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2012年8月28日火曜日

仕事での失敗、年代別の受け止め方−【私の論評】失敗に関する見方で組織でも個人でも淘汰されるされないが決まる!!

仕事での失敗、年代別の受け止め方:


 人生に失敗はつきものです。どんなに能力が高い人でも失敗することはありますし、挫折することもあります。

 問題はその失敗を、自分の糧にできるかどうか。人の成長や進歩はその一点にかかっているといっても過言ではないはずです。

 『失敗バンザイ!やずやの西野さんに学ぶ「逆転成功」 の法則』(橋本陽輔/著、マガジンハウス/ 刊)は「にんにく卵黄」や「香醋」でおなじみの通販大手「やずや」で長... 続きを読む


さて、これに関しては、上記の元記事を読んでいただくものとして、Amazonの商品説明から以下にこの書籍の商品説明を掲載しておきます。
現・やずやグループ・(株)未来館の代表取締役である西野博道(にしの・ひろみち)氏のこれまでの仕事を分析することで、生き残る会社&生き残るビジネスパーソンはどこが違うのかを検証する自己啓発書の決定版。
1億円もの借金を背負って前の会社を潰した西野さんは、どうやってその借金を返し、「やずや」の急成長を支えたのか。
「一人でも多くの顧客を満足させる」「売上はお客様を喜ばせたご褒美である」という持論を実践した彼のビジネス哲学は、「失敗を原動力として成功する方法」に導かれる。
つまり本書は「失敗バンザイ! 失敗を原動力として活用する本」なのである!

■著者データ
新刊JP
ウェブサイト: http://www.sinkan.jp/



【私の論評】失敗に関する見方で組織でも個人でも淘汰されるされないが決まる!!

科学実験につきものの失敗
上の記事の内容は、失敗に関しての個々人の考え方、対応法を掲載しています。そうして、失敗を原動力として、活用する方法が掲載されているようです。確かに、それは、それで重要であり、意義深いものなのですが、そもそも、失敗に関する個々人などを超えた考え方、さらに、組織論的な考え方も必要不可欠であると思いますので、本日はそれに関することを掲載します。


ドラッカーは、著書「マネジメント」で以下のように述べています。

「決して間違いや、へまや、失敗をしない人だけは信用できない。そのような人は、食わせ物か、それとも無難なこと、絶対確実なこと、とるにたらないことしか手をつけない人である」
まさに、この通りだと思います。上の記事では、失敗への対処の仕方など掲載していますが、根本的にこの精神がなければ、組織は腐ってしまいます。実際、電力会社などには、このような精神がなく、組織論的に腐っているところがあります。

これに関して昔あった本当の話を思い出してしまいます。北海道電力会に勤めていた30歳台の人が、会社からアメリカに留学を命じられ、アメリカで最新鋭の知識を身につけて、もどってきてから、それをいかして改革をしようと意気込んでいたら、「そんなことは、しなくても良い、君はエリートなんだから、大過なく過ごせば、必ずときがくれば、偉くなれるから、余計なことはしなくても良い」といわれて、失望して会社を辞めてしまったということがありました。その当時には、北海道庁でも似たような事例があり、結構話題になりました。

北海道電力に限らず、電力会社は、一般に「役所よりも役所らしい組織」といわれるほど、保守的です。きっと、上の例でも、上司は、「部下が余計なことをして、失敗されては困る。今のままの状態を続けていれば、失敗することもなく、大過なくすごせて安泰だ」とでも考えていたのだと思います。まさに、失敗に対する考え方により、その企業の本質が見えるという格好の事例だと思います。こういう組織風土のあるような企業は、いまの世の中では、そのままでは長続きしないことでしょう。


また、「イノベーションと起業家精神」という著書では以下のように述べています。
「経営陣は、判断力に対して報酬を支払われているのであって、無過誤に対してではない。逆に、自らの過誤を認識しうる能力に対して、報酬を支払われているとさえいえるのである」
これも、まさしくその通りであり、会社全体が、新しいことに向かってチャレンジしていれば、経営者も全く失敗しないということはないはずで、経営者が全くの無過誤であったり、そうあらねばならないと思っているとしたら、非常に危険だということです。

