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2016年5月26日木曜日

サミットとオバマ大統領の広島訪問 「中韓との違い」演出する好機―【私の論評】「霊性の支配する日本」を象徴する伊勢志摩でのサミットの意義は大きい!

サミットとオバマ大統領の広島訪問 「中韓との違い」演出する好機

伊勢志摩サミットが、きょう(2016年5月26日)から開幕した。サミットでの世界のトップ間の議論ももちろん重要だが、その前後に日米首脳が会うのもポイントである。米大統領選はトランプ対ヒラリーになりそうであるが、不透明感が充ち満ちている。その前に、日本としても日米関係をできるだけ確固たるものにしておく必要があるのだろう。

ところが、その直前に沖縄の元米兵による遺体遺棄事件が起こった。これは最悪のタイミングである。この機に、沖縄の翁長知事は「オバマに会わせろ」と、安倍首相に要求してきた。もちろん、その要求は筋違いであるが、安倍首相はオバマ大統領との25日夜の会談で、米に「強く抗議」といった。外交専門家の間には、個別事件で異例の言及という見方もあるが、それだけ今の日米関係が良好という証だ。会談の詳細な中身はわからないが、沖縄の在日米軍は出て行けという政治主張が増長しかねないので、政治的に「強く抗議」と言わせてもらうと安倍首相はオバマ大統領の了解もとっているだろう。

広島の原爆ドーム
 長年の日本外交の勝利

さらに、沖縄での米軍犯罪率は、沖縄県民より低く、来日中国人や来日韓国人に比べるともっと低いこと、沖縄の在日米軍に出て行けということは日本の安全保障リスクを高めることも日本政府は承知していることを伝えているだろう。ひょっとしたら、トランプが、日本だけではなく韓国などからも米軍を撤退させるという主張は、どの程度実現するのかを、安倍首相はオバマ大統領にこっそり直接聞いているかも知れない。

サミット前の日米首脳会談で、「強く抗議」と出ざるをえなかったのは日本政府としても誤算であっただろうが、サミット後の27日夕方のオバマ大統領による被爆地・広島訪問では友好ムードを盛り上げる。

日本人なら、一度は広島・長崎の被爆関係地を見ているだろう。それらを見れば、普通の人間なら理屈抜きに核根絶と思うはずだ。アメリカ大統領が広島を訪問するのは、長年の日本外交の勝利である。

 加害者」や「被害者」というレッテル貼り

一部の人から、日本はアメリカに謝罪を求めないのはおかしいという議論がある。

世界の普通の国、過去の戦争では、未来志向で「加害者」や「被害者」というレッテルを貼らない。特にヨーロッパは旧植民地帝国が集まっていて、旧植民地からみれば悪の枢軸ばかりである。とても誰も謝罪すべきとは言い出せないわけだ。ドイツの場合でも、その罪をヒトラーとナチスにかぶせることで、ドイツを「加害者」といわないのが普通だ。

日本は深い悲しみを持っているが、それを抑制しながらもてなすのがいい。これは、中韓に対して日本は違うという戦略にも通じる。

オバマ大統領の広島訪問について、多くの国では歓迎しない理由はない。ところが、中韓は世界の国とはまったく違う。日本の集団的自衛権について、世界のほとんどの国は賛成であるが、中韓だけは反対との奇妙な対応だったことが思い出される。

中韓は、日本を「加害者」として扱ってきたので、日本が「被害者」になっては中韓にとって都合が悪いのだ。こうした中韓の態度には辟易している国も多い。この際、日本は先進国の一員として、サミットに便乗して中韓との違いを演出するのは長期的には得策であろう。

++ 高橋洋一

【私の論評】「霊性の支配する日本」を象徴する伊勢志摩でのサミットの意義は大きい!

上の高橋氏の記事では、日本はアメリカの原爆投下に対して謝罪を求めるべきではないとしています。私も、そう思います。こう考える人は多いようです。

たとえば、歴史小説家の塩野七生さんも、そういう考え方をする一人です。朝日新聞のインタビューに応じて、その意見を表明していました。

詳細は、朝日新聞の記事をご覧いただくものとして、その一部を以下に朝日新聞から抜粋します。
 「謝罪を求めず、無言で静かに迎える方が、謝罪を声高に求めるよりも、断じて品位の高さを強く印象づけることになるのです」

「ただ静かに、無言のうちに迎えることです。大統領には、頭を下げることさえも求めず。そしてその後も、静かに無言で送り出すことです」 
 「原爆を投下した国の大統領が、70年後とはいえ、広島に来ると決めたのですよ。当日はデモや集会などはいっさいやめて、静かに大人のやり方で迎えてほしい」 
 「われわれ日本人は、深い哀(かな)しみで胸はいっぱいでも、それは抑えて客人に対するのを知っているはずではないですか。泣き叫ぶよりも無言で静かにふるまう方が、その人の品格を示すことになるのです。星条旗を振りながら歓声をあげて迎えるのは、子どもたちにまかせましょう」
私も、まったくこれらの意見に賛成です。直接の言葉による謝罪などなくても良いのです。これを声高に要求すれば、日本の品位は著しく損なわれることになりますし、ブログ冒頭の記事で高橋氏が主張しているような、中韓との違いを演出することは不可能になります。

広島の精霊流し
そうして、日本には、中韓の反日活動のように声高に、大げさに演出するまでもなく、
「中韓」とは異質な日本人の「精神世界」があります。それについては、このブログにも以前掲載したことがあります。その記事のリンクを以下に掲載します。
「中韓」とは異質な日本人の「精神世界」…仏作家は「21世紀は霊性の時代。日本は神話が生きる唯一の国」と予言した―【私の論評】日本は特異な国だが、その特異さが本当に世界の人々に認められ理解されたとき世界は変る。いや、変わらざるをえない(゚д゚)!
式年遷宮「遷御の儀」で現正殿から新正殿に向かう渡御行列。
伊勢神宮は日本人と心のふるさと、未来への道しるべだ
=平成25年10月2日夜、三重県伊勢市の伊勢神宮



この記事は、平成14年1月18日のものです。この記事では、この前の年に三重県伊勢市の伊勢神宮で行われた「式年遷宮」に関して説明した記事を元記事にして、日本人独自の精神世界を説明したものです。伊勢志摩サミットの初日だった本日、安倍総理はこの伊勢神宮の鳥居の近くでサミットに参加する首脳陣を出迎えました。

