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2010年6月7日月曜日

新「iPhone」はどうなる-- WWDC前に機能やデザインを予想―たかがiPhoneされどiPhone

新「iPhone」はどうなる-- WWDC前に機能やデザインを予(この内容すでにご存知の方は、この項は読み飛ばしてください)


今週開催のAppleのWorldwide Developers Conference(WWDC)では、過去3年と同じように、新しい「iPhone」が大きな役割を果たすはずだ。最高経営責任者(CEO)Steve Jobs氏が基調講演のステージに上がるのは、米国時間6月7日の予定だ。発表され次第、その第一報を下のコメント欄にコピペします。
それまでの間、新しいiPhoneが何をもたらすのか楽しんで推測したい。今回は例年と少々異なり、4月にiPhoneのプロトタイプがリークしたことが広く知られている。しかし、新しいデバイスの詳細のほとんどは、正式に発表される前にAppleの研究室から外に出ることはない。だからといって、さまざまな手がかりを集めて推測できないということはない。

実現しそうにないこと

4Gか否か:最初に重要なことを明確にしたほうがよいだろう。この新しい携帯電話を「iPhone 4G」と呼ぶ人もいるし、米CNET社内での私的な会話でわれわれもそう呼んでいるが、これが4Gネットワークで動作するとは予想していない。iPhoneの第4世代モデルになるが、AT&Tネットワーク上でのみ動作するはずなので(この点については後述する)、最速のデータ速度は引き続き3Gとなるだろう。AT&TはLTEネットワークのテストを2010年中に始める予定だが、商用展開は少なくとも2011年までは始まらないだろう。したがって、より高速なiPhoneが欲しければ、次の機会にもう一度確認するほうがよい。
Verizon:ここで前述の内容を繰り返さなければならない。iPhoneがVerizon Wirelessから提供されることは、今回はないだろう。信じられないというなら、Verizonの広報担当者John Johnson氏が2日、Beet.TVに対して、同社が「近い将来」iPhoneを提供する計画はないと語ったことを考えてほしい。
確かにこれは慎重に言葉を選んだ言い方であり、将来のある時点でVerizonからiPhoneが登場する可能性が十分にあることを意味している。とはいえ、たとえそれが実現するとして、いつになるかは分からない。2010年秋というスケジュールが有力とされているが、その可能性は低いと思う。Appleは、Verizonが同社のLTEネットワークを展開するまで待つと筆者は予想している。VerizonのLTEの展開は2010年中に開始されるはずだ。また、AT&Tの独占契約が2012年まで続くという問題もあるが、これはいつでも変更され得る。

デザイン

Appleのエンジニアが紛失したとされるプロトタイプにGizmodoが5000ドルを払って以来、新しいiPhoneの写真がブログスフィアに広く出回っている。



間もなくアップデートされる。間もなくアップデートされる。
提供:Corinne Schulze/CNET

写真から判断するかぎり、そのデバイスはわずかに重くなり、背面は平らで、より角張ったデザインになるようだ。ディスプレイはサイズが小さくなり明るさが増すようで、側面の枠はアルミニウムのようだ。背面が曲面で、テーブルの上に置くとわずかに揺れる「iPhone 3G」と「iPhone 3GS」からは、大きな変化だ。
筆者は、実際に自分の目で見て手に取るまで、意見を控えようと思うが、より角張った形になれば、「iPad」や、HTCの「Droid Incredible」など一部のGoogle「Android」デバイスと調和したデザインになるだろう。Gizmodoによれば、新しいiPhoneには、メインカメラ用のフラッシュ、分割されたボリュームボタン、Micro-SIMカードスロット(iPadと同様)、そしてノイズキャンセル機能つきマイクも搭載される可能性があるという。
また、前面にビデオカメラが搭載されるとも伝えられているが、それをテレビ電話に使えるとは、筆者は考えていない。AT&Tは一部の電話機で「Video Share」アプリケーションを提供しているが、このサービスはどこでも使えるわけではないし、あまり積極的に宣伝されていない。新しいカメラがあるとしても、自分の写真を撮るだけのものになる可能性はある。

機能

テザリング:AT&Tが先ごろスマートフォン向けデータプランの改定を発表したことは、テザリングについての歓迎すべきニュースだ。この機能は、Appleの幹部が2009年3月に「iPhone OS 3」を発表した際に初めて言及して以来、1年以上も待たれていた。米国以外の国でiPhoneのテザリングが利用できるところがあることも、米国でできない原因がAT&Tにあったことを意味しているのだから、注目に値する。米国でもようやく利用可能ということになれば、うれしいことだ。
処理能力:新しいiPhoneには、iPadの「A4」チップに似た、より速いプロセッサが搭載されるかもしれない。特に「iPhone OS 4」ではマルチタスクが導入されるため、パフォーマンスの向上はどんなものでも歓迎だ。
バッテリ:もちろん、プロセッサが高速になればバッテリ寿命も改善されるだろう。よくなる方向への変更は何でも大歓迎だ。筆者は、ディスプレイが明るくなることでパフォーマンスに影響が出ることについては心配していない。解像度が2倍になったとしても、iPadよりは小さいのだから、iPadほど多くのピクセルを使う必要はないはずだ。
クラウド対応:Appleがクラウドベースの音楽サービスを採用するといううわさも広まっている。音楽業界筋が3月に米CNETに語ったところでは、そのようなサービスは、2010年の第3四半期までは準備が整わないという。Appleは音楽関係の発表を通常9月に行うことを考えれば、それはありそうなスケジュールだ。

