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2020年6月6日土曜日

香港デモ同様の手口か。全米に広がる暴動の裏に中国「関与」の噂―【私の論評】米国人の中共に対する憤りは、コロナ禍も相まってますます激烈になる(゚д゚)!

香港デモ同様の手口か。全米に広がる暴動の裏に中国「関与」の噂

米国の暴動

燎原の火のごとく全米中に広がり、収集がつかない状況となっている大規模な暴動。各地で放火や略奪が多発していますが、その裏に「あの国」の関与が囁かれ始めているようです。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では台湾出身の評論家・黄文雄さんが、「デモ隊のなかに中国からの指示を受けた工作員が紛れ込んでいてもなんら不思議ではない」としてそう判断する理由を記すとともに、日本に対しても尖閣海域でも不穏な動きを見せる中国への警戒を呼びかけています。

※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2020年6月3日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【中国】中国のアメリカ暴動への関与疑惑が出はじめた

トランプ大統領SNS投稿 暴動起こしている人たち「急進左派」

ミネソタ州ミネアポリスで白人警官が偽札使用の容疑で拘束した男性の首を圧迫し死亡させた事件をきっかけに、全米で大きな暴動が発生しています。抗議デモに便乗して店を襲撃、略奪を行う輩や破壊活動を行うアナーキストなども入り混じって、アメリカは大変な混乱状態にあります。

これほどまでに騒動が大きくなった一因には、新型コロナウイルスによる失業拡大で、貧困層のフラストレーションがたまり、人種差別による事件をきっかけにそれが一気に爆発したと言われています。

発展途上国など、コロナ災禍により多くの被害が生じた地域や国では、これから経済的なダメージが本格化すると見られており、このアメリカの混乱が他国へと広がれば、感染と同じくらい、あるいはそれ以上に世界情勢は大きなショック状態に陥ることが懸念されます。中国発の新型コロナの怖さは、負の連鎖がどこまでも続くことです。

この状況に、トランプ大統領はツイッターで、暴動を起こしている者を「アナーキスト」として、「野党・民主党が主導する都市や州は、ミネアポリスの州兵の鎮圧を参考にすべきだ」と述べました。

このようなアメリカの状況について、中国は積極的に国内で報道しています。香港での人権弾圧をアメリカから批判されているだけに、「アメリカも人のことをいえるのか」ということを、国内にアピールする狙いがあるのでしょう。

以前、アメリカがウイグルでの人権弾圧を批判し、人権侵害に関わった当局者に制裁発動をするための「ウイグル人権法案」を可決した際には、中国政府は「アメリカは先住民を虐殺したではないか、こんな法案をつくる資格があるのか」と反発しました。

ウイグル人権法案可決に激怒、「アメリカも先住民を虐殺した」と言い始めた中国

とはいえ、150~400年前の先住民弾圧と、現在の少数民族弾圧を同一に語るのは、明らかに欺瞞です。それならば清末のイスラム教大虐殺の洗回を中国はどのように考えているのか。そもそも中華歴代王朝は周辺民族をすべて野蛮な夷狄として扱ってきました。夷狄とは、その文字を見てもわかるように、禽獣のことです。

米中の民族問題は、それぞれまったく異なるものです。中国のほうは非漢族の言語を潰して漢化させる同化主義であり、民族浄化でもあります。

それはともかく、中国は自らの正当性を主張するために、とにかく屁理屈をこねて、相手の不当性を訴えます。

中国南部広東省の省都広州にある「リトルアフリカ」の路上に集まる人々(2018年3月2日)

以前のメルマガで、中国ではアフリカ系の黒人が新型コロナ感染の第2波の元凶であるかのように目され、入店拒否や住居からの退避、さらには集団隔離が行われているということをお伝えしました。こうした黒人差別によって、中国はアフリカ諸国から抗議を受けています。

「銃殺してしまえ」…コロナ禍の中国で深刻な黒人差別が始まった

そうした批判を交わすため、さかんにアメリカでの黒人差別の様子や、それによって大きな暴動が起こっていることを報じているわけです。

こうしたやり方は、中国の「三戦」という戦術に基づいたものです。これは、2003年に修正された「中国人民解放軍政治工作条例」のなかに盛り込まれた、人民解放軍の戦術です。

