人生はいつ、どこで、何が起こるかわからない……そんなことを実感させてくれるような出来事があるアメリカ人青年の身に起き、いま世界中から注目を浴びている。
米インディアナ州に住むジャキール・レーガンさん(18)はある日、仕事を得るためアルバイトの面接先へ向かって歩いていたときに、人生を変えるような出会いをすることとなった。この出来事がFacebook上で語られると、多くの人々が彼の出会いに感銘を受け、大きな反響を呼んでいるのだ。
その日は雪が降っていた。悪天候のなか、ジャキールさんは面接を受けるために自宅を出て歩き始めた。途中でたまたま通りがかった男性アート・ブーヴィエさんに、目的地まであとどれくらいの距離があるかを尋ねたところ、「10キロはある。雪も降っているからバスを使ったほうがいいよ」と言われたそうだ。しかし、彼はお礼だけ言って再び歩き始めた。
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参照元:YouTube AreYouinTheKnow、Mail Online(英文)
【私の論評】ポスト「ダメダメ」論の時代には「ほっこり」感が人々の心を打つ?本当に潮目が変わった!!
この話題良いです。ほんとうに「ほっこり」した気持ちに久々になれました。ほっこりしそうな話題としては伊達直人の話題もありますが、これは、施設などの恵まれない子供たちに寄付をするという話ですが、この話題ともまた違う「ほっこり感」があります。
特に、「最低賃金7.25ドル(約670円)のアルバイトに就くため、こんなにも頑張る青年にアートさんは心打たれた」というところが話の肝だと思います。とにかく、どんな困難にもめげずやろうと努力している青年のひたむきさが人の心を打ちます。この青年のひたむきさに、打たれたアートさんが、仕事を提供するという心意気も人の心を打ちます。
ほっこりは動物で表現するとこんな感じ? |
この話は、普通の人が助けあっているということであり、彼らがどうなったからといって、国や政治が変わるわけではありませんが、貧乏でもなんとかしようと踏ん張っているガッツのある普通の人を、普通の人が助けているという話が人々の共感を読んでいます。このような話、普通はマスコミも関心をもちません。
だからこそ、この話はマスコミからではなく、facebookから広がっています。そうして、ジャキール・レーガンさんも、アートさんも、特に有名だとか、何かに優れているというのではなく、どちらかというとごく一般の人であり、違いといえば、片方は貧乏でもガッツを失わない青年、もう一方も大金持ちというほどではなくても、多少余裕があり、レストランを運営していて、人を雇うこもできるということだけです。
犬好きにはこんな「ほっこり」もありか? |
そうして、この話が日本でも話題になり、ロケットニュースにも掲載されたということです。ということは、日本でも共感を呼ぶか、すでに呼んでいるという事だと思います。特に、ロケットニュースはいわゆる面白いニュースということで有名ですし、長い間の実績もあります。
そのロケットニュースがこのニュースは面白いと判断しているということです。つい最近までの日本であれば、「人生はいつ、どこで、何が起こるかわからない……」というフレーズで、話がはじまれば、たいていは「悪い話」だったのではないでしょうか?なにやら最近は潮目が変わっているように思います。
ほっこり感のある女の子?あまり痩せていてはほっこりしませんね? |
この話、ごく普通の人だって、ガッツを出して本気で頑張れば、このような出会いだって生まれる可能性があるということで、日本ではこれからの時流にあっていると思います。なにやら、読んだ後に本当に「ほっこり」感があります。
羊毛小さなほっこりガール |
そうして、潮目の変化ということでは、間違いなくいろいろなことが変わっています。たとえば、昨年は久しぶりに自殺者が減っているという事実もあります。これについては、以前にもこのブログに掲載しました。
日本銀行・白川方明総裁 辞任発表緊急会見 全文文字起こし(2013/2/5)―【私の論評】どこまでも日本を弱体化させたいマスコミ白川総裁の悪行を報道せず!!国民を塗炭の苦しみに陥れた白川への恨み忘れまじ!!
この記事、結局自殺者が年間三万人を超えていたのには、デフレも影響しているということをエビデンスを含めて掲載したものです。詳細はこの記事をご覧いただくものとして、この記事では、昨年から自殺者が久しぶりに2万人台になったことも掲載しました。その事実を示すのが、下のグラフです。
このように自殺者が減ったということは本当に喜ばしいことです。これは、あまり発表されませんが、2004年以来日本の犯罪件数は、減り続けています。これも喜ばしいことです。
犯罪件数が減り続けているとか、昨年のように自殺者がひさしぶりに3万人台を割ったことは、確かに日本人のメンタリティーが変わってきたということではないかと思います。経済の好転もあるとは思いますが、それにしても、メンタリティーが変わってきたことには間違いがないし、明らかに潮目が変わってきているということです。
仲良しの犬と猫のなにやら、ほっこりする動画
一方アメリカとはいえば、どんなに厳しい時代でもこのような「ほっこり感」が大事にされていると思います。あの世界大恐慌のときにも、実際にアメリカ人がどのような生活を送っていたかといえば、意外と健全だったことがわかり、感銘を受けたことがあります。それに、リーマンショック直後のアメリカの酷い経済の落ち込みのときにも、あの「スペンド・シフト」というベストセラーを読んでいただればわかるように、アメリカ人は前向きです。
やはり、国の歴史が短く進取の気質が色濃く残っているせいでしょうか?]そういわれてみれば、このブログ記事の冒頭の「ほっこり」した話題もアメリカの話です。アメリカ人のこうした気質は見習いたいところです。
こんなことからも、確かに「ダメダメ」論などは、流行らない時代に移りつつあり潮目が変わってきていることが見て取れると思います。皆さんは、どう思われますか?
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