そういわれてみれば、あの先進的なIT企業である、Googleも失敗していることはいくらでもあります。この失敗を駄目だと見る人はGoogleが常に新しいことに挑戦し続けていることを忘れているのかもしれません。

ドラッカーといえば、氏が提唱していた「組織の精神」も忘れるわけにはいきません。これについて、ドラッカーは以下のように述べています。
「組織の目的=凡人をして非凡なことをさせるこ=天才をあてにしない」
組織の役割は、凡人から強みを引き出し、凡人の弱みを消すことにあります。それは、結果として成果を中心に据えることになります。

「成果を中心に考える」
組織は常に事なかれ主義からの誘惑にさらされています。だから、高い基準を保ち続けることが必須なのです。成果をあげることは、百発百中はありません。あくまで打率で考えるべきなのです。なぜなら、優れているものほど、間違いを犯すが、新しいことを試みるからです。失敗しないこと組織の中心に据えれば、とんでもないことになってしまうことは皆さん容易に理解できると思います。

長々と書いてきましたが、結論は、個人でも、組織でも、「失敗しないことだけに血道をあげれば、いずれ淘汰される」ということです。

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2012年8月6日月曜日

いま日本に求められるリーダーは理系か文系かを専門家分析―【私の論評】若いうちに厳しく訓練されリーダーシップを仕事とみなす人だけがリーダーになれる!!

いま日本に求められるリーダーは理系か文系かを専門家分析:


グローバルリーダーには理系出身者が多い一方で、日本の大企業ではまだまだ文系出身者が多い。原発事故で対応が批判された東京電力のトップは、“東大文系”ばかり。原子力安全・保安院の寺坂信昭前院長が、原子力の安全規制当局としての責任を追及された際に「私は文系なので…」と呆れるいい訳をしたことも記憶に新しい。ということはいま求められる日本のリーダーは理系? しかし、そう単純な話でもなさそうだ。『理系バカと文... 続きを読む

■著者データ

NEWSポストセブン
「NEWS ポストセブン」は小学館が発行する「週刊ポスト」「女性セブン」「SAPIO」「マネーポスト」4誌を統合したニュースサイトです。各誌の最新記事・コラム等をネット用に再編集し、掲載するほか他のニュースサイトにも配信します。
ウェブサイト: http://www.news-postseven.com/


この記事の詳細は、こちらから!!

【私の論評】若いうちに厳しく訓練されリーダーシップを仕事とみなす人だけがリーダーになれる!!

このブログでは、いわゆるリーダー教育というものを掲載したことがあります。そうしてその際に、失敗の例として、松下政経塾をあげました。真のリーダー養成校は確実に世界中に存在しており、 かつて日本にも、存在していましたが、今は残念ながら、ほとんど存在していません。


世界のリーダーシップ養成校として認められている学校は、世界中に存在しており、それは、いわよるボーディング・スクールというものです。たとえば、イギリスであれば、イートン校のような存在です。これらの学校は、中高一貫教育で、勉学からスポーツその他を徹底して厳しく叩き込みます。ここでは、あまりボーディング・スクールそのものについては述べませんが、以下に世界のボーディング・スクールのリストを掲載しておきます。


上は、海外ですが、日本にも、世界的に有名ではないですし、数も少ないでずか、ボーディング・スクールがあります。それが、以下です。
函館ラサール学園
この中で、海洋中等教育学校などは、最近はテレビなどで放映されて結構知名度があがったと思います。以下にその紹介ビデオを掲載しておきます。


若いうちの叩き込みが重要なのです。そうして、この若い時期のつめこみ、そうして、できうるならば、幼少の頃の厳しい躾があれば、そこから、リーダー的資質を持った人が生まれる確率は高くなります。だからこそ、諸外国では、ボーディング・スクールがこのように多いのだと思います。

それから、先に掲載した、松下政経塾は、全寮制ではありますが、入塾できるのが、22歳以上35歳以下の青年ということであり、ここが、ボーディング・スクールとの大きな違いです。そうして、皆さんご存知のように、この塾からは、リーダー的素質を欠いた人というより、平たくいうとボンクラばかり育っています。やはり、この年齢以上では、リーダー的素質を持った人を育てるということはほとんど無理なのです。松下幸之助氏は、商家の出ということもあり、武家の厳しい幼少期からの教育などあまり知らなかったがため、このようなことになったのだと思います。

