このスコット・ゴールド(Scott Gold)さんが撮った『日本では1月』、まるで夢を見てるようです。
奥さんと1月に訪れた日本の旅の記録なのですが、僕は今のめまぐるしく変わるこの世界で日本にはまだ高貴な伝統と神秘的文化が脈々と残っているんだなあ、と思いました。
相撲の取り組み、温泉、板前さん、現実とは思えない料理、猿、目も綾な建築。後ろには高層ビル、新幹線、街の灯。
なんと美しい均衡。なんと美しい地。
Casey Chan - Gizmodo SPLOID[原文]
(satomi)
【私の論評】長いデフレにも関わらず、この美しさと気品を保っている日本には他国にはない独自の精神世界がある。だから、日本は世界をリードしていかなければならない(゚д゚)!
上の記事、短いものなので、すべて掲載させていただきました。それにしても、これを撮影した米国人、日本人ではないからこそ、日本人にとっては、普通のあたり前になっている日本の美しさを実感できるのだと思います。
日々の何気ない私達の身の回りの風景が、見方を変えるだけで、このように美しいのです。
私は、1月というと、寒いし草木は枯れて、風景に乏しく、なかなか良い風景にはお目にかかれないというネガティブな考えを持っていましたが、そうではないことに気付かされました。
こちらは、北海道ですが、少し前までは函館にいて、現在は札幌です。このブログの購読者の方々は、もうすでにご存じでしょうが、私はのこのブログ記事の冒頭にいつも写真を掲載しています。
函館に在住していたときは、函館とその近郊の写真、札幌に移り住んでからは、函館とその近郊の写真を掲載してきました。
これは、日本の中の自分の住んでいる地域の周辺の美しさを見出し、それを購読者の皆様に感じていただけることを目的として掲載してきたものです。
そのため、写真のロゴには、函館に在住ていたときには、"Hakodate Beauty"とし、札幌に来てからは、"Sapporo Beauty"と入れていました。
以下にそのいくつかを掲載しておきます。これらの写真は、すべてクリックすると拡大します。
以上、いずれも過去のこのブログの冒頭に掲載した写真です。ほんの一部をかいつまんで、掲載させていただきました。何しろ、ここ数年は、この写真一週間に一度取り替えていますから、膨大な数になります。
函館も、札幌も有数の観光地ということもあるのですが、それにしても、毎週とりかえてもなお掲載しきれないほどの美しさが、私の身の回りはありました。
だから、スコット・ゴールドさんの気持ちはよくわかります。ただし、私の写真は今までは、どちらかといえば、風景がほとんどでしたが、今後は人も掲載していきたいてず。
そうして、スコット・ゴールドさんの動画をみて、不思議に思ったことが一つだけあります。それは、この、国はどうしてかくまでも、余裕があり品格に満ちているかということです。
それは、私自身も、札幌や函館の写真を撮り続けていて、思ってきたことでもあります。
この国は、本当はかなり疲弊しているはずです。なぜかといえば、皆さんもご存知のように、この国はもう15年以上もデフレが続いています。デフレ傾向になってからは、20年も時を重ねています。
このような状況で、これだけ美しさと、気品を保っていられるのは、世界においては日本だけだと思います。
お隣の中国では、建国以来毎年平均で、数万件の暴動が発生していて、2010年あたりからは、10万件を超えてるといわれています。その頃から、中国政府は暴動の発生件数など公表しなくなりました。
中国の人民の憤怒のマグマは、いつどこで大噴火しても全くおかしくはない状況にあります。これは、何も中国だけではありません。あのイギリスだって、2010年に付加価値税(日本の消費税にあたる)を導入したときには、学生などの若者を中心に暴動が発生しました。
これは、付加価値税を導入して以来、イギリスの経済がかなり落ち込んだからです。それでも、イギリスはデフレにはなりませんでした。なぜなら、景気が落ち込み、特に若者の雇用が最悪になったため、イングランド銀行(日本の日銀にあたる)が、大金融緩和を実行しました。
それでも、イギリスの経済はなかなか回復せず、しばらく不況は続きましたが、最低限デフレにはなりませんでした。おそらく、付加価値税を増税してから、金融緩和をしないでそのままにしていれば、数年でデフレになったでしょう。
