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2009年8月13日木曜日

Twitter、Facebookに対抗:Google、「iGoogle」にソーシャル機能を追加―こうした機能を使う場合の注意??

Twitter、Facebookに対抗:Google、「iGoogle」にソーシャル機能を追加(この内容、すでにご存知の方はこの項は読み飛ばしてください)

Googleのパーソナライズドホームページに友達と情報を共有したりゲームを楽しめるガジェットとフィード機能が追加された。

 米Googleは8月12日、パーソナライズドホームページのiGoogleにソーシャル機能を追加したと発表した。まずは19本の「ソーシャルガジェット」を公開し、友人のアクティビティをフィードする機能「Updates」を追加した。


 ユーザーはソーシャルガジェットをiGoogleに追加することで、同じガジェットを使っているiGoogleユーザーとチェスなどのゲームをしたり興味のあるニュースについて情報を共有したりすることができる。例えば「ToDo」では家族やグループでタスク管理を共有できる。ガジェットを共有するかどうかは簡単に設定でき、ガジェットを共有したい相手を招待したり、共有する範囲を設定することが可能。


 Updatesは、ソーシャルガジェットだけでなく、オンラインアルバムへの写真の投稿などのアクティビティを、あらかじめ設定した「Friends」グループ内で共有する機能。「Google Contacts」でFriendsグループを設定している場合は、それを流用できる。


 Googleはサードパーティーによるソーシャルガジェット開発を促進する目的で、同日iGoogleを「OpenSocial API」に対応させたことも発表した。当面はオーストラリアと米国で利用可能。

 新機能は6日オーストラリアで公開されており、向こう数週間で米国中のユーザーが利用できるようになるとしている。

こうした機能を使う場合の注意??
さて、Twitterに対抗する措置として、このようなソーシャル機能サービスをGoogleでも実施するようになりました。なかなか、面白いし、さらに有意義なことでもあります。

そうして、おそらく、googleであれば、今後も使い続けられるでしょう。実は、最近のこのようなサービスに関して、もっとも重要なのは、私が思うのは、そのサービスが提供する機能が使いやすいこと、使い勝手が良いこと、実行が早いことなどのほかに、このサービスが主流になったり、これから使い続けられるか同かが重要なポイントだと思います。

なぜかというと、最近はいろいろなサービスが消え去ってしまうということが結構あるからです。たとえば、YouTubeができたてから少ししてから、雨後のたけのこのように日本でも、いろいろな動画サイトができました。しかし、最近ではいくつもの動画サイトが消えていたり、消えていなくても、投稿数などが少なくて実質死んでしまっているようなものもあります。Googleのソーシャル機能が、かなり多くの人に使われるようになった場合、Twitterがあまり使われなくなるということも考えられます。

少し前までには、日本国内で地図サービスや、衛星写真や航空写真のサービスを提供するというサービスが、Google Mapがでてきてから、数年で消えたという例もあります。特に、私は、三井造船情報システムがインターネットで提供していた地図システムはかなり用いていたので、痛手でした。

このように、いろいろなサービスが出てきて、便利にはなるのですが、こうしたサービスを使って、かなり使い込んだところで、サービスが停止されるようになれば、かなりの痛手となることも考えられます。特に個人で用いている場合などは、そうでもありませんが、それにしても、そのサービスを使いこなして、かなりのことができるようになれば、かなり痛手です。

これが、企業で企業戦略などにも絡んで大々的に使っていたとしたら、かなりの痛手になる場合も考えられます。先ほど、述べた私が使っていた三井造船情報システムの地図は、かなり使い勝手が良くて、かなりつかえました。たとえば、ピザ宅配店を設置するための情報など他ではなかなか入手できないものも含まれていました。サービスが停止されたのは、非常に残念でした。ただし、このシステム、もし継続されていたら使用していたかもしれませんが、現在では他のシステムなどで代替できるので、別に支障はないです。

しかし、会社の基幹システムになどがこうした外部の企業にかなり頼っていて、そこがサービスを停止するということになれば、特にEPRのような巨大なシステムだったりすれば、かなりの痛手になると思います。

以上のようなことを考え合わせると、ITに関しては、これからは、クラウドコンピューティングになっていくことは、時代の要請であり、間違いのないことと思います。しかし、クラウドコンピューティングにする場合、注意しなければならないのは、その特定のサービスを提供している会社がどのようになっていくかを予測する必要があります。

簡単に言ってしまえば、まずは、その会社がサービスを提供し続けられるかどうかです。いくら、サービスの内容が良いからといって、すぐに潰れたりして、提供ができなくなれば、そのサービスも使えなくなります。まずは、新興企業なのか、歴史があるのか、新興であっても、これから主流になりそうなのかを調べる必要があります。

さらに、そのサービスが世の中で中心的な存在、もしくは、主流を占めるようになるかどうかです。主流を占めて、多くの企業が使うようになれば、使用料はだんだん低減する見込みがあります。さらに、アプリケーションなどそれを使うためのツールなどがたくさん開発されて、ますます使い勝手が良くなったり、自社にぴったりのものがでてきて、廉価で使える可能性が高まります。

それを知るためには、やはり、そのサービスを提供する会社のビジョンや、戦略を知る必要があります。その会社が提供する戦略やビジョンが的を射ていて、これから主流になるであろうというものを選択すれば、先にあげたような不安は払拭されます。

先日は、このブログでも、いまやIT企業の商品は、物理的な製品そのものでもなく、ソフトウェアですらなくなってきていて、各々の企業が発表する「戦略」そのものだというお話を掲載させていただきましたが、まさに、クラウドコンピュータが主流になる世界では、サービスを選択するにしても、戦略が重要だということです。

こうしたことを真摯に考えずに導入してしまった場合、いつの間にか、そのサービスが、非主流になっており、何かを変えようと費用がかさみ、あげくの果てには、使えなくなってしまうか、使えたとしても、未来永劫にわたって、更新も、改良改善もされなくなって、いずれかの時点で使うのを断念せざるをえなくなるということになります。まあ、クラウドコンピューティングですから、乗り換えるにしても、あまり費用はかからないでしょうが、とはいっても、EPRなどであれば、かなりのコスト特に目に見えないコストがかなり、かかると思います。

まずは、これからのIT導入には、製品などの性能や機能だけではなく、世の中の動き、その動きに対応するべく各社が提唱する戦略を大いに研究する必要がありそうです。

そうして、戦略を評価する上で重要なことは、複雑な戦略、複雑なコンセプトによる戦略は、おそらく駄目だということです。たとえば、世の中の動きなどは熟知していても、ITなど細かいこなど知らない人などに戦略など話してみて、その人が全く理解できないようであれば、そんなものは、実は戦略ではなくて、戦略立案者の自己満足にすぎません。どんな人にでもわかるようで、すばらしいというものが一番良いものだと思います。

これからすると、おそらく、プライベート・クラウドは、きっと普及しないと思います。プライベート・クラウドの概念は複雑で難しいです。現状では、Googleは、プライベート・クラウドなど提唱していませんが、マイクロソフトは、プライベート・クラウドを提唱しています。こんなことを考えると、やはり、将来はGoogleのほうに軍配があがるうよな気がします。

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