以下に、松下政経塾の実体を示す動画を掲載しておきます。


日本には、いわゆる全寮制の学校は、ありませんでしたが、それにしても、中高の頃徹底的に詰め込み教育をするところはありました。それは、江戸時代までの藩校とか、私塾でした。これは、全寮制ではありませんでしたが、それにしても、若いうちに徹底的に様々なことを叩き込むということにおいては、西洋のリーダー養成校と負けず劣らずのものでした。その良い例は、吉田松陰の松下村塾です。

やはり、鉄は熱いうちに、打てという諺どおり、若いうちに、徹底的にありとあらゆることを叩きこむということが、リーダー教育には、重要なのだと思います。そうして、諸外国のポーティング・スクールでは、理系・文系にかかわらず、徹底的に知識を詰め込みます。それに、国家意識、国民意識、スポーツその他規律も負けず劣らず、徹底的に叩き込みます。だから、基本的な事柄に関しては、理系・文系にかかわらず、頭の中に、いわゆる、とっかかりができるわけです。これらの学校を卒業した人たちによれば、次から次へと課題を与えられるということで、イジメなどしている暇はないようです。それよりも、互いに助け合うという精神が生まれるそうです。そこから、コミュニケーション能力も養われるのだと思います。


こんなことを考えると、上でいうところの、理系・文系という分け方など、何の意味も持たないと思います。そんなことより、早期の詰め込み教育のほうが、よほど重要だということです。

こういう基本ができている人が、大学、大学院に進学してさらに大きな器になるという事です。そこからいくと、日本の最近の教育は後退していると思います。得に、戦後の教育は、日教組などの暗躍により、本来のリーダー教育に必要な教育をできないようにしています。

ゆとりの教育で用いられた、パンフレットのようなペラペラの教科書
それに、しばらく前までは、「ゆとりの教育」が行われていました。こんな有様では、とてもじゃないですが、日本にリーダーシップを持った有能な人がてでくる確率はますます少なくなると思います。


それから、ドラッカーは、リーダーシップについて、以下のようなことを語っています。
「リーダーシップとは人を引きつけることではない。そのようなものは煽動的資質にすぎない。仲間をつくり、人に影響を与えることでもない。そのようなものはセールスマンシップにすぎない」(『現代の経営』) 
リーダーシップとは仕事であるとドラッカーは断言する。リーダーシップの素地として、責任の原則、成果の基準、人と仕事への敬意に優るものはない。 
リーダーシップとは、資質でもカリスマ性でもない。意味あるリーダーシップとは、組織の使命を考え抜き、それを目に見えるかたちで確立することである。リーダーとは、目標を定め、優先順位を決め、基準を定め、それを維持する者である。 
リーダーは、妥協を受け入れる前に、何が正しく望ましいかを考え抜く。リーダーの仕事は明快な音を出すトランペットになることだとドラッカーは言う。 
リーダーと似非リーダーとの違いは目標にある。リーダーといえども、妥協が必要になることがある。しかし、政治、経済、財政、人事など、現実の制約によって妥協せざるをえなくなったとき、その妥協が使命と目標に沿っているか離れているかによって、リーダーであるか否かが決まる。 
ドラッカーは多くの一流のリーダーたちを目にしてきた。外交的な人も内省的な人もいた。多弁な人も寡黙な人もいた。 
 「リーダーたることの第一の要件は、リーダーシップを仕事と見ることである」(『プロフェッショナルの条件』)
上記のように、ドラッカー自身は、リーダーシップは、特定の資質などではないといいます。しかしながら、ドラッカー自身も、若い時代にいわゆる、詰め込み教育をされていたことは明らかです。それも、随分特殊な環境にあったようです。それは、ドラッカーの父親は、オーストリア・ハンガリー帝国の官吏であり、その当時の著名人が、ドラッカーの家に集い、一種のサロン的な役割を果たしていいたということです。子供の頃からのこうした体験が、ドラッカーに大きな影響を与えなかったはずはありません。