伊勢神宮に集結したG7首脳
この記事は、今から2年以上前の記事ですが、今でも良く読まれている記事です。詳細は、この記事をご覧いただくものとして、この記事から日本人の「精神世界」に関する部分を以下に引用します。
霊性の根源に万世一系の天皇
フランスの作家で、ドゴール政権の文化相を長く務めたアンドレ・マルローは自著各編で、こんな趣旨のことを書いています。

アンドレ・マルロー
「21世紀は霊性の時代となろう。霊性の根源には神話があり、それは歴史の一面を物語っている。世界の神話が現代なお生きているのが日本であり、日本とは、それ自体、そのものの国で、他国の影響を吸収し切って、連綿たる一個の超越性である。霊性の根源に万世一系の天皇がある。これは歴代天皇の連続性であるのみならず、日本文化の継続性の保証でもあるのに、戦後日本はそのことを忘却してしまった。しかし、霊性の時代が、今や忘却の渕から日本の真髄を取り戻すことを要請している。また文化は水平的に見るのではなく、垂直的に見るべきだ」 
確かに、中国や朝鮮文化の影響を過大に語る一部日本の文化人には大きな誤解があるように思えます。知る限り、英仏独の文化人、史家には、後生大事にギリシャ・ローマを奉る人など皆無であり、米国の識者がイギリスをむやみにもてはやす事例を耳目にしたこともありません。日本文化・文明と日本人は、中華文明や長年にわたりその属国であり続けた朝鮮文明とは全く異質であり、むしろアジアの中でも、もっとも遠い存在であるといえます。日本人の氏神、天照大御神に思いを致すのは今でしょう。 
キリスト教中心の西洋文明の終末 
スイスの心理学者グスタフ・ユングも「キリスト教中心の西洋文明の終末は20世紀末から21世紀初頭にかけて到来する。そして次の文明は、一神教や独裁専制ではなく、霊性の支配する時代となるであろう」と期せずしてマルローと同じ予言をしております。

カール・グスタフ・ユング
要するに、カネ・モノに執着する物質依存世界から、人間の理性と精神世界を重視する義と捉えるならば、超大国アメリカや金と軍事力で餓鬼道に陥った中国を痛烈に批判・否定しているように思えます。それに比して、多神教日本は、古来、山や川に霊性を感じ、自然を畏れ、神を尊ぶ心を抱いてきたわけで、その代表が伊勢の森だったといえるのです。 
考えるに、人類文化の危機は「画一化」にあり、文明が衝突するのではなく、文明に対する無知が紛争の根源となるのだと思います。思考のプロセスを自省し、他にかぶれたり迎合させられたり、徒に自虐的になることから一歩距離を置いて、確信されてきたものを再吟味し、忘れ去っていた古き良きものへ思いをきたし、一方で他民族との交流においては、異質なもの・新たなものを受容し合う-。こうしたことが、文明間の対話で重要だと思います。 
国家的文化戦略は、長期構想として構築し、粘り強く世界へ向けて発信してゆくことが最重要です。世界的有識者の言説を待つまでもなく、21世紀が霊性の時代へと向かうならば、日本人としても1300年間継承されてきた伝統精神を矜恃し、発信・交流してゆくことが、自らの背骨を正すとともに、世界平和への貢献に資することにもなると確信いたします。
このように、神話が現代なお生きているのが日本であり、日本それ自体が、神話そのものの国で、他国の影響を吸収し切って、連綿たる一個の超越性を保つ国が日本であり、霊性の根源に万世一系の天皇がある国が日本なのです。

そうして、日本では、過去が現在に現在が未来につながっているのです。そうなのです。霊的に時間を超越してつながっているのです。私たちの霊は、そうして私達の先祖の霊、未来に生まれる私達の子孫の霊はこの悠久の流れにつながっているのです。それどころか、石や木や山や川などの自然にも霊は宿り私達とつながっているのです。

このような霊性の精神世界は、かつて世界中に存在していました。ところが、イスラム教、仏教、キリスト教などの宗教ができると、この精神世界は世界各地から消えてしまいました。

原始社会の世界には、いわゆる宗教以前にアニミズムやシャーマニズムの形で霊性の時代がありました。今でも、宗教の洗礼を受けなかった少数未開民族の中には、残っています。そうして、この霊性を重んじる精神は、なぜか日本では失われることなく連綿として受け継がれてきて今日に至っています。それどころか、日本では今日の神道という形にまで昇華されました。

アニミズム、シャーマニズムを信奉する人たちは、未開の地ではまだみられる

日本の多くの人々は、霊性の支配する日本を普段は意識しないかもしれません。しかし、私達日本人の精神には幼少のころから、この霊性を重んじる精神がいつの間にか深く刷り込まれてしまっています。だからこそ、毎年かなり多くの人々が、初詣にでかけるとか、2014年1年間の伊勢神宮の参拝者数が1086万5160人(内宮680万9288、外宮405万5872人)となったりするというとてつもないことが起こったりするのです。

このようなことは、世界でもかなり珍しいことです。アメリカのホワイト・ハウスの年間訪問者数も150万人程度と聞き及んでいます。このようなことは、アジアでも日本だけです。中国では、この霊性の世界は継承されていません。韓国もそうです。例外的に民間伝承などで、ほんの一部は生き残っているものもありますが、呪術やまじないとして残っている程度で、日本のような式年遷宮のような形式が残って今も継続されているのは日本だけです。

今年の初詣
このような霊性の支配する国であり、歴史の古い日本に、新興国米国は70年前に原爆を投下したのです。

しかし、霊性が支配する日本では、霊性を顧みない中韓と同じように、米国に直接的な謝罪などを要求すべきではありません。

そんなことよりも、私たち日本人は、このような国日本に誇りを持ち、自信を持ち、世界に日本の素晴らしさを伝えていくべきです。日本の霊性を重んじる精神が、世界伝わりそれが理解されれば、世界は変わります。世界中の国々が、日本のように、様々な宗教のその土台に霊性の精神が宿るようになれば、世界は変わります。

