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http://journal.mycom.co.jp/news/2011/09/05/010/index.html
【私の論評】Googleのような体系的廃棄は、すべての企業で必須だ!!
上の今後廃止されるサービスのほとんどは使っていないので、ほとんど使っていなかったものなので、私自身には、あまり影響はないです。
上記で一つだけ、使っていたものがあります。それが、「Google Notebook」です。これは、今は、普通になっている"Google Document"に先行するサービスでした。これに関しては、GoogleChromeのエクステンションもあり、これを使うと、見ているwebページのURLをワンクリックですぐに保存できるので非常に便利でした。
また、みているwebページの、テキスト部分をポインタでなぞり、反転されておけば、その反転された部分を自動的にコピーしてくれました。これも、便利な機能でした。日経新聞電子版など、通常は、コピーできないのですが、これだと、反転された部分が、自動的にコピーできました。
そのため、私は、Google Documentfは、文字通り、ドキュメントを作成するのに用い、Google Notebookに関しては、みているページのURLや、内容の文書のコピーに使っていました。
しかし、このサービスがなくなったとしても、確かに少し面倒になるだけで、なけば、ないで何とかなると思いす。
それか、sidewikiに関しては、提供された直後には、使っていました。しかし、現在のように、SNSなどで、共有機能が一般化した現在では、その価値はほとんどなく、なくしたほうが良いと思います。
Google、今回は結構まとめて、廃止したり統合したりするサービスが多いですが、これは、Googleでは珍しいことではないです。昔から、ほとんど使われなくなったサービスなど良く、他に統合したり、廃止ということはありました。
ドラッカーは、今回実施した、Googleによる廃棄に関連することで、興味深いことを『乱気流時代の経営』という書籍の中に書いていました。その内容を以下にコピペします。
「長い航海を続けてきた船は、船底に付着した貝を洗い落とす。さもなければ、スピードは落ち、機動力は失われる」(『乱気流時代の経営』)
あらゆる製品、あらゆるサービス、あらゆるプロセスが、常時、見直されなければならない。多少の改善ではなく、根本からの見直しが必要である。
なぜなら、あらゆるものが、出来上がった途端に陳腐化を始めているからである。そして、明日を切り開くべき有能な人材がそこに縛り付けられるからである。ドラッカーは、こうした陳腐化を防ぐためには、まず廃棄せよと言う。廃棄せずして、新しいことは始められない。
ところが、あまりにわずかの企業しか、昨日を切り捨てていない。そのため、あまりにわずかの企業しか、明日のために必要な人材を手にしていない。
自らが陳腐化させられることを防ぐには、自らのものはすべて自らが陳腐化するしかない。そのためには人材がいる。その人材はどこで手に入れるか。外から探してくるのでは遅い。
ドラッカー自身は、上記のことを他の著書では、「体系的廃棄」として、2~3年一度、定期的に行うべきことを推奨しています。これは、本当に大事なことだと思います。Googleが現在提供している、サービスのほんどは、つい最近提供された、Google*という全く非なたSNSを提供する前につくられたものです。Googleは、Google+にこれからかなり力を入れるようですから、様々なサービスを従来どおり残したままでは、Google+への注力が削がれるということもあるのだと思います。
いずれにせよ、この「体系的廃棄」は、どこの組織にでも必要です。民間企業なら、意図して、意識して、これを行わなければ、企業や、企業で働く人々そのものが、陳腐化して、いずれ市場から敗退せざるをえなくなります。
このことの弊害が最も大きいのは、日本では、官僚組織や政治組織かもしれません。大方の役所では、体型機な廃棄の仕組みなど組み込まれてないため、おそろしく、古い、制度や、もうほとんど役に立たない人が、クビになるどころか、関係先に天下りしたりしています。政治組織も同じことです。
そうして、現在の役所や、政治なども機能しないのは、この「体系的廃棄」が、システムとして組み込まれていないからです。これは、早急に組み込む必要があります。黙って、放置しておけば、いずれ、役所や国だって、完璧な機能不全にいたり、身動きがとれなくなります。そうして、もう、そうなりかけています。困ったものです。
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