この三戦とは、世論戦、心理戦、法律戦の3つのことです。世論線とは国内および国際世論に影響を及ぼし、自分たちへの支持を築くこと、心理戦は威嚇や脅迫、恫喝などによって相手の士気を低下させること、そして法律戦は国際法や国内法を利用して、相手の不当性に非を鳴らすとともに、自らの絶対的な正当性を主張することです。そのためにはどんな屁理屈も厭わない。

たとえば、南シナ海の領有権については、「古文書に書いてある」などという不確かな情報を根拠に、とにかく「漢の時代から管理していた」などと主張し、オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所から「中国の主張に根拠なし」という判決が下されれば、西側諸国が勝手に決めた国際法に従う必要はないとし、「そんな判決は紙くずだ」と吐き捨て、まったく判決を守ろうとしません。

言い換えれば、あくまで自己中心的で、自分の都合いいように何でも解釈するということです。

今回のアメリカでの暴動についても、中国はアメリカの黒人差別を人権問題だとして、ウイグルや香港問題に口を挟むなと牽制するつもりなのでしょう。

ところで、この全米での暴動について、中国が裏で関与しているのではないか、という噂があちらこちらから出てきています。

私もよく知る元中国人の石平氏は自身のツイートで「アメリカの『抗議者』、どういうわけか中国共産党党旗、中国の国旗を掲げている。暴動の背後に中共の暗影があるのではないかとの疑惑が深まっている」と述べ、ジャーナリストの門田隆将氏もこの投稿をリツイートしながら、「やはりというべきか“中国の関与”が取沙汰されてきた。SNS上の映像では中国語が飛び交い、抗議者の掲げる旗に中国国旗も」と指摘しています。

ジャーナリスト・門田隆将氏 米国全土の暴動で「“中国の関与”が取沙汰されてきた」

以前、香港デモでは変装した香港警察や中国軍がデモ隊に潜り込ませ、過激な暴動を演出したことがありました。香港人は英語が話せるのに、彼らはまったく英語を話せなかったことから、大陸の中国人だということがバレたことがありました。

こうしたことも、世論戦の一環なのです。そのため、アメリカでのデモ隊のなかに中国からの指示を受けた工作員が紛れ込んでいても、なんら不思議ではありません。

台湾も、中国から多くのフェイクニュースを流されており、蔡英文政権も中国発のフェイクニュースによって扇動されないよう注意を呼びかけています。

武漢発のパンデミックを利用して、中国は南シナ海だけでなく、尖閣海域にも手を伸ばしているという、不穏な動きがあります。日本は中国の火事場泥棒への警戒を緩めてはいけません。

【私の論評】米国人の中共に対する憤りは、コロナ禍も相まってますます激烈になる(゚д゚)!

上の黄文雄氏の記事では、香港デモでは変装した香港警察や中国軍がデモ隊に潜り込ませ、過激な暴動を演出したことがあったとしています。これは、いかにもありそうな話で、中国が、そのようなことをしていたとしても驚くには、値しません。

しかし、現実の中国はそれ以上のことをしていました。デモが10週目に入ろうとしていた、昨年の8月10日に、中国政府は米国が香港の抗議デモを扇動しているとして非難を強めました。

同9日には全身黒ずくめの数百人の参加者が市内の国際空港に集まり、3日間の座り込みを始めました。週末に予定されていたいくつかのデモが地元警察によって禁止されたことで、さらなる衝突につながる可能性がありました。中国政府は数日前、香港警察が騒動を沈静化できなければ直接介入に踏み切る用意があると警告しました。

中国本土と香港の中国政府系メディアは同8日と9日、香港の米総領事館員ジュリー・イーデー氏がホテルのロビーで反対派の主要人物らと面会した写真を公開しました。5年前に香港を揺るがした抗議デモの主導者、黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏(22)の姿もありました。

中国の国営英字紙チャイナデイリーなど本土のメディアはこの面会を、米国の「黒い手」が抗議活動の背後にある証拠だと論じました。一部のメディアはイーデー氏の経歴や子供の名前も公表しました。

