本日は、先日もお伝えしたように、中国では様々な社会不安が沸き起こっていることを再度お知らせします。中国では従来から暴動が頻繁に起こっています。旧ソビエトや、軍政時代だったときの韓国、現代北朝鮮も同様です。これらの国々ではセーフティネットがほとんどないため、今回の金融危機のようなことになると、暴動などがもっと頻繁に起こるようになります。
■中国甘粛省当局、無抵抗の農民を武力弾圧
「工商銀行は従業員を騙す悪徳銀行」と書いてある横断幕 |
■中国工商銀行元行員全国規模の抗議活動を計画
【大紀元日本11月22日】2000年から中国工商銀行が大規模なリストラに踏み切り、十年も二十年も銀行に忠誠を尽くした銀行員達が突然解雇され、再就 職もうまく行かず生活が困窮している。今年の10月20日から、解雇された銀行員が工商銀行の前に集まり、抗議活動を行った。しかし、違法解雇の問題は依 然解決できず、銀行員達は近日中に北京にある工商銀行本部へ集まり、更に大規模な抗議活動を行うように全国範囲で呼びかけている。 元工商銀行黒龍江支店銀行員・候樹森氏は取材を受けて「10月20日から20日間も頑張ったが、問題解決に至らなかった。このような突然な解雇は明らかに法律違反となる。その違法行為を認めてもらい、解決してほしい」と述べた。 同じ銀行員の楊文秀氏が「銀行側が解決してくれない。違法だと分かるが、法律は法律、銀行と関係ないと明言した」と述べた。楊氏の電話は盗聴されているそうである。 生活の状況を尋ねると、「収入もなく、もちろん生活は苦しい、離婚された銀行員が多い」と語った。 楊氏の話によると、この抗議活動は7年も続いている。2000年に解雇された当時、銀行側と話した。銀行側が解決すると承諾したが、一年立って、再びこの話を聞く時に、知らぬ顔で否認された。 このように解雇された銀行員が10万人もいる。解雇する時に、銀行側は脅迫や騙しなど、手段を選ばなかった。解雇された銀行員は50歳前後の人が多く、 再就職は難しくて、生活もできなくなるので、政府が解決してくれない限り、抗議や陳情活動の終わりはないと楊氏は強調した。 (翻訳・侍傑) (08/11/22 13:37) |
【大紀元日本11月22日】中国各地で最近、食中毒事件が次々と発生している。1週間ほど前に浙江省嘉興、甘粛省永昌で食中毒が発生したばかりで、18日には、上海にある会社で、従業員70人以上が食中毒の症状が現れ、そのうち1人が危篤状態であるという。 北京大学衛生経済管理学学部主任・劉国恩氏と山東大学教授・孫文広氏は大紀元の取材で、このような事件が頻発し、国民の健康と生活に被害を与えているが、根源は共産党当局の監視管理と制度に問題があると指摘した。 孫文広氏は 粉ミルクにメラミンが混入した事件は氷山の一角に過ぎず、それよりも大きな問題が潜んでいる。責任は共産党当局にあり、官僚は悪徳業者と結託し、利益のために人の命を軽視する。制度を根本から変えない限り、この問題を解決されないと語った。 中国各地で食中毒事件が頻発 11月17日、上海の企業で食中毒が発生、従業員70人以上が、眩暈、嘔吐、下痢などの症状を訴えた。病院に搬送され、そのうちの42人の病状が深刻で、1人が命の危険にさらされたという。 11月13日、甘粛永昌県新城子中学(高校)で食中毒が発生、学生293人が被害を受け、胃の膨満感、腹痛、眩暈、嘔吐などの症状がみられた。 11月10日、浙江省嘉興中茂プラスチック実業有限会社の従業員70人が「クレンブテロール」が混入した豚肉を食べたため中毒、昼食後に体にしびれを感じ、心拍が加速、嘔吐など中毒症状が現れ、全員入院した。 11月3日、甘粛省慶城県慶城中学(高校)で食中毒事件が発生し、学生2人が死亡した。