しかし、ここ日本では、デフレが20年近くも続いているというのに、スコット・ゴールドさんが撮影した日本には、そのようなことは微塵も感じさせません。私も、さすがに人の募集で、ハローワークに行ったときには、多くの人でごったえがえしていて、デフレを実感しました。
しかし、それ以外のところでは、ほとんどデフレの影はみたことがありません。多くの人々が、寛容であり、美しい日本の建物や、風景が維持されています。
それにしても、最近では、このデフレを加速させるような、8%増税が行なわれ、その後に日銀による金融緩和が行なわれましたが、つい最近まで、来年の10月からの10%増税はさも既定路線のように多くの政治家、官僚、マスコミが増税しないと大変なことになと、不可思議で不可解な言説を振りまいていました。本当に最低の奴らです。
しかし、これは、ご存知のように、見送られ、国民の信を問うために、解散総選挙ということになりそうです。
このことに関しては、私は、どうしても増税推進派を許すことができず、本日は、先日もこのブログで紹介した、NewsPicsというニュースサイトに以下のようなコメントをしました。
しかし、これだけ多くのの塗炭の苦しみを味わいながらも、普段は平静で、沈着冷静な多くの人々がいて、アメリカから来た、スコット・ゴールドさんに「高貴な伝統と神秘的文化が脈々と残っている」といわしめる、この日本の国は本当に凄い国だと思います。
そうして、私達の国は米国などの他国との違いを考えてみました。
日本の、政治家や、官僚、マスコミなどは、過去のデフレをみてもわかるように決して出来の良い連中ではありません。どちらかといえば、世界的にみても、大馬鹿です。
違いは何かといえば、日本には天皇陛下がおられて、一般国民がまともで優秀であるということです。
他国、20年もデフレが続けば、かなり疲弊して、ボロボロになっていると思います。国民にも余裕がなく、ギスギスして、とても他人、ましてや外国人などに「高貴な伝統と神秘的文化が脈々と残っている」と感じさせるようなことなどとてもできないことでしょう。
しかし、日本はそうではないのです。これについては、以前のこのブログにも掲載したことがあります。その記事のURLを以下に掲載します。
詳細は、この記事をご覧いただくものとして、日本と他国の違いは、他国においては宗教を重んじるのですが、日本においては、「霊」を重んじるという違いです。
この「霊」を重んじるという精神は、未開の民族などでは今でも継承されています。人は無論のこと、動物や物、自然にまで、霊が宿ると信じられています。しかし、いわゆる開化したとされる社会においては、この「霊」を重んじるという精神は、捨て去られ、宗教にとって変わられました。
そうして、多くの国々では、宗教は、高度であり、開化の象徴であり、「霊」を重んじることは、未開で時代遅とされるようになりました。
人類の多くが、開化するとともに、この「霊」を重んじるという気風を失い、宗教が支配する社会に住むようになり、宗教があらゆる方面で権勢を振るったのですが、さすがに近代になってからは、政治などの表舞台からは姿を消しました。しかし、この宗教は、まだまだ人々の心に残り、しばしば宗教紛争の火種を産んできました。
アメリカは未だ、キリスト教国です。人々の心の中に、今でもキリスト教は大きな位置を占めており、それが、しはしば他宗教の人々に不寛容な態度をとらせたりします。
しかし、日本は違います、人や物や、自然や、動物にまで霊がやどるとされ、その霊を重んじる精神が現代にまで継承し発展させ、現在の世界に昇華させたのです。そうして、いわゆる宗教は、こうした精神の土台があって、その上に載っているものです。
日本では、宗教は、精神の土台ではないのです。あくまで、霊性が先にあって、それが精神の土台になっているのです。だから、日本人は宗教に一見出鱈目のようにみえますが、実はかなり寛容なのです。クリスマス・パーティーや、ハロウイーンを祝って、お葬式は仏式、結婚式は神前かキリスト教などという芸当は、とても他国にはできません。霊性が支配する日本だからこそ、可能なのです。
日本人の宗教観を出鱈目だと思う、外国人は、日本の霊性を全く理解していなし、できないのだと思います。そうして、最近の多くのニッポン人(日本の伝統文化、精神文化を継承しない日本人という意味)もそれを理解できないようです。