上の記事のように、リーダーには、理系か文系かなどの論議は、全く不毛だと思います。若いうちの、ある程度以上の詰め込みと、あとは、ドラッカーの言っているように、「リーダーシップを仕事」わみなして、努力する人のみが、本当のリーダーになれるのだと思います。そうして、ドラッカーの時代、特にドラッカーが教育を受けだ時代など、幼少期の教育では、道徳教育と規律に関する厳しい教育がなされていたし、大学に入る前の段階で、様々な詰め込み教育が当たり前でした。

だから、ドラッカーはそんなものは当たり前で、リーダーシップは仕事であると言い切れたのでしょうが、あれから随分ときがたち、特に日本では、日本の社会の社会主義化を目指した日教組が、台頭し、今では目標を見失って、ひたすら内にこもる組織となり、さらには、ゆとり教育などが導入され、まさに、危機的状況になりました。さすがに、「ゆとり教育」は廃止されましたが、日教組などは、亡霊のように残っています。

ドラッカーが今のこの状況をみれば、リーダーシップは資質ではないと言い切れないのではないかと思います。とはいいながら、日教組の組織率も随分低下しています。これから学校の先生になる人たちは、日教組に入らないようにして、日教組の有名無実化を推進すべきです。いずれにせよ、今日本では、特に公立学校ではリーダーシップの資質を育てる教育環境にはありません。

今の政治家はほとんどが戦後の教育を受けています。民主党は、何も決められず、政権が長持ちすることに苦慮しているだけです。自民党も、デフレ下の増税などという愚かな政策を推進し、民主党の補完勢力になっているありさまです。この閉塞感を打ち破るには、強力なリーダーが必要ですが、強力なリーダーシップを発揮しうるかどうかを見極める手段として、中高時代に受けた教育の内容、さらには、ドラッカーが主張しているような「リーダーシップ」を仕事とみなしているかどうかを判断材料にしていく必要があります。間違っても、ヒトラーのような似非リーダーシップを本物のそれと見誤ってはならないと思います。

このようなことにならないため、私たちは、日ごろから、文系・理系のどちらがリーダーに向いているかなどの瑣末なことは脇においておいて、リーダーシップの本質を学んでいく必要があると思います。そう思うのは、私だけでしょうか?皆さんは、どう思われますか?


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2012年7月17日火曜日

酒を飲んで仕事をするという選択肢―【私の論評】確かにお酒を飲むと頭が冴えるということはあるのだが・・・・・・・・・。でもほどほどに!!

酒を飲んで仕事をするという選択肢:

酒を飲んで仕事をするという選択肢


酒を飲みながら仕事をする。……ちょっと考えられないことではあるが、そうすることによって「仕事がはかどる人」がいるのも事実だ。しかし、酒が入ると正確な判断や作業ができないのではないだろうか? ミスが発生してしまうし、仕事を頼んでいる人にとっても不安なのではないだろうか?

実際に酒を飲みながら仕事をすることがあるという大手出版社のパソコン雑誌編集者Mはこう語る。「もちろん泥酔はダメですよ。楽しむために酒を飲むのもダメです。あくまで仕事をはかどらせるために飲むわけなので、気構えが違うんですよ。だからミスもしませんし、むしろ覚醒したような気分になってスムーズに仕事が進みます。缶ビールを飲みながらデスクワークしています」(M氏 談)。


また、当編集部の調査によってランチタイムに酒を飲んでいるサラリーマンやOLがいることが判明した。たとえばOLのAさんは「パスタに白ワインをつけて1200円のランチセットがあるのですが、週に2回はランチに白ワインを飲んでますね。気分が高まって午後も頑張りたくなるんです」とランチタイムに酒を飲むメリットを語る。


サラリーマン男性のGさんは「酒を飲んでることがバレたら、ウチ(Gさんの会社)は激怒して処分するでしょうね。でも昼に一杯のビールを飲むだけですから酒臭くなりませんし、むしろ仕事がはかどって会社にとってもプラスになると思いますよ(笑)」と語っていた。

うーむ、しかし営業や接客業の人は絶対に飲酒なんてできない。そういうことができるのは、外部の人と触れ合わない仕事をしている人に限られるだろう。え? 営業中にビールを飲んでるって? それはそれで業績が上がるのならプラスになっていいかも……? あなたは、仕事中に酒を飲んだことはあるだろうか?