iPhone OS 4

もちろん、新しいiPhoneは、iPhone OS 4の新機能をすべて備えて登場するはずだ。マルチタスク、ホーム画面のフォルダ、電子メール受信箱の統合、カメラの5倍デジタルズームなどだ。基調講演では、この新しいモバイルOSについて、もっと詳しいことが明らかになるだろうし、いつiPhone 3GSに展開されるかも言及されるだろう。

その他

iPhoneに欠けている機能のリストは、以前からほとんど変わっていない。Nicole Lee記者が、iPhone OS 4の発表を受けて、それをうまくまとめているので、詳しくは同記者のブログ記事を参照してほしい。その中のいくつか、例えばAdobe Systemsの「Flash」との互換性や取り外し可能なバッテリなどは、いつになっても実現しないことがかなり確実だと思っているが、オーディオプロファイルや通知バーでの複数の通知などは、実現するかもしれない。ただし、それが今回の新しいiPhoneで実現するかどうかは、WWDCまで分からない。

米国での発売日

米国において新しいiPhoneがいつ店頭に並ぶかということについては、さまざまに推測されており、AT&Tが従業員に対し、6月に休暇を取らせなかったとも伝えられている。筆者が聞いたところでは、6月21日月曜日が発売日ではないかということだが、別のうわさでは、7日にも店頭に並ぶかもしれないと言われている。どちらの日付も、Appleが従来金曜日にiPhoneを発売してきたことに反するが、Appleがわれわれを驚かせるということは常にありうる。筆者が思うに、6月の第2週か第3週のどこかで発売されるだろう。7月に発売されるといううわさは、信じようとは思わない。
7日に最新情報のすべてを忘れずにチェックしてほしい。(CNETより)


電気通信事業者協会が7日発表した5月の携帯電話契約数によると、新規契約から解約を差し引いた純増数は、ソフトバンクモバイルが25万1100件と前月より約3万5000件増え、2カ月連続の首位となりました。米アップル社製の多機能携帯電話「iPhone(アイフォーン)」人気が衰えず、5月28日発売の「iPad(アイパッド)」も契約増に貢献しました。

2位のNTTドコモは純増数が11万3200件と、前月の15万4500件から大きく落ち込み、ソフトバンクモバイルに2倍以上の差を付けられました。夏商戦の主力モデル発売を前に、買い控える利用者が多かったようです。

またイー・モバイルは5万5800件で、前月の4位から3位に浮上。KDDI(au)は学生向け割引の受け付けを他社より早く締め切った影響で、5万4700件と4位に転落しました。

たかがiPhoneされどiPhone

アップルのプロモーションは、昔からいろいろ、早い時期から、場合によっては1年くらい前から情報をリークしつつユーザーの期待感を盛り上げつつ、お祭り騒ぎを演出し、発売当初から売上をかせぐという方法です。これは、最近ででもiPadでも見事に実施されており、ドイツのwePadのような製品が、iPadよりも最初に発売された、中国では海賊版などが出回っているという状況です。

私はの記憶では、たしかAirの販売の時も無論これを踏襲していましたが、発売の1年まえには、YouTubeに動画が掲載されていて、その形状や、機能などが紹介されていました。このとき、案の定で、中国のメーカーが非常に似たようなものをAirの発売前に発売していました。

Appleはなぜ、このようなことをするのでしょうか?日本のメーカーあたりだと、開発がすっかり終了してしまってから、実際の発売のせいぜい3ヶ月ほど前にプレスリリースして、それから販売というのが多いです。普通に考えれば、こんなに早く情報をリークしまえば、模倣する企業がでてきて、それらの企業に利益を吸い取られてしまうと考えるのが普通だと思いもす。

考えてみれば、他にもこのようなことをするところは、いくらでもあります。特にIT関連の企業では、こういうところが多くなってきました。マイクロソフトも、Yahooも、Googleもかなり前から発表しますね。

Googleであれば、Google Chrome OSなど随分前から、予告されており、それに関するリソースなども無料で公開されていて、誰もがアクセスできるようになっているくらいです、そうして、いずれ、これを搭載したタブレットPCを販売することなどが明らかにされています。

マイクロソフトなども、最近では随分前から、プロダクトの内容を早々と、発表していますね。最近では、プライベートクラウドに関しても、いろいろと先のことまで発表しています。

