大阪府の橋下徹知事(39)は23日、府庁で会見し、新型インフルエンザについて「大阪府内では既に流行ではない」と述べ、18日に出していた「流行警戒宣言」を「警戒宣言」に引き下げた。
まだワクチンがないため“終息宣言”は出せないが、府内の感染者が1ケタ台で収束していること、感染が特定の高校に集中していることなどを考慮。府内全域で実施している中学、高校の全面休校措置を25日から解除する。
「危機管理の責任者として、先が見えない状況に陥りました。先週日曜日(17日)は非常に不安でした」という知事。感染者が出た高校などに対し電話、インターネットでの中傷が過激化していることには「必ず自分にはね返ってくる。こういうことはやめましょう」と強く呼び掛けた。
関西地区は、対インフルエンザ先進地域?
新型インフルエンザに関して、何か日本では一般に誤解があるようです。神戸や大阪などで、国内感染が早めに見つかったので、あたかも神戸や大阪などの関西が汚染地区のように思っている方も多いのでないかと思います。
それは、全く考え方が逆だと思います。実は、もうすでに関西地区以外にも感染は広まっているのだと思います。日本国内では、インフルエンザに発症した人がいて、そのインフルエンザがA型だったときに、さらに検査をしますが、この検査が曲者です。感染直後だと今問題になっている豚インフルエンザだったとしても、陰性となってしまうことが多いのです。しかし、ここで陰性と出るとその後チェックをしないため、実は陽性だったとしても見過ごされいるのです。
ところが、ある神戸のお医者さんが、最初陰性と出た後でも、もう一度チェックするように神戸市に届け出たので、たたま、どこよりも早く発見されたのです。このお医者さんのように機転のきく人、あるい、そこにきちんと耳を傾けた神戸市側の対応もよく、きちんと検査したために、発見されたのです。
新型インフルエンザに関する日本側の態度、いくつか誤解を招きやすいことがありました。その1つが、空港などの検疫です。何か政府のやり方も、マスコミの報道の仕方でも、あたかも検疫をしっかりすることにより、水際で防ぎとめることができるかのような印象を多くの人に与えたと思います。
これは、全くの間違いです。実は検疫の本来の意味は、疫病が流行ったときに、外国から船がきたときに、すぐに港に入れないで、沖で10日間ほど停泊させ、その間に疫病患者が出た場合には、入港させませんでした。ただし、人道的な検地から、入港はさせなくても、食料や水の補給などはしました。これが言葉のはじまりであり、ここまで徹底的にやれば、確かに水際で止めることも可能だったかもしれません。ただし、過去の歴史を見ても、ここまでやってもたいていは疫病は蔓延しています。
しかし、現在の検疫は、昔と違いかなり緩いです。それは、人権の問題などもあるからだとは思いますが、現在の検疫では、水際で完全に止めるなどということは全く不可能です。一見何の問題もないし、実際体調も普通で、熱もなければ、そのような人まで入国拒否はしません。それに、たとえ症状がでたとして、検査を受けたとしても、感染直後では、たとえ新型インフルエンザであったとしても、陰性となり、通常のインフルエンザとみなされてしまうことも多いのです。
この二つの点で政府のやり方は、誤解を招いたと思います。マスコミもそれに輪をかけて誤解しやすい報道をしたと思います。ただし、今回は反日報道のようにマスコミに責任があるとはいえないと思いす。やはり、政府の対応の仕方にその責任の所在があると思います。
それに、今回の新型インフルエンザに関しては、重篤になる患者さんが少ないので、実は新型インフルエンザに感染しているのに、普通の風邪くらいの症状しかでなくて、少し休んですぐに良くなった人たちもいて、その人たちはもちろん新型インフルエンザにかかったということを認識していないと思います。
おそらく、新型インフルエンザは、新幹線や、国内の航空機によって、かなり伝播しているものと思います。東京やほかの地区は発見が遅れているだけで、実は関西地区のほうが、いろいろな意味でずっと進んでいるのだと思います。
こうした中で、大阪の橋下知事が「流行警戒宣言」を「警戒宣言」に変えたということは、無謀とか、尚早という見方はすべきではありません。早めに発見し、早めに対処したために、このような早期に「警戒宣言」を出すことができたのだと考えるべきです。
実は、神戸は、かなりこうしたインフルエンザなどに関して先進的な地域です。実は、今年の春には、神戸大学の医学部が、東南アジアで、豚400頭あまりを調べたら、その中に遺伝子的にみて、人間とかなり親和性のある鳥インフルエンザにかかっているものを発見したそうです。
ということは、東南アジアから強毒性の鳥インフルエンザが人間にも感染して、全世界的に蔓延する可能性も大きいということです。さらには、現在感染が拡大しつつある新型インフルエンザもいずれ、強毒性になることも考えられます。さらに、中国でも鳥インフルエンザがいつ発生してもおかしくはない状況にあります。最近、中国の水際での防疫体制が盛んにテレビなどで、報道していますが、私自身は、先に述べたように現在の防疫は万能ではないし、前回のサーズの時の隠蔽などの事例もあることから、実は中国でも、本当は新型インフルエンザが相当広がっているのではないかと思っています。
ただし、現在の新型インフルエンザは、症状が比較的軽いため、現状では隠しきれるので隠蔽しているのではないかと思います。それに、現在のWHOのヘッドは、本当は日本人がなるはずてあったのを中国が各方面にてをつくして、中国人にしてしまいました。現在のヘッドはマーガレット・チャンはご存知のように中国人です、この人が何とか中国からボロがでないように手をつくしているように思えてなりません。
今、日本では、もう少しで梅雨に突入します。そうなると、湿度が高い状態になります。湿度が高いと、空気中の水滴にウィルスは取り込まれ、地表に落ちてしまい、人には感染しにくい状況になります。その後も、夏は湿気の高い状況が続きます。だから、どちらかというと感染は収束する方向に向かうと思います。
ただし、北海道は危ないかもしれません。なぜなら、北海道は、毎年気象学的にいって梅雨はないですが、実際には初夏には、天候が変わりやすく、雨が多くなります。これは、蝦夷(エゾ)梅雨とも呼ばれています。しかし、年によっては、珍しく雨がほとんど降らない場合もあります。もし、このような状況が続いたとしたら、これから夏に向かって新型インフルエンザが蔓延していく可能性もあります。少し心配になったので北海道の長期予報を調べてみましたが、例年とあまり変わりはないようです。だかから、この心配が杞憂に終われば、それにこした事はないと思います。
しかし、今後秋以降特に冬に向けてはかなり心配です。新型インフルエンザが強毒性になって、ぶり返す可能性もあります。さらには、東南アジアの鳥インフルエンザが人間にうつり、さらにそれが蔓延して、日本にも伝播する可能性もあります。
実際のインフルエンザの被害はこちらのほうが遙かに甚大であると考えられます。神戸や大阪は、先ほども述べたように、対インフルエンザ先進地区です。今回、橋下知事の「警戒宣言」をはじめ、地方自治体のやり方、企業のやり方など参考になることが多くあると思います。
いずれにせよ、個人、企業、地方自治体、国レベルでも、今回の新型インフルエンザは、本番に備えた演習程度のもので、ひょっとしたら、とてつもないことが秋口以降に待っているかもしれないことを認識して、今から準備をしておくべきものと思います。
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