国営の中国中央テレビ(CCTV)は同9日、米中央情報局(CIA)は2000年代に旧ソ連諸国で起きた抗議活動「カラー革命」を扇動したことで知られると伝えました。中国政府は今週、香港の騒乱はカラー革命の様相を呈しているとの見方を示しました。

香港の米総領事館員の報道官は、イーデー氏はコメント要請に応じられないと述べました。

黄氏は9日、自身も自身の団体も全米民主主義基金や米政府から資金を受け取っておらず、また米総領事館からも物資や助言を受けていないと述べました。

昨年の香港デモで星条旗を掲げる参加者達

確に香港のデモでは、デモ隊の中には米国の星条旗を掲げる人たちもいましたが、それは米国に煽られたということではなく、米国の支援も期待していることを表明したものであると思われます。実際その後米国では11月に香港人権・民主主義法が成立しました。

この法律に対しても、中国は「内政干渉」だと強く抗議をしました。しかし、国際法においては、人権に関わるものに関して、内政干渉には当たらないとされています。

ここで、国際法の適用などの可否などの判断はしませんが、それにしても確かなことがあります。中国が米国が香港のデモを煽ったとか、内政干渉であると主張するなら、国際司法裁判所などに提訴すれば良いと思うのですが、なぜかそのようなことはしないですし、国際法という言葉も用いることはありません。

そもそも、中国は南シナ海の領有に関して、上の記事にもあるように国際司法裁判所に提訴され、「中国の南シナ海領有に関しては、全く根拠がない」との裁定を下されています。にも関わらず、中国はその裁定を守るどころか、最近でも南シナ海の実効支配地域の軍事化を強化している有様です。

それに、中国は未だに、米国が香港デモを煽ったと言う証拠をあげていません。もしあげていたとすれば、これをもとに、米国を徹底的に叩いていたでしょう。


中国が米国の暴動を裏で煽っているとすれば、その理由は明らかです。上で、黄文雄氏が述べている理由もありますが、そのほかにもトランプ大統領の再選阻止という目的もあるでしょう。

ただし、次の大統領が仮にトランプ氏以外の、バイデン氏やその他の人になったとしても、今後の米国の対中国政策はあまり変わらず、中国に対して厳しいものになるでしょう。なぜなら、米国では既に議会が上下院ともに、中国に対して厳しい見方をしているからです。

それよりも何よりも、米国人の多くが、今や中国に対して、厳しい見方をしているからです。今回の米国内の暴動が、中共によって煽られたことが、今後の調査などで明らかになれば、米国人の中国に対する憤りは、中共がもたらしたコロナ禍も相まってますます激烈になるでしょう。

さて、最後に新唐人テレビの動画を掲載します。


この動画では、ホワイトハウス付近の放火現場で飛び交う中国語をはじめ、 暴動の背後に中共の鬼影があることが示されています。

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2014年11月17日月曜日

日本は現代に舞い降りた神秘の国。米国人が撮った『日本では1月』―【私の論評】長いデフレにも関わらず、この美しさと気品を保っている日本には他国にはない独自の精神世界がある。だから、日本は世界をリードしていかなければならない(゚д゚)!

日本は現代に舞い降りた神秘の国。米国人が撮った『日本では1月』


この記事は2014年3月3日公開のものを再掲載しています。

このスコット・ゴールド(Scott Gold)さんが撮った『日本では1月』、まるで夢を見てるようです。

奥さんと1月に訪れた日本の旅の記録なのですが、僕は今のめまぐるしく変わるこの世界で日本にはまだ高貴な伝統と神秘的文化が脈々と残っているんだなあ、と思いました。

相撲の取り組み、温泉、板前さん、現実とは思えない料理、猿、目も綾な建築。後ろには高層ビル、新幹線、街の灯。

なんと美しい均衡。なんと美しい地。

January in Japan from Scott Gold on Vimeo.

