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2014年4月17日木曜日

「講座:ビジネスに役立つ世界経済」【第42回】 為替レートを大きく左右する金融政策―【私の論評】ゲンナリ・・・・市場関係者って実は本当は馬鹿なんすか?金融政策が、為替レートに大きく左右するなんてことは小学生にだってわかる理屈じゃないですか(゚д゚)!

「講座:ビジネスに役立つ世界経済」【第42回】 為替レートを大きく左右する金融政策


デフレ人口減説は真っ赤な嘘、人口の減っている国は
他にもあるのになぜ日本だけが長期デフレなの?

全くマインドが変わらない市場関係者

市場関係者、及び、それに近い経済学者の間では、「量的・質的緩和」に対する評判はすこぶる悪い。彼らの多くが、アベノミクスの効果は、財政政策(公共投資の拡大)であって、金融政策(量的緩和の拡大)ではない、というのがコンセンサスになっている。

今回の金融緩和は、「金融政策のレジーム転換(簡単に言えば、『デフレは金融現象ではなく、人口減少という構造問題が解決できない日本においては、もはや金融緩和ではどうすることもできない』という考えから『デフレは金融現象であり、デフレ脱却のための強い意志を明確にして大胆な金融緩和を実施すれば、デフレ脱却は可能である」との発想の転換)』が大きな鍵を握っている。

しかし、アベノミクスを快く思っていない論者は、市場関係者を対象とした調査で将来のインフレ率がそれほど改善していないことをもって、「インフレ予想には大きな改善はなく、従って、金融政策のレジーム転換は実現していない」と批判している。

だが、日銀短観の企業の「販売価格判断DI」の動きや、新たに導入された「企業の物価見通し」の結果を見る限り、企業部門のインフレ予想は明らかに変化しており、デフレマインドは払拭されつつある、という結果となっている。

全くマインドが変わっていないのは市場関係者のみであることが明らかになった訳であり、市場(マーケット)は経済動向を見る上での先行指標になるどころか、ほとんど情報価値がないものになっている。

この記事の続きはこちらから(゚д゚)!

【私の論評】ゲンナリ・・・・市場関係者って実は本当は馬鹿なんすか?金融政策が、為替レートに大きく左右するなんてことは小学生にだってわかる理屈じゃないですか(゚д゚)!

なにやら、上の記事読んでいるとげっそりと疲れてきます。無論、上の記事を書いた方が悪いわけではありません。上の方のように厳密に説明して、グラフまでつけて詳細に解説しないと、市場関係者なる人々が、為替レートを大きく左右する金融政策のことがわからないということに、本当にゲンナリしてくるのです。

それに、デフレ人口減に関しては、以前にもこのブログにも掲載していますが、これも全くの出鱈目です。デフレ、インフレは、純粋な貨幣減少であり、デフレは日本語では、通貨減少、インフレは、日本語では通貨膨張といいます。本当に言葉の通りで、それ以上でも以下でもありません。これに関しては、過去に何度かこのブログで解説したので、ここでは詳細は、述べません。興味のある方は、以下の【関連記事】に掲載しますので、それをご覧になって下さい。

これは、市場関係者でなくても、政治家や官僚でも良くわかっていない人もいるようです。本当に困ったものです。

ドル札がこれだけあって、円札がこの世にこの1/100しかないとすれば、
そうして、それらが交換できたとすれば、どうなりますか?

簡単に説明します。為替レートにはいろいろな要因がからんでいるので、いつも正確に予知などできませんが、日本銀行の金融政策によって大きく影響されるのは、はっきりしすぎるくらいしています。

金融緩和をすれば、円安になります。金融引締めをすれば、円高になります。これって、当たり前のど真ん中ではありませんか?何も、難しいことではないのではありませんか?これは二つのことを考えてみればすぐに小学生にだって理解できます。わざわざ、講座で学ぶほどのことではないと思いますが?

一つ目は、解りやすくするために、話を極端にします。たとえば、日銀が明日からとてつもない大金融緩和をやったとします。それこそ、お札を今までの100倍刷ったとします。他の国の中央銀行は何もしなかったとします。そうなれば、どう考えたって円安になりますよね。

1万円札が、これだけあって、ドルがこの1/100しかこの世に
なかったとして、円とドルが交換できたとしたらどうなりますか?

だって、円が今までの100倍になったとすれば、円の価値はおちるわけですから、どう考えたって円安になります。日本の円だけが、100倍になって、他国は今までと同じなんですかから!!だって、他国の通貨は普通なのに、日本の円だけが、100倍になっているわけですから(゚д゚)!

この説明、これ以上簡単に出来ないので、これでもわからない人は、はっきりいいます。もう、諦めて下さい。あなたには金融の話は、永遠にわかりません。

二つ目に、次に逆の場合をいきます。今度は、金融引締めです。今度は、日銀が明日からとてつもない大金融引締めをしたとします。話を判りやすくするために、これも極端に、日銀がいきなり、明日から、日本の円の流通量を1/100にしたとします。できるできないは別にして、ありとあらゆる手段を講じて、とにかく市中銀行のお金をとりあげて、日銀の金庫に入れて、とにかく1/100の貨幣流通量にしたとします。

そうして、他国は何もせず、同じにしていたとします。そうなると、円が極端に減ったので、円の価値はあがります。そうです。円高になります。だって、他国の通貨に比較して、円だけが極端に少ないんですから(゚д゚)!

これも、これ以上簡単に説明できないので、これを理解できない人は、はっきりいいます。もう、諦めて下さい。あなたには金融の話は永遠にわかりません。

ポンド、ドル、ユーロなどがたくさんあって円が、それぞれの通貨の1/100
しかなかったとしたらどうなりますか?無論、超円高ですね。私何か間違ってます?


上記のような極端なことは、日銀はしたことはありませんが、似たよう状況は過去にもありました。

それはリーマン・ショックの時です。アメリカ、EU,中国など世界の中央銀行が大金融緩和をしたにもかかわらず、日銀はしませんでした。結果としては、上の極端な引き締めをしたのと似たような状況になりました。日本は、デフレ・スパイラルのどん底に沈み、円高になりました。

もし、日銀が他国と同じように金融緩和をやっていれば、日本でのリーマン・ショックの影響は微々たるものになったことでしょう。

さらに、似たような状況があります。それは、あの2011年3月の大震災です。大震災がおこれば、復興のためなどに、円の需要がかなり高まります。しかし、このときも、日銀は金融緩和をしませんでした。円の需要が高まったのに、金融緩和をしなければ、どういうことになるのか?

はっきりしています。金融引締めしたのと同じ効果を生み出します。その結果どうなりました?

そうです、急激な円高を招いてしまいました。

こうして考えていくと、為替レートと、金融政策は大きな関係があることがわかります。

無論、その時々で為替レートを正確に予想するには、様々な要因があって、難しいことです。しかし、上記の極端な例から、金融引締めをすれば、円高傾向になること、金融緩和をすれば、円安傾向になることは小学生にも理解できる簡単な事実ではありませんか?

もし、こんな簡単なことも理解できない人がアベノミックスがどうのこうのと言ってみたとしても、全く見当違いでそもそも批判なんてできないと思います。こんな理屈がわからない人は、金融を語るな(゚д゚)!

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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