同日、新疆昌吉市第7中学の学生100人が学校食堂で昼食を食べた後、腹痛や吐き気、眩暈など食中毒の病状が現れ、病院に緊急搬送された。 10月30日、広東省清遠市街区幼稚園で食中毒が発生、幼児約60数人が嘔吐、下痢、熱など病状を訴え 現地の病院に搬送され、治療を受けた。 10月19日、ウルムチ盲人学校の学生に昼食後、眩暈、嘔吐、腹痛など食中毒の病状が現れた。同日、安徽蒙城県第6中学(高校)の学生10人が校外屋台で販売している亜硝酸塩が混入した“ステーキ”を食べたため、食中毒を起こした。 10月9日、甘粛省で結婚披露宴に参加した61人が食中毒した、熱、下痢、嘔吐などの症状が現れた。10月8日、ハルビン市平房区平新鎮新華小学校の小 学生40人が 学校食堂で昼食を食べた後、嘔吐、眩暈など病状が現れ、病院に緊急搬送され 治療を受けた。10月4日、浙江省紹興の結婚披露宴で百人近く が食中毒を起こした。 問題は監視管理と制度、共産党当局が元凶 孫文広は食品が変質や汚染され、或いは加工と貯蔵の不備で食中毒に繋がっているが、人為的に毒物を混入することも考えられると分析した。 「共産党にたいして、強い不満を抱える者がたくさんいる しかし独裁社会制度の中国で陳情するルートは全て塞がれている。その人たちは極端な手段を使って抗議する可能性が高い」 孫文広は理由はどうであれ、責任は共産党当局にある。共産党政府は民衆の生死にまったく関心はなく、金儲けしか考えてないと指摘した。官僚と企業が結託し、贈賄、収賄は暗黙の了解、お金を受け取った政治家は悪企業をかばい、民衆の財産を奪う。 一方、当局の指導力も疑われる。犯罪が至る所で発生しており、現在の取り締まりや処分、処罰で犯罪を食い止めることはできないのが現状だ。 制度が変わらなければ、解決不能 問題を解決し、人々を食中毒から守ることについて、孫文広氏は官僚が腐敗し、道徳が堕落し、問題は当局にあるため、解決しようがないと悲観的な考えを示した。 孫文広氏はこれは民族の災難であり、全ての人が被害者となり、非常に悲しいことである。民衆の幸福と利益を本位にする政権が現れない限り、社会問題を解決できず、民衆は幸福を望めないことを示した。 (08/11/22 13:30)
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中国政府は、金融危機の影響は、あまりないとの見解ですが、上記の様子をみると、そうとは思えません。
中国は、「世界の工場」とも呼ばれるように、安い労働力を使った安価な商品の輸出で経済発展を遂げました。これは、これで良いことだとはおもいますが、問題は、通常の国では考えられないほどその割合が非常に高い事です。
その為、今回のような全世界レベルでの不況が起こり、外国での消費が落ち込んで物が売れなくなると、中国での生産も減少せざるをえません。これが中国経済に大きなダメージを与える事になります。
中国産の商品から相次いで毒物が検出され、イメージが悪化していた矢先にこの騒ぎですから、泣きっ面に蜂というところでしょう。中国国内最近企業の倒産が非常に多いです。
不況を脱する気配は見えませんので、ダメージはさらに広がり、これからもよりいっそう社会不安が増大ことでしょう。最近の中国は経済発展のみを拠り所にして国が維持されていたような状態でしたから、中国の崩壊にもつながりかねません。大規模な財支出も行いますが、社会システムが充実していない中国ではこれを放置しておけば、支出をしている期間は何とかなるかもしれませんが、それが終わってしまえば、元の木阿弥です。何かをしない限り、中国分裂まっしぐらということになると思います。
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