を広げること。
あなたの「ノビシロ」は、あなたの成長の可能性であり、あなたに対する期待値です。大きな「ノビシロ」を持っている人は、顧客や上司から大きな期待がかけられ、周囲の人から応援され、それゆえに、ヤリガイのある仕事やチャンスを次々に引き寄せる力があるのです。
実は、この「ノビシロ」こそ、「選ばれる人」になるためのいちばんの条件。
そして、「ノビシロ」を広げるための具体的な方法が、“34の習慣”です。これは、「知っている」だけで即効性が期待できるものではないので、一つずつじっくりと「習慣」にして取り組んでいく必要があります。
「急がば回れ」という言葉がありますが、「選ばれる人」になるには、じっくりと習慣にして身に付けていくのが、いちばんの早道です。
次回からは、“34の習慣”のうち、特に重要な項目について紹介していきましょう。【私の論評】本当に大事なことは何なのか?
なお、それまで「待ちきれない!」と思う方は、ぜひ『選ばれる人になる34の習慣』を読んでみてください。「選ばれる人」になるには、一日でも早く始めた方が絶対に有利ですから。
本日私がなぜこの話題を選んだかといえば、本日うちの会社の会食にて、当社の会長が同じような話題をしていて、印象に残ったからです。最近、会長秘書が退職することとなり、その方に対して、将来旦那様が、会社の中で「選ばれる人」となるためのアドバイスをしたという話で、まわりの人に、その「内容」はどういうことかという質問を会食に参加した人、一人ひとりにされていました。その質問に答えられる人がいなくて、結局時間切れになってしまいました。
私は、頭の中で、その答えを三つくらい用意していたのですが、結局時間切れになってしまったので、会食が終わって少ししてから、その秘書の方に、あの「答え」はなんだったのですかと、質問してみました。その答えは、「小さな変化に気付く人になること」でした。
この答え、私が用意した三つの中の一つに入っていました。ただし、私の場合は少し表現は違います。しかし、本質的には全く同じことを指していると思います。私の方は、「変化を当然とすること」という言葉です。これは、以前にもこのブログにも掲載したことがあります。それは、最近なくなった、ジョブスの生き方でもあると思います。実際、会長は、この話をするときに、それは、いわゆる素晴らしく成果をあげる人に共通で、無論、最近亡くなったスティーブ・ジョブスにも共通する姿勢であり考えただと、語っておられました。
さて、上の書籍では、"34の習慣"をあげていますが、34もの習慣を確実に身につけることはなかなか大変です。それは、なかなか大変です。人間の心理として7つ以下なら容易にできると思いますが、日々、34もの項目を考えながら、行動するということは、超人的です。
しかし、上の「小さな変化に気付く人になる」ということは、一つだけですから、身につけることは比較的易しいのではないかと思います。ただし、言葉の字面だけをなぞっていては、それは不可能だと思います。本当の深い意味をいつも知るように努力すべきと思います。そうして、これは、結局以前のブログでも掲載したように、起業家精神を発揮するための、原理・原則です。現在の企業の中で、選ばれる人となるためには、まずは、このような起業家精神の原理・原則を身につける必要があるということだと思います。これは、ドラッカーの書籍から引用したものです。
さて、以前このことを掲載したブログは以下のURLから見ることができます。
前アップルCEO、スティーブ・ジョブス氏死去―【私の論評】ジョブスの半生を写真でたどって見えてくるものは?!!日本人が忘れた世界?
さて、その詳細に関しては、上のURLからご覧いただくものとして、いわゆる起業家精神そのものに関して、以下にコピペしておきます。
「起業家精神とは、個人であれ組織であれ、独特の特性をもつ何かである。気質ではない。実際のところ私は、いろいろな気質の人たちが、起業家的な挑戦を見事に成功させるのを見てきた」(ドラッカー名著集(5)『イノベーションと企業家精神』)
起業家精神というと、100人に1人が持つという感覚である。100人に1人の気質、100人に1人の才能としかねない。ドラッカーは、そこがそもそもの間違いだという。それは、気質でも才能でもない。
ただし、一つだけ起業家精神に向かない気質がある。確実性を旨とする気質である。それはそれで立派な気質だが、企業家には向かないという。
しかし、意思決定を行なうことができるならば、学習を通して、企業家として企業家的に行動することができるようになる。起業家精神とは、気質ではなく、行動であり、同時に姿勢だからである。
イノベーションは、才能とも関係がない。起業家精神の才能などはなく、方法論が必要なだけなのである。それが今、ようやく各所で開発中である。
ドラッカーは、起業家精神はインスピレーションとも、ほとんどあるいはまったく関係ないという。逆にそれは、厳しく、組織的な作業である。
企業家に天才的なひらめきがあるというのは、神話にすぎない。ドラッカー自身、60年以上にわたっていろいろな起業家と仕事をしてきた。ベンチャーを立ち上げた人もいれば、社内企業家もいた。どの人も働き者だったという。天才的なひらめきを当てにするような人は、ひらめきのように消えていったという。
イノベーションは、変化を利用することによって成功するのであって、変化をもたらそうとすることによって成功するのではない。
ということは、変化を当然のこととして受け止めることである。日本人にとって、諸行無常を旨とすることは、おなじみなのではないか。
「本人が自覚しているか否かにかかわらず、あらゆる仕事が原理にもとづく。起業家精神も原理にもとづく。起業家精神の原理とは、変化を当然のこととすることである」(『イノベーションと企業家精神』)さて、この「変化を当然のこととする」という言葉、無論、変化を当たり前とするということで、世の中は変化していくこと、自らも変化していかなければ、いけないことを現しています。それにしても、まずは、「小さな変化に気付く人」にならなければならないわけです。
世の中には、いろいろな、ノウハウ本などが売っていて、いろいろいと、技能的なことが書かれていますが、会長にしろ、ドラッカーにしろ、スティーブ・ジョブズにしろ、大きな成果をあげているわけてすから、ノウハウ本などより、よほど信ぴょう性があると思います。こういう言葉大事にしていきたいと思います。それに、若い人々にも、この言葉の意味の奥の深さ、今すぐに理解はできないかもしれませんが、本当に重要だと思います。
また小さな変化といった場合、全く世の中の流れとは、ほとんど関係なく本当に些細なことである場合もあります。ここでいう、小さな変化とは、今は小さな些細な変化と見えるものの、時間の経過とともに大きな大変化となっていく事柄を意味していると思います。本当に小さな変化、それも、あまり国民とは関係のない変化、政界の小さな世界の変化にばかり目を向け、真の小さな変化に全く目を向けないのが、今の大多数の政治家だと思います。だからこそ、彼らは、さしたる成果をあげられないのです。こうした、世の中の変化あまり関係ない変化と、本質的にこれからの社会の変化を示す小さな変化とを見分けることも、この「小さな変化に気づく人」の中に含まれていると解釈すべきです。
このような、起業家精神、すぐには100%発揮できないかもしれません。しかし、最初はわずか数%でも、発揮してこれを念頭において、行動する人と、そうではない人との間には、10年もすれば、雲泥の差になるに違いありません。
多くの人が、このような精神をもって、これから努力すれば、日本にも、スティーブ・ジョブズのような人がたくさんでてくるかもしれません。これは、自分のためにも、これからの、若い人のためにも、重要だと思い、掲載させていただきました。皆さんも、このような先人の言葉、真摯に受け止め、「選ばれる人」になっていただければ、幸いです。
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