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2010年8月14日土曜日

【田原総一朗】緊急提言! デジタル教育は日本を滅ぼす―eラーニングは、教育を改革する?!

【田原総一朗】緊急提言! デジタル教育は日本を滅ぼす(この内容すでにご存知の方は、この項は読み飛ばしてください)



本日、Twitterをみていたら、田原総一朗の著書のことが話題になっていました。その著書の表紙の写真が上です。この本は、購入はしていないので、どんな内容か知りません。しかし、なかなかショッキングな表紙なので、アマゾンでの内容説明を見てみました。それをそのままコピペしたのが、以下の内容です。
書籍の電子化はもはや急速に浸透しつつある。世の中のすべてのものが便利なデジタル化に進んでいる。そしてついに教育の現場にもデジタル化の波は押し寄せてきている。
教科書がデジタル化されようとしている。便利で経済的だからいいじゃないかという声の元に。ここでよく考えたい。教育の現場に利便性の追求は必要か。教育の現場を経済性でとらえてよいのか。
デジタルのメリットは確かに多い。簡単、便利なところは誰にも優しい。しかし、デジタルは人と人が顔をつき合わせて行うコミュニケーションがない。すべて自己完結してしまう。
そこには議論もない。デジタル化の大きな波が来ている今こそ、教育について考えるべきだと著者は訴える。戦後教育の失敗により、コミュニケーションを失ってきた日本人が、デジタル化の波にのまれ、さらに大きな過ちを犯そうとしている。日本の教育が危ない。戦後教育の変遷をたどりながら、デジタル教育に一石を投じるための著者渾身の緊急提言!
まあ、実際に著書を読んでいないので、何ともいえませんが、私自身は、教科書のデジタル化を含めて、eラーニング全般に対しては、どちらかというと賛成の立場であり、使い方次第だと思うので、本日は、このことについて書こうと思います。

eラーニングは、教育を改革する?!
最初にことわっておきますが、私は、この書籍を購入しているわけではないので、以下にいろいろ書いたとしても、それは、別に田原氏に対する批判でもなんでもないということをことわっておきます。ただし、上の挑戦的な著書のタイトルから、私自身は、デジタル教育も使い方によって、日本の教育、いや、世界の教育にとって有益な面どころか、素晴らしいことにもなりえることを強調したいと思います。
まず、eラーニングについては、かのドラッカー氏も、いろいろな意味で絶賛しており、今世紀に最も伸びる分野であるとしています。私自身もそう思います。

eラーニングに関しては、生前のドラッカー氏もかなりの興味を示していて、自らも、いわばドラッカー経営学入門とも称すべきプログラムを一〇コースつくるほど熱心でした。

eラーニングの重要性を見抜いていたドラッカー氏は、最後の著書となったネクスト・ソサエティ』(上田惇生訳・ダイヤモンド社刊)にも引用されているごとく、eラーニングで肝心なことは「組立て方」だと断言していました。

すなわち、eラーニングで最も工夫すべきは組立て方で、まず、学習者の関心を持続させることに心を砕かねばならないことを強調しています。

教室でならば、優秀なインストラクターは学習者の反応や感度を感知し得るレーダーを持っているが、eラーニング・システムには、これが欠けていることを指摘していたのです。

次に、できない学習者の面倒を、キメ細かくみることをしなければならないと強調していました。

そして第三に、本来は学ぶことの意味まで教えることをしなければならないが、いまのeラーニングには、これが欠けているとしていました。

学習者にクリックさせるだけではダメで、一定のことを学ぶ意義や背景までも、なんとか工夫してコース内にビルト・インすべきことをドラッカーは指摘していました。

eラーニング全体としてはドラッカー氏が言うように、まだしばらくの年月を要することでしょう。しかし、着実にドラッカー氏の言う方向に進んでいくに違いありません。

私自身も、このeラーニングに関しては、かなり期待しています。まず、人には学習するのにいろいろなタイプがあるということに着目すべきです。ある人にとっては、学校で教師がレクチャーしているのを聴いているのが、一番良いという人もいます。しかし、見て学ぶ人、人と会話をしながら理解を深めて行く人など色々なタイプがいます。