これに関しては、IT企業にとって、もう、戦略そのものが、マーケティングの道具のようになっているノだと思います。いかに、相手より優れた独自の戦略を打ち出し、それを実行していくかが鍵になっています。無論、実行するのは、当然で、それ以上に戦略そのものが優れていることが、顧客を惹きつける大きな力になっています。

そうです、IT企業にとって、表に出てくる製品そのものは、最早富の源泉そのものではなくなってきているのです。無論、製品を販売する会社では、それも富の一部を生み出しているには違いありませんが、それ自体が大きな富の源泉となっているわけではないのです。

そうです、Googleにとっては、ユーザーに無料で提供するプロダクトは、最早従来の意味でのプロダクトとは全く意味が違います。ブロダクト自体は、商品にもなりません。しかし、このような便利なプロダクによって、ユーザーがどんどんGoogleの検索サービスを使ってもらえれば、ユーザーが広告に触れる機会が増え、クライアントも広告を掲載しやすくなります。Googleでは、最初からこうした広告が富の源泉です。

iPhoneや、iPadなども同じことです。アップルにとっては、製品であることに違いはないのですが、これだけでは、大きな富の源泉ではないのです。多くのユーザーがこれを使うことにより、顧客が様々なアプリを使うようになり、また、多くのディベロッパーに、開発のためのリソースを低廉で提供することにより、このアプリを顧客がダウンロードすれば、アップルに手数料が入るようになっています。これこそが、富の源泉です。

それから、音楽配信サイトiTuneストアも、オープンしていて、ここでも、音楽、ゲーム、動画などのダウンロードサービスを提供しており、顧客がこれらをダウンロードすれば、アップルに手数料が入り、これも大きな富の源泉です。電子書籍なるものも、これと同じことです。ただ、ダウンロードするものが書籍になったというだけです。、

アップルは、いずれiPhone、iPadに、iAdという独自の技術を用い独自の広告を提供しようとしています。さらに、これを強化しようとしています。

こうした、戦略のもとにあっては、iPhone、iPadそのものの模造品がでてきたとしても、ほとんど何も問題はないわけです。それよりも、何よりも、こうした戦略を早めに発表しておいて、多くのユーザーに周知していただいて、実際に使ってもらう必要があるのです。

このようなライフスタイルをこのような手段で提供するという戦略を、早めに発表しておいて、ユーザーに予め十分周知しておいてもらい、プロダクトやサービスが提供されるころには、ユーザーが十分それを熟知して、安心して使ってもらうためにこそ、何でも早めに発表するのです。そのため、単なる入り口である、iPhoneやiPadの偽物ができたからといって、さほど問題ではないのです。そういう、意味では、こうした戦略そのものがマーケティングツールのようにもなっていると言っても過言ではありません。

まさに、たかがiPhone、されどiPhoneとも言える状況なのだと思います。つまり、iPhoneは、単なるプロダクトに過ぎず、コピーされてもさほど問題はなくたかがiPhoneなのですが、アップルの戦略を体現するものとしてはされどiPhoneということで、アップルの長期戦略をまさに体現するものでもあるのです。

実は、これと似たようなことを異なる事例で、約1年前くらいにこのブログに掲載したことがあります。それをそのまま、下に掲載します。
こうした、IT企業のやり方を見ていて、これと比較すると、対極的で時代遅れのものがあります。なんでしょうか?そうです。政局です。民主党は、自民党のあら捜しばかりで、実際に政権担当能力があるのか不明確です。特に、財源など良く示さない政策が目立ちます。実際には、何かを実施するために、増税となる可能性がありますし、鳩山代表がはっきり増税すると応えてる項目もありました。
自民党にいったっては、今ごろになって、麻生おろしが再燃しています。今のこの時期にどうしても、麻生おろしをやりたいというのなら、そんな人たちは自民党から抜け出ていくべきだと思います。
もう、こうした旧態依然とした、政治のやり方は、やめるべきです。今の政局は、IT企業のやり方をみならうべきです。まずは、公約を実現することは当たり前のことです。出来ない公約は最初からぶち上げるべきではないのです。さらに、これができたからといって、優れているというわけではありません。それにもまして、ここ数年の戦略を常に打ち出すという姿勢が重要です。
この状況何1年たっても何も変わっていませんね。それどころか、鳩山おろしが現実のものとなりました。変わったとすれば、自民と民主が入れ替わっただけです。鳩山さんも、小沢さんも、菅さんも結局は日本をどうしたいのかという、はっきりとした戦略がありません。そうして、民主党の本質は何も変わっていません。おそらくこれは、温存されており、いずれまた、小沢さんが表にでてくることになるのだと思います。なぜなら、自民党も、民主党も結局はシステム的には何も変わらず、明確な長期戦略もなしに、旧態依然としたやり方をしようとしているからです。現代の政治家こそ、IT企業のやり方を見習って欲しいものだと思います。

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