ラベル 大雪山系、遭難、寒さ想像を超えていた、ツアー社長、会見、防寒、トムラウシ山、迷子、地図、ビジョン、ドラッカー の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2009年7月19日日曜日

大雪山系遭難:「寒さ、想像超えていた」 ツアー社長会見―ドラッカーが救ってくれた苦い経験のあるトムラウシ山

Adds by Yutakarlson

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大雪山系遭難:「寒さ、想像超えていた」 ツアー社長会見(この内容、すでにご存知の方は、この項は読み飛ばしてください)

北海道大雪山系のトムラウシ山


 北海道大雪山系のトムラウシ山(2141メートル)と美瑛岳(2052メートル)で登山ツアー中の二つのパーティーが遭難した事故で、道警などの救助隊は17日朝、トムラウシ山のパーティー18人のうち、男女13人を発見、道警などのヘリコプターで収容したが、ツアー客7人とガイド1人の8人が死亡した。5人は生存が確認された。このほか5人が自力で下山した。一方、美瑛岳では、救助隊が同日未明、パーティー6人を発見した。ツアー客の女性が死亡、5人は命に別条はない。二つのパーティーとは別に、登山中だったとみられる男性がトムラウシ山頂付近で遺体で発見された。今回の遭難での死者は10人で、死因は強風と気温の低下による低体温症とみられる。生存者は15人だった。【毎日新聞航空部 本社機フェニックスⅡから撮影】

 北海道大雪山系のトムラウシ山で登山ツアー客らが死亡した遭難事故で、アミューズトラベルの松下政市社長は19日、北海道新得町の町民体育館で記 者会見し、「この時期にこれほどの寒さが来るというのは、想像を超えていた。そこまで危ない山だという認識はなかった」と述べ、夏のトムラウシ山登山の危 険性を十分把握していなかったことを認めた。

 ただ、パーティーの防寒対策が不十分だった可能性があることについては、「装備リストに必要なものを書いてある。防寒具は通常、参加者が基本的に責任を持って持参していただく」と強調し、会社の責任を否定した。

 新得町の町民体育館から自宅に向かった。遺族は疲れきった様子で無言のまま。松下社長や道警の捜査員らは雨の中、じっと手を合わせて遺体を乗せた車を見送った。遺族は同日午後、新千歳空港からそれぞれ帰路についた。【毎日JP】

ドラッカーが救ってくれた苦い経験のあるトムラウシ山
私は、この山には、随分前に苦い想い出があります。私たちも、このツアー客や、ツアーを組んだ会社のように甘い認識でこの山で道に迷ってしまったのです。羊蹄山とたいして高さは変わりないので、油断してしまったのだと思います。

もう随分前のことで、思い出したくもないのですが、とにかく6人のパーティーで上っていて、お恥ずかしいことに迷子になってしまったのです。時期はやはり、7月くらいだったと思います。とにかく、寒かったのを覚えています。霧もかなり出て、視界もききませんでした。後でその理由をのべますが、私たちは、寒さへの備えは十分すぎるほどでしたが、いつまでたっても、予定の場所に到着せず、皆が体力を消耗して疲れ果ててしまいました。

本当に、道に迷ったままあと半日もしたら、このツアーの人たちと同じようなことになっていたかもしれません。もし厳重な防寒対策をしていなかったら、この人たちと同じ運命をたどっと思います。とにかく、全員道に迷ってしまったので、慌てていました。そこで、パーティーの中で意見が割れてしまいました。とにかく、ある人は、あっちの方角が正しい、またある人は、その180度反対が正しいとか、また、ある人は最初の方向より右に直角の方向が正しいなどと言い出し、収拾がつかなくなってしまいました。

このようなときに慌ててしまい、分裂して、四方八方に各人が行ってしまうことは、非常に危険です。しかし、いくら私や、他の人たちが制止しようとしても、誰もいうことを聴きません。そんなときに、私は、ドラッカーのある著書に似たような光景が描かれていたことに気がつきました。それは、これと同じ状況に陥ったあるパーティーの中に、ある男が地図を持っていて、その男がその地図を見ながら、自信をもって、あっちの方角に行けばよいと言ったので、みんなが、その男の言うことを信じて、その方向に進んでいき事なきをえたというものでした。

