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2016年7月16日土曜日

「都議会のドン」への“抗議の死” 自殺都議の妻が夕刊フジに激白―【私の論評】次の東京知事は伏魔殿東京都を打ち砕く人にすべき(゚д゚)!

「都議会のドン」への“抗議の死” 自殺都議の妻が夕刊フジに激白

猪瀬直樹元東京都知事
   猪瀬直樹元東京都知事がインターネット上で炸裂(さくれつ)させた「暴露」が、都知事選を激震させている。5年前に自民党都議が自ら命を絶った理由を、「都議会のドン」と呼ばれるA氏への“抗議の死”だったと明かしたのだ。このA氏、今回の都知事選で、「(親族を含めて)非推薦候補を応援すれば除名対象」という、まるで北朝鮮のような通達文書を出した1人だという。元都議の未亡人が夕刊フジに激白した。

「なりふり構わず締め付けて、思う通りに支配しようとするのが、いつものやり方です」

2011年7月1日に自殺した、自民党都議の樺山卓司(かばやま・たかし)氏(当時)の妻、京子さん(65)は14日夜、こう語った。

樺山氏の死の真相は、猪瀬氏が都知事選の告示前日(13日)、ニュース共有サービス「NEWS PICKS」(ニューズピックス)のインタビューで暴露した。さらに、自身のツイッターで「遺書」とされる殴り書きの画像を公開し、大反響を呼んでいる。

京子さんは「主人はいつも、『A氏に「靴の裏をなめろ」と言われたらなめそうな連中ばかりが役職に就いている』と話していました。党の総会でも、A氏に気を使ってか誰も発言しない、と。主人はそんな都連の風通しをよくしたい一心でした」と振り返る。

樺山氏は葛飾区議を経て、1993年に日本新党公認で都議選に出馬し初当選した。その後、自民党に合流するが、そこで待っていたのが実力者のA氏だった。

その大物ぶりは都議会だけでなく、都議夫人による懇談会でも、「A氏の奥さんが現れると、司会の方が『どうぞ、拍手でお迎えください』とアナウンスしていた」(京子さん)という。

樺山氏はたびたびA氏の強引なやり方に意見したという。当然、A氏周辺には目の敵にされた。

前出の猪瀬氏はインタビューで「都議の集まりで嫌がらせ的に罵倒された」「『反A氏』の声を上げると粛清されてしまう-そんな世界が都議会にはあるわけです」と語っている。

亡くなる前夜、樺山氏は「反A氏」を掲げる都議仲間数人と会食して帰宅した。翌日未明、書斎でポリ袋をかぶって倒れているところを、京子さんに発見された。

「思い詰めた様子もなく、突然だったので『主人はA氏に対して抱いていた怒りが爆発して死を選んだのだ』と直感しました。1年後、遺書が見つかり、そのこと(=憤死)がはっきりしました」(同)

遺書にはA氏を名指しし、《来世では必ず報服(原文ママ)します!御覚悟!!自民党の皆さん。旧い自民党を破壊して下さい》と記されていた。

京子さんは都知事選について、亡き夫の願いである「古い自民党の破壊」に期待している。



猪瀬氏の告発内容について、A氏とA氏の事務所は「コメントしたくない。バカみたいな話」「事実無根だ」と夕刊フジにコメントしている。

【私の論評】次の東京知事は伏魔殿東京都を打ち砕く人にすべき(゚д゚)!

まずは、樺山氏の略歴など掲載させていただきます。
生年月日:1947年8月21日 
学歴:日本大学法学部政治経済学科 
経歴
葛飾区議を3期務めた後に1993年に都議に初当。
亡くなった2011年の時は5期目でした。
現在は、すでに削除されていますが、ご自身のブログのプロフィールを以下に掲載させていただきます。



このニュースの発端ともなった、猪瀬氏のNewsPicsの記事のリンクを以下に掲載しておきます。
誰が東京を殺すのか 猪瀬直樹が語る「東京のガン」

詳細は、この記事をご覧いただくものとして、上の記事では「A氏」とされている、人物の名称はこの猪瀬知事の記事では、名前や写真、経歴まで掲載されています。

その内容を以下に掲載します。
以下に、この記事のリンクを掲載した、猪瀬氏のツイートを掲載しておきます。




この遺書とみられる文書の清書したものを以下に掲載します。
これは全マスコミに発表して下さい。内田を許さない!!人間性のひとかけらもない内田茂。来世では必ず報復します。御覚悟!!自民党の皆さん。旧い自民党を破壊して下さい。
樺山氏が自殺された当時の記事など残っていませんが、当時の個人の書いたブログなどは残っています。そのブログをそのまま引用します。
ブログで放射線量測定結果を発表していた都議が不自然な自殺 
http://blog.livedoor.jp/ryota1970/archives/51859056.htm 
1日午前3時頃、都議の樺山卓司氏が、自宅兼事務所の2階で頭にポリ袋をかぶって倒れていたそうです。 
昨日まで元気にブログを更新していたんですけどね。ブログを読む限り自殺の兆候は全く見られません。むしろ高いモチベーションを持って仕事をしている印象。 
この「空間放射線量測定結果」シリーズがまずかったんですかね? 
葛飾区内の空間放射線量測定結果―6月30日―葛飾区内の空間放射線量測定結果
6月30日 天気 晴れ
測定場所
水元中央公園(水元1-23-1)  0.25マイクロシーベルト/時
金町二丁目ときわ公園(金町2-16-4)  0.26マイクロシーベルト/時
金町公園(柴又3-24-1)0.21マイクロシーベルト/時
高砂北公園(高砂4-3-1)0.22マイクロシーベルト/時