こうした、タイプに従来の教育は必ずしも十分に応えていなかったと思います。しかし、これなど、人でやると大変なことになりますが、eラーニングならかなり対応できる可能性があります。それに、人間の先生だと、個々の子供に接している時間は限られますが、eラーニングであれば、コンピュータは疲れを知らないので、どんな長い時間も対応できるし、さらには、学習者が思いついたときに、早朝だろうが、夜中だろうが、十分対応できます。

教科書のデジタル化について、田原さんは大きな危惧の念をいだいているようですが、そんなことはないと思います。使い方一つだと思います。たとえば、単なる教科書としてもつかえますが、教科書自体を教材にすることも考えられます。

たとえば、国語や、英語の教科書などで、新しい単語などが出てきた場合、それをタッチすれば、意味がでてくるとか、そうして、その場で発音したり、書いたりして学ぶことができるとか、さらには、読み進めば、忘れていないかどうか、チエックできるとか、さらに、理科の書籍では、たとえば、物理で物体の運動で、数式に実際に数値を入れてみれば、物体の運動が変わって、さらには、微分、積分の概念まで学べるとか・・・・・・・・。歴史では、実際に、戦跡や、史跡を動画や、インタラクティプな画面でたどることができるとか・・・・・。

いろいろなことが考えられます。さらには、勉強した内容を、全国の同年代や年代の異なる人と、スカイプなどを活用して話がてぎるとか、さらには、複数で議論もできたりとか・・・・・・。

それに、7つや8つの子どもが、あっという間に、コンピューターの使い方を覚えて、簡単なプログラムを動かしているのを、見たり、もっと年下の子供がセサミストリートを見ているところを目にした人は、学習意欲の爆発は十二分にあることを見て取れるのではないか思います。

昔の印刷物の教科書でさえ、良くも悪くも使えます。教科書そのもが良くなくても、それを用いて教師がいろいろと用いて、子供に提供する教育を良くも悪くもできます。

デジタル教材も同じ事だと思います。結局は、道具にすぎないのです。ただし、デジタル教材はかなり高度で使い道も豊富な教材という違いがあるだけです。

デジタル教材、特に、電子書籍など皆無に等しかった、いわゆる「ゆとり教育」の時代でも、結局考え方一つで大失敗しています。従来型の印刷物主体による教育だって、一歩間違えば大失敗するのです。

デジタル教材もまさにそのとおりではないかと思います。デジタル教材は、eラーニングを含めて、歴史が浅いです。まだ、発展途上のデジタル教材を、あまりに性急な判断をすることは、これから、失敗もあるでしょうが、それを補っても余りある、大きな機会を奪ってしまうことにもつながるのではないかと思います。

紙や黒板による教育と、デジタルによる教育も道具が異なるだけで、実施するのは、あくまで人、そうしてその人を運用する教育システム(ITだけでなく仕組みという意味)であるという考え方にたてば、デジタルによる教育を排斥する必要はなく、むしろ、良い方向に使っていこうという姿勢が大切なのではないかと思います。

私自身は、他の人と比較すれば、かなりeラーニングをやっている方だと思います。特に、英語に関してです。これに関しては、3年程前から、いろいろ使っています。まずは、smart.fmというサイトを使っています。これでは、英単語を学んでいます。これは、本日調べてみたところ、私は2008年2月からスタートしています。最初は、TOICのコースから始め、次は、TOEFLのコースを行ない、次に、GERという大学院入学レベルの学習のうち、GERmathという、数学関係の大学院に進むためのコースを除いて最近すべて終了しました。現在は、ビジネスの英語などにトライしています。

これなど、ネーティブスピーカーが英文を読み上げますし、クイズ形式となっていますし、デクテーションもあり、ゲームのようなものもありということで、やっていて、あまり飽きがきません。さらに、自ら、スケジュールを決めると、それに向かって、本日はあと何個学習などと表示がでてきますので、遅れている場合は、休みの日などにまとめてやってしまいます。そんなことをしているうちに、2年と数カ月でこれくらいのコースを終えてしまいました。

