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2017年1月2日月曜日

【新年一般参賀】平成で2番目の9万6千人超が祝う 陛下の譲位で関心高まる 4回目は入場制限―【私の論評】皇尊弥栄 すめらみこといやさか


新年の一般参賀で、訪れた人たちに手を振られる天皇陛下=2日午前、皇居
新年恒例の一般参賀が2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、計5回で9万6700人の参賀者が訪れた。

平成の新年一般参賀では、皇太子妃雅子さまがご成婚後初めて参列された6年に、計8回で11万1700人が訪れたのが最多。今年はそれに次いで多かった。天皇陛下が昨年8月に譲位の意向を示されたことで、国民の関心が高まったのが要因とみられる。

宮内庁によると、4回目だけで会場内の人数が2万6730人に達したため、入場を制限したという。

陛下は毎回、マイクを通じて「新年おめでとう。皆さんとともにこの日を祝うことを誠に喜ばしく思います。本年が人々にとり、穏やかで心豊かに過ごせる年となるよう願っています」とあいさつをされた。

【私の論評】皇尊弥栄 すめらみこといやさか



宮内庁は1日、新年にあたり天皇陛下の歌5首と皇后さまの3首を発表しました。また天皇ご一家の写真と映像を公表されました。陛下は1990年から新年の「ご感想」(年頭所感)を元日に公表されていらっしゃいましたが、高齢に伴う負担軽減のため今年から取り辞められました。

天皇ご一家の写真
陛下の歌は、昨年5月に熊本地震の被災地を訪問した際や、11月に長野県の満蒙開拓平和記念館を訪れた際の感想を詠まれたもの。皇后さまは、1月にフィリピンを訪問した際の思いを詠まれました。

今年、両陛下は2月末~3月初旬にベトナムを初めて公式訪問するほか、5月には富山県で開催される全国植樹祭への出席が予定されるなど、今年も多くの公務に取り組まれます。

両陛下の外国訪問は、昨年1月のフィリピン以来。ベトナムでは首都ハノイと、フエを5泊6日で訪れることが検討されています。

両陛下と皇族方は1日、新年の祝賀行事に出席し、2日は一般参賀で計5回皇居・宮殿のベランダに立たれました。

以下に、1日に発表された、天皇陛下の歌5首と皇后さまの3首の歌を掲載します。
 <天皇陛下> 
 第六十七回全国植樹祭 
山々の囲む長野に集(つど)ひ来て人らと共に苗木植ゑけり
 第三十六回全国豊かな海づくり大会 
鼠ヶ関(ねずがせき)の港に集(つど)ふ漁船(いさりぶね)海人(あま)びと手を振り船は過ぎ行く 
 第七十一回国民体育大会開会式 
大いなる災害受けし岩手県に人ら集(つど)ひて国体開く
 平成二十八年熊本地震被災者を見舞ひて 
幼子の静かに持ち来(こ)し折り紙のゆりの花手に避難所を出づ
 満蒙開拓平和記念館にて 
戦の終りし後(のち)の難(かた)き日々を面(おも)おだやかに開拓者語る 
 <皇后さま>
  一月フィリピン訪問
許し得ぬを許せし人の名と共にモンテンルパを心に刻む
 被災地 熊本
ためらひつつさあれども行く傍(かたは)らに立たむと君のひたに思(おぼ)せば
 橿原神宮参拝 
遠つ世の風ひそかにも聴くごとく樫の葉そよぐ参道を行く


 皇尊弥栄
       天皇皇后両陛下 万歳! 万歳! 万歳!


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2015年12月23日水曜日

天皇陛下82歳 皇居で一般参賀―【私の論評】「皇尊弥栄」(すめらみこといやさか)!

天皇陛下82歳 皇居で一般参賀

参賀者に手を振られる天皇、皇后両陛下=23日、皇居

天皇陛下の82歳のお誕生日を祝う一般参賀が23日、皇居で行われた。宮内庁によると、午前10時20分からの1回目には1万3160人が訪れた。

陛下は皇后さま、皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻、眞子さま、佳子さまとともに、宮殿の長和殿のベランダから参賀者に笑顔で手を振って応えられた。

陛下は「みなさんから寄せられたお祝いの気持ちを誠にうれしく思います」とお言葉を述べられた。さらに、豪雨などの被災者を気遣いながら、来年が「明るい良い年となるよう願ってやみません」と語られた。

【私の論評】「皇尊弥栄」(すめらみこといやさか)!


本日、12月23日は「天皇陛下の誕生日を祝う日」として法律で定められました。第二次世界大戦終結までは、天長節と呼ばれていました。


日本国民統合の象徴である「天皇陛下」

旧暦の9月22日は明治天皇の誕生日(新暦の11月3日で、現在の"文化の日")で、4月29日は昭和天皇(現在の"みどりの日")でしたが、天皇の亡くなられた後に現在の名称に改名されました。

戦前は天皇は神様として崇められており、その誕生日は「祝日」として扱われていました。しかし戦後、天皇は神様ではなく「日本国民統合の象徴」という新しい意味を持つようになりました。その事を受け、天皇を神格化した行事では無く天皇の誕生日を純粋にお祝いし、国民と天皇との距離を縮めることを目的とした日として「天皇誕生日」が設けられました。



奈良時代の天長節から現代まで
天皇誕生日の前身というべき天長節は奈良時代、光仁天皇(775年)の時に初めて行われました。

1948年からは、毎年宮中で祝賀の儀・宴会の儀・茶会の儀・一般参賀という催しが行われるようになりました。その後、宮殿造営のため一時中断されましたが、現在も皇居の二重橋の門が開放され、天皇は一般参賀者に答礼されています。


天の主宰者、造化の神
現在のカレンダーには「天皇誕生日」と記載されていますが、戦前までこの言葉(「天皇」)は神聖なものだから軽々しく使ってはいけないと禁止用語にしていました。「天皇」と言う言葉は「天帝」とも言い、「天の主宰者、造化の神」の意味をもちます。

「皇」の字はオウともコウとも読みますが、前者が「呉音」で後者の「漢音」より早い時期に入って来た読み方です。

天長節を祝う、日章旗を掲げた商店街 こんな商店街がもっと増えると良いです!

皇尊弥栄

本日のサブタイトルともなっている「皇尊弥栄」(すめらみこといやさか)の意味を以下に示します。

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