※測定方法:地上1メートルの地点で、30秒毎に5回測定した値の平均
測定機器:シンチレーション式サーベイメーター(ALOKA社 TCS-171) 
葛飾区内の空間放射線量測定結果―6月27日―
葛飾区内の空間放射線量測定結果
6月27日 天気 曇り
測定場所
中道公園(西亀有1-3-1)  0.12マイクロシーベルト/時
本田公園(立石3-4-13)  0.16マイクロシーベルト/時
新小岩公園(西新小岩1-1-3)0.21マイクロシーベルト/時
最初にリンクを貼った産経記事より。
■議会は与野党勢力拮抗 
樺山氏の死去により、都議会の与野党は採決で同数となる。この場合、議長裁決となるため、議長を出している民主党側が優位になり、自民・公明側が劣勢に立たされる。今後、築地市場の移転問題などに影響する可能性がある。都選挙管理委員会によると、定数4の葛飾区選挙区は1人欠員のままとなる。
ご注意ご注意。
さて、この記事では、樺山氏が放射能測定の内容をブログに掲載したことが、不自然な死につながっているかもしれないことを匂わせています。しかし、東日本大震災と福島原発事故があったときの、東京の放射能は実はさほどでもないことは、当時から公にされていました。

それについては、このブログにも過去に掲載しています。
東京の地表放射性物質 1960年代と同水準 米ソ中が核実験「健康被害なし」―【私の論評】中国の核汚染のほうが余程恐ろしいかも?

この記事は2011年4月29日のものです。一部を以下に引用します。
都内の放射性物質を測定している「東京都健康安全研究センター」(東京都新宿区)の4月1~28日の観測によると、同区の1平方メートル当たりの降下量は、最大値が11日の170ベクレル、最低値が12日の4ベクレル。降下量は降雨など天候で大きく増減するが、単純計算すると、月間数百ベクレルとなる。 
同センターは「健康に影響が出ることはないと考えている」としている。
これでは、樺山議員がブログに放射能の測定結果を掲載していたとしても、不当に低い結果を掲載したこともなく、これが不自然な自殺との間に何か関係があるなどとはいえないと思います。

しかし、確かに樺山氏の自殺は、あまりに不自然であったことは確かです。あまりに不自然であるからこそ、当時このような憶測がなされたのだと思います。この不自然な自殺が明るみに出たことで、都議会および都の職員などの疑惑などが明るみにでると良いと思います。

都議会の異常ぶりについては、このブログにも過去に掲載したことがあります。その記事のリンクを以下に掲載します。
舛添都知事“説明なき辞職”を元愛人が批判―【私の論評】倫理的追求に終始していては何も変わらない!形を変えてまた起こり続ける舛添問題(゚д゚)!
詳細は、この記事をご覧いただくものとして、この記事に掲載した動画と、その説明を以下に掲載します。


詳細は、この動画をご覧いただくものとして、佐藤優氏は、自分の憶測だとしながらも、都庁にはいわゆる裏金(プール金)があるのではないかと主張しています。

確かに、これがあれば、様々な謎が解けます。そうして、佐藤氏は、かつて東京都は、尖閣買い取りのため、副知事だった猪瀬が15億円を簿外で集めたことがあることを指摘していました。 
さらに、佐藤氏は東京都には会計検査院の手が入らないことなどを語っており、裏金は大いにありそうそなことです。かつて全国各地の警察には、そのようなお金がプールされていました。当然のことながら、警察組織は監査が入ります。監査が入っても、あのようなことがあったのですから、会計検査院がノータッチということになると、東京都はかなり裏金をプールしやすい組織ということがいえます。
佐藤勝氏は、あくまで憶測としていますが、舛添氏の悪行をリークした側にも問題がある可能性を指摘しています。そうして、それは役人に問題があるかもしれないとしています。そうして、都議会にも腐敗があり、東京都は伏魔殿のような状況になっている可能性を指摘しています。裏金をプールするということになれば、議員だけでは無理です。都の職員も関わっている可能性が濃厚です。

さて、かなり問題になつた挙句リオの視察に最終的に行くことになった、自民・公明・民進・旧維新の議員たちには、ある共通点があります。

その共通点とはなんでしょうか。そう、舛添知事の高額海外出張経費などを徹底追求する、百条委員会の設置に最後まで反対した会派です。

なんのことはない、彼らも同じ穴のムジナだったというわけです。世論の流れに迎合して知事をぶっ叩いている裏側で、自分たちはちゃっかり海外視察の準備を進めていたということです。

舛添知事の行いは決して許されるものではありませんでしたが、都議会も本当に腐敗が極まっているような場所のようです。

普段国会議員などと比較すると、注目がほとんど集まらないことから、「国会以上に保守的な伏魔殿」と呼ばれる東京都議会です。

今回の、猪瀬元東京都知事の暴露によるこの流れで厳しい世論の目に晒されて、少しでも浄化されていくことを願うばかりです。

東京都民は以上のことを良く知った上で、都知事選挙に臨むべきです。そうして、次の東京都知事は、「伏魔殿東京都」を打ち砕く候補者にすべきです。今のところ、これをはっきり公約に掲げているのは小池百合子氏のみです。

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