さらに、きわめつけはSNS機能もついています。誰が自分と同じコースを始めたとか、終わったかがわかるようになっています。さらに、Twitterや、Facebookなどとも連動しています。たとえば私が、「TOEFL●●コース」を終えたとします。終わったとたんに、smart.fmのSNSに「△△さんが、TOEFL●●コースを終えました」というメッセージが流れます。そうして、それが、Twitterや、FaceBookなどにも、自分でつなげるように設定してありますので、自動的に掲載されます。

そうすると、だれかから、「面白そうですね。私もやってみたいです」とか「もう、そんなに進んだ野ですか?私も頑張ります」とかのメッセージが入ってくるという具合です。また、学習していて、疑問に思ったことは、smart.fmのSNSに書き込んでおけば、ユーザーの誰かや場合によっては、SNSの管理者が答えてくれるといった具合です。

働きながやるので、なかなか、毎日というわけにはいきませんから、無理のないスケジュールで実施しましたが、時がたてば知らず知らずのうちに、上記のレベルになっていたということです。世の中には、いろいろな教材がありますが、おそらく、他の教材、特に印刷媒体などでやっていては、ここまではとても到達できなかったでしょう。私自身も、実際過去に何度もやろうとしたことがあるのですが、紙媒体では長続きせず結局ことごとく失敗しました。

そうして、これを終えて気づいたのですが、たとえば、ドラッカーの書籍を英文で読んでみると、何と、スラスラ読めるではありませんか。無論、調べなければならない単語もありますが、2年前と比較すれば比べもになりません。特に、最近は、ドラッカーの電子書籍のAmazon Kindleの本を呼んでいますが、これには、英英辞典も添付されているので、わからない単語があった場合には、単語にタッチすれば、英英辞典の内容が示されるようになっています。これで調べれは大抵はそれですみます。

それに、この図書を読んでみて判ったのですが、紙の本と同じように、栞をいれることもできますし、さらには、マーカーをいれることもできます。また、ところどころに、Noteといってメモ書きもいれることができます。さらには、大勢の人が入れたマーカーも知ることができます。そうして、もちろん、検索機能もついていますので、読み返すときなど非常に便利です。これは、紙の本の索引機能などはるかに凌駕しています。

無論、もともとは、ドラッカーの書籍は、日本語で書かれたものを何度か読んでいるので、スラスラ読めるのでしょうが、それにしても、これだけ読めるようになったことに関しては、かなり感激しています。学習に関しては、こういう感激が最も良いのではないかと思います。

それから、このほかにも、English CentralというYouTubeで提供している英語学習アプリがありますが、これは、実際に英語を発音すると、細かなところまで、点検して、評価を返してくれます。技術的には、smart.fmなどより群を抜いて素晴らしいと思います。発音が悪いと、Eとか、Fの評価になってしまいます。ただし、これに関しては、smart.fmのように、スケジュール管理はないし、体系的でもないので、ときたまやる程度です。これを使っていて感じたのは、やはり、どんなに素晴らしい技術を使っていても、体系的でもなく、スケジュールの管理もできなければ、結局はあまり役にたたないということです。他にも、いろいろ使ってみましたが、結局はsmart.fmのようには長続きしていません。

とにかく、これだけ、eラーニングをやると、その効果のほども、限界も良くわかります、だから、田原さんの言っていることはあまり良く理解できません。私は、教育とは、あくまでも、人(人を含む、運用システム)が人に対して行うもの、あるいは、自分で自分に対して行うものだと思っています。そうして、デジタルはあくまで、道具にすぎないと思っていますから、道具の特性を良く知って使えば、悪いことを補ってあまりある程の良さがあると思います。デジタル教育が悪いとすれば、それはデジタル教材が悪いというのではなく、それを用いる人およびそれを運用する教育システムが悪いのだと思います。

私自身は、田原さんのこの著書を読んでいるわけではないので、田原さんがどんな主張をされているのかわかりません。でも、私自身は、田原さんの著書は購入するつもりはありません。それくらいなら、ドラッカー氏の著書でも購入したいです。しかし、結局は私と似たようなことを違う形でいっているだけかもしれません。どなたか、この著書を読まれた方がいましたら、是非コメントなどください。

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