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2013年9月14日土曜日

山口財務副大臣記者会見の概要(平成25年9月12日(木曜日))−【私の論評】この期に及んでいまだ増税の発言が総理の口から全くないというのであれば、増税見送りは、決まったようなものではないかΣ(・□・;)

山口財務副大臣記者会見の概要(平成25年9月12日(木曜日))

山口財務副大臣


以下は、財務省のサイトに掲載されていた、記者会見の概要です。
【質疑応答】
問)
 消費税の関連で総理が増税の判断を固めたと、あるいはそれに向けた経済対策のパッケージの規模として5兆円規模というような報道がいろいろ出ております。まずそれについての事実関係について、副大臣のお考えを伺えればと思います。
答)
 これについては、もう各社の夕刊を見させていただきました。軒並み出ていましたが、実は私も心配で、午前中に大臣にもお話を聞いたんですが、それはない、もう決めたということは全く発言もなかったし、それはないだろうということですね。官房長官が記者会見で言っておられるように、決まったわけではないと。10月の上旬に総理御自身が判断をして、記者会見等で発表するだろうということでした。補正予算についても、経済パッケージの御指示はあったようですけれども、とりわけ補正だとか、あるいは規模だとかいう話はなかったということでした。
問)
 基本的な財務省としてのスタンスとして世界的にもかなり厳しい財政状況のもとで、国債の発行をどれだけにとどめるのかというのは大事な問題だと思われます。そんな中で今回の何らかのパッケージを打つ場合に国債の追加発行はしないか、それともそこはやむを得ないということなのか、そこの基本的なスタンスについてお話を伺えればと思っております。
答)
 これは別に大臣とお話をしたわけではありませんが、ああいう格好で中期財政計画というのを出しており、おそらく10月上旬にも閣議決定ということになると思うのですが、これを踏まえるとやはり赤字国債を出せるような状況にないというのは、はっきりしているのだろうと思います。同時におそらく消費税を上げるという御判断をなさるのであれば、補正絡みの経済対策ということになってくるだろうと思いますが、その規模に関しては11月下旬になりませんと税収のもう少し詳しい見通しは出ませんので、まだこれからという感じですね。
問)
 副大臣の方から赤字国債を追加で発行する余裕はないというお話だったと思いますが、建設国債の方については、どういうふうにお考えなのかお聞かせください。
答)
 これについても同じような考え方になるのではないですかね。以前に通常国会でも結構そのような厳しい御質問もいろいろありまして、結局は同じ借金ではないかという話もあり、つい先般もG20で中期財政計画についてお話をして、各国の信任を得たということもありますし、やはり市場の信任等々も考えた場合には、そこら辺は当然控えるべきだと思います。

【私の論評】この期に及んでいまだ増税の発言が総理の口から全くないというのであれば、増税見送りは、決まったようなものではないか!びっくりΣ(・□・;)

本日も諸用で自宅にはいないので、いつもよりも簡単に掲載させていただきます。増税派があることないこと、あちこちでしゃべくりまくり、書きまくり、世の中まるで、増税が既定路線であるかのような印象操作で満ちています。

しかし、上記の山口福総理大臣の発言などみていると、どう考えても安部総理は、増税を決めているのではなく、増税見送りとみるのが当たり前と思います。

増税するしないの決定は、デフレから脱却できるとか、できないとかは別にしても、様々な多くの人々に大きな影響う与えます。もうすでに、読売新聞社主渡辺恒雄氏は、今の時点で、来年4月の増税を決めてしまえば、軽減税率の制定は間に合わず、読売新聞としては軽減税率適用を希望しているため、とりあえず、来年4月時点での増税には反対というふうに、考え方を改めています。

安倍総理


今のタイミングだと、確かに増税することが決まった場合、様々なことか間に合わないか、ぎりぎりいっぱいということがたくさんあります。せめて、9月以前に決まれば、様々なことがやりやすかったと思います。

たとえばの話、普通の小売店のレジだって、新たな消費税率に対応するには、それなりの準備が必要です。単に消費税率をあげるということは、頭で考え方のは簡単ですが、世の中のすべてをそれに対応して変えるというのは大変ことです。

増税するとこれらに対応するのが、大変なことになります。補正予算だって、ぎりぎりです。民主党政権であれば、これはもうタイムリミットを完全に過ぎています。自民党政権でもギリギリのタイミングです。しかし、増税しなければ、何も変わりません。何もしなくて良いのです。

私は、もうなんとなく、安部総理が何を考えているのかわかるような気がします。そうです。増税は
しないということです。

増税派がいくらさわごうと、もう安部総理は、増税しない腹なので、泰然自若としておられるのです。そうして、10月の時点での発表を今から完璧な準備とともに、素晴らしいプレゼンテーションを考えているのだと思います。

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