霊性が支配する世界になれば、霊性が支配しない現在の世界ではほんどと困難と考えられていたような様々な事柄が、成就できるようになります。その中の一つに核廃絶があるかもしれません。



このように考えると、今回のサミットが伊勢志摩で開催されたことには本当に深い意義があると思います。無論安倍総理は、こうしたことも配慮に入れて、伊勢志摩でサミットを開催したのでしょう。

しかし、世界政治に関係するこのサミット、ひよっとすると安倍総理はそこまでは、想定していないかもしれませんが、霊性の支配する世界への端緒になるやもしれません。

あの原子爆弾による惨禍からも日本は力強くたちあがりました。1,000年に一度といわれた東日本大震災も、最近の熊本の震災も、ほんの一時のことに過ぎません。このような災厄からも日本は再び力強くたちあがることでしょう。朝廷をはじめとする私たち日本人の日本の伝統文化は、亡くなられた方々の霊、これから生まれてくる霊とともに、これからも悠久の歴史の中に燦然として輝き続けるどころか、さらに輝きを増すことでしょう。そうして、いずれ世界を変えていくことでしょう。

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2015年12月24日木曜日

今日は何の日 12月24日は「クリスマス・イヴ」―【私の論評】日本人の独自の精神世界に感謝し、目に見えないのの存在も信じる寛容さを持とう(゚д゚)!

今日は何の日 12月24日は「クリスマス・イヴ」


「目に見えなくてもサンタクロースはいるのです。」100年以上も語り継がれる、8歳の少女の問いに答えたニューヨーク・サン新聞の有名な社説です。
今日、12月24日は「クリスマス・イヴ」です。

明日のクリスマス当日よりもなぜか盛り上がるイエス・キリストの降誕前夜祭の日です。キリスト教圏では、クリスマスは主に家族で過ごし、クリスマスツリーの下にプレゼントを置いて互いに贈りあう日です。キリスト教徒の割合が少ない日本では、宗教的なことは抜きにして、家族や恋人、友人などとパーティをし、プレゼント交換をする年中行事として定着しています。

意外にもこのクリスマスを祝う習慣は、明治時代から徐々に広まり、戦前の昭和初期にはすでに日本に定着していたようです。バブルの頃と前後して恋人たちのイベントになり、クリスマスに恋人がいないことが、まるでこの世の終わりのように絶望的な雰囲気になっていたこともありましたが、最近では家族と過ごすという人が増えているようです。

クリスマスを巡るお話は世の中にたくさんありますが印象に残っているのはやっぱりあの有名な「サンタクロースはいるのという8歳の少女の投書に答えたニューヨーク・サン新聞の社説の話です”Yes, VIRGINIA, there is a Santa Claus.”と言い切ったこの社説は目に見えないものを信じることの素晴らしさを語った名文として100年以上も語り継がれています絵本にもなっているのでご存知の方も多いことでしょう

「誰もサンタクロースを見たことがないことは、サンタクロースがいないことの証明にはならない」ほんとうに、サンタクロースや目に見えないモノすべてが“いない”と信じる世界は、とてもさびしいものです。現実に押しつぶされそうになっている方も、目に見えないもの、人のあたたかい心を、せめて今日くらいは信じてみませんか。

最後に、INSIGHTNOW!に毎年この時期投稿されている純丘教授のクリスマス・コラムをいくつかご紹介しておきます。2015年 「クリスマスの夜、サービスエリアで」 、2014年 「なぜサンタは太っているのか」 、2013年 「最後のクリスマスプレゼント」 、2012年 「サンタはきっとどこかにいると思うんだ」 どれもクリスマス・イヴにぴったりの心やさしいお話です。

【私の論評】日本人の独自の精神世界に感謝し、目に見えないものの存在も信じる寛容さを持とう(゚д゚)!

クリスマス(: Christmas)は、イエス・キリスト降誕(誕生)を祝うミサです(降誕を記念する日)。12月25日に祝われるますが、正教会のうちユリウス暦を使用するものは、グレゴリオ暦1月7日に該当する日にクリスマスを祝います。 ただし、キリスト教で最も重要なミサと位置づけられるのはクリスマスではなく、復活祭です。

キリスト教に先立つユダヤ教の暦、ローマ帝国の暦、およびこれらを引き継いだ教会暦では日没を一日の境目としているので、クリスマス・イヴと呼ばれる12月24日夕刻から朝までも、教会暦上はクリスマスと同じ日に数えられます。

一般的年中行事としても楽しまれます。ジングルベルなどのクリスマスソングは多くの人に親しまれています。


日本では、クリスマスや、ハロウィーンなど外国習慣などを容易に受け入れて、自分たちのものにしてしまう習慣が昔からあります。これによって、私たちの生活が豊かで、彩りのあるものになるのなら、それはそれで良いことだと思います。

最近では、日本でもかなり盛んになったハロウィーンだってそうです。

特にアメリカのハロウィーンは、日本と同じく、宗教的な意味あいは全くありません。

ハロウィン、あるいは、ハロウィーン(: Halloween または Hallowe'en)とは、毎年10月31日に行われる、古代ケルト人が起源と考えられているのことです。

もともとは収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事であったのですが、現代では特にアメリカ合衆国民間行事として定着し、祝祭本来の宗教的な意味合いはほとんどなくなっています。

カボチャの中身をくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ったり、子どもたちが魔女お化け仮装して近くの家々を訪れてお菓子をもらったりする風習などがあります。

キリスト教の祭ではない。ハロウィンに対してはキリスト教からは容認から批判まで様々な見解があります。とは、いいながら、アメリカで多くの人達は、ハロウィーンを楽しみにしています。
ジャック・オー・ランタン

ハロウィーンに関しては、行き過ぎもあり、ハロウィーンの仮装行列で人々がねり歩いた後がゴミだらけなどという負の側面もありましたが、このような人に迷惑をかけるような行為をしなければ、やりたい人がやるのは、あまりとやかくいう必要もないと思います。