しかし、実は、その男が持っていた地図というのは、実はその山の地図ではなかったそうで、全く関係ないところの地図だったそうです。この事例を出してドラッカーがいいたかったことは、企業経営にとっていかにビジョンが重要であるかでした。人は、行くべき方向がわかれば、安心する、力を結集するというものでした。そうして、ビジョンがたとえずれていたとしても、全くないよりははるかに良いことを力説してました。

そのとき、わたしは、この話を思い出し、たまたま、札幌市内の地図を持っていたので、さっそくその地図を広げながら、「これは、この近辺の詳細地図です。あっちの方向に進めば間違いありません」とメンバーに言ったところ、あれだけ仲間割れしていたいたのに、たちどころに皆が同意して、私の言うことにしたがってくれました。私自身も、ほとんど勘で言っているだけですが、皆が私につきしたがってくれてたので、非常に安心感を持つことができました。

それから、1時間くらい、皆で私の指した方向を進んだところ、ある峰にたどりつき、霧も一時的に晴れ、麓も方も見えたので、私があてずっぽうで言った方角が、あたらずとも遠からずということで、何とか無事に帰ることができました。まさに、ドラッカーが救ってくれたという感じがしました。私は、ドラッカーの書籍のうち、和訳されたものは、ほとんど読んでいます。英語のものも、5~6冊くらいは読んでいます。それは、結局このときの鮮烈な思い出があることと、尊敬する人から読むことを薦められたからだと思います。

だから、この山の名前を見たときは、びっくりしました。嫌な想い出が、よみがえってきました。しかし、私たちは、このバーティーとは違い防寒対策はかなりしっかりしていました。それは、やはり、北海道に生まれ育ったものとして、夏山であっても、異常に寒くなる場合もあることを身を持って知っていたからだと思います。まさに、これを実行しなかったら、犠牲者がでたかもしれません。

しかしこれには、伏線がありました。実は、この山に登る前に、合宿で、道東の厚岸というところに3週間滞在しました。私は理学部生物学科出身だったので、3年生の夏には、海洋生物の実習ということで、厚岸の臨界実験場に行くことが恒例となっていました。

皆さんご存知かどうかは、わかりませんが、厚岸は釧路に近い町で、霧が多く、基本もほとんどあがりません。真夏でも10度台ということも珍しくありません。大学の先生など、「寒さ対策は十分に」ということは、おしゃっていましたが、私は、より厳重に寒さ対策を行いました。特に、臨海実習では、船に乗船して、沖にでる機会も多くあるので、油断できないと思い、厚手のセーター、厚手の下着はもとより、ダウンジャケット、使い捨てカイロまでも用意していきました。家族の人からは、そこまで必要があるのかといわれたほどです。そのため、荷物が増えたので、荷物のほとんどを宅急便で送ることにしたくらいです。当時は、臨海実験場には、宅急便も届かず、場長の家に届き、自宅から運んでいただいたので恐縮した覚えがあります。
厚岸臨海実験場からの風景、大黒島が見えます夏はこんなに晴れることは稀で、気温
も20度以下のことが多いです。毎日のように、霧がでるので、色白の漁師さんがいます。


こうして、準備したおかけで、臨海実習はスムーズに行うことができました。船に乗るときも、ダウンジャケットを持っていき、それを着ました。沖にでると、寒くて、着ていて丁度いいくらいでした。他の人の中で、、寒いといっていた人もいたので、特に寒そうだった人たちには、持っていった使い捨てカイロをあげました。この人たちには、本当に感謝されました。臨海実習をしていた人の中にも、実習が終わった後で、先の山に登った人がいました。だから、こそ、山に登るときにも、かなり防寒には、気を使いましたし、他の人にも無理やりにでも準備をさせました。

これらの、例をみるまでもなく、北海道は夏たとえば、30度の気温になったとしても、夕方や、夜にはかなり寒くなることがあります。特に海や山は、本州の常識からは考えられないほど寒くなるときがあります。皆さん、北海道に来るときには、これをはっきり覚えておいて、しっかり準備をしてください。




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