Casey Chan - Gizmodo SPLOID[原文
(satomi)
【私の論評】長いデフレにも関わらず、この美しさと気品を保っている日本には他国にはない独自の精神世界がある。だから、日本は世界をリードしていかなければならない(゚д゚)!
上の記事、短いものなので、すべて掲載させていただきました。それにしても、これを撮影した米国人、日本人ではないからこそ、日本人にとっては、普通のあたり前になっている日本の美しさを実感できるのだと思います。

日々の何気ない私達の身の回りの風景が、見方を変えるだけで、このように美しいのです。

私は、1月というと、寒いし草木は枯れて、風景に乏しく、なかなか良い風景にはお目にかかれないというネガティブな考えを持っていましたが、そうではないことに気付かされました。

こちらは、北海道ですが、少し前までは函館にいて、現在は札幌です。このブログの購読者の方々は、もうすでにご存じでしょうが、私はのこのブログ記事の冒頭にいつも写真を掲載しています。

函館に在住していたときは、函館とその近郊の写真、札幌に移り住んでからは、函館とその近郊の写真を掲載してきました。

これは、日本の中の自分の住んでいる地域の周辺の美しさを見出し、それを購読者の皆様に感じていただけることを目的として掲載してきたものです。

そのため、写真のロゴには、函館に在住ていたときには、"Hakodate Beauty"とし、札幌に来てからは、"Sapporo Beauty"と入れていました。

以下にそのいくつかを掲載しておきます。これらの写真は、すべてクリックすると拡大します。






以上、いずれも過去のこのブログの冒頭に掲載した写真です。ほんの一部をかいつまんで、掲載させていただきました。何しろ、ここ数年は、この写真一週間に一度取り替えていますから、膨大な数になります。

函館も、札幌も有数の観光地ということもあるのですが、それにしても、毎週とりかえてもなお掲載しきれないほどの美しさが、私の身の回りはありました。

だから、スコット・ゴールドさんの気持ちはよくわかります。ただし、私の写真は今までは、どちらかといえば、風景がほとんどでしたが、今後は人も掲載していきたいてず。

そうして、スコット・ゴールドさんの動画をみて、不思議に思ったことが一つだけあります。それは、この、国はどうしてかくまでも、余裕があり品格に満ちているかということです。

それは、私自身も、札幌や函館の写真を撮り続けていて、思ってきたことでもあります。

この国は、本当はかなり疲弊しているはずです。なぜかといえば、皆さんもご存知のように、この国はもう15年以上もデフレが続いています。デフレ傾向になってからは、20年も時を重ねています。

このような状況で、これだけ美しさと、気品を保っていられるのは、世界においては日本だけだと思います。

お隣の中国では、建国以来毎年平均で、数万件の暴動が発生していて、2010年あたりからは、10万件を超えてるといわれています。その頃から、中国政府は暴動の発生件数など公表しなくなりました。

中国の人民の憤怒のマグマは、いつどこで大噴火しても全くおかしくはない状況にあります。これは、何も中国だけではありません。あのイギリスだって、2010年に付加価値税(日本の消費税にあたる)を導入したときには、学生などの若者を中心に暴動が発生しました。

これは、付加価値税を導入して以来、イギリスの経済がかなり落ち込んだからです。それでも、イギリスはデフレにはなりませんでした。なぜなら、景気が落ち込み、特に若者の雇用が最悪になったため、イングランド銀行(日本の日銀にあたる)が、大金融緩和を実行しました。

それでも、イギリスの経済はなかなか回復せず、しばらく不況は続きましたが、最低限デフレにはなりませんでした。おそらく、付加価値税を増税してから、金融緩和をしないでそのままにしていれば、数年でデフレになったでしょう。

しかし、ここ日本では、デフレが20年近くも続いているというのに、スコット・ゴールドさんが撮影した日本には、そのようなことは微塵も感じさせません。私も、さすがに人の募集で、ハローワークに行ったときには、多くの人でごったえがえしていて、デフレを実感しました。

しかし、それ以外のところでは、ほとんどデフレの影はみたことがありません。多くの人々が、寛容であり、美しい日本の建物や、風景が維持されています。

消費税増勢の見送りを示唆し、解散総選挙が近いことを告げる新聞紙面

それにしても、最近では、このデフレを加速させるような、8%増税が行なわれ、その後に日銀による金融緩和が行なわれましたが、つい最近まで、来年の10月からの10%増税はさも既定路線のように多くの政治家、官僚、マスコミが増税しないと大変なことになと、不可思議で不可解な言説を振りまいていました。本当に最低の奴らです。

