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2012年7月17日火曜日

酒を飲んで仕事をするという選択肢―【私の論評】確かにお酒を飲むと頭が冴えるということはあるのだが・・・・・・・・・。でもほどほどに!!

酒を飲んで仕事をするという選択肢:

酒を飲んで仕事をするという選択肢


酒を飲みながら仕事をする。……ちょっと考えられないことではあるが、そうすることによって「仕事がはかどる人」がいるのも事実だ。しかし、酒が入ると正確な判断や作業ができないのではないだろうか? ミスが発生してしまうし、仕事を頼んでいる人にとっても不安なのではないだろうか?

実際に酒を飲みながら仕事をすることがあるという大手出版社のパソコン雑誌編集者Mはこう語る。「もちろん泥酔はダメですよ。楽しむために酒を飲むのもダメです。あくまで仕事をはかどらせるために飲むわけなので、気構えが違うんですよ。だからミスもしませんし、むしろ覚醒したような気分になってスムーズに仕事が進みます。缶ビールを飲みながらデスクワークしています」(M氏 談)。


また、当編集部の調査によってランチタイムに酒を飲んでいるサラリーマンやOLがいることが判明した。たとえばOLのAさんは「パスタに白ワインをつけて1200円のランチセットがあるのですが、週に2回はランチに白ワインを飲んでますね。気分が高まって午後も頑張りたくなるんです」とランチタイムに酒を飲むメリットを語る。


サラリーマン男性のGさんは「酒を飲んでることがバレたら、ウチ(Gさんの会社)は激怒して処分するでしょうね。でも昼に一杯のビールを飲むだけですから酒臭くなりませんし、むしろ仕事がはかどって会社にとってもプラスになると思いますよ(笑)」と語っていた。

うーむ、しかし営業や接客業の人は絶対に飲酒なんてできない。そういうことができるのは、外部の人と触れ合わない仕事をしている人に限られるだろう。え? 営業中にビールを飲んでるって? それはそれで業績が上がるのならプラスになっていいかも……? あなたは、仕事中に酒を飲んだことはあるだろうか?

【私の論評】確かにお酒を飲むと頭が冴えるということはあるのだが・・・・・・・・・。でもほどほどに!!

私自身も、上の記事と同じようなことを経験したことがあります。とはいっても、私自身が酒を飲みながら仕事とをしたということではありません。もう随分前ですから、正確なところは覚えていませんが、もうすでに廃刊になったあるパソコン雑誌の編集部に行ったときに、そのような光景をみました。


何と、編集室の入り口近くに、缶チューハイの自動販売機があり、中で編集者の人が、それを飲みながら仕事をしているではありませんか。そうして、編集者の人と話をはじめたら、何とお茶ではなく、缶チューハイがでてくるではありませんか!!無論この編集部の人たちは、以前にもお酒を飲んだことがあるので、私が下戸ではないことを知っておられたのですが、それにしても、少し驚いてしまいました。このときは、確かその当時のパソコン通信(随分古い話ですが・・・。インターネットが商用でも使えるようになった直前の話です)に関する小さなコラムを掲載していただいたのですが、投稿はメールででも良かったのですが、丁度近くに行く用事があったので、原稿を直接手渡ししました。


そのときは、そのコラムの話になりましたが、ついでに缶チューハイの話題にもなりました。何と、この編集室では、飲料としてはお茶、コーヒー、紅茶、その他の清涼飲料水は無論のこと、缶チューハイも自由に飲んで良いということでした。何を飲むかは、本人の裁量に任されているということでした。


だからといって、缶チューハイをぐてんぐてんになるまで飲むような人はおらず、仕事に特に影響はないとのことでした。あくまで、いくつもあるうちの飲料の一つという感じでした。

雑誌の編集ということであれば、知識労働ですから、成果をあけることができれば、それで良いということです。この世界は、成果というものがはっきりしています。まずは、雑誌が売れなければ話にならないわけで、しかも、雑誌の中でも、特に良く読まれるとか、評価が高い記事を書く人や、あるいは、雑誌の企画などで、良い企画が立てられればそれで良いわけです。