そうして、ブログ冒頭の記事のように、私も「目に見えないもの、人のあたたかい心を、せめて今日くらいは信じてみませんか」と言いたいです。

こちらは、札幌ですが、最近以下のようなことがありました。
札幌市児相に「伊達直人」 ランドセル4個届ける 
 札幌市は24日、漫画タイガーマスクの主人公「伊達直人」を名乗る匿名の男性が市児童相談所を訪れ、ランドセル4個を寄付したと発表した。 
 市によると、男性は21日夜に訪れ、警備員に黒、ピンク、水色、茶色のランドセルを渡した。「いっぱいあそんで、いっぱいべんきょうしてください」と書いた手紙も添えられていた。市は児童養護施設などで、来春小学校に入学する子どもに贈る予定。 
 男性は、40代後半に見えたという。札幌市へのランドセルの寄付は2010年から6年連続という。
このニュース以外にも、「伊達直人」と名のる人が、登別観光協会にあらわて、神楽鈴の贈り物をしたという話もありました。

伊達直人から贈られた神楽鈴をPRする湯鬼神
これは、たまたま北海道の事例ですが、こんなことは全国ではいろいろあるのでないでしょうか。それに、これらは報道されたものですが、報道されないようなこともいろいろあると思います。これら報道された人たちも身元を明かさず、それに報道されなかった人たちも、まるで目に見えないサンタクロースのようではありませんか。

それに、クリスマスケーキを買ったとか、クリスマスパーティーをしたとか、そういう人も多いと思います。とにかく、外国の習慣を取り入れて、贈り物とか、様々なイベントが日本国内で繰り広げられているわけです。

そうして、この日は、目に見えなものの存在を素直に信じても良いのでないかと思います。目に見えないものでも信じるということは素晴らしいことです。そうして、私達日本人は、外国の習慣まで取り入れて、目に見えないものをテーマにして、イベントにしてしまっています。

そうして、このようなことは、根本的には、日本人の豊かな精神世界にもその背景があるのではないかと思います。

このブログでは、以前日本人の豊かな精神世界について、掲載したことがあります。

その記事のリンクを以下に掲載します。
「中韓」とは異質な日本人の「精神世界」…仏作家は「21世紀は霊性の時代。日本は神話が生きる唯一の国」と予言した―【私の論評】日本は特異な国だが、その特異さが本当に世界の人々に認められ理解されたとき世界は変る。いや、変わらざるをえない(゚д゚)!
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伊勢神宮は日本人と心のふるさと、未来への道しるべだ
=平成25年10月2日夜、三重県伊勢市の伊勢神宮

詳細は、この記事をご覧いただくものして、私たちの国は、今なお霊を重んじる精神を失っていません。日本は、未だに霊性の国なのです。

考えてみると、霊とは、人種はもとより、宗教違いも乗り越えるものです。それどころか、山や石や、木や川にまで、霊が宿るとするのが私達日本人です。

そうして、霊とはめに見えないものです。しかし、私達日本人は、それがあらゆるものに宿るとしてきたのです。

そんな私たちですから、大昔から他の宗教に敵対するというのではなく、八百万の神を受け入れてきました。

そんな私達が、クリマスやハロウィーンを自分流に受け入れることは容易なことです。

霊という「目に見えないもの」を信じる私達の精神文化は、他の国でも昔は残っていたのですが、今や宗教にとって変わられ、霊性を失ってしまいました。ただし、多くの民俗学者などか、文明から取り残された少数民族を研究して、アニミズムとかシャーマニズムという形で残っていることを確かめています。

そうして、世界中の国々で、今ではキリスト教、イスラム教、仏教、その他の宗教を信奉する前の人類は、アニミズム、シャーマニズムなどで、霊性の世界を信奉していたと考えられています。

ところが、日本だけが、この霊性の世界を現在まで、維持、継続、発展させて、現在の神道という形式にまで昇華させてしまいました。

この記事を読んでいいただけると、おわかりになるように、フランスの文学者マルローや、ドイツの心理学者ユングなどは、21世紀は霊性の時代になるであろうことを予言しています。

確かに、今の世界をみていると、宗教の時代には限界があるかもしれません。しかし、私達日本人は生まれながらに、目に見えない霊性を尊ぶ習慣があります。そうして、そもそも霊には、国も習慣も、人種や、考え方どころか、人と動物、自然との差異すらないことを思い起こすべきです。

根底にこのような霊性を重んじる、精神があるからこそ、私たちはクリマスなど、外国の宗教に関係する習慣でも容易に受け入れて、自分たちの生活習慣に取り入れることができるのです。この寛容さを私達は、当たり前と思ってはならないと思います。

私たちは、この豊かな精神世界を持つことができたことに感謝して、クリスマスを楽しく過ごそうではありませんか。クリマスなど外国の宗教儀式に過ぎないなどと、いわず渡したちの生活を彩る、習慣としてこれからも受け入れていくべきものと思いますし、将来的にもそのように多くの日本人に受け止められるでしょう。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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2015年6月2日火曜日

神社仏閣に“油かけ男”の素性 日本の伝統文化を敵視する不可解な言動―【私の論評】似非宗教家"金山昌秀"には理解できない中韓とは異質な日本の「霊性の精神世界」(゚д゚)!


男のオフィスが入るニューヨークのビル(左)
全国各地の寺社で油のような液体がまかれた事件で、千葉県警が香取神宮(同県香取市)に対する建造物損壊容疑で逮捕状を取った米国に住む日本国籍の医師の男(52)。男はキリスト教系宗教団体の創始者の顔も持ち、日本全国で布教活動を展開。各地の講演会では、多くの犠牲者を出した東日本大震災について「天のお父さまのみ心」と言い放ち、「神社に行くと呪いを受ける」など日本の伝統文化を敵視する発言を繰り返していた。油まきは何が目的なのか。男の素性は-。

「ハレルヤ。感謝しま~す」

柔和な笑顔を浮かべてマイクを握る男。2013年7月、男が創立した宗教団体による講演を収めた映像の一コマだ。話の切れ目ごとに「アーメン」と繰り返すこの男こそ、「油まき事件」への関与が疑われる人物だ。警察庁では香取神宮をはじめ、東大寺(奈良市)など16都府県、48の寺社や城(5月29日時点)で被害を確認している。

男をめぐっては、奈良県警も文化財保護法違反容疑などで捜査を進めている。

 そんな男が宗教家として活動を本格化させたのが、先の大震災が発生した11年3月11日からだったという。

過去の講演によれば、震災直前に来日を決意、地震発生2時間前に日本に向かう機上で「精霊が日本で地震を起こす」という“神の啓示”を受けた。13年5月には「霊の戦いの使命を終えて」(HPより)団体を設立。この「霊の戦い」と称する活動が「油まき事件」と関連があるのではないかとみられている。