【私の論評】確かにお酒を飲むと頭が冴えるということはあるのだが・・・・・・・・・。でもほどほどに!!

私自身も、上の記事と同じようなことを経験したことがあります。とはいっても、私自身が酒を飲みながら仕事とをしたということではありません。もう随分前ですから、正確なところは覚えていませんが、もうすでに廃刊になったあるパソコン雑誌の編集部に行ったときに、そのような光景をみました。


何と、編集室の入り口近くに、缶チューハイの自動販売機があり、中で編集者の人が、それを飲みながら仕事をしているではありませんか。そうして、編集者の人と話をはじめたら、何とお茶ではなく、缶チューハイがでてくるではありませんか!!無論この編集部の人たちは、以前にもお酒を飲んだことがあるので、私が下戸ではないことを知っておられたのですが、それにしても、少し驚いてしまいました。このときは、確かその当時のパソコン通信(随分古い話ですが・・・。インターネットが商用でも使えるようになった直前の話です)に関する小さなコラムを掲載していただいたのですが、投稿はメールででも良かったのですが、丁度近くに行く用事があったので、原稿を直接手渡ししました。


そのときは、そのコラムの話になりましたが、ついでに缶チューハイの話題にもなりました。何と、この編集室では、飲料としてはお茶、コーヒー、紅茶、その他の清涼飲料水は無論のこと、缶チューハイも自由に飲んで良いということでした。何を飲むかは、本人の裁量に任されているということでした。


だからといって、缶チューハイをぐてんぐてんになるまで飲むような人はおらず、仕事に特に影響はないとのことでした。あくまで、いくつもあるうちの飲料の一つという感じでした。

雑誌の編集ということであれば、知識労働ですから、成果をあけることができれば、それで良いということです。この世界は、成果というものがはっきりしています。まずは、雑誌が売れなければ話にならないわけで、しかも、雑誌の中でも、特に良く読まれるとか、評価が高い記事を書く人や、あるいは、雑誌の企画などで、良い企画が立てられればそれで良いわけです。


こういう人なら、別に執務中に酒を飲もうが、何を飲もうが、あるいは、外出しようが、一見遊んでいるように見えてもきちんと成果のあがる仕事をしていれば、文句のつけようがないわけです。逆に、何の変哲もなく、朝から晩まで定時に出社し、飲料が普通のコーヒーやお茶だったとしても、成果をあげる仕事をしない人はいらないということです。また、規定の仕事を効率的なこなす人は、アルバイトで十分ということです。

昨日も、『なぜ効率ばかり追求すると利益が減るのか(プレジデント)−【私の論評】変人を揃えることではなく、成果をいかにあげさせるかか本質なのだ!!』という記事をこのブログに掲載しましたが、この記事のなかにあげたドラッカーの言葉のように『効率とは仕事の仕方であり、成果とは仕事の適切さである』ということです。

だから、仕事中あるいは、仕事のある日の昼などに、軽いお酒を少しのむくらいのことは、ほとんどが害がないと思います。


また、お酒の効用としては、たとえば、仕事が終わってから飲み会をしていて、リラックスしているときに、仕事や、その他結構こみいった話などしていると、かなり知恵がわいてくることがあります。これなど、私自身もそうですし、他の人たちもそういうことが結構あるようです。私などは、お酒を飲みながら、他の人が良い話をしたときなど、その当人にことわって、良い話だからメモさせてくださいといって、iPhoneを取り出し、フリック入力で素早くメモしたりします。すると、その入力が他の人からみると、おそろしく速いようなので、それでさらに盛り上がったりします。

先日飲み会で全員のスマホを出してならべてみたら、
3GS、4、4Sの違いはあったが全員がiPhoneだった
また、酔がまわってきて、フリック入力ができなくなったときには、それも無論断ったうえで、iPhoneで録音させていただくこともあります。こういう時の話は、自分の話でも、後でメモを見たり、録音を聴いたりして「ええっ!」という話もありますし、他の人の話しでもそういうこともあります。しかし、メモや、録音をしておかなければ、次の日はほとんど記憶に残っていません。ついでに、これもお断りして、話している人の写真もとっておくとなお良く思い出せます。皆さんも、このようなことを試してみてはいかがですか?スマホがあれば、すぐにできます。これも、ライフログの一つでしょうね。

これに関しても以前このブログに以下のような記事を掲載したことがあります。

お酒好きにはたまらない研究結果! 人はお酒を飲んでいる時の方が頭が切れるらしいぞー!―【私の論評】今欠けているのは、サロン的な大人の飲み方かもしれない!!