こういう人なら、別に執務中に酒を飲もうが、何を飲もうが、あるいは、外出しようが、一見遊んでいるように見えてもきちんと成果のあがる仕事をしていれば、文句のつけようがないわけです。逆に、何の変哲もなく、朝から晩まで定時に出社し、飲料が普通のコーヒーやお茶だったとしても、成果をあげる仕事をしない人はいらないということです。また、規定の仕事を効率的なこなす人は、アルバイトで十分ということです。

昨日も、『なぜ効率ばかり追求すると利益が減るのか(プレジデント)−【私の論評】変人を揃えることではなく、成果をいかにあげさせるかか本質なのだ!!』という記事をこのブログに掲載しましたが、この記事のなかにあげたドラッカーの言葉のように『効率とは仕事の仕方であり、成果とは仕事の適切さである』ということです。

だから、仕事中あるいは、仕事のある日の昼などに、軽いお酒を少しのむくらいのことは、ほとんどが害がないと思います。


また、お酒の効用としては、たとえば、仕事が終わってから飲み会をしていて、リラックスしているときに、仕事や、その他結構こみいった話などしていると、かなり知恵がわいてくることがあります。これなど、私自身もそうですし、他の人たちもそういうことが結構あるようです。私などは、お酒を飲みながら、他の人が良い話をしたときなど、その当人にことわって、良い話だからメモさせてくださいといって、iPhoneを取り出し、フリック入力で素早くメモしたりします。すると、その入力が他の人からみると、おそろしく速いようなので、それでさらに盛り上がったりします。

先日飲み会で全員のスマホを出してならべてみたら、
3GS、4、4Sの違いはあったが全員がiPhoneだった
また、酔がまわってきて、フリック入力ができなくなったときには、それも無論断ったうえで、iPhoneで録音させていただくこともあります。こういう時の話は、自分の話でも、後でメモを見たり、録音を聴いたりして「ええっ!」という話もありますし、他の人の話しでもそういうこともあります。しかし、メモや、録音をしておかなければ、次の日はほとんど記憶に残っていません。ついでに、これもお断りして、話している人の写真もとっておくとなお良く思い出せます。皆さんも、このようなことを試してみてはいかがですか?スマホがあれば、すぐにできます。これも、ライフログの一つでしょうね。

これに関しても以前このブログに以下のような記事を掲載したことがあります。

お酒好きにはたまらない研究結果! 人はお酒を飲んでいる時の方が頭が切れるらしいぞー!―【私の論評】今欠けているのは、サロン的な大人の飲み方かもしれない!!


詳細は上の記事を読んでいただくものとして、こういう研究結果もあることから、多少の飲酒はかえって、仕事がはかどることになると思います。


ただし、ご存知のように、お酒は頻繁に飲めば習慣性がつき、その習慣性をそのまま放置しておけば、とんでもないことになります。たとえば、成果をあがる仕事をしようとするときには、必ずある程度お酒を飲まなければできないということにでもなったら、それは、単なるアル中です。それを続けていれば、いつかは体を壊します。

それに、飛行機のパイロットや、海上保安官その他、勤務中はおろか、待機時間中にお酒を飲んではいけない仕事の方もいらっしゃいます。それに、飲酒後車の運転は絶対に駄目です。こうした規制は守ることは無論のこと、酔って悪さをしたり、成果をあげられないなどのことがない限り社会は、もう少し飲酒に関して寛容であっても良いのではないかと思います。海外だと、管理職以上やラインでお客様に直接あったりサービスをする立場の人でない人たちなら、昼食にビールやワインを少しいただくのはごく普通のことです。


皆さんは、どう思われますか?



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2012年4月19日木曜日

お酒好きにはたまらない研究結果! 人はお酒を飲んでいる時の方が頭が切れるらしいぞー!―【私の論評】今欠けているのは、サロン的な大人の飲み方かもしれない!!

お酒好きにはたまらない研究結果! 人はお酒を飲んでいる時の方が頭が切れるらしいぞー!:


お酒好きの方、大朗報である! なんとお酒を飲んでいる時の方が、人は頭が切れるらしいのだ。これはキターー!