これに関して、この記事からフランス人作家マルロー氏が語った部分のみを以下に掲載します。
マルローは、21世紀は宗教の時代ではなく、霊性の時代になると言っているです。日本は、世界で唯一の霊性を重んじる国家です。現代にあって、霊性を重んじるという日本という国は、明らかに他国とは異なるのです。
この精神が、スコット・ゴールド氏を感嘆させているのです。彼が、それをはっきり意識しているかには、関わらずそうした精神が息づいているからこそ、彼は「なんと美しい均衡。なんと美しい地」と言葉を発し、現代に舞い降りた神秘の国を愛でているのです。
私も、こうした日本のうち、特に自分の身近な地域の霊を重んじる精神を写真におさめていきたいものです。普段は、あまりにもあたり前になっていて、忘れているのですが、スコット・ゴールド氏の発言や、動画は私にそれを思いださせてくれました。
いま見られる救いようのない、デフレにより多くの国民の塗炭の苦しみに陥れた、政治家、官僚、マスコミの愚かさも、いずれ歴史の悠久の流れの中に咲いた一時の徒花に過ぎなかったことが明らになります。
日々の何気ない私達の身の回りの風景が、見方を変えるだけで、このように美しいのです。
私は、1月というと、寒いし草木は枯れて、風景に乏しく、なかなか良い風景にはお目にかかれないというネガティブな考えを持っていましたが、そうではないことに気付かされました。
こちらは、北海道ですが、少し前までは函館にいて、現在は札幌です。このブログの購読者の方々は、もうすでにご存じでしょうが、私はのこのブログ記事の冒頭にいつも写真を掲載しています。
函館に在住していたときは、函館とその近郊の写真、札幌に移り住んでからは、函館とその近郊の写真を掲載してきました。
これは、日本の中の自分の住んでいる地域の周辺の美しさを見出し、それを購読者の皆様に感じていただけることを目的として掲載してきたものです。
そのため、写真のロゴには、函館に在住ていたときには、"Hakodate Beauty"とし、札幌に来てからは、"Sapporo Beauty"と入れていました。
以下にそのいくつかを掲載しておきます。これらの写真は、すべてクリックすると拡大します。
以上、いずれも過去のこのブログの冒頭に掲載した写真です。ほんの一部をかいつまんで、掲載させていただきました。何しろ、ここ数年は、この写真一週間に一度取り替えていますから、膨大な数になります。
函館も、札幌も有数の観光地ということもあるのですが、それにしても、毎週とりかえてもなお掲載しきれないほどの美しさが、私の身の回りはありました。
だから、スコット・ゴールドさんの気持ちはよくわかります。ただし、私の写真は今までは、どちらかといえば、風景がほとんどでしたが、今後は人も掲載していきたいてず。
そうして、スコット・ゴールドさんの動画をみて、不思議に思ったことが一つだけあります。それは、この、国はどうしてかくまでも、余裕があり品格に満ちているかということです。
それは、私自身も、札幌や函館の写真を撮り続けていて、思ってきたことでもあります。
この国は、本当はかなり疲弊しているはずです。なぜかといえば、皆さんもご存知のように、この国はもう15年以上もデフレが続いています。デフレ傾向になってからは、20年も時を重ねています。
このような状況で、これだけ美しさと、気品を保っていられるのは、世界においては日本だけだと思います。
お隣の中国では、建国以来毎年平均で、数万件の暴動が発生していて、2010年あたりからは、10万件を超えてるといわれています。その頃から、中国政府は暴動の発生件数など公表しなくなりました。
中国の人民の憤怒のマグマは、いつどこで大噴火しても全くおかしくはない状況にあります。これは、何も中国だけではありません。あのイギリスだって、2010年に付加価値税(日本の消費税にあたる)を導入したときには、学生などの若者を中心に暴動が発生しました。
これは、付加価値税を導入して以来、イギリスの経済がかなり落ち込んだからです。それでも、イギリスはデフレにはなりませんでした。なぜなら、景気が落ち込み、特に若者の雇用が最悪になったため、イングランド銀行(日本の日銀にあたる)が、大金融緩和を実行しました。
それでも、イギリスの経済はなかなか回復せず、しばらく不況は続きましたが、最低限デフレにはなりませんでした。おそらく、付加価値税を増税してから、金融緩和をしないでそのままにしていれば、数年でデフレになったでしょう。