日本の伝統文化のみならず、震災についても「天のお父さまのみ心」「この犠牲が何倍にも膨らんで素晴らしいリバイバル(再生)がくる」などと、「被災者の心情を逆なでする発言を繰り返している」(前出の関係者)。

ネット上で公開されている複数の講演の動画の中では「油を注ぎ、イエス・キリストの物とした」と犯行をほのめかすような発言を確認でき、捜査関係者によると、油はガソリンのような刺激臭ではなく、アロマオイルのような甘い香りがしたという。

男が設立した団体の事務所は東京都新宿区の高層ビル内のレンタルオフィスで、大阪府枚方市など府内2カ所に拠点がある。100人近い信者がいるともされるが、団体の関係者は「会員もおらず会費もない」と話している。

この記事の詳細はこちらから(゚д゚)!

【私の論評】似非宗教家"金山昌秀"には理解できない中韓とは異質な日本の「霊性の精神世界」(゚д゚)!

このあぶらかけ男、上の記事ではまだ容疑者ということで、氏名など公表していないのだと思います。しかし、ネットではもう名前は知れ渡っています。

その名前は、金山昌秀です。金山昌秀は、在日韓国人として東京に生まれて日本国籍を得た帰化人であるとされています。

それについては、『正しい歴史家観、国益重視の外交、核武装の実現』以下のリンクをご覧になって下さい。
金山昌秀は在日韓国人として生まれ日本国籍を得た帰化人・マスゴミは「日本人」を強調・寺社に油事件
この人物の講演の動画は以下に掲載します。



内容は、あまりにも馬鹿馬鹿しいので、全部ご覧になる必要はないと思います。私自身も、全部は視聴はしませんでした。ただし、最後のほうでは、「中国、韓国、日本は一つの国になる」と発言していました。ここからして、狂っていると思います。

それに、一応宗教家の体裁を装っていますが、とんでもない偽善者です。そもそも、日本に生まれて、日本で育ったというのに、日本の文化を全く理解していません。特に、今回のように神社や寺に油をまくなどという妄動をしたということで、日本の神道や仏教のことなど何も理解していないと思われます。

特に日本に古から存在する、神道については、全く理解してないでしょう。これが、日本で生まれて、日本で育った人間なのかと、本当に奇異に感じます。

そもそも、日本の神道は世界に類まれな存在です。その本当の意味を金山昌秀は全く理解していないです。宗教家を目指しているというのなら、それも、日本に生まれて、日本で育ったというのなら、国籍や人種を超えて、良い悪いの価値判断などは一時横においておいて、まずは日本の神道や日本の仏教について、もっと真摯に学ぶべきと思います。

真摯に学んでいれば、今回のような 軽挙妄動はしなかったと思います。

日本の神道に関しては、以前このブログにも掲載しましたので、そのリンクを以下に掲載します。
「中韓」とは異質な日本人の「精神世界」…仏作家は「21世紀は霊性の時代。日本は神話が生きる唯一の国」と予言した―【私の論評】日本は特異な国だが、その特異さが本当に世界の人々に認められ理解されたとき世界は変る。いや、変わらざるをえない(゚д゚)!
式年遷宮「遷御の儀」で現正殿から新正殿に向かう渡御行列。
伊勢神宮は日本人と心のふるさと、未来への道しるべだ
=平成25年10月2日夜、三重県伊勢市の伊勢神宮
詳細はこの記事をご覧いただくものとして、この記事では式年遷宮に関して記載し、このようなとてつもない文化を伝承し続ける、日本人の精神世界について掲載しました。以下に一部分のみ掲載します。

まずは、この記事の元記事である上田和男(こうだ・かずお)氏の文章から引用します。日本人は、霊性を重んじる精神構造を有していますがそれについて上田氏は以下のように、論評しています。
霊性の根源に万世一系の天皇 
フランスの作家で、ドゴール政権の文化相を長く務めたアンドレ・マルローは自著各編で、こんな趣旨のことを書いています。 

アンドレ・マルロー

「21世紀は霊性の時代となろう。霊性の根源には神話があり、それは歴史の一面を物語っている。世界の神話が現代なお生きているのが日本であり、日本とは、それ自体、そのものの国で、他国の影響を吸収し切って、連綿たる一個の超越性である。霊性の根源に万世一系の天皇がある。これは歴代天皇の連続性であるのみならず、日本文化の継続性の保証でもあるのに、戦後日本はそのことを忘却してしまった。しかし、霊性の時代が、今や忘却の渕から日本の真髄を取り戻すことを要請している。また文化は水平的に見るのではなく、垂直的に見るべきだ」

確かに、中国や朝鮮文化の影響を過大に語る一部日本の文化人には大きな誤解があるように思えます。知る限り、英仏独の文化人、史家には、後生大事にギリシャ・ローマを奉る人など皆無であり、米国の識者がイギリスをむやみにもてはやす事例を耳目にしたこともありません。日本文化・文明と日本人は、中華文明や長年にわたりその属国であり続けた朝鮮文明とは全く異質であり、むしろアジアの中でも、もっとも遠い存在であるといえます。日本人の氏神、天照大御神に思いを致すのは今でしょう。
キリスト教中心の西洋文明の終末 
スイスの心理学者グスタフ・ユングも「キリスト教中心の西洋文明の終末は20世紀末から21世紀初頭にかけて到来する。そして次の文明は、一神教や独裁専制ではなく、霊性の支配する時代となるであろう」と期せずしてマルローと同じ予言をしております。