詳細は上の記事を読んでいただくものとして、こういう研究結果もあることから、多少の飲酒はかえって、仕事がはかどることになると思います。


ただし、ご存知のように、お酒は頻繁に飲めば習慣性がつき、その習慣性をそのまま放置しておけば、とんでもないことになります。たとえば、成果をあがる仕事をしようとするときには、必ずある程度お酒を飲まなければできないということにでもなったら、それは、単なるアル中です。それを続けていれば、いつかは体を壊します。

それに、飛行機のパイロットや、海上保安官その他、勤務中はおろか、待機時間中にお酒を飲んではいけない仕事の方もいらっしゃいます。それに、飲酒後車の運転は絶対に駄目です。こうした規制は守ることは無論のこと、酔って悪さをしたり、成果をあげられないなどのことがない限り社会は、もう少し飲酒に関して寛容であっても良いのではないかと思います。海外だと、管理職以上やラインでお客様に直接あったりサービスをする立場の人でない人たちなら、昼食にビールやワインを少しいただくのはごく普通のことです。


皆さんは、どう思われますか?



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女性による女性のための“チーズとよく合う日本酒”―【私の論評】本命は、女子会ではなくて、若い男性か?






2012年6月27日水曜日

地球上の20億人が触れたマインドマップシンプルだからこそ最も効果的なツール - マインドマップで 仕事のやり方とビジネス思考を一新する!―【私の論評】ドラゴン桜にも出てくる、マインドマップ、利用しない手はない!!

地球上の20億人が触れたマインドマップシンプルだからこそ最も効果的なツール - マインドマップで 仕事のやり方とビジネス思考を一新する!:

水問題に関するマインドマップ

約40年前に発明されたマインドマップ。コンピュータで使うためのソフトウェアの開発が試みられてきたが、手がきに匹敵する使用感のものはなかなか生まれなかった。初めての公認ソフトiMindMapの開発者クリス・グリフィス氏に、開発プロセスと将来ビジョンを聞いた。

【私の論評】ドラゴン桜にも出てくる、マインドマップ、利用しない手はない!!

マインドマップそのものに関しては、上記の記事をご覧いただくものとして、世の中には、きちんと講習を受けないと、マインドマップが描けないとか、描いたとしても、効果はないようなことをのたまう方もいらっしゃるようですが、そんなことはありません。何から何まで自己流で良いと思います。
ツイッターの使い方を網羅したマインドマップ
私もすべて自己流で作成し、今に至っています。それで、十分です。私自身、あるSNSで、マインドマップというコミュニティーを立ち上げていたこともあります。確か、最盛時で、数百人の会員がいたはずです。今は、残念ながら閉店休業状況です。

何回もやっていれば、自然見についてきます。それに、手書きが良いとか、コンピュータでやると結局身につかないなどという方もいるようですが、そんなことはないです。上記のiMindMapは、どのようなものか少し見てみましたが、有料版は、結構高いようです。これでなくても、無料のものもありますから、それで試してみてはいかがでしょうか。

JAVAプログラミングに関するマインドマップ
私は、現在、パソコンでは、無料のFeeMindというものを使い、iPadでは、Simple mindという、有料のものを使っています。有料とは、いっても確かかなり低価格でした。これで、十分です。バソコンや、iPadによるマインドマップは、書き直しがかなり楽です。だから、とにかく、書き始めて、後から、項目の次元を高めたり、低めたり、分類を根底から変えてしまったりとか、すぐに出来ますから、一度使い始めてしまうと、手書きにはなかなか戻れません。