しかし、ここ日本では、デフレが20年近くも続いているというのに、スコット・ゴールドさんが撮影した日本には、そのようなことは微塵も感じさせません。私も、さすがに人の募集で、ハローワークに行ったときには、多くの人でごったえがえしていて、デフレを実感しました。
しかし、それ以外のところでは、ほとんどデフレの影はみたことがありません。多くの人々が、寛容であり、美しい日本の建物や、風景が維持されています。
消費税増勢の見送りを示唆し、解散総選挙が近いことを告げる新聞紙面 |
それにしても、最近では、このデフレを加速させるような、8%増税が行なわれ、その後に日銀による金融緩和が行なわれましたが、つい最近まで、来年の10月からの10%増税はさも既定路線のように多くの政治家、官僚、マスコミが増税しないと大変なことになと、不可思議で不可解な言説を振りまいていました。本当に最低の奴らです。
しかし、これは、ご存知のように、見送られ、国民の信を問うために、解散総選挙ということになりそうです。
このことに関しては、私は、どうしても増税推進派を許すことができず、本日は、先日もこのブログで紹介した、NewsPicsというニュースサイトに以下のようなコメントをしました。
ハーイ。私は、朝からとってもハイです。増税推進派の皆様、とうとう増税が見送られて、大変なことになりますね。でも、これは儲け時です。CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)で、大儲けしましょう。
増税見送りで国際公約を破ったのですから、大変なことになり、円の信用が落ちるわけですから、為替でも大儲けできます。円の価値がなくなる前に、ドルを目一杯買いましょう。
日本国債は、紙切れになりますから、今のうち目一杯売りましょう。国債が暴落しないと、信じている大馬鹿共が一杯います。そいつらに、売りさばいてしまえば良いのです。
もう、秒読み段階です。ものすごい儲けになりますよ。こんな機会は一生に一度しかないかもしれませ。なにしろ、増税見送りで日本は財政破綻しますから。あちらのあなたも、こちらのあなたも、そこのあなたも(゚д゚)!
増税推進派の議員さんは選挙資金の手当にも、財務官僚の皆さんには自分たちの説が正しいことを証明するためにも、識者の方々も自分たちの理論が正しいことを証明できる良い機会です。馬鹿どもに、自分の頭の良さ、理論の正しさを示す絶好の機会です。
何を躊躇しているのですか。証券会社など、真っ先にやるべきです。なにしろ、増税推進派のアナリストの方々の意見を尊重して、すぐにも行動を起こすべきです。
もし、何も行動を起こさないとすれば、あなた方は大嘘つきということになります。私は、あなた方を信頼しています。必ず行動を起こしてくださいね。
ハハハハハハハ。ちょっとコピーライティングの練習をしてみました。これは、私の本当に偽らざる気持ちです。そうして、奴らは絶対に行動を起こさないでしょう。本当に無責任な連中です。
しかし、これだけ多くのの塗炭の苦しみを味わいながらも、普段は平静で、沈着冷静な多くの人々がいて、アメリカから来た、スコット・ゴールドさんに「高貴な伝統と神秘的文化が脈々と残っている」といわしめる、この日本の国は本当に凄い国だと思います。
そうして、私達の国は米国などの他国との違いを考えてみました。
日本の、政治家や、官僚、マスコミなどは、過去のデフレをみてもわかるように決して出来の良い連中ではありません。どちらかといえば、世界的にみても、大馬鹿です。
違いは何かといえば、日本には天皇陛下がおられて、一般国民がまともで優秀であるということです。
他国、20年もデフレが続けば、かなり疲弊して、ボロボロになっていると思います。国民にも余裕がなく、ギスギスして、とても他人、ましてや外国人などに「高貴な伝統と神秘的文化が脈々と残っている」と感じさせるようなことなどとてもできないことでしょう。
しかし、日本はそうではないのです。これについては、以前のこのブログにも掲載したことがあります。その記事のURLを以下に掲載します。
「中韓」とは異質な日本人の「精神世界」…仏作家は「21世紀は霊性の時代。日本は神話が生きる唯一の国」と予言した―【私の論評】日本は特異な国だが、その特異さが本当に世界の人々に認められ理解されたとき世界は変る。いや、変わらざるをえない(゚д゚)!