カール・グスタフ・ユング

要するに、カネ・モノに執着する物質依存世界から、人間の理性と精神世界を重視する義と捉えるならば、超大国アメリカや金と軍事力で餓鬼道に陥った中国を痛烈に批判・否定しているように思えます。それに比して、多神教日本は、古来、山や川に霊性を感じ、自然を畏れ、神を尊ぶ心を抱いてきたわけで、その代表が伊勢の森だったといえるのです。 
考えるに、人類文化の危機は「画一化」にあり、文明が衝突するのではなく、文明に対する無知が紛争の根源となるのだと思います。思考のプロセスを自省し、他にかぶれたり迎合させられたり、徒に自虐的になることから一歩距離を置いて、確信されてきたものを再吟味し、忘れ去っていた古き良きものへ思いをきたし、一方で他民族との交流においては、異質なもの・新たなものを受容し合う-。こうしたことが、文明間の対話で重要だと思います。
以上上田氏の記事に対する、私の論評から以下に一部をコピペさせていただきます。
他国の影響を吸収しきってというというと、日本の神道では、八百万の神といって、昔から他者の神や文化を全部受け入れ、その上で、連綿たる一個超越性を保っているという点にも示されているように、素晴らしい考え方です。
宗教は良いことではあるのですが、それが教条的になると、酷く残虐になる場合もあります。魔女狩り、宗教戦争、十字軍、現代のイスラム原理主義の行き過ぎによる、過ちなどの悲惨な事例は、枚挙に暇がありません。しかし、日本の場合は、宗教から霊性の次元にまで高めてしまったため、そのようなことはありません。

・・・・・・・・〈私の論評〉・・・・・・・・・

このように、神話が現代なお生きているのが日本であり、日本それ自体が、神話そのものの国で、他国の影響を吸収し切って、連綿たる一個の超越性を保つ国が日本であり、霊性の根源に万世一系の天皇がある国が日本なのです。そうして、マルローが指摘したかどうかは、わかりませんが、日本では、過去が現在に現在が未来につながっているのです。そうなのです。霊的に時間を超越してつながっているのです。私たちの霊は、この悠久の流れにつながっているのです。こんなことは、当然であり、だからこそ、マルローも指摘しなかったのかもしれません。

京都府神道青年会が主催したバスツアー「神主さんと行く 
伊勢参宮」。女子大生107人が応募に殺到したといわれます。
私たち日本人は、このような国日本に誇りを持ち、自信を持ち、世界に日本の素晴らしさを伝えてていくべきです。日本のやり方が、世界伝わりそれが理解されれば、世界は変わります。
さて、このような日本独自の「霊性を重んじる文化」に関しては、上の断片的な引用文だけでは、ご理解いただけないものと思います。是非元の記事を読んでいただきたいです。

それから、「霊性の世界」は、実は今は文明国では日本にしか残っていませんが、世界の他の地域にも古代にはありましし、現在でも発展段階の文明の地域には今でも残っているところがあります。

それは、アニミズムとか、シャーマニズムというもので、民俗学者らが、各地の少数民族などを研究して、宗教が世界を席捲する以前には、世界中のどの地域でも、「霊性」が信奉されていたとしています。

日本以外の外国では、宗教が興隆するとともに、アニミズムやシャーマニズムは忘れ去られてしまいました。ただし、神話だけは残っている地域もあります。しかし、日本だけが、それを捨てることなく、今日まて神道という形で連綿と継承してきたのです。そうして、継承するだけではなく、現在の形式にまで昇華させました。

そうして、「霊性を重んじる精神」を基礎として、日本でその基礎は動かず、それを土台として、他の宗教を受け入れてきました。だから、日本では、今日見られるような、宗教対立はみられません。

これは、素晴らしいことだと思います。日本みられるこのような「霊性を重んじる精神」が残っていれば、世界にも宗教対立はなかったかもしれません。だからこそ、ユングは、宗教的は世界観だけは限界があると考え、キリスト教中心の西洋文明は崩壊すると予言したのです。

しかし、私はユングの予言は当たらないかもしれないと思っています。なぜなら、日本には神道はあるものの、キリスト教も存在しています。他の宗教も存在します。日本では、「霊性を重んじる精神」が土台にあるから、その精神性からすれば、たとえ宗教が異なったにしても、気脈を通じ合うことができます。

私は、世界は今一度「霊性の世界」を取り戻すべきと思っています。そうすることによって、宗教対立はなくなると信じています。ただし、ユングが予言しているように、現状の宗教観だけでは、対立が深まるばかり、いずれ崩壊します。それは、難しくて、時間もかかることでしょうが、世界中の人々が「霊性の世界」をとりもどせば、宗教対立はなくなると信じます。

このような、同じアジアにありながら、中韓にはない日本独自の精神世界。似非宗教家油かけ男の金山昌秀は全く理解していないのでしょう。愚かなことです。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

【追記】平成27年6月3日

男は、もともと在日韓国人だったが、1979年に日本に帰化した。これは、この年の官報に記載されていた。
男の家族にもキリスト教徒がおり、この家族は、宗教情報サイトで、在日韓国人として自らのアイデンティティに悩み、イエス・キリストと出会って救われたと明かしていた。

この家族の代理人をしている弁護士は、取材に対し、油まき容疑の男について、「報道では名前が出ていませんので、本人かどうかは分かりません。油まきについては、知らないと言っています」と答えた。
男とは、数年前に両親が亡くなった後に不和になり、日本とアメリカと住む場所が離れていることもあって、それから連絡を取っていないという。
【関連記事】

「中韓」とは異質な日本人の「精神世界」…仏作家は「21世紀は霊性の時代。日本は神話が生きる唯一の国」と予言した―【私の論評】日本は特異な国だが、その特異さが本当に世界の人々に認められ理解されたとき世界は変る。いや、変わらざるをえない(゚д゚)!





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2014年11月17日月曜日

日本は現代に舞い降りた神秘の国。米国人が撮った『日本では1月』―【私の論評】長いデフレにも関わらず、この美しさと気品を保っている日本には他国にはない独自の精神世界がある。だから、日本は世界をリードしていかなければならない(゚д゚)!

日本は現代に舞い降りた神秘の国。米国人が撮った『日本では1月』


この記事は2014年3月3日公開のものを再掲載しています。

このスコット・ゴールド(Scott Gold)さんが撮った『日本では1月』、まるで夢を見てるようです。

奥さんと1月に訪れた日本の旅の記録なのですが、僕は今のめまぐるしく変わるこの世界で日本にはまだ高貴な伝統と神秘的文化が脈々と残っているんだなあ、と思いました。

相撲の取り組み、温泉、板前さん、現実とは思えない料理、猿、目も綾な建築。後ろには高層ビル、新幹線、街の灯。

なんと美しい均衡。なんと美しい地。

January in Japan from Scott Gold on Vimeo.

