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2016年4月15日金曜日

【熊本震度7】災害最中に民進党公式ツイッターで自民党批判!? 東日本大震災時に「自民議員がデマ流して政権引っ張った」―【私の論評】匿名ブログに基づく議論が誘発した民進党公式とんでもツイート(゚д゚)!


益城町役場前に避難した人々に6強の余震が襲った =15日午前0時3分、熊本県益城町

民進党の公式ツイッターは15日未明、14日夜に発生した熊本県を震源とする最大震度7の地震に関し、「東日本大震災時の自民党のような対応を望みます」との投稿に対して「それじゃあダメでしょうね」と書き込んだ。

「多くの議員が与野党なく災害対応に協力した中で、一部の自民党の有力議員が原発対応についてデマを流して政権の足を引っ張ったのも有名な話です」とも投稿した。具体的な根拠は示さなかった。

民主党政権時代に野党だった自民党の対応を揶揄するような内容で、公式ツイッターには「ひどい」などと非難する書き込みが相次いだ。

【私の論評】匿名ブログに基づく議論が誘発した民進党公式とんでもツイート(゚д゚)!

まずは、今回の地震で亡くなられた方々の御冥福をお祈りさせていただきます。災害ににあわれた方々の生活が1日も早く元通りなる事をお祈りさせて頂きます。

ブログ冒頭の記事のツイートは現状は削除されて、新たに以下のようなツイートが掲載されています。




ブログ冒頭の記事で、問題とされていたツイートはどのようなものであったか、以下に掲載します。



これは、一体どうしたことでしょうか。本当に目を疑うとはこのことです。甚大な被害が報道されつつあったそのときに、このようなツイートをするとは、民進党断じて許せません。あまりに非常識です。超党派で被災した方々を助けるとの表明をするのが常識というものです。こんなことまで、自民党批判のために活用するというこの非常識さ加減には、それはそれなりの背景があります。

昨日のこのブログでは、民進党の匿名ブログを国会の審議で資料として用いる手法について徹底的に批判しました。その記事のリンクを掲載します。

山尾氏、今度は衆院選直前に不可解な「500万円の移動」 週刊新潮報道 ―【私の論評】献金問題と同じく匿名ブログに基づく議論も指弾されるべきだ(゚д゚)!

詳細は、この記事をご覧いただくものとして、この記事の私の書いた結論は以下の様なものでした。
私自身も、匿名のSNSやブログ・サイトの場合、何か興味を惹かれるようなことが書かれてあったとしても、SNsなら自分で確かめられる範囲で、正しいと判断できるものは、リツイートくらいはすることもありますが、それを引用して、解説するということはありません。ブログ・サイトに関しては匿名のものは引用しません。あくまで、出処が明らかなものしか引用して、それを解説したり論評するようなこともしたことがありません。

それが本来まともなことであり、国会で匿名のブログをもとに、審議をするなどということは、考え及びもつかないことです。匿名のブログなど何の責任も伴わないものですから、そこに書かれていることなど、信ぴょう性も何もありません。疑問に思っても、書いた人間に質問することすらできません。そのようなものを元に、公の場で議論などすべきではありません。まともな会社の取締役会で、匿名のブログなどに基づいて議論をすすめる役員がいたら、愚か者と言われることでしょう。

これは、ネット社会における最低限のエチケット(ネチケット)であると思います。そのようなことを、認識できない山尾志桜里氏が、検事であったという事自体も信じられません。検事なら、何事に関しても、物的な証拠などを重視するのが普通だと思います。それに、マスコミが献金問題と同じようにその点を追求しないのも本当に奇異なことです。

このようなネチケットが守れない国会議員が何の指弾も受けない、それを褒めそやす党代表が存在したり、それを批判もしないメディが存在するということ自体が、現代の陰湿なネットいじめなどを助長していると思います。
ネットいじめの温床は何か?
匿名のブログはエビデンス(証拠・根拠、証言、形跡)ではありません。新聞の報道はエビデンスであることが求められます。だから、まともな新聞記者は、情報の出処を裏取りして、正しい情報に基づいて報道します。国会での審議であれば、当然新聞社などより、さらこの点において厳格であらねばならないはずです。

このようなことがなおざりにされても、何の問題にもならない社会は病んでいるとしか言いようがありません。これでは、ますますネットいじめなどをさらに助長するだけです。

山尾氏を政調会長に抜擢する民進党はもう、最初からダメ政党であることを暴露してしまったようです。

本来ならば、献金問題と同じく、匿名ブログに基づく議論も指弾されてしかるべきです。現代では、政治もメディアもどこか、狂っているとしか思えません。
 まさに、匿名ブログに基づく議論が国会でなされ、しかもその功績で山尾議員は政調会長の要職に就いたというこのとんでもないことが、今回の 災害最中の自民党批判という珍事に結びついたのではないかと思います。

まさに、民進党では、ネチケットという認識がないどころか、それを無視して、国会での審議に用いて出世というとんでもない規範が示されてしまいました。

このツイートをした担当者も、山尾議員にならって、この非常時に何の疑問も持たず、あのようなツイートをしてしまったということです。

今回の出来事で、私は昨日のブログの論評にますます確信を持つことができました。

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