な、なにコレ! 絵画のようだけど、くっきりと浮き上がってみえます。しかも、この絵画、どこかで見たことがあるような……。絵画をジオラマにしたのでしょうか? とても不思議な感じです。
絵画の作者は、ゴッホ。しかも、ジオラマ模型ではなく、絵画にちょっと手を加えただけというから驚きです。
この作品を作ったのは『Art Cyclopedia』のアーティスト、Serena Malyonさん。
いったいどうやってつくったかというと、ティルト・シフト撮影を起用したのだそうです。ティルト・シフトというのは、風景などがまるでミニチュアのように撮影できるとして、数年前から話題になっている特殊なレンズを使用した撮影方法。焦点のコントラストや色の彩度などを調整することで、フォトショップでもシミュレートできます。
Malyonさんは、ジオラマみたいにするには風景写真ならうまくいくけれど、絵画ならどうなるだろうか? と思って、試しにゴッホの絵画を使って撮影してみたのだそうです。
画像を拡大してみると、その緻密さが良くわかります。例えば、『収穫』は、手前にある木々や柵、積み重ねた藁など、線の1本1本が驚くほどに浮き上がって見えます。『ローヌ河畔の星空』に至っては、水面が波打ち輝いて見え、まるで本物の河のよう。
背景はぼんやりとぼやかしてあるので、ジオラマのように見えるのです。本当に、すごい。
たとえ見慣れた名画も、このようにジオラマ風にすることで新たな発見がありそう。古い名画を現代風に蘇らせてくれる、素晴らしい手段といえるのではないでしょうか。Malyonさんは、ほかにも「ジオラマ風絵画」を制作・掲載しているので、ひご覧になってみてはいかがでしょう。
【私の論評】簡単にジオラマ風に加工できるアプリで、あなたも挑戦してみては?
このジオラマ風撮影、私も最近結構やっていますが、それにしても、絵画でやってみるというのは、思いつきませんでした。これは、写真ならではの発想ですね。少しの工夫で、こんな素晴らしいことができるのは驚きです。
私も、最近、このジオラマ風の写真を撮影するというか、加工して、このブログの冒頭に掲載しています。このブログ何回かご覧になっているかたは、もうご存知でしょう。以下に、その写真を再度掲載します。それぞれの写真クリックすると、拡大してご覧になれます。大きくしてみたほうが、ジオラマの効果がわかりやすいです。
かなり、効果のでているものから、そうでもないものまで、いろいろバリエーションがあります。どれも、それぞれ、なかなか面白く、記憶に残るものです。
さて、この写真実は、ほとんどが、iPhoneで撮影したものです。それを、一眼トイカメラというアプリで、加工したものです。一眼レフのカメラも持っているのですか、それで、やるとなると、それなりに準備しないとできないものですから、あまり使っていません。しかし、iPhoneなら、いつでも持っているので、本当にとりたいときにとれるので、かなり便利です。
さて、上の画像を見て、私も絵画に挑戦したくなりました。以下に、実際にやってみたものを掲載シてみます。
さて、上の画像を見て、私も絵画に挑戦したくなりました。以下に、実際にやってみたものを掲載シてみます。
確かに、絵画でやっても、ある程度の効果が期待できます。上記のブロがやったものには、及びませんが、はじめてでもこのくらいできるのですが、いろいろ、練習すれば、上のような写真もとれるようになるのではないかと思います。今度、挑戦してみます。
皆さんも、挑戦してみてはいかがですか?
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