Casey Chan - Gizmodo SPLOID[原文
(satomi)
【私の論評】長いデフレにも関わらず、この美しさと気品を保っている日本には他国にはない独自の精神世界がある。だから、日本は世界をリードしていかなければならない(゚д゚)!
上の記事、短いものなので、すべて掲載させていただきました。それにしても、これを撮影した米国人、日本人ではないからこそ、日本人にとっては、普通のあたり前になっている日本の美しさを実感できるのだと思います。

日々の何気ない私達の身の回りの風景が、見方を変えるだけで、このように美しいのです。

私は、1月というと、寒いし草木は枯れて、風景に乏しく、なかなか良い風景にはお目にかかれないというネガティブな考えを持っていましたが、そうではないことに気付かされました。

こちらは、北海道ですが、少し前までは函館にいて、現在は札幌です。このブログの購読者の方々は、もうすでにご存じでしょうが、私はのこのブログ記事の冒頭にいつも写真を掲載しています。

函館に在住していたときは、函館とその近郊の写真、札幌に移り住んでからは、函館とその近郊の写真を掲載してきました。

これは、日本の中の自分の住んでいる地域の周辺の美しさを見出し、それを購読者の皆様に感じていただけることを目的として掲載してきたものです。

そのため、写真のロゴには、函館に在住ていたときには、"Hakodate Beauty"とし、札幌に来てからは、"Sapporo Beauty"と入れていました。

以下にそのいくつかを掲載しておきます。これらの写真は、すべてクリックすると拡大します。






以上、いずれも過去のこのブログの冒頭に掲載した写真です。ほんの一部をかいつまんで、掲載させていただきました。何しろ、ここ数年は、この写真一週間に一度取り替えていますから、膨大な数になります。

函館も、札幌も有数の観光地ということもあるのですが、それにしても、毎週とりかえてもなお掲載しきれないほどの美しさが、私の身の回りはありました。

だから、スコット・ゴールドさんの気持ちはよくわかります。ただし、私の写真は今までは、どちらかといえば、風景がほとんどでしたが、今後は人も掲載していきたいてず。

そうして、スコット・ゴールドさんの動画をみて、不思議に思ったことが一つだけあります。それは、この、国はどうしてかくまでも、余裕があり品格に満ちているかということです。

それは、私自身も、札幌や函館の写真を撮り続けていて、思ってきたことでもあります。

この国は、本当はかなり疲弊しているはずです。なぜかといえば、皆さんもご存知のように、この国はもう15年以上もデフレが続いています。デフレ傾向になってからは、20年も時を重ねています。

このような状況で、これだけ美しさと、気品を保っていられるのは、世界においては日本だけだと思います。

お隣の中国では、建国以来毎年平均で、数万件の暴動が発生していて、2010年あたりからは、10万件を超えてるといわれています。その頃から、中国政府は暴動の発生件数など公表しなくなりました。

中国の人民の憤怒のマグマは、いつどこで大噴火しても全くおかしくはない状況にあります。これは、何も中国だけではありません。あのイギリスだって、2010年に付加価値税(日本の消費税にあたる)を導入したときには、学生などの若者を中心に暴動が発生しました。

これは、付加価値税を導入して以来、イギリスの経済がかなり落ち込んだからです。それでも、イギリスはデフレにはなりませんでした。なぜなら、景気が落ち込み、特に若者の雇用が最悪になったため、イングランド銀行(日本の日銀にあたる)が、大金融緩和を実行しました。

それでも、イギリスの経済はなかなか回復せず、しばらく不況は続きましたが、最低限デフレにはなりませんでした。おそらく、付加価値税を増税してから、金融緩和をしないでそのままにしていれば、数年でデフレになったでしょう。

しかし、ここ日本では、デフレが20年近くも続いているというのに、スコット・ゴールドさんが撮影した日本には、そのようなことは微塵も感じさせません。私も、さすがに人の募集で、ハローワークに行ったときには、多くの人でごったえがえしていて、デフレを実感しました。

しかし、それ以外のところでは、ほとんどデフレの影はみたことがありません。多くの人々が、寛容であり、美しい日本の建物や、風景が維持されています。

消費税増勢の見送りを示唆し、解散総選挙が近いことを告げる新聞紙面

それにしても、最近では、このデフレを加速させるような、8%増税が行なわれ、その後に日銀による金融緩和が行なわれましたが、つい最近まで、来年の10月からの10%増税はさも既定路線のように多くの政治家、官僚、マスコミが増税しないと大変なことになと、不可思議で不可解な言説を振りまいていました。本当に最低の奴らです。

しかし、これは、ご存知のように、見送られ、国民の信を問うために、解散総選挙ということになりそうです。

このことに関しては、私は、どうしても増税推進派を許すことができず、本日は、先日もこのブログで紹介した、NewsPicsというニュースサイトに以下のようなコメントをしました。
ハーイ。私は、朝からとってもハイです。増税推進派の皆様、とうとう増税が見送られて、大変なことになりますね。でも、これは儲け時です。CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)で、大儲けしましょう。 
増税見送りで国際公約を破ったのですから、大変なことになり、円の信用が落ちるわけですから、為替でも大儲けできます。円の価値がなくなる前に、ドルを目一杯買いましょう。 
日本国債は、紙切れになりますから、今のうち目一杯売りましょう。国債が暴落しないと、信じている大馬鹿共が一杯います。そいつらに、売りさばいてしまえば良いのです。 
もう、秒読み段階です。ものすごい儲けになりますよ。こんな機会は一生に一度しかないかもしれませ。なにしろ、増税見送りで日本は財政破綻しますから。あちらのあなたも、こちらのあなたも、そこのあなたも(゚д゚)! 
増税推進派の議員さんは選挙資金の手当にも、財務官僚の皆さんには自分たちの説が正しいことを証明するためにも、識者の方々も自分たちの理論が正しいことを証明できる良い機会です。馬鹿どもに、自分の頭の良さ、理論の正しさを示す絶好の機会です。 
何を躊躇しているのですか。証券会社など、真っ先にやるべきです。なにしろ、増税推進派のアナリストの方々の意見を尊重して、すぐにも行動を起こすべきです。 
もし、何も行動を起こさないとすれば、あなた方は大嘘つきということになります。私は、あなた方を信頼しています。必ず行動を起こしてくださいね。
ハハハハハハハ。ちょっとコピーライティングの練習をしてみました。
これは、私の本当に偽らざる気持ちです。そうして、奴らは絶対に行動を起こさないでしょう。本当に無責任な連中です。

