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2013年4月11日木曜日

日の丸家電、大復活! ソニー、パナ、シャープ軒並み増益―【私の論評】ちょっと待ってくれ!!20年もデフレが続いたことを忘れていないかい?デフレは家電メーカーの大敵であることを!!

日の丸家電、大復活! ソニー、パナ、シャープ軒並み増益


日銀の大規模金融緩和を受けた円安が止まらない。これにより、民主党政権下での超円高で業績が低迷してきた日本の電機メーカーも復調。対ドルで1ドル=100円台、対ユーロで1ドル=130円台突破も時間の問題となったことで、ソニー、パナソニック、シャープの3社合計では営業利益を年間約1970億円も上乗せすることになる。

9日午前の円相場は一時、3年11カ月ぶりに1ドル=99円台後半に。午前10時現在は前日比39銭円安ドル高の1ドル=99円22~23銭。ユーロは1円15銭円安ユーロ高の1ユーロ=129円57~60銭。

円安は業績が深刻な日本の家電メーカーにとって恵みの雨となる。

ソニーは円高対策として、対ドルの変動の影響をほぼゼロにしたが、対ユーロでは1円の円安による影響(為替感応度)をみると、営業利益が60億円上乗せされる。同社は対ユーロの想定レートを15円引き上げて115円にしたが、それでも現状と比べてかなりの円高水準だ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<中略>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

もちろん円安だけですべてが解決するわけではないが、日の丸家電復活へ環境が整ってきたのは事実だ。

この記事の詳細はこちらから!!

【私の論評】ちょっと待ってくれ!!20年もデフレが続いたことを忘れていないかい?デフレは家電メーカーの大敵であることを!!


さて本日は、タイトル通りに、デフレは日本の家電メーカーの大敵であったことを掲載します。上の記事では単に、日本の家電メーカーが円安によって、業績が回復しつつあることを掲載しています。当たり前といえば、当たり前です。

しかし、わずか数ヶ月前までは、日本の家電メーカーの業績の悪さを様々に批判するような記事が巷にあふれていました。その最たるものをこのブログにも掲載したことがあります。

「存在に値する」会社の必要条件は何か? それは過去を健全に否定し、世の中に新しい価値を送り出し続ける「起業家精神」だ!―【私の論評】顧客価値の創造をすることが「存在に値する」会社の必要条件であることは、間違いないが、今の経済状況は、十分条件を満たしてはいない!!

この記事の元記事となったもの、今読み返してみと、酷い内容です。デフレと円高で手枷足枷常態にある、日本家電メーカーを徹底的に糾弾しています。まるで、存在価値がないかのようないいようです。弱っている企業をさらに、追い詰めるような内容です。人が弱っているとき、たとえば、病気になったとか、会社をくびになったとかいうときには、励ますというのが、元来の日本人の惻隠の情というものだったと思います。しかし、この記事にはそのような配慮が全く感じられません。

詳細はこの記事をご覧いただくものとして、この記事に対する私の論評の結びのほうの部分のみ以下に掲載させていただきます。(注:この記事は、安倍氏民党政権成立前のものです)
私は、日本の企業が、古今東西に例をみない、デフレ・円高の中では、不平もいわず、頑張っているほうだと思います。そうして、現在業績を落としている企業の中にも、次の飛躍に向かって、身をかがめている企業も相当数あると思います。それは、人間が跳躍するときに、一旦身をかがめないと、大きな跳躍ができないのと同じことだと思います。このデフレ状況は、次の選挙で新たな政党が、政権の座につき、新たな経済対策をすれば、克服される確率が高いです。実際為替市場は、安倍総裁が、日銀インフレ目標3%、日銀法を改正について、言及した直後野田首相が、解散の旨を党首討論で発表した直後から円安傾向にあります。私は、デフレ状況が克服されれば、多くの企業が大きな跳躍して、世界に範を示すことになると思います。そうして、日本そのものが、再起動して、世界のトップリーダーになると確信しています。為替市場は、そのような期待感だけで、円安に振れているのだと思います。


日本の家電メーカーが苦境にあったときには、韓国メーカー礼賛論も巷にあふれていました。私は、これに反論する記事を掲載したことがあります。その記事のURLを以下に掲載します。

「日本企業に足向けられない」 巨人サムスンの“強み”と“弱み”−【私の論評】韓国企業礼賛論を語る人は、視野が狭いか、売国奴か、それらに扇動された愚か者!!


