またもや黒船来襲!「Kindle」タブレットが絶好調で、電子書籍にて出版業界を震え上がらせたアマゾンが、とうとう今度はファッション業界へも本格進出すべく、着々と準備を整えていることが明らかになりましたよ。
つまり、とにかく安くで服が買える...みたいなコンセプトではなく、これまで高級ブティックでしか手に入らなかったハイセンスなファッションを、まるで店を訪ねて自分の手に取って品定めするかのごとく、オンラインでも購入を進められるようにすることが目指されていますよ。
すでにアマゾンは、専属のスタイリストやデザイナー、モデルなどを雇い入れ、とかくディスカウントが強調されがちな「安物を売るアマゾン」としてのブランドイメージではなく、世界有数のファッションブランドを満足させられるような高級イメージの販売コーナーのセットアップが進んでいるようです。
「アマゾンで高級ブランド品を買おうとは思わないさ」みたいなイメージを払拭できれば、巨大なマーケットを創造してきたアマゾンだけに、これから一気にファッション分野でもブレイクする可能性だって十分にあると思うんですけど、いかがでしょうかね~[New York Times]Image by Emma Kate under Creative Commons licenseJamie Condliffe(米版/湯木進悟)
【私の論評】すでにアマゾンは、ファッション購入サイトとしては第一位になっている!!そのAmazonが挑戦するからには、何かすごいイノベーションが期待できる!!
なにやら、昨日もファッションに関する記事を掲載したばかりというのに、本日も結局ファッション関連に関して掲載することになりました。というのも、あのAmazonが本科的にファッションに進出するという上のニュースがあったからです。この、ブログては、Amazonの新しい動きなども、逐一掲載していますから。本日は、これを掲載ということです。
Amazonといえば、もうずいぶん前から、特にアメリカでは、何年も前からファッションを扱っていたはずです。実際、上の記事の冒頭に掲載した、Amazonのサイトの画像でもわかるように、すでにファッション自体は扱っています。それどころか、シューズそのた、ファッション小物も結構扱っています。アメリカのサイトで"fashion site"というキーワードで検索してみたら、上の画像のようなファション・ウエブ・サイトのトップテンが、掲載されていました。
このサイトの左の列は、"lovetolearn"となっており、これは、様々ファッションの情報を掲載しているサイトの上位トップテンを紹介するものです。
そうして、このサイトの右の列は、"lovetoshpo"は、実際に購入できるサイトの上位トップテンを紹介するものです。そうして、そのトップには、何とAmazonではありせんか。そうです。何もAmazonは、ファッション界では、すでに一定以上の定評があり、実際に多くの人が購入しているのです。
さて、この"lovetoshop"実際に見てみました。1位のAmazonは、上に掲載したので、2位から5位まで、したに掲載してみました。
第三位:Torid
第4位:Neiman Mercus
第五位:rusty zipper
これらをご覧になって、皆さん何かお気づきになりませんか?そうです。どちらかというと、かなりファッショナブルというよりは、低価格で、普段着的なものを販売していることがわかります。特に、第3位Toridの モデルのお姉さんは、かなり体格が良く、現代アメリカの典型的な女性です。昨日もこのブログに掲載したビクトリアズ・シークレッツのスタイルが良くてセクシーな女性とは対照的です。
第五位の"rusty zippe"に至っては、モデルのお姉さんと、お兄さんがどちらかといえば、かなりダサいという印象です。これら、アメリカで上位であるはずの、ファッションサイトの特徴は、多少の例外はあるものの、あまり高価ではない、どちらかというと普段着に属するものということができます。体格の良さとか、ダサさを前面に打ち出すということは、いわゆるファッションに対して、あまり敏感ではない普通の人をターゲットにしているということだと思います。ファッションに関しては、あまり敏感でない人だって、それなりに着るものは購入しなければならないはずです。
これらのサイトは、Amazonも含めて、ファションに敏感でない人や、敏感であっても、自宅で着用する普段着などに絞って販売しているのだと思います。このようなサイトも、それなりに顧客を獲得しているのだと思います。ちなみに、上のAmazonのサイトでは、パーティードレスが販売されています。何かパーティードレスというと、日本では高級なイメージがありますが、アメリカでは決してそうではありません。
アメリカでは、日本よりは、住宅がかなり広く、どこの家でも、10人くらい余裕で集まれるスペースがあるので、いわゆる、パーティーなどかなり頻繁に開かれています。日本のように、どこぞで、飲み食いするよりよほど安くできます。ボットラック・パーティーといって、参加者が料理を持参で集まるものもあります。だから、パーティーに参加する際に着用するパーティードレスなど、高いものは、高いですが、安いものも、日本ではかんがえられないくらい、品揃えが多いです。スーパーなどで、決算セールで、ワゴンに山積みにされて、かなり安く売っている場合もあります。だから、いわゆる、パーティードレスは、アメリカ人にとって、決して高級イメージがあるというわけではありません。
私は、Amazonでは、ファッション関係は、あまり購入したことはありません。しかし、靴であれば、何回か購入したことがあります。確か、Javariというサイトでした。これなど、時々特価で販売しているので、結構良い靴が安く購入できたりします。それに、もし靴があわなければ、返却自由ですから、安心して購入できます。ただし、いまだかつて、返却したことはありません。
しかし、その他のファッションは、そもそも、私自身ファッションに関してはあまりうるさくはないということもあり、Amazonで購入したことがありません。UNIQULOなら何回か購入したことがあります。しかし、それも、数回という程度です。他やはり、ほとんどは、実際に店舗で見て、着用してから購入します。
しかし、ファッション以外だと、Amazonでは、パソコンから、デジタルハイビジョンから、CD、書籍、DVD、カメラ、オモチャ、食べ物などありとあらゆる商品を購入しています。下は、Amazon showcaseの画面。
やはり、ファッションに関しては、ファッションサイトの歴史も短いし、実際に着用してからでないと、納得できないとか、たとえ、サイトで購入してから実際に着用してみて気に食わなければ返却できることがわかっていても、長い間の慣習を破ることができない人が多いのだと思います。
こんなことから、本格的なファッションをサイトで販売することは、思ったより易しいことではありません。あのGoogleでさえ、結局失敗していることは、このブログの過去の記事に掲載したことがあります。いろいろなサイトがfacebookと連動させたり、さらに、物理的店舗と連動させたり、様々な実験的な試みを行っています。
このような事実があることから、 Amazonがすでに、ファッションサイトでかなりの地位を築いているにもかかわらず、さらに、これから本格的なファッション・サイトに進出するということは、おそらく、かなり画期的なことを実現しようと試みているとみて間違いないないと思います。まさか、上や下の画像のような、バーチャル試着のような機能を付加するだけなどという単純なものではないと思います。
このブログでは、以前Amazonがアップルストアのような実店舗を出店することを目論んでいることを掲載したことがあります。ひよっとしたら、この実店舗とからめるようなファションサイトをたちあげるかもしれません。いずれにせよ、Amazonからは、このファションサイトがどのようなものになるかは、まだ詳細は発表されていません。おそらく、なんらかの画期的なイノベーションがなされていると思います。いずれ、発表されたら、このブログでも掲載して、論評するものとします。