ジャック・アタリの21世紀の歴史に関するマインドマップ
私が、最初にこのマインドマップに出会ったのは、アニメの「ドラゴン桜」です。こは、三田紀房による日本の漫画作品。2003年から2007年まで、講談社の漫画雑誌『モーニング』にて連載された。単行本は全21巻です。これは、2005年にテレビドラマ化されています。後に韓国でも放映されました。


ちなみに、「ドラゴン桜」のあらすじは、以下のようなものです。

ドラゴン桜に出演した「新垣結衣」
元暴走族の駆け出し弁護士・桜木建二(さくらぎ けんじ)は、経営破綻状態となった落ちこぼれ高校、私立龍山高等学校の清算を請け負うこととなる。
破綻を回避し経営状態を良くするためには進学実績、それも東大の合格者数を上げるのが手っ取り早いと考え、5年後に東大合格者100人を出すことを掲げる。そのための第一歩として特進クラスを開設し、スナックのママをやっている母のような生活を見て人生をあきらめかけている水野直美と、裕福な家庭で育つも落ちこぼれてグレている矢島勇介を受け入れ、1年目でも最低1人の合格者を出すことを定め、そこに以前から受験指導に大きな実績を上げつつも、いろいろな事情で表舞台から消えていた個性溢れる教師を集める。
ドラマドラゴン桜のシーン。東大合格
発表「長澤まさみ」と「新垣結衣」が共演
実際、この特設クラスから、本当に東大合格者が何人か生まれます。なかなか、面白いストーリーでした。この中で、いろいろと、受験テクニックが紹介されるのですが、私自身もいわゆる進学校出身なので、たいていのテクニックは、知っていました。しかし、その中に知らないものが出てきて、非常に良いと思ったのが、このマインドマップでした。そうして、これを知っていれば、受験勉強がもっとかなり楽にできただろうと思い。非常に残念に思いました。

ドラゴン桜に出演した「長澤まさみ」
とはいいながら、ドラゴン桜では、「マインドマップ」ではなく、「メモリツリー」と紹介されいてました。そうして、マインドマップは「メモリーツリー」とは似て非なるものとする方もいますが、実体は、両方ともさほど変わりないです。


マインドマップは、一度やりはじめると、誰にでもできるので、それでは、商売にならないということで、マインドマップを教える学校のインストラクターがそのようなことを言うのだと思います。このようなことは、あまり気にすることなく、どんどん書いていくと、誰にでも理解できます。

ただし、以下に手書きの書き方を掲載しておきます。

・A4以上の大きさの無地の紙を、横向きで使います。
・中心に、テーマとなるイメージ(絵)をなるべくたくさんの色を使ってかきます。
・放射状(360度あらゆる方向)に木の枝のように線を伸ばし、その線の上に単語(キーワード)、あるいは絵(イラスト)を描きます。
・さらに線を伸ばし、関連する単語(絵)をどんどん書き足していきます。
・最後に、色を塗ったり、強調したり、絵を描き加えたりして完成です。



ノウハウは、これだけで、十分です。実際に描いてみることが早道です。

マインドマップは、小学生から大人まで、幅広く使える思考ツールです。学校の勉強では、教科書の単元ごとにまとめたり、国や文化など分野別にまとめたりします。また、苦手な分野だけを取り上げてまとめるのも良いでしょう。

以下に歴史に利用したものを掲載しておきます。


例えば、フランス革命(憲法制定議会)なら
-フランス革命<1789年
-三部会<第一身分(-僧侶)、第二身分(-貴族)、第三身分(<農民、市民)
-国民議会<設立宣言、テニスコートの誓い<解散しない!、憲法制定まで≒憲法制定議会
と、関連する語を結んでいきます(画像参照)。

【世界史(フランス革命初期)をまとめたマインドマップの例】



そのとき、なるべくたくさんの色やイラストを使って、覚えやすいように強調しましょう。楽しくかくことがコツです。

【日本史(平安時代)をまとめたマインドマップの例】



こういうのを描いておき、日頃何回か見なおしておくと、いざ、試験のときになると、芋づる式に知識が出てくるそうです。

残念ながら、私は、受験生のときには、このようなマップを使ったことがないので、その効果のほどはしりませんが、かなり有用だと思います。結局、私など、歴史などは、教科書をこれでもか、これでもかと何回も読み、内容を覚えしまうというようなやり方でした。マインドマップを知っていれば、かなり効率的だったと思い、これを知ったときは、本当に残念でなりませんでした。