しかし、これだけ多くのの塗炭の苦しみを味わいながらも、普段は平静で、沈着冷静な多くの人々がいて、アメリカから来た、スコット・ゴールドさんに「高貴な伝統と神秘的文化が脈々と残っている」といわしめる、この日本の国は本当に凄い国だと思います。

そうして、私達の国は米国などの他国との違いを考えてみました。

日本の、政治家や、官僚、マスコミなどは、過去のデフレをみてもわかるように決して出来の良い連中ではありません。どちらかといえば、世界的にみても、大馬鹿です。

違いは何かといえば、日本には天皇陛下がおられて、一般国民がまともで優秀であるということです。

他国、20年もデフレが続けば、かなり疲弊して、ボロボロになっていると思います。国民にも余裕がなく、ギスギスして、とても他人、ましてや外国人などに「高貴な伝統と神秘的文化が脈々と残っている」と感じさせるようなことなどとてもできないことでしょう。

しかし、日本はそうではないのです。これについては、以前のこのブログにも掲載したことがあります。その記事のURLを以下に掲載します。
「中韓」とは異質な日本人の「精神世界」…仏作家は「21世紀は霊性の時代。日本は神話が生きる唯一の国」と予言した―【私の論評】日本は特異な国だが、その特異さが本当に世界の人々に認められ理解されたとき世界は変る。いや、変わらざるをえない(゚д゚)!
式年遷宮「遷御の儀」で現正殿から新正殿に向かう渡御行列。
伊勢神宮は日本人と心のふるさと、未来への道しるべだ
=平成25年10月2日夜、三重県伊勢市の伊勢神宮

詳細は、この記事をご覧いただくものとして、日本と他国の違いは、他国においては宗教を重んじるのですが、日本においては、「霊」を重んじるという違いです。

この「霊」を重んじるという精神は、未開の民族などでは今でも継承されています。人は無論のこと、動物や物、自然にまで、霊が宿ると信じられています。しかし、いわゆる開化したとされる社会においては、この「霊」を重んじるという精神は、捨て去られ、宗教にとって変わられました。

そうして、多くの国々では、宗教は、高度であり、開化の象徴であり、「霊」を重んじることは、未開で時代遅とされるようになりました。

人類の多くが、開化するとともに、この「霊」を重んじるという気風を失い、宗教が支配する社会に住むようになり、宗教があらゆる方面で権勢を振るったのですが、さすがに近代になってからは、政治などの表舞台からは姿を消しました。しかし、この宗教は、まだまだ人々の心に残り、しばしば宗教紛争の火種を産んできました。

アメリカは未だ、キリスト教国です。人々の心の中に、今でもキリスト教は大きな位置を占めており、それが、しはしば他宗教の人々に不寛容な態度をとらせたりします。

しかし、日本は違います、人や物や、自然や、動物にまで霊がやどるとされ、その霊を重んじる精神が現代にまで継承し発展させ、現在の世界に昇華させたのです。そうして、いわゆる宗教は、こうした精神の土台があって、その上に載っているものです。

日本では、宗教は、精神の土台ではないのです。あくまで、霊性が先にあって、それが精神の土台になっているのです。だから、日本人は宗教に一見出鱈目のようにみえますが、実はかなり寛容なのです。クリスマス・パーティーや、ハロウイーンを祝って、お葬式は仏式、結婚式は神前かキリスト教などという芸当は、とても他国にはできません。霊性が支配する日本だからこそ、可能なのです。

日本人の宗教観を出鱈目だと思う、外国人は、日本の霊性を全く理解していなし、できないのだと思います。そうして、最近の多くのニッポン人(日本の伝統文化、精神文化を継承しない日本人という意味)もそれを理解できないようです。

これに関して、この記事からフランス人作家マルロー氏が語った部分のみを以下に掲載します。
「21世紀は霊性の時代となろう。霊性の根源には神話があり、それは歴史の一面を物語っている。世界の神話が現代なお生きているのが日本であり、日本とは、それ自体、そのものの国で、他国の影響を吸収し切って、連綿たる一個の超越性である。霊性の根源に万世一系の天皇がある。これは歴代天皇の連続性であるのみならず、日本文化の継続性の保証でもあるのに、戦後日本はそのことを忘却してしまった。しかし、霊性の時代が、今や忘却の渕から日本の真髄を取り戻すことを要請している。また文化は水平的に見るのではなく、垂直的に見るべきだ」
André Malraux
マルローは、21世紀は宗教の時代ではなく、霊性の時代になると言っているです。日本は、世界で唯一の霊性を重んじる国家です。現代にあって、霊性を重んじるという日本という国は、明らかに他国とは異なるのです。

この精神が、スコット・ゴールド氏を感嘆させているのです。彼が、それをはっきり意識しているかには、関わらずそうした精神が息づいているからこそ、彼は「なんと美しい均衡。なんと美しい地」と言葉を発し、現代に舞い降りた神秘の国を愛でているのです。

私も、こうした日本のうち、特に自分の身近な地域の霊を重んじる精神を写真におさめていきたいものです。普段は、あまりにもあたり前になっていて、忘れているのですが、スコット・ゴールド氏の発言や、動画は私にそれを思いださせてくれました。

いま見られる救いようのない、デフレにより多くの国民の塗炭の苦しみに陥れた、政治家、官僚、マスコミの愚かさも、いずれ歴史の悠久の流れの中に咲いた一時の徒花に過ぎなかったことが明らになります。
過去において日本は、未曾有の災厄から何度も力強くたちあがってきました。朝廷をはじめとする私たち日本人の精神文化は、これまでも継承されてきましたが、これからも悠久の歴史の中に燦然として輝き続けるどころか、さらに輝きを増すことでしょう。
そうして、世界の中で、日本は霊を重んじる国という立ち位置をさらに強化し、世界を新しい方向に導き、争いのない平和な世界を目指すべきと思います。世界の存続は、日本の精神文化にかかっています。だから私達は、デフレなどでいつまでも、しなくても良いつまづきをしているべきではないのです。
私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?
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