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2010年4月4日日曜日

「iPad」米国発売開始 - Apple StoreはiPad祭り状態に-新たな価値を提供すること、社会変革をすることが現代の企業の存在価値だ!!

「iPad」米国発売開始 - Apple StoreはiPad祭り状態に(この内容すでにご存知の方は、この項は読み飛ばしてください)

http://journal.mycom.co.jp/articles/2010/04/04/ipad01/index.html





新たな価値を提供すること、社会変革をすることが企業の存在価値だ!!
はてさて、他社ではそうでもないのに、Appleが全く新しい新製品を販売するときには、いつもこのようなお祭り騒ぎになります。今日はブログにどんな話題を書こうと考えたとき、最初は、このお祭り騒ぎについては、いつものことなので、どうしようかとも思いましたが、やっぱりこれについて書くことにしました。iPhonのときもそうでした。iPodのときもそうでした。おそらく、日本でも発売されるときにはこのような騒ぎになり、やはり、マスコミに報道されることでしょう。この現象を多くの人が、多くのことを語って説明しています。たとえば、プロモーションのやり方が優れているからとか、ジョブスの個人的な魅力とか、その他様々です。しかし、私は本質はそれとは別ではないかと思います。

たかがハードの新しいのが出てきたとか、本当にプロモーションが優れているだけで、ここまでのお祭り騒ぎにはならないと思います。たぶん、スレートPCが発売されたり、ソニーがこれから何かを新発売したり、それこそ、サムソンが何かを新発売するとしても、話題になるにしても、お祭り騒ぎまでには至らないと思います。

では、なぜここまで人々を魅了し、熱狂させるのか?それには、このブログでもしばしば掲載している経営学の大家ドラッカー氏のことばをひもとけば理解できるかもしれません。

ドラッカー氏は、企業の目的は「顧客を創造すること」といいます。では、顧客を創造するため、企業が成果をあげるためには、つまるところ、「マーケティングと、イノベーション」しかないといいます。そうして、マーケティングだけしている企業は、ブローカーか、何も価値を生まない投機家のようであると批判をしています。そうして、イノベーションが重要だとしています。

そうして、企業が存続するためには、成長するか変化するしかないとも言っています。結局は、企業が存続するためにはイノベーションしかないということだと思います。さて、イノベーションについては、次のように語っています。「イノベーションとは、技術的なことではなく社会を変えることだ、また、会社内ではなく、会社外の価値である」とも語っています。

さて、ここまで書くとご理解いただけると思います。そうです、アップルの新製品の発売、それも、初日の発売は、単なる製品の発売ではないのです。実は、iPadの発売など二義的なことに過ぎないのです。それは、アップルがまた一つイノベーションをおこすぞという意思表明なのです。そうして、そのイノベーションは明らかに社会変化を起こすものなのです。さらに、ユーザーに新たな価値を提供するという宣言なのです。その日から、ユーザーは、新たな社会のあり様、新たな価値をを体験できるということの宣言なのです。これが、単なる新製品や、新サービスの発表というだけなら、話題にはなりますが、お祭り騒ぎにまではなるはずがありません。

私は、ソニーという企業が好きでした。あのウォーマンをはじめて手にしたときの興奮は今でも、忘れられません。しかし、これとても、何もウォークマンというハードに関心があったわけてでありません。音楽という聴くという行為の新たなスタイルの提供ということに感動したのです。あるいは、少し考えただけでも、音楽を聴くだけではなく、語学とかその他の色々なことが考えられ、まさに、社会の変革でもあり、価値の提供でもありました。

そうです。本質はここなのです。もうすでに、社会変革にかかわるものがiPadをめぐって提供さてれいます。それが、ブックストアであり、その他、もろもろの機能です。確かに、これは、既存の機器でも、できたのですが、これをiPadという新たな形態の機器で実行できるというところが価値だと思います。すでに似たような製品にiPhoneがありますが、これはあくまで携帯電話の域を出ていなかったと思います。やはり、画面が小さくて、たとえば、HD(ハイデフィニション)の画像や、動画を見ても、そうでもないものを見たとしても、その差異ははっきりしませんでした。これからは、そこまで見られるということです。iPadはその限界を打ち破りました。

それに、従来は、PC界のキャデラックともいわれ、同一ランクの製品であれば、価格がかなり高めに設定してあったのですが、この製品は他のパソコンなどと比較すれば、かなり低廉です。以前このブログでも掲載したように、新たな形式の個々人に合わせた、iAdという名前の広告も実施するようです。そうなると、ますます、価格をおさえられるようになるかもしれません。この低廉なハードを提供するということは、これから、こうした手軽なハードを用いて、考えられうる様々なコンテンツに手軽に、しかもかなり低廉か、無料でアクセスできるという価値の提供を告げるものでもあるのです。そうです、iPadや、iPod、iPhoneなどは、いずれ近い将来に、無料か、そこまでいかなくともかなり低廉で販売されるようになるかもしれません。

私は、少し前に、このことを書いたところ、このブログの読者の方から、「私は、これを『蛇口を配ることで水を売るという戦略』と呼んでいます。iPhone、iPad、iPodは水道の蛇口のようなもので、水道管を通じて様々な個人や企業が制作したステキなコンテンツがその蛇口に注ぎ込まれていきます。今はまだユーザーはこれらのコンテンツを有料(少額)で購入しているのですが、もし、iPhone、iPad、iPodが広告媒体になったら、広告媒体であるiPhone、iPad、iPodの無料化だけではなく、コンテンツそのものも無料化されるかもしれません」という内容のコメントを寄せていただきました。

日本では、あの堀江さんが、すでにiPadを持っていて、それに専用のキーボードももっていて、それさえ持っていれば、従来のパソコンでできたようなことはほとんど何でもできると語っているそうです。そうです、iPadの発売は、こうした社会変革をしますというアップルの意思の表明でもあるのです。このお祭りに集まった人々は、単にiPadというハードに対して期待しているのではなく、これから、アップルが提供する社会的な価値に期待をしているのです。

私たちも、こうしたアップルのやり方を見習うべきです。私たちも、ただ、マーケティングをして「顧客ニーズ」がどうのこうのといっているだけではなく、お客様に新たな価値を提供していかなければならないし、社会を変えていかなければならないのです。そうです、これが現代の企業の存在価値、存在の理由なのです。そうして、できうれば、アップルのように、それがお客様にも良く理解していただけるように、努めなければならないのだと思います。こうした、背景でのワクワク感とか、ドキドキ感、お祭り騒ぎなど、ここしばらく、日本の企業からは感じられなくなったと思います。日本企業は、この方面では、これからいっそうの努力が必要になると思います。

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