これから、大学にかぎらず、何か資格試験を受験する人など、学習項目をマインドマップにすれば、かなり効率的に覚えられると思います。試してみて、損はないと思います。

それから、社会人へのお薦めは、やはり、企画の立案などでしょう。企画を立案するために、大量の情報を取得しても、ある程度体系化されていないと、あまり役に立ちません。そんなときに、マップにおとしておくと、いざというときに、すぐに思い出せたりします。



それに、企画そのものをマップに落としこんでから、企画書を書くと、マップを描くときには、結構時間がかかりますが、企画書そのものは、一気呵成に書きあげることできます。トータルでは、かなり効率的だと思います。

とにかく、マインドマップは、重宝です。受験に、企画に、かなり適用出来る分野も多いです。まだ、使ったことのない人は、是非試してみて下さい。

それから、以下のマインドマップを描く100の理由というものをあるサイトで見つけましたので、そのサイトのURLとともに掲載します。

http://www.dailymedicalinfo.net/2012/04/100-reasons-to-mind-map.html


100 Reasons to Mind Map

1. Explore a subject
2. Study & learn a new topic, culture or country
3. Plan your schedules
4. Innovate & invent
5. Create new ideas
6. Expand existing ideas
7. Tap your unique talents
8. Increase your brain power
9. Consolidate your existing knowledge
10. Summarise your skills
11. Plan your career
12. Plan your life
13. Plan your learning
14. Outline your business or a potential new business
15. Outline your writing
16. Outline your hobbies
17. Study, learn & pass exams
18. Boost your memory
19. Manage your day/week/month/year
20. Unlock your potential
21. Solve problems
22. Increase motivation
23. Take notes & create overviews
24. Develop your creative thinking
25. Plan presentations
26. Plan speeches
27. Fire up your imagination
28. Clarify your thoughts
29. Simplify your life
30. Summarise your budget
31. Create targets
32. Teach others
33. Improve thinking skills
34. Control time management
35. Plan story writing
36. Self-investigation
37. Plan an event
38. Summarise books
39. Plan recipes
40. Explore your past
41. Contemplation & relaxation
42. Researching
43. Planning your retirement
44. Freeing up your mind
45. Planning a party
46. Learn a new language
47. Plan your medications
48. Take meeting minutes
49. Explore existing knowledge
50. Map out your interests
51. Create instruction templates
52. Summarise humour & fun
53. Investigate what makes you happy
54. Investigate what makes you unhappy
55. Devise checklists
56. Analyse your dreams
57. Create acronyms for memorisation
58. Discover what you want to do with your life
59. Plan a blog post
60. Use as a therapy
61. Organise & bring order to daily life
62. Map out a holiday
63. Summarise an event or concert
64. Plan a website
65. Pinpoint your values
66. Unlock associations
67. Delve into your family tree
68. Plan your reading material
69. Organise house or business materials & paint colours/codes
70. Log car improvements
71. Pinpoint your goals
72. Categorise your Music CD’s & DVD’s
73. Discover new combinations
74. Outline daily tasks
75. Create teaching overviews
76. Plan & present your resume
77. Family planning & year summaries
78. Investigate lessons learnt from failures
79. Find your unique personal qualities
80. Research inspiring & successful people
81. Categorise crops, plants & flowers in your garden
82. Summarise content of videos/DVD’s/Films/Talks/Speeches
83. Organise your favourite books
84. Organise your favourite websites
85. Explore potential answers to world problems
86. Stretch imagination & fantasy
87. Log home improvements
88. Plan foods & diets
89. Meal planning
90. Unearth hidden talents
91. Plan exercise regime
92. Explore the lives of geniuses
93. Research your idols
94. Research a business or niche
95. Create a journal of self discovery
96. Create a log of valuables & possessions, antiques & values
97. Log personal challenges
98. Take charge of your emotions & plan positive action
99. Plan Birthday & Christmas gifts
100. Organise your life

かなりいろいろなことに使えそうで、見ているだけで、ワクワクするのは、私だけでしょうか?


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