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2010年2月15日月曜日

英Sony Ericsson、カードサイズの「Xperia X10 mini」など3機種発表-このスマートフォンは?

英Sony Ericsson、カードサイズの「Xperia X10 mini」など3機種発表(この内容、すでにご存知のかたは、この項は読み飛ばしてください)



英Sony Ericssonは14日(現地時間)、クレジットカードサイズの「Xperia X10 mini」「Xperia X10 mini pro」と「Vivaz pro」の3機種を発表した。

「Xperia X10 mini」「Xperia X10 mini pro」はともに、クレジットカードサイズのスマートフォン。寸法はminiが約83×50×16mm、mini proが約90×52×17mm。両端末ともに、2.55インチ(240×320ピクセル)のタッチ画面と5メガピクセルのカメラを搭載する。通信面ではHSPAをサポート、Wi-Fi、A-GPSなどにも対応する。

「Vivaz pro」は、2010年1月22日に発表された同社エンターテインメント端末「Vivaz」をベースにしたモデル。「Vivaz pro」では、「Vivaz」のエンターテインメント機能はそのままに、QWERTYキーボードを追加した。

パソコンやスマートフォンの形や大きさは?

このスマートフォン、中途半端で、あまり売れないと思います。売れたとしても、幾つもある携帯電話のなかの一つ(One ot them)のような売り方をすると思います。

まず、この画面の、大きさでは、写真をみても、動画をみても小さすぎて、良く見えません。MP4ファイルやYouTubeの動画ですら、10インチ程度のネットブックや、それこそiPadで見た方がかなり見やすいです。iPhoneですら、ぎりぎりという感じです。写真を見るのも同じことです。

それと、キーボードなどの操作性もかなり悪いのではないかと思います。あまりに小さいですから。これが、もし、スマートフォンではなく、普通の携帯電話であれば、それなりに意味もあったのでしょうが、スマートフォンとしては、中途半端です。

もし、スマートフォンにするなら、このサイズでは折りたたみ式にして、ディスプレイも折りたたみ式にして、ひらけば、倍の面積するなどの画期的な技術革新が必要だったと思います。

これをみていると、Sonyが数年前に出した、ミニノートのUシリーズを思い出してしまいます。このパソコン小型化するために、キーボードを小さくしてしまいました。どう頑張っても、両手でキーボードを打つことはできません。


これは、ディスプレイが今とは異なり、縦長でその画面にあわせてディスプレーを配置してしまったためです。そのせいでしょうか、このパソコン、それまではない小ささで話題にはなったようですが、さっぱり売りなかったそうです。

この反省もあってでしょうか、その後に販売したソニーのミニ・ノートType Pでは横長の筐体となりました。


これだと、横長の画面なので、今風ですし、それにキーボードも打ちやすいです。このパソコンはそこそこ売れたようです。

スマートフォンでは、やはり、ある程度の画面の大きさ、操作性の良さが重要です。最近、GoogleからNexus Oneというスマートフォンが販売されました。下の写真は、左がiPhoneで、右かNexus Oneです。両者は、驚くほど形も大きさも似ています。機能は、Nexus oneのほうが上ですが、操作性もかなり似ています。


これは、Nexus Oneが、iPhoneをコピーしたというのではなく、やはり、スマートフォンとしての使われ方を徹底的に研究した結果iPhoneのような形に行き着いたのだと思います。

考えてみれば、ノートパソコンなども、メーカーが違っても、そんなに形や大きさは変わりませんね。B5サイズは、B5サイズでなんとなく似たような形です。やはり、機能性、操作性などを追求すれば、似たような形になるのだと思います。

そういわれてみれば、最近発売されたiPadも、その少し前に発売されたslate PCも大きさ形が似ていますね。やはり、同じような使用シーンにもとづき作られているのだと思います。


Slate PC
iPad



しかし、こうしたものにも例外はありますね。下がその例です。

これは、工人舎というメーカーが昨年の12月に発売しはじめたデュアルディスプレイのネットブックです。普段は、シングル画面なのですが、スライドしてデュアルデイスプレイにすることができます。これは、なかなか面白いです。特に、ネットブックでも、同時にいろいろな画面をだして、作業をしたい人には向いていると思いす。デュアルでも、小さくて、重さもさほどではありません。この、パソコンについても、以前このブログにとりあげたことがありますが、私のように、同時に動画、辞書、ワープロ、インターネットの画面など出して、作業をしたりする人には非常に向いていると思います。価格もそこそこです。

いずれにせよ、製品には、設計思想などにもとづいたデザインが重要だと思います。その点からすると、上のスマートフォンは、あまり感心しません。ちいさければ、良いというものではないと思います。


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