しかし、これは、ご存知のように、見送られ、国民の信を問うために、解散総選挙ということになりそうです。

このことに関しては、私は、どうしても増税推進派を許すことができず、本日は、先日もこのブログで紹介した、NewsPicsというニュースサイトに以下のようなコメントをしました。
ハーイ。私は、朝からとってもハイです。増税推進派の皆様、とうとう増税が見送られて、大変なことになりますね。でも、これは儲け時です。CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)で、大儲けしましょう。 
増税見送りで国際公約を破ったのですから、大変なことになり、円の信用が落ちるわけですから、為替でも大儲けできます。円の価値がなくなる前に、ドルを目一杯買いましょう。 
日本国債は、紙切れになりますから、今のうち目一杯売りましょう。国債が暴落しないと、信じている大馬鹿共が一杯います。そいつらに、売りさばいてしまえば良いのです。 
もう、秒読み段階です。ものすごい儲けになりますよ。こんな機会は一生に一度しかないかもしれませ。なにしろ、増税見送りで日本は財政破綻しますから。あちらのあなたも、こちらのあなたも、そこのあなたも(゚д゚)! 
増税推進派の議員さんは選挙資金の手当にも、財務官僚の皆さんには自分たちの説が正しいことを証明するためにも、識者の方々も自分たちの理論が正しいことを証明できる良い機会です。馬鹿どもに、自分の頭の良さ、理論の正しさを示す絶好の機会です。 
何を躊躇しているのですか。証券会社など、真っ先にやるべきです。なにしろ、増税推進派のアナリストの方々の意見を尊重して、すぐにも行動を起こすべきです。 
もし、何も行動を起こさないとすれば、あなた方は大嘘つきということになります。私は、あなた方を信頼しています。必ず行動を起こしてくださいね。
ハハハハハハハ。ちょっとコピーライティングの練習をしてみました。
これは、私の本当に偽らざる気持ちです。そうして、奴らは絶対に行動を起こさないでしょう。本当に無責任な連中です。

しかし、これだけ多くのの塗炭の苦しみを味わいながらも、普段は平静で、沈着冷静な多くの人々がいて、アメリカから来た、スコット・ゴールドさんに「高貴な伝統と神秘的文化が脈々と残っている」といわしめる、この日本の国は本当に凄い国だと思います。

そうして、私達の国は米国などの他国との違いを考えてみました。

日本の、政治家や、官僚、マスコミなどは、過去のデフレをみてもわかるように決して出来の良い連中ではありません。どちらかといえば、世界的にみても、大馬鹿です。

違いは何かといえば、日本には天皇陛下がおられて、一般国民がまともで優秀であるということです。

他国、20年もデフレが続けば、かなり疲弊して、ボロボロになっていると思います。国民にも余裕がなく、ギスギスして、とても他人、ましてや外国人などに「高貴な伝統と神秘的文化が脈々と残っている」と感じさせるようなことなどとてもできないことでしょう。

しかし、日本はそうではないのです。これについては、以前のこのブログにも掲載したことがあります。その記事のURLを以下に掲載します。
「中韓」とは異質な日本人の「精神世界」…仏作家は「21世紀は霊性の時代。日本は神話が生きる唯一の国」と予言した―【私の論評】日本は特異な国だが、その特異さが本当に世界の人々に認められ理解されたとき世界は変る。いや、変わらざるをえない(゚д゚)!
式年遷宮「遷御の儀」で現正殿から新正殿に向かう渡御行列。
伊勢神宮は日本人と心のふるさと、未来への道しるべだ
=平成25年10月2日夜、三重県伊勢市の伊勢神宮

詳細は、この記事をご覧いただくものとして、日本と他国の違いは、他国においては宗教を重んじるのですが、日本においては、「霊」を重んじるという違いです。

この「霊」を重んじるという精神は、未開の民族などでは今でも継承されています。人は無論のこと、動物や物、自然にまで、霊が宿ると信じられています。しかし、いわゆる開化したとされる社会においては、この「霊」を重んじるという精神は、捨て去られ、宗教にとって変わられました。