この記事で、私は日本では韓国企業礼賛論が巷にあふれているなか、サムスンの経営者などが、日本企業の技術力を高く評価しつつ、警戒していることを強調しました。そうして、以下のように結びました。
旧態依然としたとした製造業はどのみちあまり先に良いことはありません。しかし、最近は、このブログにも掲載したように、メイカーズ・ムーブメントがあります。このムーブメントを発展させてるためには、一方では、メイカーズの素晴らしいアイディアが必要ですし、このことばかりが強調されますが、もう一方ては、このメイカーズの要望に答えて柔軟な生産体制をとることができる工場を経営することのできる製造業が必要不可欠です。これらの、両方を満たすことができるのは、韓国ではなくもともとモノづくの伝統があり、部品づくりから取り組む日本だと思います。

サムソンや日本企業の実力など、もう少しすれば、はっきりすると思います。今すぐではなくても来年あたりにははっきりすると思います。私は、その時を待てばはっきりはしますが、待たなくてもメイカーズの動向や日本企業の本来の力を見極めれば、自ずと、日本のほうがはるかに優れていることが多くの人に周知されるようになると思います。来年になれば、間違っても、韓国企業礼賛論などはでではこないでしょう。現在韓国礼賛論のたまう人は、視野が狭いか、売国者か、それらに扇動された愚か者だと思います。私は、そう思います。皆さんはどう思われますか?
 これらの過去の記事で述べたように、日本の家電メーカーは、確かに一時業績を落としましたが、これはこれらのメーカーが20年にも及ぶ、デフレに翻弄された結果であり、もしデフレでなければ、これほどまで業績を落とすことはなく、存在意義を問われたり、韓国企業に比較して劣っているなどと論評されることはなかったと思います。


いずれにせよ、日本と日本企業が、未曾有のデフレで弱体化していたときに、その真相を見極めることなく、日本企業の存在価値を問うてみたり、いたずらに外国企業礼賛をしたりする輩は、 視野が狭いか、売国奴か、それらに扇動された愚か者だったということです。

これが真実かどうかは、このブログの冒頭の記事が雄弁に語っていると思います。そうして、アベノミクスが進展してくにつれて、ますます明らかになっていくと思います。私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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2012年3月9日金曜日

シャープ、外付けHDDへの長時間録画が可能なLEDアクオスに32V型が登場−【私の論評】こうしたテレビが売れ続けるかどうかは、社会の変化を知るためのメルクマール(目印)になるかもしれない!!

シャープ、外付けHDDへの長時間録画が可能なLEDアクオスに32V型が登場

シャープは、LEDバックライトを搭載した液晶テレビ「LED AQUOS(アクオス)」の新製品として、32V型「LC-32H7」を発表した。販売開始は3月。価格はオープンで、予想実売価格は60,000円前後。

同製品は外付けHDDへの長時間録画に対応し、BSデジタル放送では4倍録画、地上デジタル放送では3倍録画を可能としている。2TBのHDDを使用する場合、約696時間の録画ができる。

薄型エッジライト方式のLEDバックライトを採用しており最薄部は32mm。また地上・BS・110度CSデジタルテレビチューナーを2基搭載する。

解像度は1,366×768ピクセル。内蔵スピーカーの最大出力は10W(5W×2)。視野角は176度。インターフェースはHDMI/AV/LAN/ステレオミニなど。本体サイズは幅75×高さ50.8×奥行き22.5cm、重さは約8.3g(スタンドを含む)。

【私の論評】こうしたテレビが売れ続けるかどうかは、社会の変化を知るためのメルクマール(目印)になるかもしれない!!