式年遷宮「遷御の儀」で現正殿から新正殿に向かう渡御行列。 伊勢神宮は日本人と心のふるさと、未来への道しるべだ =平成25年10月2日夜、三重県伊勢市の伊勢神宮 |
この「霊」を重んじるという精神は、未開の民族などでは今でも継承されています。人は無論のこと、動物や物、自然にまで、霊が宿ると信じられています。しかし、いわゆる開化したとされる社会においては、この「霊」を重んじるという精神は、捨て去られ、宗教にとって変わられました。
そうして、多くの国々では、宗教は、高度であり、開化の象徴であり、「霊」を重んじることは、未開で時代遅とされるようになりました。
人類の多くが、開化するとともに、この「霊」を重んじるという気風を失い、宗教が支配する社会に住むようになり、宗教があらゆる方面で権勢を振るったのですが、さすがに近代になってからは、政治などの表舞台からは姿を消しました。しかし、この宗教は、まだまだ人々の心に残り、しばしば宗教紛争の火種を産んできました。
アメリカは未だ、キリスト教国です。人々の心の中に、今でもキリスト教は大きな位置を占めており、それが、しはしば他宗教の人々に不寛容な態度をとらせたりします。
しかし、日本は違います、人や物や、自然や、動物にまで霊がやどるとされ、その霊を重んじる精神が現代にまで継承し発展させ、現在の世界に昇華させたのです。そうして、いわゆる宗教は、こうした精神の土台があって、その上に載っているものです。
日本では、宗教は、精神の土台ではないのです。あくまで、霊性が先にあって、それが精神の土台になっているのです。だから、日本人は宗教に一見出鱈目のようにみえますが、実はかなり寛容なのです。クリスマス・パーティーや、ハロウイーンを祝って、お葬式は仏式、結婚式は神前かキリスト教などという芸当は、とても他国にはできません。霊性が支配する日本だからこそ、可能なのです。
日本人の宗教観を出鱈目だと思う、外国人は、日本の霊性を全く理解していなし、できないのだと思います。そうして、最近の多くのニッポン人(日本の伝統文化、精神文化を継承しない日本人という意味)もそれを理解できないようです。
これに関して、この記事からフランス人作家マルロー氏が語った部分のみを以下に掲載します。
「21世紀は霊性の時代となろう。霊性の根源には神話があり、それは歴史の一面を物語っている。世界の神話が現代なお生きているのが日本であり、日本とは、それ自体、そのものの国で、他国の影響を吸収し切って、連綿たる一個の超越性である。霊性の根源に万世一系の天皇がある。これは歴代天皇の連続性であるのみならず、日本文化の継続性の保証でもあるのに、戦後日本はそのことを忘却してしまった。しかし、霊性の時代が、今や忘却の渕から日本の真髄を取り戻すことを要請している。また文化は水平的に見るのではなく、垂直的に見るべきだ」
André Malraux |
この精神が、スコット・ゴールド氏を感嘆させているのです。彼が、それをはっきり意識しているかには、関わらずそうした精神が息づいているからこそ、彼は「なんと美しい均衡。なんと美しい地」と言葉を発し、現代に舞い降りた神秘の国を愛でているのです。
私も、こうした日本のうち、特に自分の身近な地域の霊を重んじる精神を写真におさめていきたいものです。普段は、あまりにもあたり前になっていて、忘れているのですが、スコット・ゴールド氏の発言や、動画は私にそれを思いださせてくれました。
いま見られる救いようのない、デフレにより多くの国民の塗炭の苦しみに陥れた、政治家、官僚、マスコミの愚かさも、いずれ歴史の悠久の流れの中に咲いた一時の徒花に過ぎなかったことが明らになります。
過去において日本は、未曾有の災厄から何度も力強くたちあがってきました。朝廷をはじめとする私たち日本人の精神文化は、これまでも継承されてきましたが、これからも悠久の歴史の中に燦然として輝き続けるどころか、さらに輝きを増すことでしょう。
そうして、世界の中で、日本は霊を重んじる国という立ち位置をさらに強化し、世界を新しい方向に導き、争いのない平和な世界を目指すべきと思います。世界の存続は、日本の精神文化にかかっています。だから私達は、デフレなどでいつまでも、しなくても良いつまづきをしているべきではないのです。
私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?
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