そうして、多くの国々では、宗教は、高度であり、開化の象徴であり、「霊」を重んじることは、未開で時代遅とされるようになりました。

人類の多くが、開化するとともに、この「霊」を重んじるという気風を失い、宗教が支配する社会に住むようになり、宗教があらゆる方面で権勢を振るったのですが、さすがに近代になってからは、政治などの表舞台からは姿を消しました。しかし、この宗教は、まだまだ人々の心に残り、しばしば宗教紛争の火種を産んできました。

アメリカは未だ、キリスト教国です。人々の心の中に、今でもキリスト教は大きな位置を占めており、それが、しはしば他宗教の人々に不寛容な態度をとらせたりします。

しかし、日本は違います、人や物や、自然や、動物にまで霊がやどるとされ、その霊を重んじる精神が現代にまで継承し発展させ、現在の世界に昇華させたのです。そうして、いわゆる宗教は、こうした精神の土台があって、その上に載っているものです。

日本では、宗教は、精神の土台ではないのです。あくまで、霊性が先にあって、それが精神の土台になっているのです。だから、日本人は宗教に一見出鱈目のようにみえますが、実はかなり寛容なのです。クリスマス・パーティーや、ハロウイーンを祝って、お葬式は仏式、結婚式は神前かキリスト教などという芸当は、とても他国にはできません。霊性が支配する日本だからこそ、可能なのです。

日本人の宗教観を出鱈目だと思う、外国人は、日本の霊性を全く理解していなし、できないのだと思います。そうして、最近の多くのニッポン人(日本の伝統文化、精神文化を継承しない日本人という意味)もそれを理解できないようです。

これに関して、この記事からフランス人作家マルロー氏が語った部分のみを以下に掲載します。
「21世紀は霊性の時代となろう。霊性の根源には神話があり、それは歴史の一面を物語っている。世界の神話が現代なお生きているのが日本であり、日本とは、それ自体、そのものの国で、他国の影響を吸収し切って、連綿たる一個の超越性である。霊性の根源に万世一系の天皇制がある。これは歴代天皇の連続性であるのみならず、日本文化の継続性の保証でもあるのに、戦後日本はそのことを忘却してしまった。しかし、霊性の時代が、今や忘却の渕から日本の真髄を取り戻すことを要請している。また文化は水平的に見るのではなく、垂直的に見るべきだ」
André Malraux
マルローは、21世紀は宗教の時代ではなく、霊性の時代になると言っているです。日本は、世界で唯一の霊性を重んじる国家です。現代にあって、霊性を重んじるという日本という国は、明らかに他国とは異なるのです。

この精神が、スコット・ゴールド氏を感嘆させているのです。彼が、それをはっきり意識しているかには、関わらずそうした精神が息づいているからこそ、彼は「なんと美しい均衡。なんと美しい地」と言葉を発し、現代に舞い降りた神秘の国を愛でているのです。

私も、こうした日本のうち、特に自分の身近な地域の霊を重んじる精神を写真におさめていきたいものです。普段は、あまりにもあたり前になっていて、忘れているのですが、スコット・ゴールド氏の発言や、動画は私にそれを思いださせてくれました。

いま見られる救いようのない、デフレにより多くの国民の塗炭の苦しみに陥れた、政治家、官僚、マスコミの愚かさも、いずれ歴史の悠久の流れの中に咲いた一時の徒花に過ぎなかったことが明らになります。
過去において日本は、未曾有の災厄から何度も力強くたちあがってきました。朝廷をはじめとする私たち日本人の精神文化は、これまでも継承されてきましたが、これからも悠久の歴史の中に燦然として輝き続けるどころか、さらに輝きを増すことでしょう。
そうして、世界の中で、日本は霊を重んじる国という立ち位置をさらに強化し、世界を新しい方向に導き、争いのない平和な世界を目指すべきと思います。世界の存続は、日本の精神文化にかかっています。だから私達は、デフレなどでいつまでも、しなくても良いつまづきをしているべきではないのです。
私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?
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