これを発見したのはイリノイ大学の心理学者たちだ。彼らによると2英パイント(約1136ミリリットル)のビール、もしくはミディアムサイズのグラス2杯分のワインが、クリエイティブな頭を作り出すのに適したアルコール量だという。

この結論を導くにあたり、研究者たちは40人の健康な若者を対象に次のような実験を行った。

1.20人の被験者に2英パイントのビールを飲んでもらい、残りの20人にはしらふのままでいてもらう
2.脳クイズをいくつか受けてもらう。例えば「coin」「quick」「spoon」の3語を聞き、これらを結びつける言葉を答えてもらう。この場合、答えは「silver」

その結果、お酒を飲んだグループの方が飲んでないグループより、約40パーセント多く正解した。そしてさらに驚くべきことに、お酒を飲んだグループは正解を導き出すのに一問あたり平均12秒だったのに対し、お酒を飲んでいないグループは一問あたり平均15.5秒かかったのである。

つまりお酒を飲んでいた人々は、問題の正解数だけではなく、正解を導き出す時間でもしらふの人々を上回っていたというわけなのだ。この驚きの結果について、研究に携わっていたJennifer Wiley氏は次のように話している。

「私たちの考えを述べさせてもらえれば、肝心なことは、集中しすぎるとあなたの創造性や可能性が下がってしまうということ、そしてより広くより柔軟な意識の状態がクリエイティブな解決案を導き出すということです」

お酒をさらに美味しく感じさせてくれる今回の研究結果。これを受けて、多くの人が「クリエイティブな企画・プロジェクトを考えるため、今日は飲みに行こう!」と言い出しそうだが、「お酒は適量飲んでこそ、効果がある」ということを決してお忘れないようお願いしたい。


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【私の論評】今欠けているのは、サロン的な大人の飲み方かもしれない!!




上の心理学の実験は、別にこのような実験をしなくても、実際に経験している人も多いのではないかと思います。たとえば、学生のころ、酒をくみかわしながら、さまざまな議論をしたとき、あるいは、自宅で、ワインを少し飲んだあとで、ブログを書くとか、社会人になってからも、さまざまな人と酒を酌み交わしながら、議論をしたりしたとき、普段思ってもみなかったような考えがでてきて、それが、実際に研究や、仕事に役立ったなどのことはありませんか?


私は、このような経験は、かなりあるほうです。無論、上で書いてあるように、飲みすぎは、絶対だめです。しかし、飲んで何人かで、それも分野がかなり違う人々と話をしていれば、かなり面白い話で創造性をかきたてられることがあります。


このようなとき、普段より頭がさえていると思うことはしばしばありました。特に、普段いろいろい考えていることを話すと、思ってもみなかったような考えが、自分からも他の人からも出てきて、かなり面白いだけではなく役に立つことがしばしばです。ただし、それは、話題にもよります。たとえば、何かを計算するとか、そんなことはだめです。しかし、計算方法とか、もっとものの根底や根源的なこととか、そういうことでいろいろ考えが出てくることがあります。


やはり、上の記事にもあるように、「集中しすぎるとあなたの創造性や可能性が下がってしまうということ、そしてより広くより柔軟な意識の状態がクリエイティブな解決案を導き出すということ」なのだと思います。


そういわれてみれば、あのゲーテは、毎晩二本ワインボトルを開けていたそうです。それから、いわゆる、サロンにはお酒特にワインは、つきものです。サロンとは、もともとは、フランス語で宮廷や貴族の邸宅を舞台にした社交界をサロンと呼んだ。主人(女主人である場合も多い)が、文化人、学者、作家らを招いて、知的な会話を楽しむ場でした。こうした場所でも、おそらく、ワインがかなり大きな役割を果たしたものと思います。


さて、サロンといえば、驚いたことに、幼少期のドラッカーは父のサロン活動などを通じて、フロイトをはじめ経済学者のシュンペーター、作家トマス・マンなどとも触れ合っています。サロン、そうして、サロンで饗されたワインは参加した人々の緊張和らげ、柔軟な意識の状態がクリエイティブな考えを導きだし、さまざまな文化や、技術、イノベーションを生み出すきっかけをつくりだしたに違いありません。