私は、テレビをあまりみないので、こんな製品をみるとかなり鬱陶しく感じてしまいます。シャープでは、上記のような"Aquosファミリンク!"など、当たり前のことを考えているようですが、その中に、ブルーレイがあるの間違いではないかと思います。それに、テレビそのものに大規模なテラバイト級のハードディスクをとりつけるというのも、いただけません。

これじゃ、何のことはない、様々な新技術は、使われるているものの、そのコンセプトとしては、前世紀のビデオ付きテレビと何も変わらないではありませんか!!



このブログでは、以前からAppleTVの話題など掲載していますが、あのAppleTVですら、第二世代では、ハードディスクとは決別して、A4CPUと、250MBのがジエットになったではありませんか!!これに関しては、このブログでは何回か紹介しています。こうなってから、Appleでは、すべてインターネットのクラウドで、オンディマンドで、サービスを提供しています。クラウドといえば、同期と、共有がやりやすいということです。

その他、パソコンや、IPad、iPhoneさらには、AirPlay対応のスピーカーなどにも、wifi対応して、結線の必要なく、AppleTVでこれらを使えるようにしています。唯一つなぐのは、AppleTVと、テレビ自体だけです。それから、AppleTV今週の木曜日にソフトウェアアップデートがありました。いろいろ、マイナーなチェンジなどがありましたが、その中でも、注目は従来は、720ピクセルが最大だっのですが、1080ピクセルで見られるようになりました。

そうして、720ピクセルと同じ料金で、1080ピクセルもみられるようになります。ただし、今のところは、そのようなコンテンツはないので、実際には見られないですが、いずれ見られるようになります。これは、いずれ、第三世代のテレビ内蔵型AppleTVの製造販売のための準備であると思われます。

AppleTVは、あのスティーブ・ジョブス氏が「ようやっと納得」したと生前語ったコンセプトができあがっていますが、それを満たすためのコンテンツの交渉が難航していて、なかなか販売できないようです。現在の世代のAppleTVでも、結構コンテンツは豊富だと思いますが、さらに豊富になるということです。

あのサムソンだって、似たようコンセプトのGoogleTVを開発して世の中に出そうとしています。ただし、サムソンが新たにどの程度のコンテンツを付け加えられるのかは、まだ未知数です。


それにしても、上記のようなテレビを購入する人はいるのでしょうか?きっといるのでしょうね。バソコンなどで、YouTube、Vimeo、ニコニコ動画などあまり見ない人とであれば、これでもかなり便利だと思うのかもしれません。


しかし、技術をテレビの録画や、保存に使うなど考えてみれば古色蒼然としています。子どものころから、パソコンなどのでの、オンディマンド動画視聴になれた若者など、このようなテレビはかなり鬱陶しく感じると思います。

考えてみれば、このような巨大ハードディスクが内臓されたテレビを購入したり、実際の番組を録画して、みたりする層と、それを鬱陶しいと感じる層とでは、そもそも、価値観が異なるのではないかと思います。


無論これからの、新しい市場を担うのは、鬱陶しいと思うほうの人々だと思います。そう思わない人たちは、いまだ、バソコンや、携帯電話にバンドルされた、メールシステムにより、メールを多量に打つ人たちかもしれません。鬱陶しいと思う人たちは、SNSを使ったり、メッセージや、Webメールを使う人たちかもしれません。そうして、同期や共有などの機能に慣れ親しんだ人たちだと思います。旧来のメールシステムはもう、鬱陶しいと考える人達かもしれません。

そう考えると、こうしたテラバイト級の、ハードディスクを内臓したテレビは、いずれなくなるのは、はっきりしていますが、このようなテレビの販売台数など、世の中の変わりを測る一つのメルクマール(目印)になるかもしれません。



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