それにしても、日本では、サロンというものはあまりなかったものの、大学時代なら、教授や、先輩と飲みにいくとか、仲間同士で飲みにいくというようなことは、昔からずいぶんあったものと思います。その席に、いつものメンバーだけではなく、さまざまな他の人たちも入っていることが楽しみだったりします。たとえば、教授が、卒業生とか、他学部の先生とか、まったく毛色も違う人も連れてきてくれたときは、その人たちの話を聴くことが本当に楽しみでした。このようなことが、フランスなどでいうところの、サロンの役割を果たしていたのだと思います。


ただ最近は、驚くこともあります。特に、若い人たちの飲み方ですが、どうも、あまりまともな飲み方ができないようで、やるとすれば、学生コンパののりか、まったく飲まないかの両極端にあるようです。いわゆる、大人の飲み方ができないようです。いわゆる、異質の人たちが集まるサロン的な雰囲気は苦手なようです。そもそも、乾杯の仕方も学生コンパののり的なやりかたしか知らないような人もいます。



大人の飲み方といえば、私たちは、学生時代に、教授や大学院生と飲みに行ったり、会社に入ってからは、上司などと飲みに行ってそれなりに身に着けたように思うのですが、最近はどうもそうではないようです。しかし、私は、若い人たちを責めるつもりはもうとうありません。やはり、最近は、上の世代でも、コミュニケーション下手というよりも、従来よりは、社会性が失われて、サロン的な雰囲気を出す飲み方ができなくなっているのだと思います。

社会性といえば、以前このブログにも掲載したように、やはり、あまり自分たちから遠い社会、たとえば、国単位とか、もっと遠い国際社会や時間的にも、10年、20年あるいはもっと長期のことを話題にするようであれば、単なる夢想家的な話しになります。そこに、異質な人が登場しても、自分たちには、あまり縁のない遠い世界の人ということで、終わってしまいます。

かといって、自分の職場や自分の日々の生活など、時間的にも、昨日今日明日、長くても、先月、来月くらいの身近なことばかりの話しというのでは、単なる上司や、部下の悪口などになりがちで、話としても面白くも何ともないです。そこに、異質の人がいたとしても、今度は異質の人は全くの部外者ということになります。

これではいずれも社会性を養うことにはなりません。特に学生コンパだとこのようなことに陥りがちです。それは、それで良いとは思います。でも、いつもそれだけだと面白くはありません。だから、この両極端の中間くらいの、自分たちの住んでいる地域、市町村、都道府県くらいまでの話しで、時間の単位としては、数年前とか、数年後というのが、もっとも面白いし、また話しをしていて社会性がさらに養われると思います。そうして、そこに登場する異質の人も生きてくるわけです。

学生時代のことを思い出してみると、アメリカ人で、ニュージーランドの大学の教授が大学に研修にきていて、その方と、飲み会で親交を深めて、その方からは、ニュージーランドの巨大な昆虫の写真をいただいたり、わたしからは、バードウォッチングのときの、写真と、鳥のさえずりなどの録音テープをさしあげたりしたことがあります。その方とは、今でも親交があります。学生のころには、外国からいろいろな人がきていてい、このニュージーランドの教授の他、イスラエル人、ブラジル人、フィンランド人の人たちもいたりして、国籍もバラエティーに富んでいました。ああ、それから、フランス人もいました。彼は、居酒屋に連れて行って、牡蠣と日本酒の相性の良さを教えてあげました。彼は、日本酒の素晴らしさに、驚いていました。それは、以前このブログでも紹介したことがあります。


考えてみると、いわゆるサロン的飲み方を主導する人は、こうしたことを無意識に考えていて、それなりに、飲み会をプロデュースしていたのだと思います。いわゆる幹事という人の力量です。ただし学生のときには、それは無理で、結局は使い走りにすぎず、やはり、教授が大きな力を持っていたのだと思います。もりあげるために、わざわざ、卒業生や、分野違いの人も連れてきていただいたのだと思います。それから、学生時代には、シンクタンクでバイトをしていたこともありましたが、そこの飲み会では、全く分野違いの人もいましたし、話題としては、地域の話題が多くかなりためになったと思います。

私は、これから、若い人たちにも、サロン的な飲み方を教え、異質な人たちの知恵の取り入れ方など伝授していきたいと思っています。皆さんも、サロン的な飲み方してみてはいかがですか!!



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